映画『トモシビ 銚子電鉄6.4 kmの軌跡』主演・松風理咲 インタビュー
映画『トモシビ 銚子電鉄 6.4kmの軌跡』 主演・松風理咲 単独インタビュー

映画『トモシビ 銚子電鉄6.4 kmの軌跡』
主演・松風理咲 インタビュー

松風理咲、映画初主演!
真っ直ぐで責任感の強い杏子を等身大で演じる!

1923年(大正12年)から現在も走り続けている銚子電鉄。全区間6.4kmを走る地元高校生ランナーとの競走イベントを軸に、電車を支える人々と、電車とともに地元で暮らす人々との交流を温かく、爽快に描いた感動の映画『トモシビ 銚子電鉄6.4kmの軌跡』が5月20日(土)より公開された。

【画像】映画『トモシビ 銚子電鉄6.4 kmの軌跡』メインカット

主人公の椎名杏子を中心に高校生たちの<諦めない気持ち>が、諦めずに走り続ける銚子電鉄の姿とクロスし、人生に悩める全ての人に勇気を与える感動のヒューマンドラマが展開される本作で 、自身と同じ女子高校生の椎名杏子を等身大でフレッシュに演じた主演の松風理咲さんに本作への出演についてお話を伺った。

―― 本作への出演が決まったときの心境を教えください。

今回オーディションやったのですが、台本読ませていただいた時からすごい杏子ちゃんに魅力を感じていました。受かったと聞いて、すごく嬉しかったです。

映画『トモシビ 銚子電鉄 6.4kmの軌跡』 主演・松風理咲 単独インタビュー

―― 杏子は責任感が強く、最後まであきらめない性格の役でしたが、ご自身との共通点はありましたか?

何かを始めることは好きなのですが、杏子ちゃんみたいにここまで1つのことをやり抜くのはすごいなと思い、そこは私と違うなと思う部分ではありました。でも、同世代の方は皆さん同じだと思うんですけど、自分の親に対してあまり素直になれない部分があるところは似てるなって思いました。

―― 自然な演技がとても魅力的でしたが、何か役作りで気をつけたことはありますか?

今回とても明るい役だったので、テンションを上げることはとても大事にしていました。実際に観ると正直まだ上げ切れてないなって思う部分があったんですけど、銚子でのロケは自然を感じながら本当に楽しく撮影することができました。

―― 大変だったシーンはありますか?

1番最初の電車に乗るシーンだったんですけど、あのシーンは電車のダイヤの都合で2~3回位しか撮るチャンスがないよって言われていて、最初の撮影が電車のドアが開かなくて撮れなくなってしまい、あと1回しかチャンスがないかもしれないとなったので、「そこでもし間違えたらどうしよう」とか、「一連で撮っていたので、もし失敗したら終わりだな」とか、そういうふうに思ってしまって、なんかずっと硬くなってしまいました。やっぱり実際の電車と合わせて撮るロケだからこそ緊迫感があって大変でした。

松風 理咲 (Risaki Matsukaze)

―― 実際に撮影ではどのぐらい走りましたか?

50メートルか100メートル位の距離を何回か走りました。実際に銚子のエキストラの方々が応援して下さっていたので、自分自身も楽しく走ることができました。

―― 電車との競走で走るシーンでは、どんなことを考えて走りましたか?

やっぱりタスキをつなぐというところで、いろんな駅伝メンバーが走ってタスキをつないできたっていう思いもあるし、途中でネックレスを着けて「これを渡すぞ!」っていうくまちゃんの思いだったり、駅伝に係わってくれた町民の人の思いだったりとか、沢山の人の思いを乗せて走る場面だったので、もちろん「自分も頑張ろう」っていう気持ちもありましたが、みんなの思いをつなぐっていうことを考えながら走りました。

【画像】映画『トモシビ 銚子電鉄6.4 kmの軌跡』メインカット

―― エンドロールで皆さんで掃除をしている写真が映っていましたが、実際に掃除をされたんですか?

そうですね、実際に掃除をしながらその場面を撮ったのですが、実際にあのように掃除をしているとは思っていなかったので、それを実際に体験して愛着がさらに沸いたというか、いつも乗っている電車に感謝の気持ちを持って掃除するとか、すごいあったかいなぁと思いました。

―― 「電車は人と人とをつなぐ灯だ」というセリフが映画の中にありましたが、どんなところが“人と人とをつなぐ灯”だと思いますか?

ひとつロケ中に感じたことなんですが、実際に銚子電鉄にスタッフの皆さんと一緒に乗って移動した時に、やっぱり人と人との距離が近いというか、東京では電車乗ってもほとんどしゃべらないし、そういうのが普通なんですけど、銚子だと小さい子供に声をかけている方がいらっしゃったりとか、いろんな人のつながりが見えて、何かそういうところがあったかいなぁとぬくもりを感じました。

【画像】映画『トモシビ 銚子電鉄6.4 kmの軌跡』(銚子電鉄)

―― 劇中でキミエさん(植田真梨恵さん)が「まわりくるもの」を歌うシーンが印象でしたが、実際に聴いてみていかがでしたか?

実際に間近で全部聴いたんですけど、なんか本当に吸い込まれるというか、それまでキミエさんというのはちょっと酔っ払っちゃったりとか、自分の進む道に不安がある方だったんですけど、あの歌を聴いてると本当に歌が好きで楽しんでいるのが伝わってきて、それが心に響いて、すごくいい経験になりました。

【画像】映画『トモシビ 銚子電鉄6.4 kmの軌跡』場面カット (主題歌 植田真梨恵)

―― この映画のどの部分を一番観てもらいたいですか?

一人ひとりの登場人物にドラマがあったり、つながっている相手にもドラマがあって、杏子ちゃんもそうですし、お母さんもそうですし、いろんな人がいろんな思いを持っていて、駅伝を通じての人と人とのつながりや心情の変化などそういう部分をすごく観ていただきたいと思います。

―― この映画をどんな人に一番観ていただきたいですか?

そうですね、私は実際に同じ位の年代の方に観ていただけたらと思います。
等身大で親には言いたいことが言えないなとか、学校では友達で仲いい子の恋を応援したいけどでもどうなんだろうとか、なんかそういう実際自分が感じていることも杏子ちゃんとして感じることができたので、同じ年の高校生の方にぜひ観ていただきたいと思います。

―― 今後挑戦してみたい役はありますか?

杏子ちゃんにも少し通じる部分はありますが、リーダー格というか、生徒会長だったりとか、人を引っ張っていく芯の通った女の子ですね。

あと、スポーツでも芸術や音楽でも何か1つのことに打ち込んでる女の子とかはやってみたいなと思います。

―― どんなジャンルの映画に出てみたいなどはありますか?

やっぱり高校生なので学園モノっていうのは同じ年代の方と一緒に1つのものを作ったりとかしてみたいなって思います。

松風 理咲 (Risaki Matsukaze)

―― 最後に、映画『トモシビ 銚子電鉄 6.4kmの軌跡』をこれからご覧になる皆様へ本作の見どころを教えてください。

実際にすべて銚子で撮っているので、銚子の自然だったり、人々の温かみだったり、実際に観て感じることができると思います。

また、それぞれの登場人物の思いや感情、雰囲気も、自然にゆったりとした感じで味わえるかなって思います。リラックスして楽しんでいただけたらいいなと思います。

[インタビュー: 杉田 優菜 / スチール撮影: 平本 直人]
[構成・編集: Cinema Art Online UK]

松風理咲さんからメッセージ🎦

プロフィール

松風 理咲 (Risaki Matsukaze)

岐阜県出身・2001年1月17日生まれ。スウィートパワー所属。
CM「東京メトロFind my Tokyo.~私を惹きつける池袋 篇」、映画(うぇぶ)「そちらの空は、どんな空ですか?」(ネスレシアター on YouTubeにて公開中)に出演して、女優デビュー。EX系木曜ドラマ「グッドパートナー」では連ドラデビューも果たした。

松風 理咲 (Risaki Matsukaze)

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映画『トモシビ 銚子電鉄6.4 kmの軌跡』予告篇

映画作品情報

【画像】映画『トモシビ 銚子電鉄6.4 kmの軌跡』ポスタービジュアル

《ストーリー》

走る、走る。想いを乗せて―。
高校生の椎名杏子(松風理咲)は、父を亡くし、母(富田靖子)と二人で銚子の街で暮らしていた。彼女が企画した<銚子電鉄と高校生ランナーとのレース勝負>が、地元メディアにも注目され、地元の期待も高まる中、最後のランナーが決まらず焦る杏子。一方、銚電の名にかけてもその勝負に負けられない銚子電鉄側では、万全の準備を期していたが、まさかの部品故障が発生。運転士の磯崎(有野晋哉)がレースを諦めかけた時、母と親しくする磯崎を疎ましく思っていた杏子が言い放つ…。
そして、レース当日、それぞれの想いを乗せて、走る、走る。

 
出演: 松風理咲、前野朋哉、植田真梨恵、有野晋哉、富田靖子/井上順
 
監督: 杉山泰一 (「の・ようなもの のようなもの」)
原作 : 吉野翠「トモシビ~銚子電鉄の小さな奇跡~(TO文庫)」
主題歌: 植田真梨恵「灯」(GIZA studio)
配給: トモシビパートナーズ  配給協力: アーク・フィルムズ 
制作: クリーク・アンド・リバー社
2017年 / 日本 / カラー/ 96分
© 2017 トモシビパートナーズ
 
2017年5月20日(土)より、全国順次公開中!
 
映画公式サイト
 
公式Twitter: @tomoshibi_tw
公式Facebook:
@tomoshibi.choshi

この記事の著者

杉田 優菜シネマレポーター/ライター

1998年4月5日生まれ。
10代にオススメしたい映画を広めるべく芸能人のインタビューやライター活動をするとともに、韓国ファッションや韓国の情報を広めることを目標としている。
Twitter: @jaemimi_jam
Instagram: jaemimi_dora

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