映画『凜ーりんー』プレミア試写会舞台挨拶レポート
【写真】映画『凜—りん—』プレミア試写会舞台挨拶 (佐野勇斗、本郷奏多、須賀健太、亀田侑樹、櫻井圭佑、平祐奈、石田ひかり、池田克彦監督)

映画『凜ーりんー
公開1ヶ月前!! プレミア試写会 舞台挨拶

佐野勇斗、本郷奏多ら豪華キャストが勢ぞろい!
絆が深まった撮影エピソードどは?

芥川賞作家・又吉直樹が舞台脚本用に書き下ろした初の長編作品「凜」は、2007年12月に神保町花月で舞台公演され、又吉直樹の才能が知れ渡るきっかけとなった伝説の舞台とファンの間で語り継がれている。11年の時を経て、青春群像サスペンスとしてついに映画化!

【画像】映画『凜—りん—』メインカット

又吉直樹原作の映画化は第153回芥川賞受賞作を映画化した『火花』(2017年)に続く2作目となる映画『凜ーりんー』は、「100年に一度、村から子供消える」という神隠しの伝説が伝わる村の学校を舞台にした物語。2018年は主演を含む映画5作品に出演、ViVi「NEXT国宝級イケメンランキング」で1位を獲得し注目される若手俳優の佐野勇斗、数々の作品で主演を張り、個性・実力ともに兼ね備えた本郷奏多がW主演を務めた。佐野、本郷と共に神隠しに脅かされるクラスメイト役に須賀健太、亀田侑樹、櫻井圭佑。共演者に大沢ひかる、平祐奈、椿鬼奴、はんにゃ金田哲、片桐仁、石田ひかり、山口紗弥加など豪華な顔ぶれが脇を固めた。

1月25日(金)、映画の完成を記念して公開1ヶ月前「プレミア試写会」がスペースFS汐留で行われ、佐野勇斗、本郷奏多、須賀健太、亀田侑樹、櫻井圭佑、平祐奈、石田ひかり、池田克彦監督が上映前の舞台挨拶に登壇した。

【写真】映画『凜—りん—』プレミア試写会舞台挨拶 (佐野勇斗、本郷奏多、須賀健太、亀田侑樹、櫻井圭佑、平祐奈、石田ひかり、池田克彦監督)

イベントレポート

上映前の観客の前にキャスト・監督が登場すると、会場は歓声で包まれた。

本作で野田耕太役を演じた佐野は「今日はみなさんお集まりいただきありがとうございます。皆さんは一足先に映画を観られるということで楽しんでください」と挨拶した。

佐野に続き、本郷は「ようやく完成した作品を皆さんに観ていただけるということで、とてもうれしいです」と喜びを話した。

佐野勇人、本郷奏多は“やさしい兄貴”

初共演の本郷への印象について聞かれた佐野は「事務所に入る前から奏多くんのことを知っていて、ドラマなどでミステリアスの役が多いので勝手に奏多くんのことをミステリアスな方だと思っていたんです」と話すも実際は違ったと言い、「印象としては、優しい兄貴です!」と答えた。

【写真】映画『凜—りん—』プレミア試写会舞台挨拶 (佐野勇斗)

本郷は佐野の印象について「まっすぐで可愛い子です」と話し、「宣伝期間で一瞬にいる時間も多かったのですが、ダークな部分が見えないので本当にいい子なんだと思います」と佐野の人柄を明かした。

芸人・又吉直樹の世界観が映し出されている本作の印象を聞かれると佐野は「昔からミステリー系の小説がすごく好きで、演じる以前に一視聴者としてすごく楽しめました」とコメントし、本郷は「先が読めない展開で最後までドキドキしながら読めたので、映画もとても面白いと思います」と話した。

【写真】映画『凜—りん—』プレミア試写会舞台挨拶 (本郷奏多)

本郷奏多、須賀健太のことを“好きだわ”

撮影での様子を聞かれた須賀は「寒かったですね。みんなで暖まりながらマシュマロやお肉を焼いて食べていました」と撮影現場でのエピソードを明かし、「そこで絆が深まった気がします」
と振り返った。また須賀は、本郷と共演できるのを楽しみにしていたと話し、撮影を待っている時に本郷が「須賀健太好きだわ」と言ってくれたことが嬉しかったと喜んでいた。

【写真】映画『凜—りん—』プレミア試写会舞台挨拶 (須賀健太)

亀田と櫻井は今回オーディションで本作への出演が決まったと言い、会場からは拍手が起こった。亀田はオーディション時のことを「最初は天童や大仏の台本を読んだりしました」と話し、櫻井は「僕以外の他のキャストの名前を聞いた時に、名だたるキャストの方が多かったのでプレッシャーは感じました」と思いを明かした。

本郷奏多、平祐奈に“ごめんなさい”

平は本作の役を演じるにあたり心がけたことを聞かれると、「過去にトラウマを抱えている女の子だったので、天童君に対する表情や、シリアスな表情を見せる場面は観ているお客さんの印象に残るような演技をみせたいと思い演じました」と役に対しての思いを話した。

【写真】映画『凜—りん—』プレミア試写会舞台挨拶 (平祐奈)

平の演技を見た本郷からは「すごく素敵な表情をされていて、すごいなと思いました」と絶賛していた。また、本郷は平に謝りたいことがあると言い、「僕を少し映しながら祐奈ちゃんが涙を流すシーンで、祐奈ちゃんに被ってはいけないと思い少し避けたら、監督に『フレームからいなくなりすぎ、もう一回!』と言われ撮り直しになってしまい、本当にごめんなさい」と謝っていた。

【写真】映画『凜—りん—』プレミア試写会舞台挨拶 (本郷奏多、平祐奈)

石田も平らに続き、演じる際に心がけたことを問われ、「メインは5人の友情なので、そこに違った色や邪魔にならないように厚みを足せればと思いました」と話し、また石田は監督がAD時代からドラマで面識があったと明かし、「ス―パー助監督だった池ちゃんが初監督をする作品に参加させていただけて嬉しいですし、私にとっても思い出に残る作品です」と作品への思いをコメントした。

【写真】映画『凜—りん—』プレミア試写会舞台挨拶 (石田ひかり)

池田監督は原作の映像化にあたり「愛を持って作品に取り組むことを心がけましたし、10年以上前に原作を書いてくださった又吉さんと打ち合わせをするたびに1時間の打ち合わせが2時間になって、ものすごく愛情を持って描かれた作品だと感じました」と話した。

【写真】映画『凜—りん—』プレミア試写会舞台挨拶 (池田克彦監督)

最後に、W主演の佐野勇人&本郷奏多からメッセージ

最後に本郷は「今日、ようやく完成したものがいち早く一般の方に観ていただけるということで、映画を観て受け取れるものがたくさんある作品だと思っています。よろしければ周りの方に宣伝していただいて、公開してからも観に来てください」と挨拶した。

【写真】映画『凜—りん—』プレミア試写会舞台挨拶 (本郷奏多)

佐野は「この作品の主軸となる、神隠しの犯人は誰なのかというミステリアスな部分を楽しんでもらいつつ、皆さんいろいろ抱えているものがあると思うので、“一人じゃないよ”ということを伝えられる作品だと思います。今日は来てくださってありがとうございました」と舞台挨拶を締めくくった。

【写真】映画『凜—りん—』プレミア試写会舞台挨拶 (佐野勇斗)

[スチール撮影: Cinema Art Online UK / 記者: 井上 綾乃、清水彩帆]

 

イベント情報

<映画『凜ーりんー』公開1ヶ月前 プレミア試写会 舞台挨拶>

■開催日: 2019年1月25日(金)
■会場: スペースFS汐留
■登壇者: 佐野勇斗、本郷奏多、須賀健太、亀田侑樹、櫻井圭佑、平祐奈、石田ひかり、池田克彦監督
■MC: 伊藤さとり

【写真】映画『凜—りん—』プレミア試写会舞台挨拶 (佐野勇斗、本郷奏多、須賀健太、亀田侑樹、櫻井圭佑、平祐奈、石田ひかり、池田克彦監督)

映画『凜—りん—』予告篇

映画作品情報

【画像】映画『凜—りん—』ポスタービジュアル

《ストーリー》

「それでも誰かを信じられますか?」 僕たちの村にはある伝説があった。
「100年に⼀度、村から⼦供が消える」 東京から来た転校⽣と、僕らは友達になった。くだらない事でふざけあいながら過ごす⻘春の⽇々。
するとある⽇、僕たちの友達が消えた。混乱する⼩さな村。伝説の存在が頭をよぎる。
そして、また⼀⼈と消えていく友達。
親友である転校⽣に向く疑いの⽬。それでも僕たちは信じたかった。⾃分たちの仲間を。
あなたは、あの⽇あの時にしか存在しなかった友情、恋愛、恐怖、 そして勇気を⽬の当たりにすることになる。
不思議な転校⽣と村の伝説、隠された仲間の秘密、 そして犯⼈は誰なのか!?
芥川賞作家・⼜吉直樹が書き下ろした衝撃の舞台が、10年の時を経て映画化!!

 
出演: 佐野勇⽃、本郷奏多、須賀健太、⻲⽥侑樹、櫻井圭佑、⼤沢ひかる、平祐奈、椿⻤奴、須⽥邦裕、⾦⽥哲(はんにゃ)、好井まさお(井下好井)、⽚桐仁、堀部圭亮 、勝村政信、⽯⽥ひかり(友情出演)、⼭⼝紗弥加
 
原作・脚本監修: ⼜吉直樹
 
監督: 池⽥克彦[TBSテレビ 制作局 ドラマ制作部]
脚本: 渡邉真⼦
⾳楽: ハセガワダイスケ
⾳楽プロデュース: 久世烈・笹原綾
主題歌︓「ヨーロービル、朝」 挿⼊歌︓「俺達を待っている」 / ハルカミライ
製作: 藤原寛
エグゼクティブプロデューサー: ⽚岡秀介
スーパーバイザー: ⿊井和男、古賀俊介
プロデューサー: 宮本稔久、⾼柳健⼈、⽊⾕真規
製作プロダクション: エクセリング、よしもとクリエイティブ・エージェンシー、TBSテレビ
配 給: KATSU-do
製作: 吉本興業
© 2018吉本興業
 

2019年2⽉22⽇(金) 全国公開!

映画公式サイト
 
公式Twitter: @movie_rin

この記事の著者

Cinema Teens Online編集部

インタビューやイベントレポートなど、Cinema Art Onlineのティーンメンバーが注目する映画作品やキャストを中心に発信しています❣

この著者の最新の記事

関連記事

カテゴリー

アーカイブ

YouTube Channel

Twitter

【バナー画像】日本アカデミー賞
ページ上部へ戻る