BABEL LABEL、そして自身のヴィジョンとの相関
藤井道人監督は、BABEL LABELのヴィジョンとして「海外に進出したい」と話したが、藤井道人監督から直接その言葉を聞いた各人に、自身の持つヴィジョンとのつながりを聞いた。
曽根: 藤井さんが海外をみられているということがヴィジョンとして近いと感じました。日本は映画やドラマを内需でやってきたと思うんですけど、結構限界がきていて、海外に飛び出していかないといけないとうのは課題としてあると思います。
下田: 僕も同じように、遠い目標かもしれないですけど、海外への進出を目指したいと思っています。こういう話をしたときに、周りも同じ考えを持っていて刺激をもらえることがありがたいです。
志自岐: 自分が引きこもっていた子供時代に、色々な国の映画を観て、“全然違う国の全然違う言語を話している人間が同じところを生きていたんだな”と感じたんです。それがきっかけで私は孤独感が消え、自分の寝室のドアを開いて家から出られました。なので、私も全く違う国で、全く違う環境でも同じような何かを共有している人間の琴線に触れたいと思いました。国内、海外というよりは、そうして作り上げた作品を少しでも遠くまで届けるための海外という意味で、自分は捉えています。
林田: みんな一致していて嬉しいですね。
自分は移民の二世として日本で生まれ育って、海外に行って、また日本に帰ってきてっいう流れを辿って、自分も、1つの国や地域で留まらない作品を作りたいという想いは強いです。海外の作家とももっと一緒に面白いことができるように、皆さんと一緒にその環境づくりを押し進めていきたいです。
増田: まだ深く考えたことはないんですけど、勢いだけは自分も負けないように皆さんに乗っかって自分も頑張っていきたいなと思いました。でもその勢いに乗るというよりは自分も追い越すつもりで頑張っていきたいです。