映画『コンフィデンスマンJP ーロマンス編ー』レビュー

【画像】映画『コンフィデンスマンJP ーロマンス編ー』メインカット

映画『コンフィデンスマンJP』

待望の映画化!!詐欺×コメディに“ロマンス”
壮大で豪華なコンゲームが繰り広げられる!

“目に見えるものが真実とは限らない。何が本当で、何が嘘か?”
「人に欺かれるのではない。自分が己を欺くのである。」(ゲーテ)
騙されるのは敵か味方か? ウソをついているのは誰なのか?
そして最後に笑うのは?

『コンフィデンスマンJP』は“欲望”や“金”をテーマに、一見平凡で善良そうな姿をした3人の信用詐欺師達(=コンフィデンスマン)が、金融業界、不動産業界、芸能界など、様々な業界の華やかな世界を舞台に、壮大で奇想天外な計画で、欲望にまみれた人間たちから大金をだまし取る、痛快エンターテインメントコメディー作品。

天才的な知能と抜群の集中力を持ち合わせながら、いい加減で詰めが甘く、その不完全さ故にどこか憎めない主人公ダー子役に長澤まさみ。真っ当に生きていきたいと思うものの、小心者でいつもダー子に振り回されてばかり。騙すことも得意だが、お人好しゆえに騙されることもあるボクちゃん役に東出昌大。百戦錬磨のベテランコンフィデンスマン。変装や言葉遣い、根っからの品の良さを活かし、どんな世界の人間にも見える特技を持つリチャード役に、小日向文世。

そしてドラマに引き続き本作の脚本を担当するのは、第29回日本アカデミー賞にて最優秀脚本賞を受賞した『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005年)をはじめ、偏屈で毒舌な弁護士による法廷劇を描いた人気ドラマ「リーガル・ハイ」(フジテレビ)や卓球の混合ダブルスを組んだ男女の“新感覚ロマンティックコメディー”として一昨年大ヒットした『ミックス。』(2017年)を手がけた古沢良太。二転三転する壮絶な騙しあい、ド肝を抜くトリックの連続で観るものに息をつかせないストーリーを展開していく。

【画像】映画『コンフィデンスマンJP ーロマンス編ー』場面カット

ドラマ「コンフィデンスマンJP」は2018年4月9日からフジテレビの月9枠として10話に渡り放送されたテレビドラマ。総合視聴率15.1%を記録し、2018年6月度ギャラクシー賞月間賞受賞や、2018年4月期コンフィデンスアワード・ドラマ賞の主演女優賞、脚本賞、東京ドラマアウォードの連続ドラマ優秀賞を受賞するなど、好評を博した。ドラマ第9話で映画化が発表されると、「映画化自体も視聴者へ向けた詐欺なのでは?」と大きな話題を生んだ。韓国版『コンフィデンスマンKR』、中国版『コンフィデンスマンCN』の同時製作も行われ、ドラマが放送・公開される前に脚本の段階で異なる言語圏・文化圏での製作がスタートすることは日本のテレビドラマでは初めての試みである。さらに「フジテレビ開局60周年特別企画」として、映画公開の翌日にはSPドラマ「コンフィデンスマンJP 運勢編」が放送された。

詐欺×コメディ!私たちは劇場で何度騙され何度笑わされるのか!!!

詐欺をここまで明るく表現する作品は珍しい。特にダー子、リチャード、ボクちゃん、この3人のコンフィデンスマンの息のあったかけあいは実に面白いものである。さらに腕利きのコンフィデンスマン・五十嵐の独特なキャラクターが笑いをプラスする。映画では信用詐欺師にダー子の弟子として新しく織田梨沙演じるモナコが加わり、どう存在していくのか興味深いものだ。

【画像】映画『コンフィデンスマンJP ーロマンス編ー』場面カット

この作品の見どころは詐欺だけではなく、コメディーの要素を存分に楽しめるところである。そしてたまに垣間見えるコンフィデンスマンの真剣な様子に、観る人は引き込まれるのだろう。私たちは劇場でコンフィデンスマンに何度騙され何度笑わされるのか、期待したい。

【画像】映画『コンフィデンスマンJP ーロマンス編ー』場面カット

豪華キャストに豪華な舞台、最高のコンゲームが繰り広げられる!!

ドラマでも主であった長澤まさみ演じるダー子、東出昌大演じるボクちゃん、小日向文世演じるリチャードの3人は信用詐欺師・コンフィデンスマン。そして神出鬼没の腕利きコンフィデンスマン、小手伸也演じる五十嵐。

【画像】映画『コンフィデンスマンJP ーロマンス編ー』場面カット

ドラマでおなじみのこのメンバーに加え、映画では主役級の豪華キャストが顔を揃える。今回のターゲットとなる香港の女帝ラン・リウ役に映画やドラマで幅広く活躍し、『黄泉がえり』(2004年)、『いま、会いにゆきます』(2005年)、『春の雪』(2006年)ではアカデミー賞優秀主演女優受賞の竹内結子。

女帝が所有するダイヤを狙う天才恋愛詐欺師ジェシー役にはブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」(2016年)でドラァグクイーンのローラ役を務め話題を生んだ三浦春馬。

そしてドラマ1話のゲストでもありダー子達に20億を騙しとられ復讐に燃える公益財団「あかぼし」の会長・赤星栄介役に「東京ラブストーリー」(1991年)「101回目のプロポーズ」(1991年)などトレンディドラマの常連として知られ、『るろうに剣心』(2012年/2014年)ではクールでニヒルな元新撰組三番隊組長、斉藤一役を務め長きに渡って活躍する江口洋介が再登場。

さらに映画の舞台は、香港!日本だけには収まらない、世界を股にかけたコンフィデンスマン3人組のコンゲーム(騙し合い)はどう繰り広げられていくのか。

“コンフィデンスマン”の詐欺の手口にどう騙されていくのか!?

コンフィデンスマンといえば“詐欺”。コンフィデンスマン達の巧みな詐欺の手口は観る人をも騙す。ダー子の計算され尽くした詐欺の計画にリチャードの冷静な存在が加わり、ボクちゃんはそれに振り回される。この関係は家族でも友達でもない、今までに見たことのない新しい関係性である。

コンフィデンスマン達の七変化も見どころのひとつだろう。ドラマでは医者や寿司屋、さらには中国の卓球選手や中国人バイヤーまで、ターゲットを決めれば何であれ、ありとあらゆる人物になりきり騙し切る。その姿は時にクールで時に笑いをくすぐる。

【画像】映画『コンフィデンスマンJP ーロマンス編ー』場面カット

ロマンス編!ドラマでは明かされなかったダー子の恋愛模様がついに明かされる!?

映画は“ロマンス編”。映画ではダー子とかつて恋仲であったと言う三浦春馬演じるジェシーが現れる。ドラマでは語られることのなかったダー子の過去を知ることができるのか、注目だ。さらにジェシーは天才恋愛詐欺師であり、ダー子達と同じターゲットを狙っているということで詐欺師としての絡み合いも気になるところだ。そして、予告映像ではボクちゃんが「好きなんだよお前が」というシーンがある。この言葉はダー子への言葉なのか?果たして、私たちは何を騙されているのか、劇場で確かめたい。

【画像】映画『コンフィデンスマンJP ーロマンス編ー』場面カット

ドラマ第1話で20億を騙し取られた赤星栄介がダー子達を狙う!!!

ドラマ「コンフィデンスマンJP」は1話完結型の物語であり、毎話ターゲットが変えられていたが1話から10話まで時系列がバラバラであった。時系列で言えば10話から始まり、1話、2話、6話、、など各話を行き来して9話が最後、という面白い形をしていた。そのためドラマの中に他のターゲットを騙すための勉強本が後ろに置かれているなど、様々な伏線が張られていた。そして今回、映画『コンフィデンスマンJP ーロマンス編ー』では第1話でダー子達に20億を騙し取られた江口洋介演じる赤星栄介が復讐に燃え、再登場する。さらに赤星の他にもドラマ内で騙されて来たターゲットが映画でも顔を見せる。赤星の復讐、そして他のターゲットがどういう形でダー子達に接触してくるのか、ドラマからどう繋がっているのか、気になるところだ。もちろん、ドラマを観ていなかった方も初めて見るコンフィデンスマン達の手口にあっと驚かされる事だろう。

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★映画公開後のレビュー《SIDE B》は次のページで

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