映画『愛唄 ―約束のナクヒト―』親子試写会
“親子エピソード”を懐かしの写真で振り返る
登壇者の若い頃の写真に会場から「かわいい」の声が溢れる!!
2017年、わずか157館ながら14.9億円の興行収入を記録した『キセキ —あの日のソビト—』のキャスト・スタッフが再び集結し、GReeeeNの名曲「愛唄」を映画化した『愛唄 ー約束のナクヒトー』が1月25日(金)より公開される。
1月16日(水)、T・ジョイPRINCE品川で親子試写会が開催され、主演の横浜流星と共演の飯島寛騎、主人公・トオルの母親を演じた財前直見とヒロイン・凪の母親を演じた富田靖子、そして川村泰祐監督が登壇した。
《イベントレポート》
親子試写会ということで会場には親子で参加する観客が満席。キャスト・監督が登場すると客席からは歓声があがった。
親子のシーンを場面写真で紹介
川村監督「リハーサルでこんなに泣いたのは初めて」と語る
親子試写会にちなんで、親子の場面写真が登場。まず横浜、清原、飯島、財前で食卓を囲んでいるシーンの写真が披露された。
川村監督は写真を見て「監督になって20年になりますが、リハーサルでこれだけ泣いたのは初めてです。財前さんの言葉に涙が出てきた」と話し、このシーン以外にも「もう一つあって、富田さんと流星くんと果耶ちゃんのシーンもリハーサル中に号泣するくらい素晴らしい作品でしたね」と絶賛した。
普段なかなか帰ってこないトオルが久しぶりに友達を連れて帰ってきたが、一番大事なことを親に内緒にしているというこのシーンについて、財前が「親としては一緒に悩みを共有したいじゃないですか。それをこの“バカ息子”は伝えてくれないんです(笑)」と話すと、横浜は「息子の気持ちとしては親に心配をかけたくないというのがありますが、親からしたら隠し事をしてる時点で心配ですよね」と自身の思いを話した。財前は母親を演じるにあたって「私も子供を産んでみて、一つの命が生まれるということは奇跡だなと感じました。若いと命さえ大事に思っていないから、そこをちゃんと伝えたかった」と本作のテーマでもある“命”に対しての思いを明かした。
飯島はこのシーンを演じる時に「空気を和ませるというか、居づらい空気を僕がどう打破できるか、どうしたらみんなが幸せになれるかを考えながら演じました」と自身の考えを明かした。
次に、病院内で清原演じる凪が風船を持ち、富田演じる母がそれを一緒に見ているシーンの写真が披露された。川村監督は富田に謝りたいことがあると言い、「この日富田さんに早く撮影現場に来てもらって、あまりにも病院に馴染みすぎていて30分くらい気づかなかったんです」と申し訳なさそうに話していた。どんな心境で挑んでいたかと聞かれた富田は「撮影に入る前までは胸くらい髪の長さがあったんですけど、娘の病気のこともあるので母親だったら病院にずっと入院していると考えて髪を切りました」と作品に対しての思いを明かした。それに対し川村監督は「結構タイトなスケジュールで夜遅くなったんですけどいつまでも素晴らしい演技で、難しい役どころでもあって、究極の選択をしなくてはいけないこともあったのですが、素晴らしい演技でした」と話していた。
横浜流星、弟が大好きすぎて迷子になったことも…?
劇中の写真の他に、登壇者の昔の写真が披露された。
最初に横浜の写真が披露され、会場からは「かわいい〜!」と歓声があがった。
当時について横浜は「弟が大好きすぎて、母が洗濯をしている時に外に行って迷子になったり、買い物中に弟を連れて迷子になったり、帰ってこれなくて迷子センターに呼ばれたりしました」と可愛いエピソードを話すも「家で遊びに夢中になりすぎて、窓ガラスを割ってしまったこともあり、親に迷惑をかけましたね」と振り返った。
飯島は3歳時のバイクに乗っている写真を披露した。横浜同様会場からは「かわいい〜!」と歓声があがっていた。当時を振り返り飯島は「この頃から親が自転車とかに乗せてて、乗り物が楽しいと思ったのがこの時期ですかね」と話し、お父さんと仲が良いか聞かれると「結構堅い方なので、仲良しではないですけどいろいろ教えてもらいましたね」と当時を語っていた。
財前は18歳デビュー時の一番はじめの宣材写真を披露した。その当時大分から東京へ出てきて、両親から芸能界入りを反対されていた時期だったと話し、「両親から怒られたけれども、最終的には応援してくれました。夢を描いて東京に来たという時期ですね」とコメントした。
富田は初めて映画に出た時の白黒写真を披露。「中学3年生だったので、受験真っ只中で親も心の中では反対をしていましたが、口に出さず送り出してくれたことに感謝しています」と「一人だけカラーではなくてすみません!」と言いながら振り返った。
川村監督はそれぞれの若い頃の写真を見て「人は歴史ありですね」と反応していた。
最後に主演の横浜流星からメッセージ
最後に横浜は「本当に沢山のメッセージが詰まっている作品で、時間の大切さだったり、生きている事の素晴らしさが伝わると思います。僕はこの作品をきっかけに親に『いつもありがとう』って言葉を伝え、親を大事にしようと思えるようになったので、僕くらいの歳の人たちにはこの作品を観て、親に感謝の気持ちを伝えるきっかけになったら素敵ですし、大事なものを感じて帰って頂ければと思います」と締めくくり舞台挨拶は終了した。
[スチール撮影: Cinema Art Online UK / 記者: 井上 綾乃]
イベント情報<映画『愛唄 ー約束のナクヒトー』親子試写会>■開催日: 2019年1月16日(水) |
映画『愛唄 ー約束のナクヒトー』予告篇
映画作品情報
《ストーリー》「私の手、握ってくれてありがとう」その言葉が僕らのすべて――。 恋する勇気を持てないまま大人になってしまったトオルに起きた、二つの出会い。元バンドマンの旧友・龍也との再会、そして運命を変える詩との偶然の出会いにより、恋というものに生涯をかけて全力で駆けることになる。今まで手をつなぐことさえしてこなかったが、龍也の声に恋する勇気をもらい、その詩から、恋に⽣きる⼒をもらったトオル。詩と触れるキッカケをくれた比呂乃との出会いを経て、ようやくめぐり会えた運命の少女・凪。詩を綴ることをやめたその少女は、トオルに生きる意味を教えてくれた。しかし、彼女にはある秘密があった・・・ |
音楽: GReeeeN
主題歌: GReeeeN「約束 × No title」(ユニバーサル ミュージック)
プロデューサー: 小池賢太郎
音楽プロデューサー: JIN
2019年1月25日(金) 全国公開!
公式Twitter: @aiutamovie
公式Instagram: @aiuta_movie