映画『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』完成報告イベント

松本潤、香川照之、杉咲花が登壇‼︎
松本は「この作品で活動をリスタートできたことに感謝」

日本の刑事事件における裁判有罪率は“99.9%”と言われている。これは日本の司法制度の信頼性が高いことを示す反面、検察側の主張が信じられやすいため、あってはならない冤罪も生まれているということ。99.9%有罪が決まっていても、残りの0.1%を信じて追求する弁護士らの奮闘する姿を描いた「99.9-刑事専門弁護士-」シリーズ。2016年、2018年にTBS日曜劇場で放送され視聴者から絶大な支持を集めたテレビドラマシリーズが、ついに映画化！12月30日（木）より全国公開される。

映画『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』では、松本潤演じる超型破りな弁護士・深山、香川照之演じる敏腕弁護士・佐田というお馴染みのキャラクターに加え、杉咲花演じる新ヒロインの新米弁護士・穂乃果ら新キャラクターも登場！テレビドラマシリーズからスケールアップした痛快コメディがこの冬誕生する！

公開に先駆け、11月24日（水）にはパークハイアット東京で完成報告イベントを開催。主演の松本潤をはじめ、香川照之、杉咲花らキャスト陣、そして木村ひさし監督が登壇し、映画化への思いや撮影時のエピソードを熱く語り尽くした。

松本、香川が久しぶりの撮影を振り返る?
松本はすぐに深山が戻ってきたと語る!!

会場が暗転し、映画のタイトルロゴが投影された緞帳の裏から「99.9」の巨大ロゴのオブジェとともに華やかにキャストと木村監督が登場し、イベントがスタートした。

2018年のテレビドラマシリーズ放送以来となる、久しぶりの撮影について松本は「楽しかったですね。すぐに深山が戻ってきました。（2018年放送の前作から）撮影まで3年近く開いていたのですが、ブランクは感じず。現場に行ってスタッフさんに会うと自然と深山に戻る感じがしました」と振り返った。

続いて香川は「キャラを引き戻す必要はなくて、松本さんの一挙手一投足に反応することでそのまま『99.9』の映像になっていく感じでしたね。だから杉咲さんのように途中参加の方が難しかったのではないかと思います」と語り、テレビドラマシリーズで長年培った互いへの信頼を感じた。

「99.9」シリーズが元々好きだったという杉咲は、念願叶った出演について「本当に楽しかったです。長い時間をかけて作られてきた作品の中に参加することはとても緊張したのですが、クランクインをしたら皆さんが本当に優しく迎え入れてくださって。クランクアップの日も寂しくなりました」と感想を述べた。

「99.9」新加入の杉咲を3人がベタ褒め‼︎
撮影開始は朝ドラクランクアップの1週間後!?

3代目ヒロインを演じる杉咲に対して松本は「振り切って演技をする杉咲さんの姿を間近に見ていると、あっという間に役をつかんで『99.9』の世界観に馴染んでいて、“この人はすごいな”と思っていました」と感心した様子。

かつて杉咲と親子役を演じたことのある香川は「（共演した当時と比べて）大きく成長されていました。また、木村監督はこれまでのヒロインを仕上げた時に比べて“仕上げてやろう”という勢いがすごくて。“できません”と断ってもいいのに杉咲さんはやるんですよね。しかも、朝ドラをクランクアップしてから1週間も経っていないんですよ。自分にはできないですね」と驚いたように語り、木村監督は「（穂乃果の出来は）120%でした！」と杉咲をベタ褒めした。

「99.9」らしい撮影エピソードを披露！
座長・松本はスタッフ全員の名前を覚えている!?

撮影現場の様子を振り返った松本は「連続ドラマの空気感を壊さないように気をつけていました。スタンバイ待ちの時もセリフを言い合ったり、芝居について話し合ったりしているのがリアリティのあるシーンにつながったということが何度もあって。『99.9』のチームならではのことだと思います。現場で作品を作っていることをとても感じられたし、OKが出た瞬間の達成感がありました。チームプレイっていいなと思えますね」と現場への愛を感じるコメントをした。

香川は「99.9」の現場を劇団みたいと表現し「よく“この現場はチームワークが良いと語られますが、実は撮影とはかけ離れたプライベートな会話で仲が深まっている時もあると思います。しかし『99.9』は全て撮影の延長線上で会話を交わして、その結果の仲の良さなんですよ。全てが撮影に活きるし、その結果がスクリーンにも現れていると思います。そこが『99.9』の良さです」と熱く語った。

自分の撮影が無い日でも他の共演者の撮影に顔を出していたという松本。松本の座長としての仕事っぷりについて杉咲は「客観的なアバイスをくださったり、悩んでいた時には話を聞いてくださって。また、現場のスタッフさんの名前も全員分を覚えてさりげなくコミュニケーションをとられている姿を見て、勉強になることばかりでした」と松本のかっこ良い姿に感銘を受けた様子だった。

キャスト陣が見所を語る‼︎
映画は99.9点の仕上がり!?

“映画のココを観てほしい！”というポイントについて、まず杉咲は「前作を拝見している時から気になっていた刑事事件ルームのシーンは、どこがアドリブでどこからが台本なのかと不思議に思うくらいでした。たくさんある難しいセリフが頭にスッと入ってきながらもクスッと笑えるところが魅力ですね」と「99.9」ファンの目線からコメント。

続けて香川は「映画ももちろんですが（12月29日に放送される）スペシャルドラマを観ていただきたい！杉咲さんが演じるキャラについてはスペシャルドラマの方で詳しく説明されています。例えばの話ですが、イチロー選手や大谷選手がメジャーリーグで活躍されていますが、その前に彼らは日本のプロ野球でもとても活躍をしていますよね。スペシャルドラマと映画の関係はそれと同じような関係になっています」と独自の見解を披露。これには思わず松本も「そうなんですか!?」とツッコんだ。

そして松本は「まさしく“99.9”という感じです。自信を持ってお届けできる作品に仕上がったと思っています。良い意味でテレビドラマの空気は残っているし、その上で映画館で見ても楽しめる部分もあるのは『99.9』ならではのことですね。“99.9”の残りの0.1%の部分は、映画を実際に観ていただけると埋まると思っています」と語り、映画の仕上がりを「99.9点です」と評価した。

松本潤にとって「99.9」とは？

イベントの最後に“自身にとって「99.9」とはどんな作品か”と問われた松本は「2021年に入り、僕はガッツリと仕事をリスタートするタイミングでこの作品の撮影をさせていただきました。“おかえり”と言ってもらえる場で仕事ができたことにはスタッフと作品に対して本当に感謝しています。スペシャルドラマが12月29日に放送され、翌日の30日には映画が公開となります。2021年の終わり、2022年の始まりに気持ちよく劇場を後にしてもらえる作品に仕上がっておりますので、たくさんの方に観ていただいて、少しでもこの国が明るくなればいいなと思います」と思いを語った。

関係性の深い登壇者が作り出す穏やかな雰囲気の中、イベントは幕を閉じた。12月29日（水）のスペシャルドラマ放送、12月30日（木）の映画公開が待ち遠しい。この冬は3年ぶりに「99.9」旋風が巻き起こるに違いない。

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イベント情報

映画『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』完成報告イベント ■開催日： 2021年11月14日（水） ■会場： パークハイアット東京 39階 ボールルーム ■出演者： 松本潤、杉咲花、香川照之、木村ひさし監督 ■MC： 江藤愛（TBSテレビアナウンサー）

映画『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』予告篇🎞

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