映画『NO CALL NO LIFE』公開記念舞台挨拶レポート
【写真】映画『NO CALL NO LIFE』公開記念舞台挨拶 (優希美青、井上祐貴、小西桜子、山田愛奈、駒木根葵汰、井樫彩監督)

映画『NO CALL NO LIFE』
㊗️公開記念
舞台挨拶

優希美青、“人生を懸けた作品”に注いだ熱意を語る!!
いつになっても胸を張って「この作品が代表作です」と言えるように。

高校3年生の夏、携帯電話に残された留守電メッセージに導かれて有海と春川は出会い、そして恋に落ちた。壊れそうなほど脆く不安定な思春期の2人が織りなす、痛いほどに切ないラブストーリー。

ホリプロ60周年記念映画『NO CALL NO LIFE』が、3月5日(金)に劇場公開を迎えた。

【画像】映画『NO CALL NO LIFE』メイン

3月6日(土)、テアトル新宿にて公開記念舞台挨拶が開催され、W主演の優希美青井上祐貴、共演の小西桜子山田愛奈駒木根葵汰、そして井樫彩監督登壇した。

【写真】映画『NO CALL NO LIFE』公開記念舞台挨拶 (優希美青、井上祐貴、小西桜子、山田愛奈、駒木根葵汰、井樫彩監督)

大役を務める責任に「嬉しかったけどプレッシャーもすごかった」

“ホリプロ60周年記念”という節目に制作された映画でW主演を演じた心情について聞かれると、優希は「最初お話を頂いた時は素直に嬉しかったですけど、“私で大丈夫なんだろうか”という不安やプレッシャーと毎日葛藤していました。コロナの影響でクランクインが延びてしまった時も、役と向き合う時間が増えるからこそ、『こんなに時間があったのに、なんでそんな“有海”で現場来てんだよ』とかって監督に言われないかドキドキで。でもこうやって公開することができたので、1人でも多くの方に作品を楽しんでいただけるように、宣伝を頑張っていきたいです」と回答。

【写真】映画『NO CALL NO LIFE』公開記念舞台挨拶 (優希美青)

井上は「お話を頂いた時、素直にすごく嬉しかったですけど、やっぱりプレッシャーは半端じゃなかったです。この作品が観てくださった方々に作品が“どういう届き方をするのか”、またこれから“どういう風に語り継がれていくのか”とても興味深いですし、自分自身も観れば観るほど発見がある作品だと思っています。皆さんに『NO CALL NO LOFE』を愛していっていただければいいなと思います」と話した。

【写真】映画『NO CALL NO LIFE』公開記念舞台挨拶 (井上祐貴)

駒木根は「この作品に携われたのはとても光栄なことだと思いますし、何より僕はホリプロが60年も続いていたことに驚いています。ホリプロさんおめでとうございます!そんな偉大な事務所に所属できることも嬉しく思っています。65周年記念は僕が主演で頑張りたいと思っているので、そうなれるように成長していきたいです」とセンスのあるコメントで場を和ませた。

【写真】映画『NO CALL NO LIFE』公開記念舞台挨拶 (駒木根葵汰)

撮影外でも仲良しな3人組の女子トーク💕
制服プリクラ撮影のエピソードも!

この日の舞台挨拶では、劇中に登場する”仲良し女子高校生3人組”の有海役の優希、日野ちゃん役の小西、チサコ役の山田がそろって登壇。

山田は「やっと3人揃いましたね」と撮影ぶりの3人での再会を喜ぶ様子を見せた。また山田は好きなシーンとして“3人でジュースを乾杯するシーン”をあげ、優希は「“映え”って感じの背景だったシーンだよね、あの日にプリクラ撮って」とプリクラを撮ったエピソードを話し、小西も「楽しかったよね」と相槌を打つ。

【画像】映画『NO CALL NO LIFE』優木美青、山田愛奈、桜井日奈子

さらにプリクラ撮影の際には役のような女子高校生らしく動画も撮っていたといい、優希は「制服でプリクラを撮ることが今まで滅多になかったから、あのとき青春してるなって感じで楽しかった!」と3人が撮影外でも仲が良いことが伝わるような、楽しそうなトークを繰り広げた。

【写真】映画『NO CALL NO LIFE』公開記念舞台挨拶 (優希美青、小西桜子、山田愛奈)

優希演じる有海と小西演じる日野ちゃんは恋のライバルでもあったが、優希は「(小西が演技で)引っ張ってくれたおかげで、特に病院で有海が今まで思っていた本音を言うシーンでは、とても自然にセリフが出ました」、小西は「日野ちゃんは良くも悪くも悪気のない子だったので、『私は私が正義だぞ!』って開き直った感じで演じたんですけど、それを(優希が)受け取ってくれて、私も受け取るものがあって、そんな良いお芝居ができました」と話し、物語の中では少々敵対するような関係にあった2人も、撮影ではお互いに良い影響を与え合って芝居に取り組めたことを明かした。

【写真】映画『NO CALL NO LIFE』公開記念舞台挨拶 (小西桜子)

そんな2人の友人を演じた山田は役について「チサコはどっちにもつかずな役だったので、誰とも揉めなくて平和でした(笑)。どっちの気持ちも分かるからこその受け取り方はあったと思います」とコメントした。

【写真】映画『NO CALL NO LIFE』公開記念舞台挨拶 (山田愛奈)

本作の現場では駒木根が“先輩”!!
井上の印象に残ったのは麻雀のシーン🀄

続いて話を振られた男性キャスト陣は、井上が印象的なシーンとして麻雀のシーンを挙げ「麻雀はやったことがなかったので、ある程度ルールを勉強してから撮影に入ったんですけど、きいた君は本当にサマになっていて、現場では完全に“先輩”でした」と言うのに対し、駒木根は「撮影に向けて勉強してたら、(麻雀に)ハマっちゃって。移動中もずっとゲームでやっていました」と麻雀姿がサマになっていた理由を話した。実際は井上の事務所の後輩にあたる駒木根だが、撮影現場では役の通りしっかり“先輩”をしていたことが伺える。

【画像】映画『NO CALL NO LIFE』場面カット

また、ダーツのシーンではセッティング中に優希、井上、駒木根の3人でその練習をしていたといい、「楽しかったね」と振り返っていた。

【写真】映画『NO CALL NO LIFE』公開記念舞台挨拶 (井上祐貴、駒木根葵汰)

ほとんどが20代、同年代が多かったという現場について、井樫監督は「同世代だからって変わったことは特になかったですけど、キャストのみんなは監督が歳が近い方が言いやすいのかなとは感じていました。演じているキャスト本人たちの気持ちも大事だと思っているので、それも聞いたりしつつ、一緒に作品を作り上げていきました」と話し、W主演の優希と井上の印象については「2人とも大好きです!」と愛を語っていた。

【写真】映画『NO CALL NO LIFE』公開記念舞台挨拶 (井樫彩監督)

監督とW主演の2人からメッセージ✉
感謝の気持ちや熱い思いを語る✨

最後に、井樫監督は「キャスト・スタッフ一同、心を込めて作り上げた作品ですので、皆さん一人ひとりの心に届く作品になればいいなと思っております」とコメント。

【写真】映画『NO CALL NO LIFE』公開記念舞台挨拶 (井樫彩監督)

続く井上は「ここに立たせていただいて、この作品が無事公開できたということがどれだけ幸せなことか改めて実感しています。コロナ禍で撮影自体も結構ズレてしまって、撮影が終わってから作品が仕上がるまでの時間が大分少なかったんですけど、完成した作品を観た際に、公開に間に合うよう寝る時間も削って編集に取り組んでいた監督含めスタッフさんたちの努力をすごく感じました。それが画面を通してどこまで伝わるのかはわかりませんが、僕がそれを伝える1人になれたらと強く思います。『NO CALL NO LIFE』を沢山の方に知って頂けるようにこれからも頑張ります」と語った。

【写真】映画『NO CALL NO LIFE』公開記念舞台挨拶 (井上祐貴)

優希は「この作品は私にとって本当にチャレンジで、“こんな闇や影があって精神的にも大変な役を、短い撮影期間でスケジュールも大変な中乗り切れるのだろうか”とクランクイン前までずっと不安でした。自粛期間が重なってお芝居をしない期間があって、“このままお仕事がなくなってしまうんじゃないか”という不安にも駆られたこともありました」と話す。

【写真】映画『NO CALL NO LIFE』公開記念舞台挨拶 (優希美青)

「そんな時に、『この作品に人生懸けてみよう』と思ったんです。それくらい全身全霊で役に挑みました。30代・40代・50代…になっても『この作品が代表作です、大好きです』って言えるくらいに頑張ろうと挑んだので、観ていただいて少しでも良いと思ってくださったら、より多くの方に広めていただけたら嬉しいです」と作品に懸けた熱意の大きさから涙を溢れさせた様子で思いを語り、舞台挨拶を締めくくった。

【写真】映画『NO CALL NO LIFE』公開記念舞台挨拶 (優希美青、井上祐貴、小西桜子、山田愛奈、駒木根葵汰、井樫彩監督)

[記者: 美坂 英里 / スチール撮影: Cinema Art Online UK]

フォトギャラリー📸

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イベント情報

映画『NO CALL NO LIFE』公開記念舞台挨拶 

■開催日: 2021年3月6日(土)
■会場: テアトル新宿
■登壇者: 優希美青、井上祐貴、小西桜子、山田愛奈、駒木根葵汰、井樫彩監督
■MC: 伊藤さとり

【写真】映画『NO CALL NO LIFE』公開記念舞台挨拶 (優希美青、井上祐貴、小西桜子、山田愛奈、駒木根葵汰、井樫彩監督)

映画『NO CALL NO LIFE』予告篇🎞

映画作品情報

【画像】映画『NO CALL NO LIFE』ポスター

《ストーリー》

運命と呼ぶには静かすぎる出会いで、愛と呼ぶには幼すぎる2人だった。

高校3年生の夏、携帯電話に残された過去からの留守電メッセージに導かれ、佐倉有海は学校一の問題児・春川と出会い、そして恋に落ちた。親の愛を受けることなく育った有海と春川。似た者同士のような2人の恋に、恐いものなんて何もないと思っていた。明日、地球に隕石が衝突して世界中の人類が滅んで2人きりになったって、困ることは何もないような気がした。無敵になった気分だった。それはあまりにも拙く刹那的で欠陥だらけの恋なのに…。やがて、時を越えた留守電が有海の衝撃の過去を浮かび上がらせる。2人には、あまりにも切ない衝撃の結末が待っていた――。

 
出演: 優希美青、井上祐貴、犬飼貴丈、小西桜子、山田愛奈、駒木根葵汰、篠原 篤、熊木陸斗、大水洋介、和田聰宏、諏訪太朗、木下ほうか、永岡 佑、桜井ユキ
 
原作: 壁井ユカコ「NO CALL NO LIFE」(角川文庫)
 
脚本・監督: 井樫彩
 
エグゼクティブプロデューサー: 津嶋敬介
製作: 堀義貴、藤田浩幸、川村英己、多湖慎一、河原達、渡辺勝也、斉藤晃、黒石和宏
エグゼクティブ・プロデューサー: 津嶋敬介
企画・プロデュース: 佐藤慎太朗
プロデューサー: 楠 智晴
音楽: 松本淳一

撮影: 早坂 伸(J.S.C.)
照明: 田島 慎
録音: 西條博介
美術監督: 山下修侍
企画・プロデュース: 佐藤慎太朗
プロデューサー: 楠智晴
編集: 宮島竜治(J.S.E.)
音響効果: 廣中桃李
衣裳: 藤山晃子
ヘアメイク: 反町雄一
助監督: 田口 桂
制作担当: 高瀬博行
宣伝プロデューサー: 篠 友子
 
主題歌:とけた電球「ふたりがいい」(ホリプロ)
 
企画・制作: ホリプロ
宣伝: MUSA
配給: アークエンタテインメント
 
© 「NO CALL NO LIFE」製作委員会
 
2021年3月5日(金) テアトル新宿ほか全国ロードショー!
 
映画公式サイト
 
 
映画公式Twitter: @ncnl_movie
映画公式Instagram: @no_call_no_life_movie

公式ハッシュタグ: #NCNL / #NOCALLNOLIFE

この記事の著者

美坂 英里ライター/レポーター

2002年生まれ、シネマティーンズ所属。
映画やドラマが好きで、普段から邦画を中心に鑑賞している。好きな映画ジャンルは、コメディ映画、青春映画、アニメーション映画など。

Cinema Art Onlineに出逢い、"好きなこと"の発信に自分も携わりたいと参画を決めた。「読んでよかった」と思ってもらえる記事を発信できるようになることを目標に、ライター/レポーターとして活動中。インタビューやスチール撮影もこなし、様々な側面から、自分なりのオリジナルのコンテンツが発信できるよう挑戦している。

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