時代劇で萌える!若手から旬の俳優をたっぷり堪能!!
《ストーリー》
時は明治。曇(くもう)神社を継ぐ曇家の長男・天火(てんか・福士蒼汰)は腕っぷしが強く、鉄扇ひとつで敵を倒す。早くに両親を亡くし、2人の弟を育てながら、警察に代わって町の治安を預かっている。曇家の家事一切を引き受けている金城白子(きんじょうしらす・桐山漣)は政府に討伐された忍者集団風魔一族の生き残りだが、今は彼らと家族同様に暮らす。天火の良き相談相手だ。 曇神社のある町には、300年に一度、曇り空が続くとき、大蛇(オロチ)が甦り、人間に災いをもたらすという伝説があった。ちょうど300年目のその年、右大臣の岩倉具視(東山紀之)は直属部隊「犲(ヤマイヌ)」を使い、大蛇の力を封印しようと動き出す。同じ頃、風魔一族の残党は大蛇の力を利用して政府転覆を画策し、天火のすぐ下の弟である空丸(中山優馬)を連れ去った。天火はたった一人で弟を助けに向う。
《みどころ》
この作品は強い男、天火が真に強い男となるまでの成長物語だ。 曇家は代々大蛇を封印するための守り刀を受け継いできた。三兄弟の両親は大蛇を開放したい風魔一族によって殺され、この事実を天火は一人で背負っている。弟たちの前では「曇家の掟は笑うこと」と言って豪快に笑うが、唯一、事情を知る白子の前では不安を隠さない。弱さを晒す天火と寄り添う白子。それぞれが抱える複雑な感情が人物に深みを与え、魅力的にする。
風魔一族との決戦では、天火に敵対する者、味方する者が入り乱れて死闘を繰り広げる。1人で決着をつけるつもりだった天火が苦戦を強いられ、真の強さとは仲間の助けを素直に受け入れる度量を持ってこそと気づく場面だ。
福士蒼汰や桐山漣、古川雄輝、小関裕太、中山優馬、若葉竜也といった旬の俳優からこれからブレイクしそうな若手俳優たちそれぞれが決めポーズで魅せる。注目すべき作品のクライマックス。それを40代になってもカッコよさを維持する東山貴之が見届ける。世代を超えたいい男たちをたっぷり堪能したい。
映画『曇天に笑う』予告篇
https://youtu.be/8tEHNoVA9L4
映画作品情報
原作: 唐々煙「曇天に笑う」(マッグガーデン刊)全6巻+外伝
監督: 本広克行
脚本: 高橋悠也
音楽: 菅野祐悟
主題歌:「陽炎」サカナクション(NF Records/ビクターエンタテインメント)
配給: 松竹
©2018映画「曇天に笑う」製作委員会 ©唐々煙/マッグガーデン