孤狼祭 –コロフェス– 完成披露プレミア
世の中、色々“たいぎんじゃ”!!!鬱憤晴らすぜ!
第42回日本アカデミー賞をはじめ数々の映画賞を総なめにした映画『孤狼の血』(2018年)。その続編となる映画『孤狼の血 LEVEL2』が8月20日(金)に公開される。
7月20日(火)、一夜限りの完成披露プレミア「孤狼祭 –コロフェス–」が行われ、全国296館の映画館へライブ配信された。
主演の松坂桃李はじめ、鈴木亮平、村上虹郎、西野七瀬、早乙女太一、斎藤工、滝藤賢一、中村獅童、吉田鋼太郎らキャスト陣、そして白石和彌監督と原作者の柚月裕子が登壇。大の孤狼ファンのケンコバことケンドーコバヤシがMCを務め、トークは大いに盛り上がりを見せた。
世界的ダンスパフォーマンスグループs**t kingzがコラボダンスを披露!
「孤狼の血 –コロフェス–」のオープニングアクトを務めたのは、『孤狼の血 LEVEL2』に本名の“小栗基裕”でスクリーンデビューを果たしたOguri率いる世界的ダンスパフォーマンスグループ・s**t kingz。映画『孤狼の血』から受け継がれるテーマ曲に合わせたコラボダンスを披露。迫力の背面ビジョンと、ダイナミックな演出に会場からは歓声が上がった。
盛り上がりを見せたトークセッション
キャスト陣がそれぞれの役どころについて語る
主人公・日岡秀一を演じた松坂は、前作との比較映像を出しながら、エリート刑事から一匹狼の刑事と言われるようになったギャップについて、「作品の中では前作から3年の月日がたった設定なのですが、現実世界も3年の月日がたっていたんです。前作の最後に役所さんにいただいたジッポライターをお守りのように持ち続け、続編に全部ぶつけようと心にずっと秘めていました」と役どころを熱く語った。
宿敵・上林浩成を演じる鈴木は今回の役について「日岡を追い詰めていく、完全に攻めの演技でした。ある意味悪役の醍醐味ですね。ここまで攻めだけの役も今までなかった」と話すと、ケンコバは「役が抜けていなかったら共演NGです!(笑)」と言い笑いを誘った。
次にチンタ(近田幸太)という役について村上は「若さゆえに引かない役、回りのエネルギーが超人的すぎたので普通の人に見えるかもしれないが、日岡、上林どちらにも関われる役で貴重な体験ができました」と話した。
チンタの姉・近田真緒役を演じた西野は「完全にやさぐれた役ですね。みんなにびっくりしたと言われます。地毛をブリーチしたのも初めてで。でも私は新鮮に演じられました!」と本作にかけた意気込みを力強く話した。
尾谷組若頭・橘雄馬を演じた斎藤は「違う現場で、松坂さんがジッポライターを持ち続けているのを見て、続編に対する気持ちがヒシヒシ伝わってきた。上林さんはアベンジャーズのサノスレベルのヴィラン感があって半端がない」、同じく尾谷組構成員・花田優を演じた早乙女も「この怖い世界に自分は踏み込んでいいのか迷ったが、参加させていただけて光栄です」と“孤狼の血”ブランドについて熱く語った。
ここで、「(オファーがあった際)役所さんの代わりの役だと思ったと聞きましたが?」と振られた広島仁正会会長で綿船組組長・綿船陽三を演じる吉田は「その話は忘れてください、本当に(笑)。でも役所さん(演じる大上)が死んだから、次は俺か!と思ったというのは本当」と話し、会場を笑いの渦に巻き込んだ。
続けて、広島県警管理官・嵯峨大輔を演じる滝藤は「前作でコテンパンにやられたので、やり返したろうと思っていたが、初恋の人にあったみたいな感じになったんです。本当に」と話し、またまた~!と一同突っ込み。
最後に安芸新聞社の記者・高坂隆文を演じる中村は「クランクイン初日、鈴木さんと同じシーンだったんですけど、怖くて足がすくんでました」と話し、作品を支える大物俳優の余裕のボケにチームは一気に和やかな様子に。
また、一般の方から「大変だったシーンは?」という質問ついて、松坂は「亮平さんと撮ったあるシーンが3日かかった。体力的にも精神的にもお互いきつかったし、血と汗といろんなものが出ながら走り抜けた感じです」、鈴木は「やり終わったあとは戦友感があったし、認め合った感があった。やりあった我々にしかわからない日岡と上林があったんじゃないかなと思います」と熱く語った。
“日岡 vs 上林” たいぎんじゃ選手権!!
ここから、特別コーナー「日岡vs上林 たいぎいんじゃ選手権」を開催!本作で鈴木が演じた上林を各人が演じ、誰の“たいぎいんじゃ”がケンコバの心を動かすのかという企画。日岡チーム(警察・関係者)と上林チーム(裏社会の面々)に分かれてスタートした。
日岡チームのトップバッターは中村獅童。「なんや、じゃあくさぁぃ!!!」と大きな声をあげるも、マイクを通さず「会場に聞こえてないかも…」と落ち込み笑いを誘う。
上林チームのトップバッターの斎藤は、まさかの「パディントンだよ♡」と言い、ケンコバから大きめな突っ込みが!「どないしたんや」と慌てるケンコバに、「大喜利かなと思って!」と言い笑いをかっさらった。
日岡チーム2番手の村上は「あ~あ、ダル」と、いかにも今風の言葉を。続いて上林チーム2番手の早乙女は「なにゆーとか、くらっさくさ~!!!」とド迫力の福岡弁を使いどよめきが起こった。
そして続く日岡チーム3番手の滝藤は「でらえれぇつっとんだろうが、たわけ~!」と、重ねて大迫力の名言が!名脇役の演技に拍手喝采が起こった。
ここで、吉田をトリを任せ、鈴木キャプテンが登場。「じゃ~がしんじゃぼけ~!!」と兵庫弁を披露し、「上林が垣間見えた」と会場はどよめいていた。それに応え、松坂キャプテンも登場!「たいぎいんじゃ、ぼけ~!!」とあの上林のセリフを完全再現。あのテンションで一度やってみたかったと満面の笑みがこぼれた。
そして最後のトリ、吉田が登場。「ぱぱ~!ばりうっとい!!!」と披露し、「家内に言われるんです」とこぼすと会場は笑いの渦に包まれた。オオトリを務めた西野が「むっちゃ、めんどいわ~」と言うと、「言われたくないわ~~~」と一同。和やかな雰囲気の中、孤狼らしい珍企画は終了した。
原作者・柚月裕子、白石和彌監督が登場!!
ここで原作者の柚月先生と、白石監督が登場。オリジナルを観た感想を聞かれると、柚月は「前作は放心状態。今作は観終わった後に、こぶしを握って叫びたくなるような気持ちになった。体を駆け巡っていく熱量が本当にすごかった」と話した。
見どころについて聞かれると白石監督は「熱量を画面に全部詰め込んでいる。ようやく公開ができたが、これだけの俳優の熱量、映画人の技術のスーパーエンターテインメントだと思っております」とコメント。
最後に主演の松坂は「観終わった後に無条件にパワーをもらえる作品なので、たくさんの元気を受け取ってください!また、感想も呟いてもらえると嬉しいです」と観客に向けてメッセージを贈り、「孤狼の血 –コロフェス–」は幕を閉じた。
イベント情報
映画『孤狼の血 LEVEL2』
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映画『孤狼の血 LEVEL2』予告篇
映画作品情報
《ストーリー》舞台は前作から3年後。広島の裏社会を収めていた伝説の刑事・大上亡き後、その遺志を受け継いだ若き刑事・日岡秀一。権力を用い、暴力組織を取り仕切っていた日岡だったが、出所してきたたった一人の“悪魔”によって事態は急転していく・・・。原作シリーズでは描かれていない、完全オリジナルストーリーとして誕生! |
製作:『孤狼の血 LEVEL2』製作委員会
配給: 東映