映画『Diner ダイナー』公開初日舞台挨拶レポート
【写真】映画『Diner ダイナー』公開初日舞台挨拶 (藤原竜也、玉城ティナ、窪田正孝、本郷奏多、武田真治、真矢ミキ、奥田瑛二、蜷川実花監督)

映画『Diner ダイナー』

㊗公開初日舞台挨拶

藤原竜也が一番まとも!?
ぶっ飛んだキャストの七夕願いを発表!!

映像化不可能と言われた原作小説「ダイナー」(平山夢明著・ポプラ社「ポプラ文庫」)が、主演:藤原竜也 × 監督:蜷川実花の運命の初タッグで映画化!

蜷川監督にヒロインとして大抜擢された玉城ティナを迎え、窪田正孝本郷奏多武田真治斎藤工佐藤江梨子金子ノブアキに加え、小栗旬土屋アンナ真矢ミキ奥田瑛二ら豪華俳優たちも、全員“殺し屋”役で集結!

さらに木村佳乃川栄李奈コムアイSHIHOMEGUMI宮脇咲良など、端役にまで一切手を抜かず、その他多くの俳優、モデル、アーティストが様々なシーンに出演しており、春蘭華麗なセットと相まって、一瞬たりともスクリーンから目を離すことが出来ない日本映画史に残る贅沢な映画『Diner ダイナー』が、7月5日(金)についに公開された。

【画像】映画『Diner ダイナー』場面カット

7月5日(金)、ダイナー<食堂>の開店を祝うべく、丸の内ピカデリー1初日舞台挨拶が行われ、主演の藤原竜也をはじめ、玉城ティナ窪田正孝本郷奏多武田真治真矢ミキ奥田瑛二らキャスト陣、そして蜷川実花監督が登壇した。

ダイナーの開店ということで舞台には開店花がズラりと並び、クレイジーな殺し屋たちを演じたキャスト陣が初日を迎えた心境を語り、“ぶっ飛んでいる映画”にちなみ、7月7日の七夕を目前に「ここでしか言えない(!?)ぶっ飛んだ願い事」を披露!“ぶっ飛んだ”というキーワードを元に、一流俳優として普段は表に出さずに秘めていた願望や、作品に対する愛も垣間見られた。

また、撮影、完成披露、そして初日と、共に乗り越えてきた共演者の、“予測不可能なエピソード”や、“初日だからこそ言っておきたいこと、聞きたいこと”をぶっちゃけるクロストークも展開され、ダイナーの開店を大いに盛り上げた。

イベントレポート

作品鑑賞後の熱気冷めやらぬ観客たちの大きな拍手に迎えられ、豪華キャストと蜷川実花監督が登壇。

MCの「開店おめでとうございます!」の呼びかけに、主演の藤原竜也は「今日はお越しいただきありがとうございます。1年前に撮影した作品が公開を迎えて嬉しいです。僕とティナ(玉城ティナ)が1番まともな役という濃いメンバーに囲まれて、大変な現場でした」と濃密な撮影を振り返った。

盛り上げ役の武田真治は「こんにちはー!映画は楽しんでいただけましたか?」と大声で呼びかけ、会場からは入場の時よりも更に大きな拍手が起こった。

笑いと感動が織り混ざる裏話続出!

記念すべき公開初日「今だからこそ“この人にこれを聞きたい!”ことはありますか?」というMCからの質問に、キャストと蜷川監督それぞれの疑問が飛び交った。

藤原の「雨と花びらを同時に降らす演出はどうなの蜷川監督!?と思ったことはありましたね」という問いかけに、蜷川監督は「雨のシーンの途中で、用意した花びらはなくなってしまったのですが『なくなるまでやって!』と叫びながら撮ったシーンですね」と笑いながら返答。

藤原は、そのシーンで12時間雨に降られっぱなしだったという。

「身体も辛かったけど、その後登場した真矢さんの立ち回りを見て現場に拍手が起こったんですね。いやいや僕は雨の中ずっと待っていたのに何も褒められなかったぞとへこみました」と本音をポロリ。それに対し蜷川監督は「竜也はできることが当たり前だと思っているので、アクションもすごく上手なのですがついさらっと流してしまうところはありましたね」とフォローしていた。

続いて、玉城ティナが「なぜ私をオオバカナコという役にに選んで下さったのか?撮影に入る直前まで不安ではなかったのか聞きたいです」と蜷川監督に質問すると、蜷川監督は「不安はなく、絶対大丈夫だという自信がありました。その自信はキャストの方全員に持っていて“絶対すごいに決まってる!”と思っていましたね。大好きな人たちばかりだったので、キャストの方を信じる力が強かったです」とキャストへの信頼感を伝えた。

窪田正孝の「武田さんが劇中で話していたスペイン語は、どのくらい練習したんですか?」という問いかけに対し、一瞬固まった武田は「その質問は今じゃなくて撮影の時にしてくれても良かったのに」とつぶやき、会場は笑いに包まれた。

スペイン語を監修された方から送られてきた動画は、山手線の車両内でスペイン語を話しているというもので「駅のホームか、もっと別の場所での撮影で良かったんじゃないかな。不思議な事前資料でしたね」というコメントにさらに笑いが大きくなった。

本郷は窪田演じるスキンについて気になることがあったようだ。「スキンのビジュアルが長髪で顔が傷だらけでめちゃくちゃかっこいいんですが、耳がちぎれているんですよ。その理由が気になります。僕の予想は、大きなピアスをしていたスキンがセーターを着る時に“あっ!”ってひっかけちゃったのかな?って思っているのですが、本当のところはどうですか?」と興味津々で蜷川監督に質問。ところが、蜷川監督と窪田のノリで途中から欠けたというスキンの耳。

本郷「えっ!?じゃあちゃんとした理由はないんですか?」

蜷川監督「いや、理由はセーターです!まさか当てられるとは思わなかったよ(笑)」との掛け合いに会場も和みムードになった。

武田は、撮影の様子を自身のスマートフォンで隠し撮りしていたことを明かしたが、キャストや蜷川監督は既に知っていたようだ。

「今後その写真を随時アップしていっていいですか?」という質問には観客の方が速い反応を示し、拍手が起こった。

登壇者から許可をもらった武田は、「楽しみにしていて下さい」と笑顔を見せた。

真矢ミキの「どれも素敵なシーンでしたが、その中でも蜷川監督にとってお気に入りシーンは何ですか?」という問いに対し、蜷川監督は「私たちが世界で戦うためには日本の魂が入っているものをセットに使いたいと探していて、横尾忠則さんの絵を使わせていただきました。そのおかげで、日本らしさ東京らしさがある作品になったと思います」と誇らしげに答えた。

撮影の中で絵は爆破されたため、残念ながら蜷川邸に持ち帰ることは叶わなかったという。

奥田「以前、女性にしか撮れない映画だと言ったが、後にこの映画を反芻はんすうしていた時にそうじゃない、それは蜷川実花にしか撮れない映画だと言うべきだった」と舞台挨拶の場で訂正した。

蜷川監督は「ありがとうございます」と嬉しそうに微笑んだ。

また、ここだけの話ということで、本編には使われていない真矢からの“蹴り”についても語った。

練習では優しく蹴る真似をしていた真矢が、本番では思い切り奥田に蹴りを入れ、2m吹っ飛っとんだ上にテーブルで頭をぶつけたという。

「本当にすみませんでした。その後お身体大丈夫でしたか?」と真矢。

「いやまだ痛いんだよ。宝塚は足あげるからすごいんだね。楽しかったです」と笑う岡田に観客からも笑いが起こった。

七夕目前!気になるキャストのぶっ飛んだ願い事とは?!

映画が“ぶっ飛んでいる”ことにちなみ、7月7日の七夕を目前に「ここでしか言えない(?!)ぶっ飛んだ願い事」を披露。
登壇者それぞれが短冊に書いた願い事を発表し、最もぶっ飛んでいる願い事を蜷川監督がジャッジした。

藤原竜也「『Diner ダイナー2』オールメキシコロケ」

藤原: 蜷川監督のみで行ったメキシコロケを、次回作ではオールメキシコロケでやりたいですね。

玉城ティナ「変身したい」

玉城: 海外1人旅が好きなのですが、女性の1人旅は心配されがち。そんな時に、筋肉隆々の武田さんのような男性に変身して強く見せたいな。

窪田正孝「『Diner ダイナー』世界へ」

窪田: 日本映画ってすごいんだぞと世界に言える作品だと思うから、ぜひ世界へ発信したいです。

本郷奏多「食事をしなくても死なない身体になれますように」

本郷: 食事があまり好きではないので、こうなったら最高。でも、劇中のハンバーガーはおいしそうでしたね。

武田真治「目指せ『Diner ダイナー2』」

武田: 願いがかぶってしまいましたが、僕演じるブロと本郷くん演じるキッド、“ブロ VS キッド”で撮って欲しいです。

真矢みき「学生になれますように」

真矢: 個人的なことを書いて恥ずかしいです。私も見えないけど『Diner ダイナー』世界へって書いてあるんですよ(笑)。2年前に大検を取ったので、大学に行きたいなと思っています。私が大学のキャンパスにいたら“ぶっとび”かなと思って書きました。

奥田瑛二「人生ぶっとんできたので修復不可能、願い事なし」

奥田: 僕は正直な人間なので、短冊に願い事を書いたことが一度もないんですよ。なので願い事を書くということが染みこんできませんでした。

蜷川監督「メキシコでオールロケ行っちゃいましょう!」

7人の願い事を聞いて、蜷川監督が選んだ“最もぶっとんだ願い事”は、藤原の「『Diner ダイナー2』オールメキシコロケ」に決定した。

最後に、主演の藤原から「短い時間でしたが、ありがとうございました。1人でも多くの方に観ていただきたいので、みなさんのお力を貸していただけると嬉しいです。本日は本当にありがとうございました」との挨拶。

挨拶の様子を武田がスマートフォンで撮影し、観客から笑いを誘うという最後まで仲の良いキャストメンバーのやりとりが行われた。

会場は盛り上がった熱気のまま惜しまれながらキャスト陣は退場、初日舞台挨拶は閉幕となった。

[スチール撮影: Cinema Art Online UK / 記者: 大石 百合奈]

イベント情報

映画『Diner ダイナー』公開初日舞台挨拶

■開催日: 2019年7月5日(金)
■会場:
丸の内ピカデリー1
■登壇者:
藤原竜也、玉城ティナ、窪田正孝、本郷奏多、武田真治、真矢ミキ、奥田瑛二、蜷川実花監督
■MC:
 奥浜レイラ

【写真】映画『Diner ダイナー』公開初日舞台挨拶 (藤原竜也、玉城ティナ、窪田正孝、本郷奏多、武田真治、真矢ミキ、奥田瑛二、蜷川実花監督)

フォトギャラリー📸

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映画『Diner ダイナー』予告篇🎞

映画作品情報

【画像】映画『Diner ダイナー』ポスタービジュアル

《ストーリー》

ようこそ、殺し屋専用のダイナー<食堂>へ

そこは、命がゴミのように扱われる、殺し屋専用の食堂ダイナー<食堂>。店主は、元殺し屋で天才シェフのボンベロ。

「俺は、ここの王だ。砂糖の一粒まで俺に従う」日給30万の怪しいアルバイトに手を出して売られたオオバカナコは、ウェイトレスとしてボンベロに買われてしまう。次々と店にやってくる殺し屋たち。オーダーは極上の料理か、殺し合いか…店主、ウェイトレス、殺し屋たち。新たな殺し合いが今、始まる――!

 
出演: 藤原竜也、玉城ティナ、窪田正孝、本郷奏多、武田真治、斎藤工、佐藤江梨子、金子ノブアキ、小栗旬、土屋アンナ、真矢ミキ、奥田瑛二
 
原作: 平山夢明「ダイナー」(ポプラ社「ポプラ文庫」)
 
脚本: 後藤ひろひと、杉山嘉一、蜷川実花
音楽: 大沢伸一
監督: 蜷川実花
配給: ワーナー・ブラザース映画
 
© 2019 「Diner ダイナー」製作委員会
© 2019 蜷川実花/映画「Diner ダイナー」製作委員会
 

2019年7月5日(金) ダイナー開店!

映画公式サイト

公式Twitter:@DinerMovie
公式Instagram:@dinermovie
公式ハッシュタグ:#ダイナ―
 

映画『Diner ダイナー』ジャパンプレミアレポート

この記事の著者

大石 百合奈ライター

幼い頃、本気で映画 『ジュラシックパーク』 の世界に行ってみたい!と思っていた。社会人になって、ハワイのオアフ島にあるロケ地を訪れた時は感動!“ロケ地を巡る”、“おしゃれの参考にする”など、“映画を観る”ことから広がる世界は無限だ。

★好きな映画
『スイートリトルライズ』 [監督: 矢崎仁司 製作: 2010年/日本]
『はじまりのうた』 (Begin Again) [監督: John Carney 製作: 2013年/米]
『ザ・ビーチ』 (The Beach) [監督: Danny Boyle 製作: 2000年/米・英]

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