映画『雪の中のしろうさぎ』

町おこしに励む若者達と世界的芸術家が創り出す感動の芸術

《ストーリー》 

新潟県・十日町市の若者たちが、芸術で町を盛り上げたいという意図で、世界的芸術家の山田太郎（岩尾望）を呼び寄せる。しかし、その世界的芸術家が描いたものは、“まちおこし”どころか芸術にも程遠いものだった。期待を裏切られた“まちおこし”有志メンバーは、世界的芸術家の山田太郎を追い返そうとするが、共に“まちおこし”メンバーとして活動することになる。繭子への淡い片想いをかかえながら、初めて真剣にまちおこしのための作品を考え始めた山田太郎が創りだした作品とは？その芸術が突飛なものではなく、その地域に根差したものというところが、観る者の心を溶かし静かな感動を呼び起こしていく。

《みどころ》

五藤利弘監督の作品には、いつも、優しさや温かみがその土台にある。そして、その土台の上に、様々な物語が静かに彩られていく。雪の中のしろうさぎでは、まちおこしの若者たちの熱い想いのパワーを借りて、山田太郎が成長していく様子が描かれている。成長には、やはり他者とのかかわりが欠かせないということも思い出させてくれる作品である。

映画『雪の中のしろうさぎ』予告篇

映画作品情報

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