WOWOW『連続ドラマW 0.5の男』主演・松田龍平×沖田修一監督 インタビュー
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WOWOW『連続ドラマW 0.5の男』
主演・松田龍平×沖田修一監督 インタビュー 

松田龍平は「そこにいるだけで面白い男」
7年ぶりのタッグも沖田修一監督らしさ全開

主演・松田龍平、監督&脚本・沖田修一の家族ドラマ『連続ドラマW 0.5の男』。5月28日(日)午後10時よりWOWOWにて放送・配信を開始する。

【画像】WOWOW「連続ドラマW 0.5の男」メインビジュアル (ロゴ)

実家暮らしの40歳の引きこもり男が、家の立て替えをきっかけに両親、妹家族と<2.5世帯住宅>に住むことになり、否応なしに家族のゴタゴタに巻き込まれる様子を温かな目線で描くホームドラマ。映画『モヒカン故郷に帰る』(2016年)以来7年ぶりにタッグを組む沖田監督と松田龍平に互いの印象の変化や、共演者、スタッフとの撮影裏話などを聞いた。

「松田さんとはまたご一緒したかった」(沖田)
「僕もずっと思っていたので」(松田)

―― 今回、沖田監督が2.5世帯の家族というテーマを選び、松田龍平さんにオファーされた理由を聞かせてください。

沖田監督: プロデューサーの石原さんから企画の内容とプロットのようなものをいただいて、一緒にやりませんかと声をかけていただいたのが始まりです。オリジナルのホームドラマってなかなかないですし、楽しいことができるんじゃないかと思って話を聞きました。僕はいま45歳なんですけど、40代で家にずっといてゲームをして暮らしてるみたいなキャラクターに惹かれるものがあって、それで脚本を書くところから参加させてもらいました。

松田さんとは、主演してもらった『モヒカン故郷に帰る』という作品から気が付けばもう7年も経っていて。それ以来、またいつかご一緒したいなとずっと思っていたんです。今回の雅治役を松田さんで想像したら、すごく面白いなと思ってオファーしました。楽しそうだし、これはチャンスだと思いました。

―― 松田さんはオファーを受けていかがでしたか?

松田: いや、ほんとに嬉しかったですね。僕もまた沖田さんと出来たらと思っていたから。『モヒカン故郷に帰る』の現場は撮影中ずっと映画の中にいるような感覚になれた、僕にとって大切な作品で。今回のドラマでまた『モヒカン〜』の時のような真っ新な気持ちで撮影に挑めるかなって、プレッシャーを感じたところはありました。

特殊な住宅セットで家族みんなの様子をワンカット長回し撮影

―― 家の断面を見せて横移動をしているような映像が素晴らしかったです。
沖田監督は、リフォーム後の2.5世帯住宅をどんなコンセプトで提案されたのですか?

沖田監督: まず2.5世帯の家族が、上と下の階に分かれて住んでる感じっていうのを上手く表現できたら面白いなと思ったんですね。でもそれが(普通のセットでは)意外と伝わりづらいんじゃないかなと思ったので、アリの巣みたいに平面で見せてしまう方が面白いなと。美術の安宅(あたか)紀史さんとは、鈴木清順監督の映画『河内カルメン』(1966年)に家の断面を見せた住宅セットがあって、面白いねと話していたんです。それを上手いこと、この2.5世帯のドラマに持ち込めないかなと思って安宅さんに相談したら、「じゃあできる範囲でやりましょう」と。家の断面からであればこのドラマの独自の見え方、面白さが出るんじゃないかと思いましたし、特に雅治の“0.5”の感じが出るんじゃないかと。まずはそれを実現できるようにしようと思ってスタートしました。

【画像】WOWOW「連続ドラマW 0.5の男」場面カット (松田龍平)

―― 松田さんはあの家からどういうインスピレーションを受けましたか?

松田: ああいったセットだったので、ワンカット長回しで、家族がそれぞれどう過ごしているのかをカメラで追いかけていて。皆がカメラに映ってない所でも芝居を続けていたり。僕はだらだら部屋でゲームしてるんですけど、家族が外に出かけたタイミングでこっそりリビングにお茶を飲みに出てきて、急に誰かと遭遇してびっくりみたいな。長回しの間、その世界にどんどん入っていけるような感覚があって面白かったんです。長いカットではあったけど、不思議と「失敗したら最初からだ」みたいな緊張感はなくて、時間の流れを感じて居心地が良かったんです。

部屋で一人でずっとゲームをやってる松田さん
それだけで面白いじゃないですか(沖田)

―― 『モヒカン故郷に帰る』から7年ぶりにご一緒されて、お互い変わったところ、変わらなかったところがあれば教えてください。

沖田監督: 『モヒカン故郷に帰る』という映画はとても好きだし大事な作品なんですけど、撮っている最中から「こうすれば良かったかな」とか、「松田さんはこう撮ってみたら面白いんじゃないか」「今度松田さんとご一緒したらこう撮りたい」といったアイデアも色々あったんです。でも松田さんって、ずっとつかみどころのない感じや、やってみてわかることもあって。そもそも松田さんを撮ってるだけで面白いというのは(10年前から)ずっと変わらずにあって、今回はこういう題材になって。上手く言えないんですけど……部屋で1人でずっとゲームやってる松田さんって、それだけで面白いじゃないすか(笑)。それをちょっと引いて撮るのなんか、もうワクワクしました。殺陣とか撮る気持ちと一緒(笑)。

松田: そんな緊張感はなかったですよ(笑)。でも監督不安がってましたよね。ただパソコンの前でゲームしてるカットが多いから、地味すぎて大丈夫かって(笑)。

沖田監督: 5話分かけて、主人公がやっと少し前進するという。でも雅治役のときの松田さんは立ってるだけで動いてる気がするっていうのが何か面白かったです。『モヒカン〜』の頃から年齢を重ねたからの面白さも、またあった気がします。

松田: 沖田さんは、変わらずハートで撮っていて、最高でしたね。そう言えば『モヒカン故郷に帰る』では長回しワンカットみたいなシーンが多くて、「ここもワンカットで行くんだ!」みたいに驚いたのを覚えてるんですけど、今回はけっこう割っていて、色んなカットを撮っていたから、そこは前回と比べて変わったところかもしれないです。エンタメ要素を高めていたのかなって(笑)。

沖田監督: そんなことないよ!

松田: 最近スピーディな作品、カットを割って情報が多いドラマがたくさんあるから、沖田さんも時代の波に乗ってるのかって(笑)。いや、でも完成したドラマを観たらやっぱりワンカットのシーンが多くて(一同、爆笑)。最高でした。面白かったです。スピーディーじゃなかった(笑)。

沖田監督: エンターテインメント寄りにはなれてなかった(笑)。

松田: 家族の風景を覗き見てるような。つい台詞を喋ってる人だけじゃなくて周りの皆んなの表情を見てしまう。想像しながら楽しんでもらえるドラマになっていて。「やっぱ沖田さんだな」と思いました。スペシャルでした。

沖田監督とカメラマンの芦澤さんとのコンビは最高!(松田)

―― カット割りが細かかったのは、映画ではなくてTVドラマという媒体だからですか?

沖田監督: いや、あんまり考えてなかったです(笑)。(配信など含め、映像作品には)色んな見方が今はあるから。自分の映画を観て好きだって言ってくれる人がドラマに誘ってくれてるから、自分の仕事をしようと思いました。だから、ドラマだからということはあまり考えなかったですけど、松田さんは如実に僕に眠るものを感じてたのかもしれないですね。

松田: いや、『モヒカン〜』でも一緒だったカメラマンの芦澤明子さんと話していて、沖田さんの話になって。「沖田さん、なんか成長したよね」って。嬉しそうに話していて、なんか、沖田さんとの関係性がみえて、ほっこりしたんですけど(笑)。

―― 撮影の芦澤明子さんと沖田監督は、『南極料理人』(2009年)『モヒカン故郷に帰る』(2016年)『子供はわかってあげない』(2021年)など何度もタッグを組まれていますね。

沖田監督: そうですね。一番多く一緒にやっているカメラマンですし信頼しています。今回、『モヒカン故郷に帰る』のときのスタッフさんや関係者の方ともう一回一緒に作品をつくりたい、という気持ちもあったので。だから役者だとお父さん役の木場さんもそうだし、音楽の池永正二さんもそうだし、そういう人たちともう一回やりたいなと思いました。

―― 松田さんは久し振りの芦澤さんの撮影はいかがでしたか?

松田: 芦澤さんと沖田さんのコンビは最高なんですよ。なんて言うか、とにかく二人のやりとりだったり、空気感が大好きで。

『0.5の男』と『モヒカン故郷に帰る』
主人公は似ているけどちょっと変えている(松田)

―― 作中で「0.5でも役に立つことがある」という風なセリフが印象に残りました。お二人が、“0.5”ってこんなに素敵なことがあるよ、と感じたことを教えてください。

沖田監督: この作品は、いわゆる引きこもりのような人が2世帯の中で活躍するという物語なので、僕としては、つい笑ってしまうような形で描けたらいいなと思ってやっておりました。そういう役の立ち方もあればいいなと。雅治って、結構いいやつですよ。

松田: 雅治が役に立ってるかはわからないですけど、たしかに、いいやつなんですよ(笑)。なんだかんだで子供の面倒を見てくれたり、ゲームはめちゃ上手いし。

『モヒカン故郷に帰る』の永吉も、雅治も、働いていない。というところが共通してますね(笑)。働かないで好きなことだけして、まぁダメンズなんだけど、なぜか自信があって、うらやましいなと思っちゃうキャラクターなんです。

雅治に関しては、一度社会に出たけど(人との関わりが)怖くなって家に引きこもってしまった、というバックグラウンドがあったから、演じる時はそれを(根底に)持ちながらどう演じようかと。違和感みたいなものが見えたほうが良いのかな、というのがありました。

沖田監督: おお〜!

松田: 『モヒカン〜』のときは割と何も考えてないで、ただカッコつけてましたね(笑)。まぁ、でも結局、雅治も永吉も、両親の姿を見て「少しは変わらないとな」って気持ちになったような気がします。やっぱりなんだかんだで前作の『モヒカン〜』を意識したところはありますね。

沖田監督: セリフもちょっと似てたりしましたよね。

【画像】WOWOW「連続ドラマW 0.5の男」第3話 場面カット (松田龍平)

「松田さんはつかみどころがない」(沖田)
「沖田さんの脚本はふざけ方が違う」(松田)

―― お互いを、どんな役者さん、どんな監督と感じていらっしゃいますか?

沖田監督: 本当につかみどころがなくて、ずっと面白いんですよね。松田さん、すごく一生懸命考えてくれてるなぁと思うときもあれば、全然違うこと考えてるっていうときもあるし、よくわからなくて。その場で気持ちよく動きたいし、気持ち持ちよく現場にいたいという思いは感じるし、それは僕も一緒。“松田さんが答えを持っている”みたいに感じることは現場で何回もあったし、ただその答えに頼りすぎてもよくないし。何だろう……うーん、上手く言えないんですよね。松田さんを信じながら撮影しているし、信じ甲斐がある俳優さんだなと。とにかく面白いんですよね。ただそれに尽きるんですけど。

松田: 沖田さんの脚本から伝わるセリフの独特の言い回しや雰囲気が好きですね。「沖田さんならではだな」って感じると嬉しくなるんです。

沖田監督: わかるものなんですね。

松田: なんていうか、ふざけ具合が好きなんです。だから、頭パッカーンの状態でずっとやってほしいですよ(笑)。

沖田監督: 頭パッカーンって何?

松田: (笑)。いや、「やりすぎですよ」というくらいの作品を見てみたいなぁって思って(笑)。

西野七瀬は実は激しい!?
クランクインから全力

―― 雅治の甥っ子が通う保育園の瞳先生を演じた、西野七瀬さんのコメディエンヌっぷりが印象的でした。西野さんを起用された理由を教えてください。

沖田監督: 瞳先生のちょっとひょうひょうとした、抜けた感じの面白さが西野さんにハマるんじゃないかなと思ってオファーしました。西野さん自身もあの役の感じを気に入ってくださってたんで、もう全部お任せした感じです。

―― 松田さんは共演されてみていかがでしたか?

松田: 瞳先生の登場シーンで、土手をすごい勢いで転がって来るんですけど。その勢いでススキ林に突っ込んで行っちゃって、危ないなぁ、って思ってたら。後で聞いたらめっちゃ刺さってたみたいで(笑)。それを見たときに「すごいな」って。それが最初のシーンだったからインパクト大でしたね。カッコよかったです。

【画像】WOWOW「連続ドラマW 0.5の男」第3話 場面カット (松田龍平、西野七瀬)

蓮役の加藤矢紘くんが自然と家族の雰囲気をつくってくれた

―― 家族のやり取りがとても自然で、1時間があっという間でした。その自然な感じは、気づけば出ていたものなんでしょうか?

沖田監督: そうですね。なんで自然だったんだろう……。雅治の妹家族の塩谷家だと、加藤矢紘くんという幼稚園児の蓮役の子が、本読みの段階からおおらかでいてくれたりして、みんなが子供をかわいがったりしながら徐々に家族の感じが広がっていきました。雅治役の松田さんも矢紘くんをすごくかわいがっていたし、それが雅治の両親役の風吹ジュンさんや木場勝己さんにも広がっていって。そういう雰囲気の中で家族のシーンが撮れたので、自然に見えたのかなっていう気がします。だから、自分が考えてる以上にワイワイしてたかな。

松田: 蓮(加藤矢紘)は面白かったですね。すごく自由に芝居していて。ちゃんと子供のままでいてくれたから、家族全体の雰囲気をつくってくれたなって。僕も雅治を演じていて、蓮みたいに、子供になろうって思って(笑)。子供返りした40歳って、ひどい話ではあるんだけど、先の心配を何もしないでずっとゲームしてるのは最高だなって。僕自身も、”雅治を演じる”というところにとどまらないでいたい、って気持ちになりました。

―― 雅治は子役のお二人、恵麻役の白鳥玉季さんと蓮役の加藤矢紘くんとの共演シーンもかなり多かったと思いますけど、沖田監督が子供を演出するときに気をつけていることってありますか?

沖田監督: 子供らしくいてくれれば、それでいいかなと思ってます。伸び伸びと自由にやってもらえるように、という考え方で接しています。玉季ちゃんも矢紘くんもオーディションで会っていたので気心知れてるし。今回、玉季ちゃんは結構気持ちで動いたり、色々とチャレンジしてくれて。上手くいかない部分もあるんだけど、自分なりにすごく考えてやってくれました。誰かから言われることだけじゃなくて自分の中で色々と試したり、そういうのは、見ていて楽しかったです。

―― 松田さんは共演してみていかがでしたか?

松田: 蓮(加藤矢紘)はムードメーカーでしたね。でも、大人同士の会でも子供がいると、気づかないうちに子供が中心になっていて、わーわー、なってるみたいなことがありますよね。大人達で楽しもうと思っていても落ち着けなくて、賑やかになって(笑)。撮影でも、僕の中で、蓮にペースを持って行ってもらい待ち、みたいなところがありました。蓮に頼りすぎたかな(笑)。

恵麻(白鳥玉季)は恐怖で叫ぶシーンがあったんですけど、何回やっても叫びながら笑っちゃっていて。面白かったですね(笑)。怖過ぎると逆に笑うっていう。

【画像】WOWOW「連続ドラマW 0.5の男」場面カット (松田龍平、白鳥玉季、加藤矢紘)

『無能の人』の風吹ジュンが好きだったから念願が叶いました(沖田)

―― 家族の中ではやはり、風吹ジュンさんが演じたお母さんの存在は大きいと感じました。沖田監督は風吹さんとご一緒されてみていかがでしたか?

沖田監督: 僕は竹中直人さんが監督をされた映画『無能の人』(1991年)が好きで、それに出演されている風吹さんがすごく好きだったんですよ。その話を本人に伝えて、いつか風吹さんとご一緒できたら嬉しいなと思ってたので、念願叶いました。

風吹さんも僕の映画を観てくださっていたらしく、楽しみにしてくれていて。初日に松田さんと朝のリビングでのシーンを撮っているとき「緊張して眠れなかった」と風吹さんが言っていたんです。風吹さんはあんなにたくさんの映像作品に出ている方なのに、一生懸命戦ったりして演技をやっているから、すごく幸せを感じながら僕はやりました。いやもう、いい経験させてもらいました。

―― 松田さんはいかがでしたか?

松田: 母の愛がすごかったですね。逆に母の作戦のような気持ちにもなりました(笑)。雅治が外に出るキッカケも母の作戦でしたからね。

―― お母さんの演技には泣かされました。

沖田監督: そうですね、身内に“雅治”がいる人たちのためのドラマかなという思いもちょっとあります。

【画像】WOWOW「連続ドラマW 0.5の男」場面カット (松田龍平、風吹ジュン)

―― ふせんメッセージを書く語尾がカタカナになっちゃうところとか、昭和のお母さんぽいですよね。

沖田監督: 「インターネットカフェなんて大丈夫なのかしら。ごはん届けちゃだめなのかしら」なんて言ってね。あのシーンが僕は好きです。

―― 雅治のモデルような人は、沖田監督の世代的に何人か思い浮かぶ方がいらっしゃったのでしょうか?

沖田監督: いや、どっちかというと自分が雅治だったんですね。まあでも、誰でもなる可能性ありますよね。僕は若い頃、本当に家にばっかりいた時期もあったし。雅治に共感する人はたくさんいるんじゃないかと思っています。

―― まさに今の時代の家族の形を描いていると思うんですけれども、作品を通じて、観る方にどのようなことを感じて頂きたいか、最後に教えてください。

沖田監督: 雅治みたいに誰がなってもおかしくないし、身近な人が雅治みたになることもあるだろうし、そういうとき、このドラマみたいに「こういうことも悪くない」「家族も悪くない」って思ってもらえるようなドラマになったらいいなと思います。

松田: 2世帯住宅に引きこもりの雅治がいることで、“2.5世帯”という、ちょっと変わった家族の生活をのぞき見るように楽しんでもらえるドラマなんじゃないかと思います。引きこもりの雅治が意外と役に立ったり立たなかったりで、歯車が回っていく姿を観てもらえたら嬉しいです。

[インタビュー: 富田 夏子 / スチール撮影: 坂本 貴光]
[松田龍平 ヘアメイク: Taro Yoshida (W) / スタイリスト:DAI ISHII]
[衣装: ジャケット (MARGARET HOWELL)、シューズ (Tricker’s FOR MARGARET HOWELL)、その他スタイリスト私物]

プロフィール

松田 龍平 (Ryuhei Matsuda)

1983年、東京都生まれ。
1999年、中学3年生のときに映画『御法度』で俳優デビュー。ブルーリボン賞、キネマ旬報ベストテン、毎日映画コンクールスポニチグランプリ、日本アカデミー賞をはじめ、数々の新人賞を総嘗にし、話題となった。2004年には舞台『夜叉ヶ池』にも初挑戦,、以降、映画『悪夢探偵』シリーズ、『まほろ駅前多田便利軒』シリーズ、『探偵はBARにいる』シリーズなど人気作品に出演。2013年の『舟を編む』では、その年の国内主演男優賞を総なめにした。一方で連続テレビ小説「あまちゃん」(2013年/NHK)、「カルテット」(2017年/TBS)、「大豆田とわ子と三人の元夫」(2021年/フジテレビ)などのテレビドラマにも出演するなど、多方面で活躍している。

【写真】WOWOW『連続ドラマW 0.5の男』主演・松田龍平

沖田 修一 (Shuichi Okita)

1977年、愛知県生まれ、埼玉県出身。
2001年、日本大学藝術学部映画学科撮影・録音コース卒業。2009年『南極料理人』で商業映画デビュー。新藤兼人賞金賞や第29回藤本賞新人賞を受賞した。

映画はすべて脚本から自身で手がけ、『横道世之介』(2013年)、『おらおらでひとりいぐも』(2020年)、『子供はわかってあげない』(2021年)などコンスタントに話題作を世に送り出している。

映画最新作は2022年に公開された『さかなのこ』。2023年5月28日から放送開始の「連続ドラマW 0.5の男」でWOWOWドラマに初挑戦。松田龍平とは2016年の『モヒカン故郷に帰る』以来のタッグとなる。

【写真】WOWOW『連続ドラマW 0.5の男』沖田修一監督

WOWOW『連続ドラマW 0.5の男』第1話

2023年6月16日(月)午前10:00まで「第1話 家族と話す」まるごと無料配信中!

映画作品情報

【画像】WOWOW「連続ドラマW 0.5の男」ポスタービジュアル

 
出演: 松田龍平、臼田あさ美、白鳥玉季、加藤矢紘、井之脇海、⻘木柚、篠原篤、木場勝己、⻄野七瀬、風吹ジュン監督: 沖田修一、玉澤恭平
 
脚本: 牧五百音、沖田修一
音楽: 池永正二
主題歌: 工藤祐次郎「たのしいひとり」
プロデューサー: 植田春菜、石原仁美、東島真一郎
製作: WOWOW、C.A.LWOWOW「連続ドラマW 0.5の男」
 
2023年5月28日(日) 午後10:00放送・配信スタート(全5話)
 

<放送配信詳細>

 【放送】毎週日曜午後10:00[第一話無料放送]【WOWOWプライム】【WOWOW 4K】
 【配信】各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信[無料トライアル実施中]【WOWOWオンデマンド】

<番組サイト>

https://www.wowow.co.jp/drama/original/the-0.5/

この記事の著者

富田 夏子フリーランスライター

女性誌やWeb媒体を中心に、エンタメや生活情報の記事を執筆しているライター。
2007年~女性向け週刊誌の契約記者。ハリウッド俳優やオリンピックメダリストへのインタビュー、日本の名医シリーズなど幅広い記事を執筆。2011年~主婦向け月刊誌記者。映画、DVD、音楽、本のレビューなどエンタメページを長年連載。イケメン若手俳優の取材記事や、モデルのインタビュー連載も担当した。現在、娘2人の子育てをしながら、雑誌やWeb、書籍のライティング・編集などを手がけている。

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