映画『猫は抱くもの』公開初日舞台挨拶レポート

【写真】映画『猫は抱くもの』公開初日舞台挨拶 フォトセッション

映画『猫は抱くもの』公開初日舞台挨拶

犬童監督からの手紙に沢尻エリカ感激。
「この先も、もっと映画に主演してください」

『ヘルタースケルター』(2012年)以来6年ぶりとなる沢尻エリカの主演、若手演技派俳優の吉沢亮出演、犬童一心監督がメガホンをとった『猫は抱くもの』が、6月23日(土)に新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町他にて全国公開された。

本作は、思い通りの生き方ができずに悶々と日々を過ごす元アイドルの沙織(沢尻エリカ)と、自分が人間であり沙織の恋人だと思い込むロシアンブルーの猫・良男(吉沢亮)が、自分らしく生きる術を見つけていくさまを描いた作品。“ゴッホ”と呼ばれる売れない画家・後藤保役に銀杏BOYZにてボーカル&ギターを務める峯田和伸が、迷い猫・キイロ役に水曜日のカンパネラのコムアイが出演していることも話題となっている。

第21回上海国際映画祭にも参加し、評判を呼んでいた本作の公開初日舞台挨拶が東京・新宿ピカデリーで開催され、主演の沢尻エリカをはじめ、吉沢亮、峯田和伸(銀杏BOYZ)、コムアイ(水曜日のカンパネラ)、監督の犬童一心が登壇した。

イベントレポート

【写真】映画『猫は抱くもの』公開初日舞台挨拶 沢尻エリカ、吉沢亮、峯田和伸(銀杏BOYZ)、コムアイ(水曜日のカンパネラ)、犬童一心監督

上映終了直後に、劇中アイドル「サニーズ」の劇中歌が流れる中でキャスト陣、監督が拍手に包まれながら登壇し、それぞれが挨拶した。

沢尻エリカ: みなさん本日はお越しいただき本当にありがとうございます。初日を迎えて私も本当に嬉しく思っております。本日は短い時間ですがどうぞよろしくおねがいいたします。ありがとうございます。

【写真】映画『猫は抱くもの』公開初日舞台挨拶 沢尻エリカ

吉沢亮: ありがとうございます良男を演じさせていただきました吉沢亮です。みなさんはすでに映画をご覧になったということで、みなさんがどんな感情に今なっているか非常に気になっています。最後まで楽しんでいただけたらなと思いますよろしくおねがいします。

【写真】映画『猫は抱くもの』公開初日舞台挨拶 吉沢亮

峯田和伸: ゴッホ役を演じました峯田和伸です。今日は初日にこんな沢山の方にお越しいただき嬉しいです。珍しいですよね、今日登壇してるキャストの半分が本業(俳優)じゃない(笑)。コムアイさんも音楽活動普段してますし。マイクがないと僕、こんな大勢の前で喋れないですよ!(「カメラ回ってないときはいっぱいしゃべってたじゃん!」と沢尻につっこまれつつ、)ありがとうございます!

【写真】映画『猫は抱くもの』公開初日舞台挨拶 峯田和伸

コムアイ: みなさんこんにちは水曜日のカンパネラのコムアイです。お芝居を初めて映画でやったので、みなさん気に入ってくれたらいいなと思います。前回の完成披露の時は三人しかいなくて、私は猫のキイロ役をやったんですけど、飼い主がいない状態だったので心細かったのですが、今日はいますので、ここで挨拶出来て嬉しいです。よろしくおねがいします。

【写真】映画『猫は抱くもの』公開初日舞台挨拶 コムアイ

犬童一心監督: みなさんありがとうございます。監督を務めました犬童一心です。この映画はいつもの映画と違って、みなさん普段使わない脳とか筋肉を使って楽しんで作った映画です。みなさんもぜひ、この映画の仲間になってくれたら嬉しいです。今日はこの舞台挨拶、どうぞ最後までよろしくお願いいたします。

【写真】映画『猫は抱くもの』公開初日舞台挨拶 犬童一心監督

第21回上海国際映画祭のコンペティション部門に出品された本作。「上海の皆さんの熱量が圧倒的だった」と感慨深く沢尻が話すと、「皆さん熱狂的だったのは沢尻さんに熱狂的だったんだと思うのですけど、僕は映画に熱狂してくれてると勘違いしてしまった(笑)。上映後皆さんすごく楽しそうだったので。」と監督。9,000人の「沢尻会」というファンの団体も上海に来ていたそうで、その交流もとても楽しめたと笑顔で語った。

【写真】映画『猫は抱くもの』公開初日舞台挨拶 沢尻エリカ

沢尻と吉沢の共演エピソード

本作の主人公は夢を諦めきれないアラサー女性。そんな役柄に対して沢尻が感想を語った。

沢尻: 30代女性って仕事だったり、プライベートでも考えること、悩むことがたくさんある時期だと思うんです。それは職業問わずだと思いますので、私もすごく共感できることは多かったです。だから自然な感じで役に入り込むことができましたね。

【写真】映画『猫は抱くもの』公開初日舞台挨拶 沢尻エリカ & 吉沢亮

猫として見守る役だった吉沢亮は沢尻との共演しての感想

吉沢: 猫ということで、きっと普通の恋人同士よりも近い距離感だったと思います。猫なので僕からわりかし近づいていくことも多いので、ちょっとこれ、沢尻さんに嫌がられたらどうしようと思ってたんですけど、沢尻さんが僕を見る目が完全にペットを見る目だったので(笑)、完全に受け入れてくださっている!という安心感があり、僕は完全に甘えっぱなしでした。

対して沢尻は、

沢尻: 冒頭のシーンでキャットフードを食べながら話すシーンがあるんですけど、セットが大きめに作られているのでキャットフードも大きいんですね。なので一個食べるだけでもすごく口がモグモグ状態になるんですけど、吉沢くんがまさにモグモグしてる時に私がNGを出してしまって、吉沢くんがモグモグした状態になってしまっていたので本当申し訳ないと思いました(笑)。

吉沢: しかもあのキャットフード、パッサパッサで(笑)、僕もたくさんNG出したので全然です!

犬童監督: あのキャットフード、すごく研究して作ったんだけどなあ〜(笑)、味はココアだよ(笑)。

沢尻: 全然嫌な顔せずにまた演じてくれたので、なんて素敵なんだろうと思いました。 

と、キャットフードにまつわる笑い話も披露された。

【写真】映画『猫は抱くもの』公開初日舞台挨拶 コムアイ、吉沢亮、沢尻エリカ

峯田とコムアイの撮影エピソード

峯田: 坂を転がっていくシーンがありますが、転がる直前までは僕が演じて、転がるのはスタントマンの方がゴッホ役のかつらをかぶって転がってくれるとのことだったんですけど、10回のリハーサルはうまくいったんですけど本番が勢い余って本当に僕転んじゃって(笑)、それがそのまま採用されちゃったんですよ(笑)。

小さな子供達に囲まれるシーンにしても、子供達が全然言うこと聞いてくれないこともたくさんあったようだが、無邪気かつナチュラルな為、かえっていいシーンが撮れたと監督が語った。そして全く同じ演技をすることが出来ないというコムアイ曰く、共演者の吉沢さんがフレキシブルに対応して演技をしてくれたことにとっても助けられたと感謝していた。

【写真】映画『猫は抱くもの』公開初日舞台挨拶 沢尻エリカ、峯田和伸(銀杏BOYZ)、犬童一心監督

犬童監督、バースデーサプライズ!

映画公開初日を飾るメインイベントとして、翌日の6月24日が誕生日である犬童監督のバースデーをお祝いして、猫バージョンの良男が型どられたバースデーケーキが舞台に登場!映画のタイトルにちなんで、猫ケーキを抱く犬童監督を中心にキャスト、観客全員で「Happy Birthday To You」が合唱され、会場全体が温かい雰囲気に包まれた。

【写真】映画『猫は抱くもの』公開初日舞台挨拶 犬童一心監督バースデーサプライズ!

犬童監督: 歳を重ねるごとに誕生日を迎えるのが嫌になるのですが、沢尻さんたちに祝っていただけるなんて嬉しいです。皆さんありがとうございます。楽しい余生を迎えられそうです。このケーキ、とてもじゃないですけど僕はナイフを入れることが出来ないので誰かが切ってくださいね(笑)。

犬童監督から沢尻エリカへ感謝の手紙

そんな感激する監督からさらにサプライズで、6年ぶりの映画主演を務めた沢尻エリカの映画の監督を務めたということで、沢尻に対して書いてきた手紙を披露した。

【写真】映画『猫は抱くもの』公開初日舞台挨拶 犬童一心監督から沢尻エリカへの手紙

犬童一心監督から沢尻エリカへの手紙(全文)

スクリーンで沢尻エリカに出会うと見入ってしまうのは、このしなやかな身体のラインや嘘みたいに可愛い笑顔です。

でも一撃でやられてしまうのは、その目に突如宿る野生の光のようなものです。まっすぐで危険な光に見るものは魂を揺さぶられ、ガバッと噛みつかれ、物語に引きずりこまれてしまう。それがすごくやっぱりパワフルな女優力でみんなを惹きつけます。

沢尻エリカは猫というより、サバンナを駆けめぐるチーターだなと思います。

『優しさと馴れ合いは違う』。そんなあり方を人は不器用というかもしれないけど、女性が生きにくい時代に自分のあり方で立つその立ち姿に、多くの女性が励まされることでしょう。いつまでもそうあってください。ちょっと大変だけど。

とても想像力に富み、楽しい時間を共に出来ました。いっぱい助けてくれてありがとうございます。またさらなる作品に出会えたらと思います。どうもありがとうございました。

監督からの手紙に感謝の言葉を述べ、瞳を潤ませつつ今回の撮影現場について語った沢尻。

沢尻: スタッフの方もそうだしキャストのみんなもそうだし、みんなそれぞれすごく現場でいいものを作ろう!という想いでそれぞれの役割で作っていくことが出来た現場で、すごく心に残る映画現場になりました。

【写真】映画『猫は抱くもの』公開初日舞台挨拶 犬童一心監督から沢尻エリカへの手紙

「もっと映画に出てくださいね」と犬童監督から言われ、はい!と応える沢尻。「こんな幸福な現場は無かったですよ!」と峯田も感慨深そうに語り、現場での沢尻の映画作りに対する姿勢に心から感動したと語り、同じく普段音楽活動をしているコムアイにも話を振ると、

【写真】映画『猫は抱くもの』公開初日舞台挨拶 コムアイ

コムアイ: 本当に楽しい現場でした!私、この作品が映画初出演だからこの作品以外現場を知らないんですけど、他の現場は違うんですか?

とコメントし、会場中に爆笑を巻き起こしてトークイベントは大盛況の中で幕を閉じた。

[スチール撮影・記者 : 蒼山 隆之 / メインカット: オフィシャルスチール]

 

イベント概要

<映画『猫は抱くもの』公開初日舞台挨拶>

■日程: 2018年6月23日(土) 
■場所: 新宿ピカデリー シアター1
■登壇者: 沢尻エリカ、吉沢亮、峯田和伸(銀杏BOYZ)、コムアイ(水曜日のカンパネラ)、犬童一心監督

映画『猫は抱くもの』予告篇

映画作品情報

【画像】映画『猫は抱くもの』ポスタービジュアル

《ストーリー》

こじらせた1人と1匹の妄想が、自分らしい幸せに気付かせてくれる―

田舎町のスーパーで働く沙織は、かつて売れないアイドルグループのメンバーだったアラサーの女性。歌手としての夢を諦め、何もかもが嫌になって東京を逃げ出してきました。自分を好きになれず、周囲にも溶け込めない彼女が心を開くのは、職場の倉庫でこっそり飼っているロシアンブルーのオス猫「良男」だけ。腹が立ったこと、哀しかったこと、バカバカしくて呆れたこと。今日いちにち誰とも共有できなかった気持ちを、ときには妄想もたっぷり交えつつ、沙織は語って聞かせます。一方、そんな沙織に寄り添う良男は、自分は人間の男だと思い込んでいました。危なっかしい彼女を守ってあげられるのは、恋人である自分しかいないのだと。お互いに色々こじらせながらも、うまくやってきた1人と1匹。でも、そんな日常にあるとき変化が訪れて・・・・。

 
監督:犬童一心
原作:大山淳子『猫は抱くもの』(キノブックス刊) 
脚本:高田亮
音楽:水曜日のカンパネラ
 
沢尻エリカ / 吉沢亮、峯田和伸(銀杏BOYZ)、コムアイ(水曜日のカンパネラ) / 岩松了 / 藤村忠寿、内田健司、久場雄太、今井久美子、小林涼子、林田岬優、木下愛華、蒔田彩珠 / 伊藤ゆみ、佐藤乃莉、末永百合恵 / 柿澤勇人
 
企画製作・配給 : キノフィルムズ 制作プロダクション:ADK アーツ
2018年 / 日本 / カラー / ビスタ / DCP 5.1ch / 109分
©2018「猫は抱くもの」 製作委員会 nekodaku.jp
 
2018年6月23日(土) 新宿ピカデリー他、全国ロードショー!
 
映画公式サイト
 
公式Twitter: @MOVIE_NekoDaku
公式Facebook: @nekodaku
公式Instagram: movie_nekodaku

この記事の著者

蒼山 隆之

蒼山 隆之コンセプター兼プロデューサー

無類の映画・音楽・美食好き。10代後半から20代の終わりまで、映画のプレミアイベントやコンサートイベントでのVIPアテンドなどに従事。
現在はライターとフォトグラファーの仕事も受けつつ、アート・プロダクト・イベントなどのコンセプト作りからプロデュース・フォロー・PRまでを一手に引き受けるコンセプター兼プロデューサー業をメインに活動中。

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