映画『愛唄 ―約束のナクヒト―』完成披露試写会
横浜流星、2018年は漢字一文字で表すと“縁”
2017年、わずか157館ながら14.9億円の興行収入を記録した『キセキ —あの日のソビト—』のキャスト・スタッフが再び集結し、GReeeeNの名曲「愛唄」を映画化した『愛唄 ー約束のナクヒトー』が1月25日(金)より公開となる。
手をつなぐことさえしないまま、恋を知らずに大人になった主人公・トオルを演じたのは『キセキ ーあの日のソビトー』(2017年)でGReeeeNのメンバーを演じ、「グリーンボーイズ」の1人でもあり、『虹色デイズ』(2018年)、『兄友』(2018年)など数々の映画に出演している横浜流星。4年前、わずか14歳でこの世を去ったとされている天才詩人のヒロイン・凪を演じたのは、『3月のライオン前編/後編』(2017年)、『ちはやふる ー結びー』(2018年)など話題作に出演し、2019年には映画『デイアンドナイト』の公開も控えている清原果耶。そのほかにも飯島寛騎、成海璃子、財前直見、富田靖子、中山美穂、中村ゆり、野間口徹、奥田瑛太など豪華キャストが脇を固めている。
監督を務めたのは、『ひみつのアッコちゃん』(2012年)、『海月姫』(2014年)、『きょうのキラ君』(2017年)など数多くの作品のメガホンをとった川村泰祐監督。GReeeeNが初の脚本を務め、名曲「愛唄」への想いと同じ「人を好きになることを恐れないで」という、まっすぐなメッセージを込めた新たな物語が誕生した。
12月10日(月)、東京・丸の内TOEI①で完成披露試写会が行われ、横浜流星、清原果耶、飯島寛騎、成海璃子、財前直見、川村泰祐監督が登壇した。
《イベントレポート》
上映前の観客の前に客席後方からキャスト、監督が登場し歓声で会場は包まれた。GreeeeNの作品ということもあり緑のスーツに身を包み登場し恋に気づいた青年・サトルを演じた横浜は、「本日はいち早くとても大事な作品を観ていただけることもとても嬉しく思いますし、皆さんがどういった反応をしてくれるか楽しみです」と喜びを話した。
ヒロインの運命の少女・伊藤凪を演じた清原は、「私はこの作品にすごく影響されて人生観が変わったような作品になったので、みなさんに今日作品を観ていただけることが嬉しいです」と自身の思いを明かし、トオルの生涯の友であり旧友・龍也を演じた飯島は、「公開はまだなんですけど、僕にとってはみなさんに作品を観てもらえる第一歩で、ようやくこの日が来たなという感じです」と完成披露を迎えた喜びを語った。
横浜は出演への思いを「『キセキ —あの日のソビト—』でご一緒した方とまたご一緒できたことを嬉しく思います。主演という立場でもあり脚本をGreeeeNさんが書かれているので伝えたいことをしっかりと僕らが伝えなきゃいけないという思いで皆さんと過ごした」とGreeeeN作品へ2度目の出演ということもあり本作への感謝の情を示し、トオルを演じる上で気をつけたことは、「普通に演じてしまうとトーンが落ちてしまうので監督と話し合って落ちすぎないようにしました」と話した。
清原は、初めて脚本を読んだ時の心境について「純粋に感動しました。こんなにピュアな物語を作ってくださった方にも感謝の気持ちです」と話し、役を演じる上で気をつけたことを聞かれると、「凪は詩を書く女の子なので凪の発する一言一言に意味がこもるというか、いろんな人に与える影響を実感しながらいかに、凪に近づけるかを意識した」と撮影を振り返った。
ギターの練習が1ヶ月しかなかった
本作でギターと歌を披露した飯島は、「ギターは22年間1回も触ったことがなく、撮影に入る前の1ヶ月半ほどで覚えなくてはいけなくて、シンプルに大変でした」と自身の披露したギターの練習を振り返り、「深爪になる手前のところで抑えなくてはいけなくて、そこからコードを覚えて、約1ヶ月半でやるのは大変でしたが、あの時期だったからこそ龍也と作品に全力をぶつけられた」と思いを語った。
撮影期間でのエピソード
凪と詩に出会うきっかけを作った相川比呂乃を演じた成海は横浜との撮影期間が多く撮影時間中に、「ゲームをしました」と話し、「夜の撮影が多くて横浜くんがうとうとしていたので、マジカルバナナをやりました!」と話し会場を笑いに包んだ。
財前は、「台本を読んで自分より先に息子がいなくなると知って泣いていました。3人がほんとに青春してると感じましたし私が泣いてはいけないと思った」と台本を読んだ時の思いを話した。
2018年を振り返っての一文字
イベント中盤では2018年を振り返って漢字一文字で表す場面もあり横浜は、“縁”という漢字を出し、「この作品もそうですし、『キセキ —あの日のソビト—』でご一緒した方とまた一緒にできたこともそうですし、監督とも違う作品でもご一緒させてもらったりとか今年はアーティストデビューさせてもらって感謝したいと思ったのでこの言葉にしました」と愛唄に参加できた縁など漢字にまつわる思いを話した。清原は“学”とフリップを出し、「今年一年さまざまな作品で、それぞれの現場でたくさん学ぶことがあったので学びの一年だったなと思います」と話し、飯島は劇中でもギターと歌を披露したということもあり“音”とフリップを出した。横浜と同様フリップには愛唄のキャラクターの“愛唄くん”が描かれていて、横浜が飯島に「負けたわ」というやりとりもあった。成海は舞台稽古で忙しかったため“稽”、財前は劇中でも母親役を演じていることもあり“母”、川村監督は『愛唄』から言葉をとり“愛”とそれぞれ2018年を振り返った。
最後に横浜は「改めまして本日はご来場いあだきましてありがとうございます。この作品はたくさんのメッセージが詰まってます。みなさんに少しでもメッセージが届けばいいなと思ってますし、作品を観て少しでも心に響くようなことがあればこの作品が大きくなり1人でも大きくなるように皆さんSNS等で拡散していただけると嬉しいです。僕らも公開まで宣伝頑張りますので皆さん今日は泣いて帰ってください」と締め、大歓声のなか舞台挨拶は終了した。
[スチール撮影&記者: 井上 綾乃]
イベント情報<映画『愛唄 ー約束のナクヒトー』完成披露試写会>■開催日: 2018年12月10日(月) |
映画『愛唄 ー約束のナクヒトー』予告篇
映画作品情報
《ストーリー》「私の手、握ってくれてありがとう」その言葉が僕らのすべて――。 恋する勇気を持てないまま大人になってしまったトオルに起きた、二つの出会い。元バンドマンの旧友・龍也との再会、そして運命を変える詩との偶然の出会いにより、恋というものに生涯をかけて全力で駆けることになる。今まで手をつなぐことさえしてこなかったが、龍也の声に恋する勇気をもらい、その詩から、恋に⽣きる⼒をもらったトオル。詩と触れるキッカケをくれた比呂乃との出会いを経て、ようやくめぐり会えた運命の少女・凪。詩を綴ることをやめたその少女は、トオルに生きる意味を教えてくれた。しかし、彼女にはある秘密があった・・・ |
音楽: GReeeeN
主題歌: GReeeeN「約束 × No title」(ユニバーサル ミュージック)
プロデューサー: 小池賢太郎
音楽プロデューサー: JIN
2019年1月25日(金) 全国公開!
公式Twitter: @aiutamovie
公式Instagram: @aiuta_movie