映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
㊗公開記念舞台挨拶
豪華“鬼滅”声優陣&主題歌・LiSAが集結!!
遂に公開された劇場版をファンと共に祝福🎉
シリーズ累計発行部数1億部を突破した大ヒット漫画「鬼滅の刃」。昨年TVアニメ化を果たすと、人と鬼との切ない物語に躍動感あふれる映像で描かれる鬼気迫る剣戟、時折コミカルに描かれるキャラクターたちが人気を呼び、TVアニメ放映終了後も日本中だけにとどまらず、世界各地から熱い視線が注がれている。TVアニメ最終話から繋がる映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が、遂に10月16日(金)に全国公開を迎えた。
そして、10月17日(土)にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで公開記念舞台挨拶が開催され、主人公・竈門炭治郎役の花江夏樹、竈門禰󠄀󠄀豆子役の鬼頭明里、我妻善逸役の下野紘、嘴平伊之助役の松岡禎丞、炭治郎が出会った中で過去最強の鬼となる“下弦の壱”・魘夢役の平川大輔、今作での活躍に注目が集まる鬼殺隊の“炎柱”・煉獄杏寿郎役の日野聡ら、超豪華“鬼滅”声優陣が集結!さらにTVアニメシリーズに続き劇場版の主題歌を担当したアーティスト・LiSA、TVアニメシリーズに続いて担当した外崎春雄監督も登壇した。
花江夏樹「魂が震えて、心が燃えるような映画」
公開初日から多くの観客が劇場へ足を運び、早くも大きな注目が集まっている『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』。
盛大な拍手と共に、笑顔でステージに現れた豪華キャスト陣。上映を終えたばかりの会場には熱気が渦巻き、あまりの感動に涙する人で溢れる中、花江が会場のファン、さらに全国の劇場でライブビューイングを楽しんでいる観客に「楽しんでいただけましたか?」と尋ねると大きな拍手が上がった。
映画を観た花江も「本当に魂が震えて、心が燃えるような、そんな映画でしたね。もう言葉じゃ表しきれないような、僕も観た時しばらく上手く歩けないくらい泣いてしまって、それくらい感動しました」と溢れる想いを口にし、会場は割れんばかりの拍手に包まれた。
TVアニメの放送以来、作画のクオリティの高さが評判を得ている『鬼滅の刃』だが、今回の劇場版では40人以上の行方不明者を出しているという無限列車を舞台に、炭治郎たちと史上最強の敵・魘夢による激しい戦いが描かれる。
今作の作画について聞かれると、外崎監督は「列車の中に炭治郎たちが乗り込んだときは、とても刀を振れるような広さではないんです。なので煉獄が鬼と戦うときに照明を少し暗く落として、みんなが分からないように列車の中を広くしているんです」と、細部にまでこだわって、列車内の戦闘シーンを完成させたと明かした。
一方で監督と同じように並々ならぬ熱い想いを持って今作の収録に挑んだ声優陣。今回、炭治郎を演じる際に意識したことを聞かれた花江は「炭治郎にとって何が原動力になっているかというと、禰󠄀豆子を人間に戻したい、家族の仇を討ちたいという想いで鬼と戦っているので、その気持ちを絶やさないようにして演じました。今回の魘夢は酷い夢や幸せな夢につけこんで炭治郎たちを追い込む血鬼術を使っているので、より炭治郎としては怒りの気持ちが無限列車では爆発していたんじゃないかと思います」と、炭治郎の根底にある強い気持ちを持ちながら、魘夢と戦うシーンは炭治郎の“怒り”の感情を抱いて熱演したとコメント。
禰󠄀豆子の可愛らしいシーンに注目!
でも、善逸(下野)に「お兄さん」とは呼ばれたくない?!
続いて禰󠄀豆子役の鬼頭も今回の演技について聞かれると「今回の物語では、禰󠄀豆子の可愛らしいシーンがとてもいっぱいあって、とにかく可愛く演じました。でも、禰󠄀豆子が寝ているみんなを起こすシーンがあって、禰󠄀豆子がいなかったらどうなっていたか分からないくらい、素晴らしい活躍を見せていましたし、禰󠄀豆子の成長もすごく感じられましたね」とより可愛さに磨きをかけた演技、さらにそんなシーンとは一変、逞しい禰󠄀豆子の成長について語った。
そして、下野が禰󠄀豆子の魅力について聞かれるとすかさず「いつでも可愛いですよ!夢の中の禰󠄀豆子ちゃんは最高でしたね!いや可愛いですよね~どこに出ししても恥ずかしくない!お宅の妹さん最高よ!(花江に向けて)」と善逸並みのラブコールを送るが、花江が「いや~ありがとうございます。でもお兄さんとは呼ばないでください!」と、まるで炭治郎と善逸のような息の合った掛け合いに会場から笑いが起こった。
大迫力の炭治郎と伊之助の2人の共闘シーン
声優陣一丸となって身を削る思いで完成させた
そして伊之助役の松岡は「やっぱり、TVシリーズの延長線上で、みんな仲良くなってからの物語だったので、とても仲の良さが出ているなと感じました」と、戦いを経て仲良くなった炭治郎と善逸、伊之助ならではの魅力をコメント。
花江は炭治郎と伊之助の2人の共闘シーンについて「2人で呼吸を合わせて頑張りましたね。列車の上で戦っているので、基本2人とも声を張りっぱなしなんです。いつ声がなくなるかと思ったくらいで。予想していた以上にアクションシーンが激しく動いていたので、大迫力でした。2人で気合いを入れてとったシーンなので、完成版をみて嬉しかったです」と声優陣全員が身を削る思いで挑み、それぞれが切磋琢磨し合うことでシーンを完成させたと振り返る。炭治郎達が協力しあって魘夢に立ち向かうように、声優陣が一眼となって作品を完成させたのだ。
炎柱・煉獄杏寿郎の迫力ある技の応酬に日野も圧倒された
そして今作に欠かせないのが、鬼殺隊の中でも最高位である“柱”の一人、炎の呼吸を使う、炎柱・煉獄杏寿郎。劇場版で初めて任務に挑む姿が公開となった煉獄は、後輩である炭治郎らに激励の言葉を投げかけるシーンや、鬼との戦闘など、その魅力が早くもファンを虜にしている。
煉獄杏寿郎役の日野は「まず煉獄といえば、独特の個性といいますか、そちらを強く意識する場面が“上手い!”というところですね。煉獄の独特の個性をしっかりと出して、観客の方にまずは笑顔になっていただくというところを意識しました。そして煉獄としては技を見せるのが今回初でしたので、柱としての強さやかっこよさ、頼もしさを炭治郎たちに見せるというところを心がけていました」と、明朗快活な煉獄が持つ強い正義感、炭治郎たちの“先輩”としての頼もしさを強く意識したとコメント。
また、煉獄の戦いについては「迫力のある技の応酬で、自分も観ていて圧倒されました。煉獄っていつも目を見開いて一見何を考えているか分からないのですが、裏では頭の中で何手も先を読み、状況判断する優れた能力の持ち主でもあり、柱としての頼もしさが濃密に描かれていたと思います」とその魅力を熱く語った。
さらに、炭治郎たちが今まで対峙した鬼を超える、史上最強の敵・魘夢を演じた平川は「綺麗な見た目に反して、(魘夢は)外道なので(笑)。彼の歪さとか、嗜虐性と冷静さのアンバランスな感じが出せたらいいなと思い、収録に臨みました」と、独特の怪しさが光る魘夢の演技についてコメント。
花江も「どこか夢心地というか、何を考えているのか分からない怖さが平川さんの演技から伝わってきました」と平川が演じる魘夢を絶賛し、「不気味さが詰め込まれていたので、戦っていて物凄い強敵だなと思いました」と魘夢との激闘を振り返った。
梶浦由記と共に主題歌「炎」を完成させたLiSA
『無限列車編』の仕上がりに感涙
今作の主題歌「炎」を歌うLiSAは映画について「始まった途端に、みんなが返ってきた!という感覚になり、ひと泣きしました(笑)。楽しく戦いに向かっているシーンで笑って、最後に向かっていくにつれて、皆さんが魂を吹き込んだキャラクターや素晴らしい映像・BGMに没頭して、完全に涙してしまいました」と、自身も好きなエピソードだという『無限列車編』を映画で観ることができたその感動を熱弁。
作曲を務める梶浦由紀と共に歌詞を書いて完成させたという、美しいバラードで奏でられる今作の主題歌「炎」については「何度も原作を読み返して、梶浦さんに自分の想いを伝えたりしながら制作させていただきました。実際に(本編映像を)観たら、自分が想い描いていた歌詞のフレーズを思い出すシーンがすごく多くて、そこも大切に映像の中に盛り込んでいただけているなと感じて、とても嬉しかったですね」と上手く合わさった映像と音楽の魅力を熱く語った。
キャスト・スタッフが一丸となって作り上げた作品
多くの人の心に届くことを願って“全集中”!
最後には「『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が多くの人の心に届くことを願って、“全集中”!」という花江の声を合図に、煌めく水色と赤色のテープが舞い、会場からは大きな拍手が沸き起こった。
そして外崎監督が「皆さんに、無事この作品を届けられたことに、ほっとしています。キャストの方だけでは無く、数えきれない様々なセクションの制作スタッフが、より良いものを届けようと、一丸となって頑張って作り上げた作品なので、是非受け取ってもらえたら嬉しいです。皆さんに長く愛される作品になればいいなと思いますので、是非これからも楽しんでください」、花江が「僕自身役者として、『鬼滅の刃』のいちファンとして、大好きな『無限列車編』が劇場で観れる感動をやっと味わうことができて、本当に嬉しく思います。劇中で煉獄さんから炭治郎たちにかけられた言葉がより多くの皆さんに伝わればいいなと思っています。みんなの力が合わさってできた映画だと思っておりますので、これからも応援の方引き続きよろしくお願いします。我々は心を燃やして頑張っていきたいと思います!ありがとうございました!」と力強く締めくくり、観客の鳴りやまない拍手と共にイベントは幕を閉じた。
イベント情報
映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』公開記念舞台挨拶
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映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』予告篇
映画作品情報
《ストーリー》短期間の内に40人以上の行方不明者を出している、“無限列車”が本作の舞台。人を喰らう鬼を狩る専門の組織“鬼殺隊”の隊員である主人公・炭治郎たちは、炎柱:煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)と共に、無限列車へと乗り込む。しかし、そこには、全ての鬼を生み出した元凶である鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)直属の精鋭“十二鬼月”の一人・下弦の壱の魘夢(えんむ)が待ち構えていた。不気味な子守唄と共に妖しい笑みを浮かべる、彼の能力とは――。そして、炭治郎たちは、TVアニメで苦しめられた下弦の伍・累をも超える過去最強の敵・魘夢に、打ち勝つことが出来るのか――。 |
タイトル
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
スタッフ
監督: 外崎春雄
キャラクターデザイン・総作画監督: 松島晃
脚本制作: ufotable
サブキャラクターデザイン: 佐藤美幸、梶山庸子、菊池美花
プロップデザイン: 小山将治
コンセプトアート: 衛藤功二、矢中勝、樺澤侑里
撮影監督: 寺尾優一
3D監督: 西脇一樹
色彩設計: 大前祐子
編集: 神野学
音楽: 梶浦由記、椎名豪
主題歌: LiSA「炎」(SACRA MUSIC)
アニメーション制作: ufotable
配給:東宝、アニプレックス
キャスト
竈門禰󠄀豆子(かまど・ねずこ): 鬼頭明里
我妻善逸(あがつま・ぜんいつ): 下野紘
嘴平伊之助(はしびら・いのすけ): 松岡禎丞
煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう): 日野聡
魘夢(下弦の壱)(えんむ・かげんのいち): 平川大輔
© 吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
2020年10月16日(金)全国公開!