㊗公開初日舞台挨拶
石田監督の照れちゃったサプライズプレゼントに北香那&蒼井優感激!!
日本で一番ノートを書く小学生だと自負するほど勤勉な小学4年生のアオヤマ君が住む海のない平穏な住宅地に突如としてペンギンが現れる。不思議な現象をきっかけに、アオヤマ君はペンギンの謎を解こうと奮闘する。
「夜は短し歩けよ乙女」、「有頂天家族」など、数々のベストセラー作品を持つ森見登美彦の原作小説が気鋭のアニメーションスタジオ・スタジオコロリドにより、アニメーション映画として生まれ変わった冒険ファンタジー映画『ペンギン・ハイウェイ』が8月17日(金)公開初日を迎えた。
東京・TOHOシネマズ 日比谷にて実施された初日舞台挨拶に、本作で声優に初挑戦し、主人公・アオヤマ君を演じた北香那をはじめ、蒼井優、西島秀俊、竹中直人ら豪華キャストとともに石田祐康監督と原作の森見登美彦が集結した。
《イベントレポート》
上映前の期待高まる満席の会場に、主人公アオヤマ君役・北香那、お姉さん役・蒼井優、アオヤマ君のお父さん役・西島秀俊、アオヤマ君のクラスメイトであるハマモトさんのお父さん役・竹中直人、石田祐康監督、原作の森見登美彦が登壇した。
地方キャンペーンはお食事ハイウェイ!?
無事に初日を迎えられた事にとても不思議な気分だと挨拶した北。監督との地方キャンペーンについて聞かれると「各地でペンギン・ハイウェイを楽しみに待っている方々にお会い出来て嬉しかったです。イベント後にその土地のご飯もいただく事も出来て、とても美味しかったです」と笑顔で答えた。
また、石田監督も「一庶民の僕が普段食べられない様なものを食べさせていただいて、恐縮です」と謙虚にコメント。北海道の塩ジンギスカンは臭みが無く美味しかったそう。
石田監督「とにかく長かった」製作の苦労。
今回の『ペンギン・ハイウェイ』が長編初監督作品となる石田監督。「幼い頃から楽しんで観ていた作品を実際に作るという事で楽しみもありつつ、プレッシャーもありました」と当時を振り返る。大変だった点については「やってみて上げるとキリが無いですが、とにかく長かったです」とまさかの回答に会場は笑いに包まれた。
原作の森見も映画を実際に観て「特に想い入れのある作品だったので、不思議な気持ちです。出来上がった物をDVDにして貰ったのですが、もう何十回と観ています」と賞賛していた。
この夏したい事は……手づかみでの蝉捕り!
この夏に挑戦したい事を質問された登壇者たち。北は舞台挨拶前に出演した「めざましテレビ」にて得た豆知識から「手持ち花火って、ピラピラした紙がついているのを外してから火をつけるのが正解だそうなので、実際に外してから手持ち花火をしてどんな風になるのか確かめたいです!」と回答。
蒼井は「南海キャンディーズのしずちゃんとスキューバダイビングに行きたいねって話していたので、実際に行きたいです」と夏らしい事を上げた。
西島は「インドア派なので夏は外に出てキャンプファイヤーをしたいです」と笑顔でコメント。
そんな中、「もう10年以上もセミ捕りをやってないので、手づかみでセミを捕りたいですね。アブラゼミなんかは木の下の方にいるので30匹くらい捕まえて一気に解き放ちたいです」と答えたのは竹中。監督も一緒にどうかと誘うと、石田監督は「是非御一緒したいです!」と純粋に答え、その姿に会場は温かい雰囲気になった。
石田監督からバースデーサプライズプレゼントが!
本日8月17日は蒼井優の、そして翌週8月23日は北香那の誕生日という事でサプライズの特製バースデーケーキが登場!また、石田監督よりお祝いのメッセージと共に北香那、蒼井優の似顔絵のプレゼントが贈呈された。
北は「こんなに可愛く描いて貰えて嬉しいです。ありがとうございます!」と喜んでいた。
蒼井は「サプライズケーキの下りまでは台本に書いてあったので、『これじゃサプライズじゃないじゃん』って思っていたんですけど、まさかのプレゼントでとてもビックリしました」と驚いている様子だった。
プレゼントのイラストを手がけた石田監督は「お二人の写真を見ながら描いていたのですが、途中でお二人から見られている感じがして照れちゃいましたね」と可愛いエピソードを暴露した。
昔の自分に会いたくなる映画。
最後に蒼井は「大人の人には忘れていた幼い頃の自由さを思い出させてくれる映画になっています。お子さんはペンギンの可愛さを楽しんで欲しいです」、北は「アオヤマ君のキラキラした目から観る世界を楽しんで下さい。昔の自分に会いたくなる映画です」と挨拶し、石田監督も「アオヤマ君のまっすぐな瞳に映る風景だったり、彼の成長を見届けて下さい」と締めくくった。
[スチール撮影: Cinema Art Online UK / 記者: 梅田 奈央]
イベント情報
映画『ペンギン・ハイウェイ』公開初日舞台挨拶■会場: TOHOシネマズ 日比谷 スクリーン12 |
映画『ペンギン・ハイウェイ』予告篇
映画作品情報
《ストーリー》小学四年生のアオヤマ君は、一日一日、世界について学び、学んだことをノートに記録する。毎日努力を怠らず勉強するので、「将来は偉い人間になるだろう」と思っている。そんなアオヤマ君にとって何より興味深いのは歯科医院の“お姉さん”。気さくで胸が大きくて、自由奔放でミステリアスなお姉さんをめぐる研究も、真面目に続けていた。 ある日、アオヤマ君の住む郊外の街に突如ペンギンが現れ、そして消えた。さらにアオヤマ君は、お姉さんがふいに投げたコーラの缶がペンギンに変身するのを目撃する。「この謎を解いてごらん。どうだ、君にはできるか?」 一方、アオヤマ君は、クラスメイトのハマモトさんから森の奥にある草原に浮かんだ透明の大きな球体の存在を教えられる。やがてアオヤマ君は、その謎の球体“海”とペンギン、そしてお姉さんには何かつながりがあるのではないかと考えはじめる。そんな折、お姉さんの体調に異変が起こり、同時に街は異常現象に見舞われる。果たして、お姉さんとペンギン、“海”の謎は解けるのか――!? |
キャラクターデザイン: 新井陽次郎
脚本: 上田誠(ヨーロッパ企画)
音楽: 阿部海太郎
制作: スタジオコロリド