映画『護られなかった者たちへ』公開直前トークイベントレポート

【写真】映画『護られなかった者たちへ』公開直前トークイベント (佐藤健、阿部寛、林遣都、瀬々敬久監督)

映画『護られなかった者たちへ』公開直前トークイベント

佐藤健の集中力を阿部寛&林遣都大絶賛!!
容疑者・佐藤からの意外な質問に刑事・阿部タジタジ…!?

「このミステリーがすごい!」受賞作家・中山七里の傑作小説を映画化した『護られなかった者たちへ』が、10月1日(金)より全国公開される。

【画像】映画『護られなかった者たちへ』メインカット

東日本大震災から10年目の仙台で起きた不可解な連続殺人事件を軸に、その裏に隠された切なくも衝撃の真実を描く、感動のヒューマン・ミステリー。『64- ロクヨン – 前編/後編』(2016年)など力強く且つ緻密な人物描写で知られる瀬々敬久監督がメガホンを取り、佐藤健阿部寛清原果耶倍賞美津子吉岡秀隆林遣都永山瑛太緒形直人という、豪華演技派キャストの競演も話題となっている。

9月20日(月・祝)、銀座松竹スクエアで公開直前トークイベントが開催され、容疑者を演じた主演の佐藤健と、対峙する刑事を演じた共演の阿部寛林遣都、そして瀬々敬久監督が登壇。刑事の取調べさながらに、お互いに聞きたいことを“尋問”するなど、イベントは大いに盛り上がった。

バテない阿部に、佐藤&林 驚愕!
佐藤の集中力を阿部&林 大絶賛!!

監督・キャストが登壇。佐藤が「本作は宮城でロケを行ったのですが、協力していただき、受け入れてくださった宮城の方々には非常に感謝しております。今の世の中に投げかける意義のある作品になったと思っております。是非皆さんに観て頂きたいいと思います」、阿部が「台本を読んだ時にミステリとして濃厚で、身の毛のよだつ思いをしながら台本を読んでハラハラドキドキしました。さまざまな人物が登場しますが、一人一人の出演者が全身全霊をかけて挑んだ作品です。是非楽しんでください」、林が「本当に今届けるべき、届いてほしいなと思う作品に参加できて幸せでした」、瀬々監督が「思い返すと去年の4月に撮影を延期して、初めての状況の中、一丸となって、危機を乗り越えようとして作った作品です。公開まであと僅かですが、応援お願い致します」とそれぞれ挨拶し、トークイベントはスタートした。

【写真】映画『護られなかった者たちへ』公開直前トークイベント (佐藤健)

 

さらに、佐藤が演じる容疑者と、阿部と林が演じる刑事の攻防が描かれる作品の設定になぞらえ、刑事の“取り調べ”さながらに、互いの印象や、聞いてみたかったことをテーマにしてトークを展開。

雨の中の逃走シーンや、利根を取り押さえようとするシーンなど、ハードな場面も多かった本作で、お互いに 「この人のここはすごい!」と思った点は?と尋ねられると、佐藤が「本当に阿部さんはタフでいらっしゃいましたよね。逃走シーンではめちゃくちゃ走ったのに、阿部さん全然ピンとされてまして…」と答えると、阿部は「その時は大丈夫だったんですけど、半年間苦しみました」と苦笑い。林も「早いし、バテないし、すごいなと思いました。歩幅が違うので、早いですよ(笑)。全力でも敵わなかったです」と撮影を振り返った。

【写真】映画『護られなかった者たちへ』公開直前トークイベント (阿部寛)

 

阿部は「佐藤くんの集中力の凄さが圧巻でした。利根がそこにいるんじゃないかと思うくらい、ずっと通していらっしゃる。僕、そういうところ好きなんですよね。その集中力を見た時に色々なものを感じましたし、僕も役がやりやすくなりました」と撮影での佐藤を絶賛。林も「健さんに最初にお会いした時、物語の中の登場人物が生身の姿で存在しているような印象を受けました。利根なんですけど、初めて見る“佐藤健”だとも思いました。他の人には感じたことのないオーラを感じました。はっきりとその印象を覚えています」と、重ねて褒め尽くされた佐藤は「大変光栄です」と笑顔を見せた。

【写真】映画『護られなかった者たちへ』公開直前トークイベント (林遣都)

 

そんな佐藤は宮城でのロケを思い返し「実際の被災地である場所で撮影することができたのは、演じる僕達からすればとても助けられました。映画の冒頭は被災直後のシーンから始まるのですが、美術のセットではあっても、その場所に立つと怖いし、心細いし、寒いし、震えが実際に起こってきました。心細い気持ちの中で、近くに誰かがいてくれることの安心感が自然と湧き上がってきたので、そういった感情に身を委ねて撮影させていただきました」と実際の現場ならではの撮影体験だったことを振り返った。

【画像】映画『護られなかった者たちへ』メイキングカット

佐藤VS阿部VS林VS瀬々監督 
それぞれが聞きたい質問をこの場で尋問!?

続いて登壇者が“それぞれに聞いてみたかったこと”を質問するコーナーへ。

まずは佐藤が阿部へ「阿部さんはLINEとかされるんですか?」と質問を投げかけると、阿部は「LINEするんですよ」とはにかみながら回答。さらに佐藤が「スタンプとか使うんですか?」と尋ねると、阿部は「ニコニコみたいな、黄色い丸い顔のやつ使います」と話し、意外な答えに会場は盛り上がりを見せた。

次に、阿部から佐藤へ「取材の時に、カメラマンの人に“かっこいいですね~いいですよ〜、OK!いい!”と言われると、非常に困ってテンション下がるんですけど(笑)、佐藤さんどうですか?」と質問すると、「明らかに仕事で、呼吸をするかのように言う人いるんですけど、あれ嫌ですね(笑)。僕もそう思っていました(笑)。でも、阿部さんを撮っている人のことを考えると、漏れちゃうのは仕方のないことなのかなと思います」と答える佐藤。

そして林が「真面目な質問なのですが、監督はずっと作品を撮り続けていらっしゃると思うのですが、普段どう過ごされているんですが?」と瀬々監督へ質問をすると、「俺もそれ聞きたい!」と阿部からも同意が。瀬々監督からは「趣味=仕事なので、楽しい毎日を過ごしています。撮影していない時は映画観たりとかしています」と監督ならではの回答が上がった。

【写真】映画『護られなかった者たちへ』公開直前トークイベント (瀬々敬久監督)

 

最後に瀬々監督が阿部へ「服を濡らすのに、自分でドブの水に手をつっこんでいると思うのですが、ああいう時はのめり込んでわけわからなくなるんですか?」と投げかけると、「そこにいた時のリアルな感じでいたいなと思うんですよね。佐藤さんも泥水に顔をつけてましたし、そういうのは遠慮せずやりたいなと思います」ときっぱり。「俳優魂を見ました!」と瀬々監督。

【画像】映画『護られなかった者たちへ』場面カット

10年前の佐藤、阿部、林は?
雨男・佐藤健!? “共通点が多い”阿部と林 

次に一般の方からの質問に答えるコーナーへ。「10年前と今のご自身とで異なるところ、変わったところはありますか?」という質問では、佐藤が「根本的なところは変わっていないと思いますが、余裕を持つことができたかなと思います。10年前は今日を生きることに精一杯だったので、今はもうちょっと俯瞰して色々なことを見れるようになったかなと思います。将来のビジョンまではいかないですが、1、2、3年後のことくらいは見据えることができているかなと思います」、阿部が「10年前、僕の歳でも色々なことが変わってきていますよね。色々な人との出会いがあったり、生活環境も変わりました。逆に、10年前の時は仕事を絞ろうかなと思っていたのが、そこから果敢にやっていこうと思っていたり、色々な変化がありますね」、林は、「両親にちゃんと“ありがとう”と言えるようになりました。学生時代、反抗期が強くて、上京して、反抗期のまま両親と離れたので、久々に地元に帰っても素直になれない、照れ臭い時期が続いていたのですが、“大切にしなきゃな”というところで「ありがとう」って言えるようになりました」とそれぞれの10年前を振り返った。

続いて、「出演者の方の中でこの人に護られたいと思った方はどなたですか?」という質問に、阿部が「吉岡(秀隆)さん。僕なんかよりも色々な作品を前からやってらっしゃって、“どんな人なんだろう”と思っていたのですが、オープンに受け入れてくれるし、ソフトだし、この人が親だったら嬉しいなって思いました」と答えると、佐藤も「僕も初めてご一緒しましたが、もの凄く優しくてびっくりしました。柔らかい方でした」と吉岡秀隆の印象を語った。林は「倍賞さんですかね。本当に利根とカンちゃんとうどんを食べて、その後の外での倍賞さんと利根の二人きりのシーンが感動でしたね」とそれぞれ“護られたい”人について率直な意見を明かした。

【画像】映画『護られなかった者たちへ』場面カット

さらに、「“雨男”で名高い健さんですが、撮影中、雨に悩まされたことはありましたか?」という質問には「まず、名高くないとは思っているのですが(笑)。走るシーンは雨の予定ではなかったのに、降ってしまって、撮ったら結果オーライでした。雨の方がよかったのでは?と思いましたよね?あれは僕のおかげなんです(笑)」と会場を沸かせる佐藤。

阿部への「撮影現場では長く一緒で色々話したという林遣都さんと、何か共通点や似ているところはありましたか?」という質問には、「似ているところ結構多いんじゃないかなあ。まず、顔が濃い(笑)、共通の知り合いがいるとか、色々話しましたね」と、林との共演を振り、林も「おこがましいんですが、昔から顔が誰に似てるかって言われたら阿部さんということが多くて、今回ご一緒できてすごく嬉しかったです。待ち時間も本当に多くの話をしてくださって、僕としては、憧れで役者としての理想ということがあって、阿部さんがどう歩んできたかとお話ししてくださったことは、自分の中で財産として残っています」と先輩・阿部との思い出を披露した。

そんな林へは「阿部さんと初共演、一緒に刑事バディをやっていましたが、蓮田とはどんな役でしたか?」という質問が。林は「震災を身近に感じてきていないということで、自分の境遇に戸惑っていながらも、曲がった性格もしていて、人に対して嫌悪感を持っていたりもして、人のせいにしたり未熟なところもあるところが、映画の中の出来事を経験することで、成長を経験していくという役どころでした」と自らの役柄を冷静に分析した。

【画像】映画『護られなかった者たちへ』場面カット

瀬々監督&佐藤健からメッセージ

最後に瀬々監督から「東日本大震災から10年という年で、ハードルの高い映画に見えてしまうかもしれませんが、今日のイベントのように、人と人が繋がって生きていこうとするヒューマンの部分が浮き彫りにされる映画になっていると思います。エンターテイメントの映画として楽しんでいただければと思っておりますので、劇場にお越しください」、佐藤からは「震災から10年が経ちましたが、まだ世界には様々な問題があって、困難に苦しまれている方がたくさんいます。この映画には自分たちの護りたい人を、護れるような社会であってほしいという願いが込められております。受け取っていただけましたら幸いです」とメッセージが贈られ、イベントは終了した。

映画『護られなかった者たちへ』公開直前トークイベント🎥

イベント情報

映画『護られなかった者たちへ』公開直前トークイベント

■開催日: 2021年9月20日(月・祝)
■会場: 銀座松竹スクエア
■出演者: 佐藤健、阿部寛、林遣都、瀬々敬久監督

【写真】映画『護られなかった者たちへ』公開直前トークイベント (佐藤健、阿部寛、林遣都、瀬々敬久監督)

映画『護られなかった者たちへ』予告篇

映画作品情報

【画像】映画『護られなかった者たちへ』ポスタービジュアル

《ストーリー》

【容疑者】佐藤健 VS【刑事】阿部寛 
10年目の殺人―罪を犯してまで、護りたかったものとは。

東日本大震災から10年目の仙台で、全身を縛られたまま放置され“餓死”させられるという不可解な殺人事件が相次いで発生。被害者はいずれも、人格者として知られた人物だった。捜査線上に浮かんだのは、別の事件で服役し出所したばかりの利根(佐藤健)という男。刑事の笘篠(阿部寛)は、利根と被害者たちとの接点を見つけ出し彼を追い詰めていくが、決定的な確証がつかめないまま、第3の事件が起きようとしていた―なぜ、このような殺し方をしたのか? 利根の過去に何があったのか?やがて事件の裏に隠された、切なくも衝撃の真実が明らかになっていく―—。

 
出演: 佐藤健、阿部寛、清原果耶、林遣都、永山瑛太、緒形直人、吉岡秀隆、倍賞美津子
 
監督: 瀬々敬久
脚本: 林民夫、瀬々敬久
音楽: 村松崇継
 
原作: 中山七里「護られなかった者たちへ」(NHK出版)
 
主題歌: 桑田佳祐「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」(タイシタレーベル/ビクターエンタテインメント)
 
配給: 松竹
 
© 2021 映画『護られなかった者たちへ』製作委員会
 
2021年10月1日(金) 魂が、泣く。
 
映画公式サイト
 
公式Twitter:@mamorare_movie
公式Instagram:@mamorare_movie
 

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