完成記念イベント開催!
ばっちり決まったゴールパフォーマンスに大ヒット間違いなし!
アニメ化や舞台化、実写映画化もされた大人気漫画「四月は君の嘘」の作者、新川直司によるサッカー漫画「さよなら私のクラマー」。月刊少年マガジン(講談社)にて、2016年6月号から2021年1月号まで連載された本作のアニメプロジェクトが始動!
藤第一中学校の女子生徒である恩田希は男子サッカー部に所属し誰よりも練習に励んでいた。しかし、抜群のサッカーセンスや技術を持っていても試合に出してもらえない。そんな彼女の葛藤と挑戦を描いた『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』が6月11日(金)より全国ロードショーとなる。
6月2日(水)、映画の完成記念イベントが東京・丸の内TOEI①で開催され、主人公・恩田希を演じる島袋美由利、主題歌「空は誰かのものじゃない」を担当する小林愛香、「さよなら私のクラマー」アニメプロジェクト応援マネージャーである日向坂46の影山優佳、「さよなら私のクラマー」アニメプロジェクトの応援団長であり、長年サッカー番組のMCを務め、今回映画で声優として参加もしている矢部浩之が登壇した。
恩田希降臨!?
映画では中学生の、そしてテレビアニメでは高校生の恩田希を演じる島袋。初めて恩田希と出会った時の印象や役作りについて聞かれると「気持ちいいくらいサッカーが大好きで、どこまでも自分のやりたいサッカーを突き詰めている素敵な子だなと思いました。決める時は決めるカッコイイ子なんですけど、改めて観るとそんなに活躍しているシーンは多くないんです。だからこそ1回の煌めきがすごい子なんだろうなと感じました。中高で恩田の中身はずっと変わらず同じままだと思っていたので、(テレビアニメも映画も)演じる時に大きな変化をつけようとは考えてなかったです。ただ中学時代の男子に混じって試合に出れないという悶々とした気持ちには寄り添っていこうと思って演じました」と恩田希について語る。
すると、隣にいた矢部が「今、のんちゃんで喋ってるの?」と質問!「島袋として話してます」と笑いながら返答する島袋に、矢部は「やっぱりのんちゃんの声なんですよね。すげぇ!」と興奮気味に話していた。
夢が叶った主題歌
小林は主題歌について聞かれると「映画の主題歌を歌わせていただくことが夢だったので、実際に叶って、この様な形で皆さんに届くのを感じてすごくすごく嬉しかったです。この作品はスタッフさんの愛が強くてですね!そんなたくさんの愛の詰まった作品に関わることができて本当に嬉しいなと思いました」と喜びを語る。
主人公と共感できた葛藤
影山は、自他共に認める“サッカー”をこよなく愛するアイドルとして「“サッカーの魅力を色々な面から伝えていきたい”という思いがあったので、このアニメを通してサッカー、そして『さよなら私のクラマー』の魅力を伝えることができてすごく嬉しいです」と応援マネージャーに就任した喜びを語った。
さらに影山は、5歳から小学校6年生まで地元の少年サッカーチームに所属していたサッカー経験者。女性のサッカーが描かれていることについて「この映画は中学生編で、主人公は男子達の中でサッカーをプレイしているんですけど、私も小学生時代は女の子が1人しかいない中でサッカーをしていました。なので、“周りと比べて悔しい思いをしてしまうけどどうにとならない”という葛藤が共感できました」と自身の経験と重ね合わせながら話した。
エンドロール終わるまで観てくれ!!
映画を観た感想を聞かれた矢部は「改めてサッカーに男女は関係ないなと思いました。のんちゃんは女の子で男子に混じることでの葛藤があるんですけど、男子と置き換えても楽しめる物語だなと思いました。自分は上手いけど、レベルが上がってきたら通用しない。どうしたらいいんだろうっていうサッカー選手へのメッセージにもなってるんじゃないかなと」と本日唯一の男性ならではの視点を語る。
また、本作で声優としても参加していることについて、「エンドロール終わるまで観てくれっていうのは伝えておきたいんですよ。矢部先生まったく本編関係ないので(笑)」とアピール!番組の企画で声優の経験があった矢部。その経験から「声優さんって本当にすごいなと思っていて。本人役やけど、これは時間かかるなと覚悟して行ったら5分で終わりました」とまさかのエピソードを明かす。矢部のアフレコの出来について島袋は「自然な感じで話されていて見習いたいです。マイクの前を意識しすぎてしまうこともあるので」と絶賛していた。
映画の注目ポイント
これから映画を観る方々に注目して欲しいポイントについて聞かれると島袋は「やっぱり試合のシーンですかね。実際にテレビとかで試合を観ているような俯瞰の視点もあれば、ボールの目線になって試合を観戦出来たりと、色んな視点から試合を観ることができるので、そこは是非注目していただきたいです」と話すと小林も「サッカーをやったことがないんですけど、一緒にボールを蹴っているような。パスを繋いでいるような感覚になる映画でした。躍動感がすごいです!」と共感。
続いて影山は「私は戦術を考えることが好きなので、監督の考えていることとか、プレイしている時に選手が考えていることが、アニメだと心の声をリアルタイムで聞くことが出来るじゃないですか。これは実際のサッカーでは感じ取れない楽しみ方なので、いつもサッカーを観ている人でも楽しめると思います」とサッカーファンならではの視点で答えた。
矢部は「のんちゃんは自分に自信がありますから、我が我がのプレースタイルやったんです。でも映画の終盤でプレーが変わるんです。その成長した瞬間は見どころかなと思います。あとは矢部先生の登場シーン!是非最後までご覧いただきたいです」と話した。
夢中になっていること
恩田希はサッカーに夢中ということで登壇者にも何か夢中になっているものはあるかと質問が投げかけられた。
クッキーが大好きだという島袋は、とあるコンビニで期間限定で展開されている抹茶クッキーに夢中だと言う。「買っては配り、買っては配りを繰り返しております。地道な努力がレギュラー化に繋がると信じております!」と話すと矢部も「俺それ知ってる!」と反応。「僕、抹茶好きなんですよ!あの抹茶シリーズのスポンジケーキ食べました。もうコンビニのレベルではないですよね。美味しいです。ケーキ屋さんで頼んだような……って何の話?」と広がりすぎた話に自らツッコミを入れ、壇上に笑いが起きた。
小林は「お家に2匹目のワンちゃんが来たんですけど、その成長をみるのにハマってます!マルチーズとプードルのミックスの子で、家に来た当時は手のひらに乗るサイズだったのに、1年経たない内にどんどんでっかくなっていって、今4kg位あるんですよ。まだ1歳にも満たないのでこれからも大きくなると思うので目が離せません」と愛犬について話す。
影山は「YouTubeにハマっています。私は昔から流行りには乗らないタイプだったんですけど、たまたまYouTubeを見たらハマってしまって、今はメイク系、都市伝説系、実験系まで、色々なジャンルの動画を観ています。動画は私の癒しの時間です」と今夢中になっているYouTubeについて嬉しそうに語った。
矢部は「ダメなんですよ……。スニーカー見たらすぐ買ってまうんです。今ハマってるのが厚底のマラソン用のスニーカー」と話すが、本人はマラソンはしないそう。しかし通勤時に使用するそうで「厚底のクッションにハマってしまって。普通に歩いてても、自然と足が出る造りになってるんですよ。それ履いて仕事行く時絶対遅刻しないんですよね。3分くらい早く着きます」と最近の技術の進歩に関心していた。
“アイドルとは思えない”サッカー愛が炸裂!
そして、先日決勝戦が行われた欧州サッカーチャンピオンズリーグについての話題に。ユヴェントスについても詳しい影山は、今シーズンについて「新監督になって10連覇の期待が掛かる中で、私が監督の目線に立つとなかなか苦しい一年だったんじゃないかなと思います。それでもシーズンの最初から色々なフォーメーションを試してみたり、攻撃陣と守備陣のポジションのチェンジとか、チャレンジングな姿勢に心を惹かれました。選手だとモラタ選手が20ゴール10アシストで凄いなと思いました」と熱弁。サッカー愛が伝わってきた。矢部もその姿を見て、アイドルとは思えないと絶賛していた。
笑顔のゴールパフォーマンスタイム!
ここで大ヒット祈願として、クリスティアーノ・ロナウドのゴールパフォーマンス「Siuuuuu!!」を影山、島袋、小林の3人が披露!
ばっちりとパフォーマンスが決まり、“大ヒット間違いなし!”と全員が笑顔になった。
最後に島袋は「劇場で公開していただけることが何よりも有難いです。どんな状況でも挫けないで、折れないで自分のやりたいことをやるのは私にはすごく難しいことに思えて。でも恩田希という女の子は笑顔でやってのける。それがすごくかっこいいところだと思っております。恩田の勇姿も是非劇場でご覧いただけると大変嬉しいです」
小林は「この物語は1人1人のことが本当に好きになる作品だなと思います。勿論のんちゃんのことは好きになるんですけど、他の子もそれぞれ葛藤があって、悩んで、だけども前に進んでいく強さがあると思います。エンドロールも全国のサッカー頑張っている女の子たちが写真を送って下さって、それが繋がっているので最後まで見逃せない、全部が素敵な作品になっておりますので、多くの人に観ていただきたいです」
影山は「応援マネージャーとして作品に関わることができて光栄に思っております。この作品は今サッカーを頑張っている少年少女たちや、昔サッカーをしていて今は仕事を頑張っていらっしゃる方々、色んな人が共感できるところがいっぱいあるので、たくさんの方に観ていただきたいです。そしてもっともっとサッカーが皆さんの身近なものになっていけるように私も一緒に頑張っていきたいと思います」
矢部は「ちびっこたちは観てて、こうなりたいって思える映画でしょうし、お父さんお母さんは懐かしいなと振り返られる作品になってます。サッカーしてなくても、友情とか夢が描かれている作品なので、是非ご覧いただきたい作品になっております」とそれぞれ挨拶しイベントは終了した。
[記者: 梅田 奈央、田上 結菜 / スチール撮影: Cinema Art Online UK]
フォトギャラリー📸
イベント情報
『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』完成記念イベント
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『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』予告篇🎞
映画作品情報
《ストーリー》女子中学生サッカープレイヤー・恩田希は、誰よりも練習し、誰よりも努力してきた。 藤第一中学校、男子サッカー部──。 中学2年生となった希は、監督に「新人戦の1回戦に出たい!」と何度も願う。 一緒にサッカーを続け、小学4年生で転校していった、幼馴染の“ナメック”谷安昭がいる、江上西中学校なのだ。 「サッカーはフィジカルだ。身体のデカイ俺に、女のお前が敵うわけがない。男というだけで俺は──お前を超えたレベルにいるんだ」 再会したナメックから受けたその言葉を、希は試合に出て、勝つことで、はねのけたかった。 「上等だわ。見せてやろうじゃない。私に何ができるのか」 希の孤独なチャレンジに、いま、ホイッスルは鳴らされた! |
キャスト
越前佐和: 若山詩音
山田鉄二: 内山昂輝
竹井 薫: 逢坂良太
谷 安昭: 土屋神葉
恩田順平: 白石涼子
鮫島幸造: 遊佐浩二
スタッフ
脚本: 高橋ナツコ
キャラクターデザイン: 伊藤依織子
音楽: 横山 克
アニメーション制作: ライデンフィルム
プロデュース: 斎藤俊輔
アニメーションプロデューサー: 柴 宏和
製作:「映画 さよなら私のクラマー」製作委員会
配給: 東映
新宿バルト9ほか 全国ロードショー!