完成披露試写会 舞台挨拶
悠木碧、杉咲花が演じる主人公・沢渡悠真を絶賛!!
「より好きになったんです!」
「月刊アフタヌーン」(講談社刊)にて連載され日本で最も長い歴史を誇るSF賞である星雲賞候補にもなった、今井哲也の傑作SFジュブナイル漫画「ぼくらのよあけ」の劇場アニメが、2022年10月21日(金)に全国公開される。
「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズを手掛けた黑川智之が監督を務め、脚本を佐藤大、アニメーションキャラクター原案・コンセプトデザインをpomodorosa、アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督を吉田隆彦が担当。
声優キャストには、宇宙とロボットが大好きな主人公・沢渡悠真を『サイダーのように言葉が湧き上がる』(2021年)での声の出演も記憶に新しい若手随一の確かな表現力で高い評価を受ける女優・杉咲花、人工知能搭載家庭用オートボットのナナコを悠木碧が演じ、悠真と同じ小学校に通う子供たちは、岸真悟を藤原夏海、田所銀之介を岡本信彦、河合花香を水瀬いのり、岸わこを戸松遥の4人、宇宙からきた未知の存在“二月の黎明号”を朴璐美、さらには、悠真の母親・沢渡はるかに花澤香菜、父親・沢渡遼に細谷佳正、花香の父で有名な小説家・河合義達に津田健次郎、そして作品の応援大使として劇場アニメの声優に初挑戦をした横澤夏子が岸姉弟の母・岸みふゆ役を務め、超豪華声優陣が集結!
9月12日(月)、完成披露試写会がTOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催され、上映前の舞台挨拶に主人公・沢渡悠真役の杉咲花、ナナコ役の悠木碧、二月の黎明号役の朴璐美、岸みふゆ役で「ぼくらのよあけ」宣伝大使でもある横澤夏子、主題歌「いつしか」を担当した三浦大知、そして黑川智之監督が登壇した。
杉咲花、悠木碧との掛け合いに「幸せでした」
冒頭、杉咲は「悠真と一緒にワクワクしながら冒険しているような気持ちで、特別な体験でした」と演じての感想を話す。
悠木は、掛け合いが多い杉咲とアフレコブースが別れていたことによって、逆にナナコっぽさが出たと振り返る。「台本で読んだ時は、悠真はもっとハードな男子のイメージがあったんです。(ヘッドホンから聞こえてくる)杉咲さんの声で彼の優しさも見える場面もいっぱいあって、より好きになったんです!」と杉咲を絶賛。
それを聞いた杉咲が「嬉しいです!私の方こそ緊張していたんですけど、悠木さんのキュートで温かいお声に何度も心がギュっとさせられながら、台本で想像していた時以上に豊かなところに連れていっていただけた感じがして。ご一緒できて幸せでした」と感謝を伝えると、悠木も「嬉しい!!」と反応していた。
横澤夏子、朴璐美にツッコミ!「答えてくださいよ!」
登壇者それぞれに用意された作品に関する個別のトークテーマについて話すことに。
杉咲は「冒険」について聞かれると、小学2年生の頃に初めて友達の家にお泊まりしたことだと話す。「いつも一緒にご飯食べて、おやすみって言ってたのに、家族がいない寂しさが冒険だったなと思います」と振り返った。
悠木は「ナナコ」について。ナナコは欲しいかと問われると「ナナコのことを欲しいと思ってもらえるように演じたので、もちろん欲しいです!!!」と演じた上でのポイントも明かした。
朴は「未知なる存在」。MCから未知なる存在に出会ったらどうするかと聞かれた朴は、すぐさま悠木に「どうする?」と質問!それに対して悠木は「私ですか!?グイグイ行っちゃうと思います(笑)」と回答。続いて同じく質問された杉咲は「お菓子とかあげちゃうかも」と可愛らしく答えた。
さらに朴は三浦、横澤、黑川監督にも質問した後、客席にも「どうします?」と投げかけると、横澤から「答えてくださいよ!」とツッコミが。朴自身は「相手の出方次第ですかね」と大人な対応をすると回答した。
三浦は「約束」。ライブ前のルーティンがあるかと聞かれると「作らないようにしている」と回答。以前はダンサーたちと背中を叩き合ってステージに上がっていたと言う。「とあるステージで、背中を叩き合えない時があったんです。そしたら、そのステージがめちゃくちゃ上手くいって!背中叩くの関係なかったなって(笑)」とまさかの暴露。「決め事に囚われず、どんな状態でもフラットにステージに上がれることがベストかなと。約束事を決めないってしてます」と明かした。
横澤は「家族」。本作を観るにあたり「子供たちがワクワクしながら日々を生きている姿を観て、親の私たちにもそんな時期があったよねって思い出してもらいたいです。もしナナコの存在が我が家に居たら、こんな役割をしてくれるんだろう〜とか、ナナコが一番働いてるよね〜みたいな話も家族でしてほしいですね」と親子の会話が増える作品だとアピールした。
黑川監督は「宇宙」。本作では団地が宇宙船になるが、黑川監督は何が宇宙船になったら面白いか聞かれると「身近なものが変形するのってロマンがあるなと。学校の机と椅子ですかね。1年間使うと愛着も湧くし、違う椅子だとしっくり来なかったりするので、学校の机と椅子がコンパクトなロケットになったらかっこいい!」と答えると悠木は「エモい!」と反応していた。
最後に主演の杉咲は「とても夢のあるテーマの物語だと思います。悠真やナナコたちが、自分が叶えたいものに真っ直ぐに突き進む姿が描かれていて、自分ごとのようにとらえられる物語です。大切なものをもっと大切にしたいと思っていただけたら嬉しいです。みなさんに夜明けが訪れることを願っています」と観客へメッセージを贈り、舞台挨拶を締めくくった。
最後のフォトセッションでは、ナナコのぬいぐるみも登場するというサプライズも📸
フォトギャラリー📸
イベント情報
映画『ぼくらのよあけ』完成披露試写会 舞台挨拶■開催日: 2022年9月12日(月) |
映画祭情報🏆
劇場アニメ『ぼくらのよあけ』が第55回シッチェス・カタロニア国際映画祭にノミネート︕そしてこの度、劇場アニメ『ぼくらのよあけ』が、スペインで開催される第55回シッチェス・カタロニア国際映画祭にて、最新のアニメーション作品を集めたアニメ・コンペティション(Anima’t)部門にノミネートされた。 1968年に始まったシッチェス映画祭(SITGES – International Fantastic Film Festival of Catalonia)はホラーやファンタジーに特化したジャンル系の国際映画祭で、ブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭やポルト国際映画祭と並び、世界三大ファンタスティック映画祭の1つとして国内外で知られる。 第55回シッチェス・カタロニア国際映画祭︓ https://sitgesfilmfestival.com/en ■開催日︓ 2022年10月6日(木)~16日(日) |
映画『ぼくらのよあけ』予告篇🎞
映画作品情報
《ストーリー》「頼みがある。私が宇宙に帰るのを手伝ってもらえないだろうか︖」 ⻄暦2049年、夏。阿佐ヶ谷団地に住んでいる小学4年生の沢渡悠真は、間もなく地球に大接近するという“SHIII・アールヴィル彗星”に夢中になっていた。 そんな時、沢渡家の人工知能搭載型家庭用オートボット・ナナコが未知の存在にハッキングされた。 「二月の黎明号」と名乗る宇宙から来たその存在は、2022年に地球に降下した際、大気圏突入時のトラブルで故障、悠真たちが住む団地の1棟に擬態して休眠していたという。 その夏、子どもたちの極秘ミッションが始まった― |