Dolby Cinema® ヒロイン舞台挨拶
戸松遥、水瀬いのり、井澤詩織が登壇!
戸松「やっぱりキバオウさんですね!」(笑)
12月4日(日)、映画『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』の大ヒットを記念して新宿バルト9でヒロイン舞台挨拶が開催され、アスナ役の戸松遥、ミト役の水瀬いのり、アルゴ役の井澤詩織らキャスト陣が登壇した。MCは松澤千晶が務めた。
水瀬いのりの誕生日プレゼントはまさかの納豆!?
キャスト登場時にはアスナとミトのキャラクターソング「RECROSSING WAYS」が流れ、登壇した水瀬がいち早くそれに気づく。そんな水瀬は、舞台挨拶の前々日となる12月2日に27歳の誕生日を迎えたばかり。戸松・井澤に加え、客席も大きな拍手で誕生日を祝福する中、水瀬は「健康第一で、笑いがいっぱいある年にしたい」と一年の抱負を語る。
さらに、戸松から水瀬へ誕生日プレゼントも手渡されたのですが、中身はなんと「ミト」にちなんでの「水戸納豆」。細長い形状から、最初はシャンパン的な何かに見えたそうですが、「納豆大好きなので、ご飯にかけて食べます!」と水瀬は元気いっぱいに宣言していた。
また、今回の上映期間中は、来場者特典としてインタビューなどが掲載された「アルゴの裏攻略本」が配布されていたが、そこには「大丈夫!アルゴの攻略本だよ!」というゲームファンには馴染みのある文面が。違った意味で大丈夫なのか、キャスト陣が心配するという一幕も見られた。
Dolby Cinema®での初の舞台挨拶にキャスト陣も大はしゃぎ!
その後、興行収入が10億円を突破したことが発表。公開初日に行われた舞台挨拶では、大ヒットを祈願したダルマの目の片方を戸松が入れていたが、映画のヒットの報告を聞いた井澤が「もう片方はいつ埋まるの?」と疑問を口にする。戸松は「夢が叶ったら入れていいそうなんですけど、まだ話は来てないです」と明かし、まだまだ大きなヒットにしていくという制作側の意図があるのではないかという結論で落ち着く形に。
また新宿バルト9のDolby Cinema®は12月1日(木)に完成したばかりで、今回が初めての舞台挨拶となることにも言及。特に舞台挨拶の立ち位置には、ほぼ誰も足を踏み入れていないと思われるため、その場で足踏みをして物理的な足跡を残そうとするなど、キャスト陣も大はしゃぎ。その中で井澤は「ドルビーじゃない状態で観た人達は、音を聴き比べて観てほしいです」と、ドルビーシネマならではの豪華な音響を、今回の注目のポイントとして挙げていた。
映画の見どころについて話題が移ると、「何がどうとかは(ネタバレになるので)言えないんですけど、《SAO》ならではのハラハラドキドキ感が満載で、最後まで緊張の糸を切らさずに観てほしい」と戸松。
水瀬は「自分が演じているのもありますが、ミトとアスナの関係性がどのようなルートを辿るのか、ハラハラドキドキしていただきたいです」と、二人の関係性に言及。さらに前作『星なき夜のアリア』から一新されたミトのコスチュームも、注目のポイントとして挙げた。
井澤が演じるアルゴは、既に原作やゲームでは大活躍しているキャラクターですが、アニメでの本格的な活躍は本映画が初めて。井澤は「初見の人に『あいつ誰?』って思われていないかな」という不安があったことを告白しつつ、「今回からしっかりと活躍するので、アルゴがどんなキャラクターなのか知ってほしい」と、ファンへのメッセージも送った。
キリト役・松岡禎丞のエピソードも盛りだくさん
前作ではほぼアスナとしか会話していなかったミトが、本作ではキリトとの会話シーンがあることも判明。水瀬は「演じている時、何か違和感のようなものを感じていたのですが、この違和感はきっと正しいんだと思いながら演じていました」と収録当時の心境を語りつつ、「キリトを演じている時の松岡さんとやりとりをするのは初めてなので、こういう距離感でいいのか探り探りでした。けど、(松岡さんは)10年間キリトを演じられていて、どんな球を投げても大丈夫だと信頼できたので、楽しくアフレコができました」と振り返る。
松岡、戸松、水瀬、井澤の4人で一緒に収録できたというアフレコに関しては、「休憩時間になると、いつの間にか松岡さんがいなくなっている」というエピソードも明かされた。それを耳にしたMCの松澤から「(松岡さんは)ソロプレイヤーですから」という、キリトにちなんだフォローが飛び出すと、客席から大きな笑いと拍手が沸き起こった。
また、「3人の中で仲良くなりたいキャラクターは誰か?」という質問を向けられると、戸松はミト、水瀬はアルゴ、井澤はアスナと三者三様の名前が挙がります。中でもアルゴについては3人全員が「仲良くなれそう」とも語っており、あのキリトとも信頼関係を築けているアルゴの絶妙な距離感の上手さに、全員が感心していた様子であった。
10年前は今の100倍くらい壁があった戸松と松岡
2022年はTVアニメ「ソードアート・オンライン」の放送がスタートしてからちょうど10年という節目の年。戸松は「あの頃は皆若かった」としみじみと振り返りつつ、当時の松岡との関係について「今の100倍くらい壁があって、最初の一年くらいは目を合わせてくれなかった。そこからちょっとずつ心を開いてくれている実感はあるので、この10年を一緒に歩めているのは嬉しい」と、二人の関係性が変化している喜びも明かす。
一方、「まだ高校生で、財布にアニメイトでいろんなグッズを買っていた」と、一アニメファンだった当時の思い出を語る水瀬。お馴染みとなりつつあるアクリルスタンドなど、10年前と現在ではグッズのラインナップも様変わりしてきたという、完全なアニメファン同士のトークに発展して盛り上がる中、戸松は同じ時期に自身の抱きまくらをグッズとして発売していたことを明かし、二人を驚かせる一幕も。
すでに声優としてデビューしていた井澤も、10年前の『SAO』第1話の収録にキャストとして参加していた。来場者の中にも、TVアニメの第1話をリアルタイム視聴していたという熱心なファンの姿もあり、《SAO》がファンと一緒に歴史を積み上げてきた作品であることを、キャスト陣も改めて感じ取っていた様子であった。
最後にキャスト陣からメッセージ
最後には、キャスト陣からファンに向けたメッセージが送られ、舞台挨拶は締めくくられた。
井澤: まだアルゴがどういうキャラクターか分からない人もいると思うのですが、ファンの方から、アルゴの活躍を期待する声をたくさんいただいて、早く映画を観てほしいと思っていました。そこから晴れて映画も公開され、アルゴがすごく良かったという声もいただいていて、とても嬉しく思っています。最後まで楽しんで行ってください!
水瀬: 公開前は、ミトが登場するのかも伏せられていたので、ずっとウズウズしていました。そこから無事に公開を迎えましたが、ミトはアニメオリジナルキャラクターなので、原作を好きであればあるほど期待と不安を抱いている方もおられると思います。その期待に答えつつ、不安を拭えるよう頑張ってお芝居にぶつけましたので、是非映画を観て少しでもミトを好きになっていただけたら嬉しいです。
戸松: 前作の『星なき夜のアリア』から登場人物も格段に増えて、《SAO》というゲームに慣れてきた頃のお話でもあるので、シリアスだけではない、ちょっと砕けたシーンがあったり、まだ恋人になっていないキリトとアスナの距離感に懐かしさも感じていただけるのではないかなと。あとは、やっぱりキバオウさんですね(笑)。アスナ視点ではあるのですが、周りの登場人物の皆が活躍する話でもあるので、いろんなキャラクターにも注目しながら、良い音響と一緒に楽しんでいただけると嬉しいです。
イベント情報
映画『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』ヒロイン舞台挨拶■開催日: 2022年12月4日(日) |
映画『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』予告篇(追予告)
映画作品情報
《ストーリー》《これは、ゲームであっても遊びではない。》 世界初のVRMMORPG《ソードアート・オンライン》がデスゲームと化し、1万人のユーザーがゲームの世界に閉じ込められてから、既にひと月以上が過ぎていた。 鋼鉄の浮遊城《アインクラッド》第一層を攻略したアスナは、キリトとコンビを組んだまま、最上階を目指し旅を続けていた。 女情報屋アルゴの協力も加わり、攻略は順調に進んでいるかのように見えたが…… 攻略を先導するトッププレイヤー集団、《ALS》(アインクラッド解放隊)と《DKB》(ドラゴンナイツブリゲード)。 本来は共闘すべき2大ギルドの対立が勃発する。 その陰には、暗躍する謎の人物の姿が――。 死と隣合わせの危険な戦いのなか、《攻略》とはまた異なる《脅威》が、アスナとキリトを巻き込んでいく――! |
タイトル
劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ
スタッフ
原作イラスト・キャラクターデザイン原案: abec
キャラクターデザイン・総作画監督: 戸谷賢都
アクションディレクター・モンスターデザイン: 甲斐泰之
キャスト
アスナ: 戸松 遥
アルゴ: 井澤詩織
© 2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project
全国にて絶賛公開中!
10周年特設サイト: https://sao10th.net/
公式Twitter: @sao_anim
AnimeJapan 2022 「ソードアート・オンライン 10th Anniversary Project -The Beginning-」レポート