『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』公開記念舞台挨拶レポート
【写真】『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』公開記念舞台挨拶 (島袋美由利、小林愛香)

『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』

㊗公開記念舞台挨拶

島袋美由利と小林愛香がノンちゃんを大絶賛!!
一生懸命で真っすぐな彼女の輝きが魅力的✨

アニメ化や舞台化、実写映画化もされた大人気漫画「四月は君の嘘」の作者、新川直司によるサッカー漫画「さよなら私のクラマー」。月刊少年マガジン(講談社)にて、2016年6月号から2021年1月号まで連載され、アニメプロジェクトが始動!

主人公・恩田希の高校生編を描くテレビアニメシリーズが4月4日(日)よりTOKYO MX、BS 日テレほかにて好評放送中、そして中学編を描く『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』が6月11日(金)に新宿バルト9ほかにて全国公開を迎えた。

【画像】『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』メインカット

映画公開翌日の6月13日(日)、公開記念舞台挨拶が東京・丸の内TOEI①で開催され、主人公・恩田希役の島袋美由利と主題歌「空は誰かのものじゃない」を担当する小林愛香が登壇した。

公開延期を経て映画公開の喜びを語る!!
「作品をお届けできて嬉しいです」

映画が公開されての率直な気持ちを聞かれると、主人公・恩田希を演じる島袋は「4月に公開予定だったものが延期になってしまっていたので、こうしてお客さんがいる状態で映画館で観ていただけること、また今こうして皆さんと時間を共有できていることがとても嬉しいです」と喜びを語った。

主題歌「空は誰かのものじゃない」と挿入歌「Can you sing along?」を担当する小林は「魅力的な作品をお届けできて嬉しいです。色々な方に広まってほしいなと思います」と話した。

【写真】『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』公開記念舞台挨拶 (島袋美由利、小林愛香)

一生懸命で真っすぐな姿が輝いている
主人公・恩田希の魅力

テレビアニメシリーズ、そして映画を通じて主人公を演じた島袋。恩田希はどんなキャラクターかと聞かれると、「向こう見ずで、暴君で、暴力的で。ヒロインという存在にしては大分ガサツさが目立つというか(笑)。でも、誰よりも諦めない気持ちであったり、みんなにきらきらしたサッカーを届けるというその一瞬の輝きがとにかく強い子だと思っています」と回答。

小林も「一生懸命で真っすぐ頑張っているからこそ輝いていて、内面からの美しさが滲み出ている。なので私も、登場キャラクターのみんなも、ノンちゃん(恩田希)のことを大好きになってしまうんだと思います」と魅力を語った。

【画像】『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』場面カット

また恩田希について、島袋は「ノンちゃん(恩田希)は、中学時代は『男子に混ざって試合に出してもらえない』という悶々とした気持ちを抱えていたとは思いますが、幼少期の頃から高校生までずっと一直線に、真っすぐ大きくなった子なので、本質的な部分は変わっていないと思っています。だから正直中学生編と高校生編で(演じ方を)そこまで大きく変えたということはないですね」とそれぞれを演じてのイメージの違いはあまりないとのことだった。

【画像】『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』映画第2弾予告編 場面カット

続いて島袋は、印象的なシーンについて「後半、試合が始まってから佐和ちゃんが『ノンちゃんのフットボールには夢がある』というシーンがあるんですけど、あれは本当に心の底からこぼれた言葉なんだろうなというのが伝わってきて、そこは何度観てもグッときますね」と名台詞を取り上げ回答。

【画像】『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』映画第2弾予告編 場面カット

小林は「ノンちゃん(恩田希)が選抜のメンバーを目指して頑張っているシーンで、挿入歌の『Can you sing along?』が流れているんです。すごく世界観にマッチしていて、ノンちゃんの夢に向かって頑張っている姿が本当に格好良くてきらきらして見えて、涙が止まりませんでした。とても好きなシーンです」と“自分の挿入歌が流れている”ということも相まって、感無量といった様子で語った。

【画像】『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』場面カット

主題歌&挿入歌を担当する小林
「映画の主題歌を歌うことが夢だった」

テレビアニメにおいてもオープニングテーマ「AMBITIOUS GOAL」を担当している小林。アニメに加え、映画の主題歌と挿入歌の話が来た際の気持ちについて、「映画の主題歌を歌わせていただくことが夢でした。愛の詰まった素敵な作品の世界観を皆さんと広げていけるというのがとても嬉しかったです」と夢が叶った喜びを語った。

そして主題歌「空は誰かのものじゃない」について、「真っすぐな青春ソングです。少し迷いがあったり悔しい思いもするけれど、強く前を向いて進んでいくような、どこまでも広がる空の青さの可能性を感じられるような、そんな一曲になっていると思います」と作品にぴったりな主題歌の魅力を紹介。

また挿入歌「Can you sing along?」についても、「当初挿入歌としては決まっていなかったので、『こんなことがあるんだ!』と思いました。この曲はライブの中で皆さんと育ててきた、音源化もされていないような曲だったので、皆さんに愛していただいていた曲が作品の中でも愛されるような曲に育ったのではないかなと思ってます」と挿入歌決定エピソードも交えて紹介した。

それに対し島袋は「あいきゃん(小林)の曲が流れて、ノンちゃんのトレーニングや佐和ちゃんの支えなどでグーンと高まった後に少し落ちるその塩梅がすごく好きで。盛り上がったからこそその後の切なさが増してくるというか。『さよなら私のクラマー』の曲であり、女子サッカーを頑張っているみんなの曲でもある、みんなを仲間に入れてくれる曲だなと感じました」と主題歌・挿入歌の入った本編を観ての感想を話し、小林も嬉しそうに相槌を打つ様子が見られた。

【写真】『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』公開記念舞台挨拶 (小林愛香)

2人が学生時代熱中していたものは?
それぞれが“成長したと思うところ”に会場は拍手喝采!!

続いて、作品にちなみ、2人の“学生時代熱中したもの”についての話題に。

島袋は「ずっと寝ているような子どもだったので、振り返っても記憶がほとんどないですね(笑)。運動部に入ったこともなかったので、『みんな暑い中よく頑張るな』という風に、青春を勝手に託してる側でした。このお仕事を始めてからようやくお芝居という熱中するものが見つかりましたが、学生時代は今よりもっとポンコツでした(笑)」と“メンタルだけ一丁前にマネージャーをやっていた”という過去を笑顔で振り返った。続く小林は学生時代ずっと続けていたといい「ダンス」と回答した。

次に“学生時代の自分と比べて、成長したと思うところ”を聞かれると、島袋は「人の目を見て話せるようになった」、小林は「人前で話すことができるようになった」とそれぞれ話し、新型コロナウイルス感染対策の都合で声の出せない会場は大きな拍手でそれに応えた。

【写真】『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』公開記念舞台挨拶 (島袋美由利)

自分がサッカーをやるとしたら?
島袋はDF、小林はMF⚽

続いての“自分がサッカーをやるとしたらどのポジションか?”という質問に対しては、島袋は「私は、頑固なところもあると思うのでDFですかね。でも、みんなの最後の砦でありつつ指示出しもするというのが格好良くて、一番憧れるのはGKです」と回答。

小林は「攻めも守りもどっちもいけるようなMFですかね。攻撃的MFになりたい気持ちで進んでいきたいです」と答えた。

【画像】『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』映画第2弾予告編 場面カット

サッカーを好きな人にもあまり知らない人にも「沢山の方に届いてほしい」

最後に島袋は「今日はご来場くださりありがとうございました。皆さんもノンちゃん(恩田希)のように、貫き通したいことや曲げられないことはあると思います。大人になってから彼女にように“ずっと頑張り続ける”というのはすごく難しいことですが、心が折れそうになったとき、またこの作品を観ていただけたらきっと励みになります。サッカーを好きな方にも、あまり知らない方にも、色んな方に映画や歌が届いて欲しいです」とコメント。

【写真】『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』公開記念舞台挨拶 (島袋美由利)

小林も会場にお礼を述べた後、「皆さんに真っすぐ青春を届けられる映画になっています。この作品の素晴らしさを、私の主題歌(挿入歌)がさらに盛り上げてくれればいいなと思います。色んな楽しみ方ができる作品になっているので、一度と言わず是非何回でも観てください!沢山の方に届くことを願っています」とメッセージを贈り、舞台挨拶を締めくくった。

【写真】『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』公開記念舞台挨拶 (小林愛香)

[記者: 美坂 英里 / スチール撮影: Cinema Art Online UK]

フォトギャラリー📸

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イベント情報

『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』公開記念舞台挨拶

■開催日: 2021年6月13日(土)
■会場: 丸の内TOEI①
■出演者: 島袋美由利、小林愛香
■MC: 三浦一馬

『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』公開記念舞台挨拶 (島袋美由利、小林愛香)

『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』予告篇🎞

映画作品情報

【画像】『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』ポスタービジュアル

《ストーリー》

女子中学生サッカープレイヤー・恩田希は、誰よりも練習し、誰よりも努力してきた。
それでも、彼女は試合になかなか出してもらえなかった。

藤第一中学校、男子サッカー部──。
それが、彼女の今いるフィールドだ。

中学2年生となった希は、監督に「新人戦の1回戦に出たい!」と何度も願う。
その理由は、対戦相手にあった。

一緒にサッカーを続け、小学4年生で転校していった、幼馴染の“ナメック”谷安昭がいる、江上西中学校なのだ。

「サッカーはフィジカルだ。身体のデカイ俺に、女のお前が敵うわけがない。男というだけで俺は──お前を超えたレベルにいるんだ」

再会したナメックから受けたその言葉を、希は試合に出て、勝つことで、はねのけたかった。

「上等だわ。見せてやろうじゃない。私に何ができるのか」

希の孤独なチャレンジに、いま、ホイッスルは鳴らされた!

キャスト

恩田 希: 島袋美由利
越前佐和: 若山詩音
山田鉄二: 内山昂輝
竹井 薫: 逢坂良太
谷 安昭: 土屋神葉
恩田順平: 白石涼子
鮫島幸造: 遊佐浩二

スタッフ

原作: 新川直司「さよならフットボール」(講談社KC刊)/「さよなら私のクラマー」(講談社『月刊少年マガジン』連載)
 
監督: 宅野誠起
脚本: 高橋ナツコ
キャラクターデザイン: 伊藤依織子
音楽: 横山 克
アニメーション制作: ライデンフィルム
プロデュース: 斎藤俊輔 
アニメーションプロデューサー: 柴 宏和
製作:「映画 さよなら私のクラマー」製作委員会
配給: 東映
 
主題歌: 小林愛香「空は誰かのものじゃない」(トイズファクトリー)
 
© 新川直司・講談社/2021「映画 さよなら私のクラマー」製作委員会
 
2021年6月11日(金)より
新宿バルト9ほか 全国ロードショー!

 
映画公式サイト
 
アニメプロジェクト公式サイト: https://sayonara-cramer.com
公式Twitter: @cramer_pr
 

『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』完成記念イベントレポート

この記事の著者

美坂 英里ライター/レポーター

2002年生まれ、シネマティーンズ所属。
映画やドラマが好きで、普段から邦画を中心に鑑賞している。好きな映画ジャンルは、コメディ映画、青春映画、アニメーション映画など。

Cinema Art Onlineに出逢い、"好きなこと"の発信に自分も携わりたいと参画を決めた。「読んでよかった」と思ってもらえる記事を発信できるようになることを目標に、ライター/レポーターとして活動中。インタビューやスチール撮影もこなし、様々な側面から、自分なりのオリジナルのコンテンツが発信できるよう挑戦している。

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