映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』公開初日舞台挨拶 レポート
【写真】映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』公開初日舞台挨拶 (古谷徹、安彦良和監督)

映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』

㊗公開初日舞台挨拶

古谷徹と安彦良和監督が登壇!
古谷の突如の告白に会場は涙!?

6月3日(金)、映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が全国公開を迎え、丸の内ピカデリー1で開催された初日舞台挨拶に、主人公アムロ・レイ役の古谷徹安彦良和監督が登壇した。

初めに、公開を迎えた気持ちを、古谷は「僕にはまだ帰れるスクリーンがあるんだ、こんなに嬉しいことはない!皆さんアムロが帰ってきました!ただいま!」と目を潤ませアムロの名セリフで挨拶。安彦監督は「本日の天気は雷でしたね。実は雷は本作での重要なキーワードになっているんですよ(笑)。悪天候の中ありがとうございます」と、あいにくの悪天候に対して《雷》にちなんだシーンが劇中に存在することを明かした。

【写真】映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』公開初日舞台挨拶 (古谷徹)

挨拶を終えたところで、古谷が着用している劇場グッズ「親父にもぶたれたことないのに」と!書かれた「名言Tシャツ」の話題に。古谷は実際に来ているTシャツの柄を見せながら「こういう映画を観るときにはバッチリだと思います。是非、お買い求めください。“親父にもぶたれたことないのに!”」とアムロでグッズを宣伝し、会場の笑いを誘った。

【写真】映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』公開初日舞台挨拶 (古谷徹「親父にもぶたれたことないのに」名言Tシャツ)

改めて、本作の魅力について、古谷は「モビルスーツのかっこよさ、美しさ、そして子供たちやキャラクターの可愛さ、心温まるストーリー、何よりも強くてかっこよくて可愛くて優しいアムロ・レイ!魅力でございます!」と熱く語る。

続いて、およそ40年ぶりにスクリーンに戻ってきたとSNSで声が数多く届いていることについて「改めて何度も15話を観ましたけど、当時25歳だったんですけど、15歳のアムロを大人っぽく演じているんですよね。緊張感のある切羽詰まった感じで・・・でも、今の自分の年齢になってから、当時のアムロを見るとまだ子供じゃないかと思いました。なので、今回に関しては、本来のアムロの姿がちょうどいいなと思って、幼い声を意識して演じました」とアフレコ当時を振り返る。

【画像】映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』場面カット01

安彦監督は「古谷さんには『THE ORIGIN』の時に8歳のアムロを演じていただきましたので、今回も不安はなかったんですけれども、実際にアフレコで声をいただいたときに、良い意味で、また若返ったなと思いました」と、古谷の声を賞賛。古谷も「嬉しいです」と笑顔を見せた。

そして、本作を観た方々からは、まだまだ安彦さんが描くファーストガンダムが観たいという声が多く上がっており、もし次にファーストガンダムを映画化するならどうか、どのエピソードにするかという質問に対して安彦監督は「僕の方ではありません。ファーストガンダム原理主義者でして、僕の関心はファーストにしかないので、映像化したいエピソードはないですね。歳のことも考えると自然に最後かなと思います」と率直な気持ちを綴る。続いて、古谷は「『THE ORIGIN』第6章の続きから全43話全てが良いですね」と熱く語ると、会場は拍手喝采で賛同した。

【画像】映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』特報映像 場面カット (メイン)

本作は、「ガンダムにまだ触れたことのない方にも観てほしい」、「何度も観続けたい映画」との感想も多くあったが、古谷は「観たこと無い方はロボットに乗って戦う話だと思っていると思うんです。それも魅力なんですが、ガンダムは人間ドラマなので、政治だとか軍事だとか、経済だとか社会とか、僕らにいろいろなことを教えてくれる作品ということを知ってほしいです。世間はシャア・アズナブルが主人公だと思っているかと思いますが、観ていただけるとアムロが主人公だとわかってくれるはずです」とガンダムの魅力を語り、「観終わった後に心が温かくなります。15歳の少年が言うセリフではないセリフまで言います。本来なら敵であるドアンとの触れ合いの中で成長していくアムロの姿も含めて、素敵な映画になっていると思います」と続ける。

【画像】映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』超特報映像 場面カット3

安彦監督は「色々なガンダムが好きだと言う方がいらっしゃると思います。ただ、僕にとってのファーストガンダムはあまりにも素敵すぎて、満足しているだけです。喧嘩売っているわけじゃ無いんです。好きな方はどうぞ他のシリーズを愛してあげてください」と、ファーストガンダム愛を語り、また、ガンダムを初めて観る方に向けて「良し悪し別にして、ガンダムがなんか難しいなと思っている方もいると思いますが、ガンダムは本来難しい話じゃないんです。『ククルス・ドアンの島』は、はみ出したエピソードなんですけど、初めて観る方でも楽しめると思います。親子3代で観てほしいですね。お爺さんは懐かしく感じて楽しめる。孫の代でも理解できる。そんな良いエピソードだと思います」と、メッセージを送った。

【写真】映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』公開初日舞台挨拶 (安彦良和監督)

最後の挨拶では、古谷は「きっと期待を超える作品になっていると自負しております。ガッツリ15歳のアムロを演じさせてもらって、改めて、アムロ・レイっていうキャラクターが大好きになったんですよね。もっともっとアムロを演じたいって思いました。ぜひ、皆さんの力を貸してほしいと思います。よろしくお願いいたします」と告白。

【写真】映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』公開初日舞台挨拶 (古谷徹)

安彦監督は「古谷さんの言葉、大変身に余るもので・・・本当に作った人間として大変嬉しいです。年齢というこちらの事情がありますが、本当にファーストガンダム、富野由悠季の才能が大きいんですけれど、味わえば味わうほど良い味が出てくる。「THE ORIGIN」の時に後10分あったらガンダムは大地に立つのにとスタッフに言われたこともあって、それもスタッフの愛だなと思ったんです。まさにガンダムが大地に、ある意味原点に立ったと思います。アムロも15歳の少年らしい、あどけない芝居をするんです。そう言ったところがガンダムの原点だと思います。若い人は若い人なりに、オールドファンはオールドファンなりに楽しんでいただけたらと思います」とそれぞれ熱いコメントを残し、舞台挨拶は終了した。

映画の公開を記念して、公開初日から3日間連続で舞台挨拶が実施される。

フォトギャラリー📸

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イベント情報

映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』公開初日舞台挨拶

■開催日: 2022年6月3日(金)
■会場: 丸の内ピカデリー1
■登壇者: 古谷徹(アムロ・レイ役)、安彦良和監督 

【写真】映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』公開初日舞台挨拶 (古谷徹、安彦良和監督)

映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』予告篇🎞

映画作品情報

【画像】映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』ティザービジュアル (裏)

《ストーリー》

オデッサ作戦を控えたアムロたちホワイトベース隊は、「帰らずの島」と呼ばれる無人島での残置諜者(敵地に残って破壊諜報活動などを行う兵士)掃討の任務を拝命する。捜索に当たっていたアムロは1機のザクと遭遇、囚われの身となってしまう。目覚めたアムロが見たのは「ククルス・ドアン」と名乗る男と20人の子どもたちであった。

アムロは失ったガンダムを取り戻し、島の秘密へとたどり着けるのか?

 

メインスタッフ

企画・製作:サンライズ 
原作: 矢立 肇、富野由悠季 
監督: 安彦良和 
副監督:イム ガヒ
脚本 : 根元 歳三 
キャラクターデザイン:安彦良和、田村 篤、ことぶきつかさ
メカニカルデザイン:大河原邦男、カトキハジメ、山根公利 
総作画監督: 田村 篤
美術監督: 金子雄司
色彩設計: 安部なぎさ
撮影監督: 葛山剛士、飯島 亮
CGI演出: 森田修平
CGI監督: 安部保仁
編集: 新居和弘 
音響監督: 藤野貞義
音楽: 服部隆之
製作: バンダイナムコフィルムワークス
主題歌: 森口博子「Ubugoe」(キングレコード)

メインキャスト

アムロ・レイ: 古谷 徹
ククルス・ドアン: 武内駿輔
ブライト・ノア: 成田 剣
カイ・シデン: 古川登志夫
セイラ・マス: 潘 めぐみ
ハヤト・コバヤシ: 中西英樹
スレッガー・ロウ: 池添朋文
ミライ・ヤシマ: 新井里美
フラウ・ボゥ: 福圓美里
 
エグバ・アトラー: 宮内敦士
ウォルド・レン: 上田燿司
ユン・サンホ: 遊佐浩二
セルマ・リーベンス: 伊藤 静
ダナン・ラシカ: 林 勇
 
マルコス: 内田雄馬
カーラ: 廣原ふう
 
© 創通・サンライズ
 
配給: 松竹 ODS事業室
 
2022年6月3日(金) 全国ロードショー!
(Dolby Cinema/4D同時公開)
 
映画公式サイト
 
公式Twitter: @g_cucuruzdoan
 

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