アニメ10周年メモリアルイベント
「ソードアート・オンライン -フルダイブ-」
一度きりの記念すべき日に豪華キャストとアーティスト陣が大集結!
完全新作オリジナル劇場版の制作始動も発表!!
第15回電撃小説大賞<大賞>を受賞した川原礫氏による小説「ソードアート・オンライン」シリーズ(「電撃文庫」刊)。次世代VRMMORPG《ソードアート・オンライン》を舞台に繰り広げられる主人公・キリトの活躍を描いた物語は、2009年4月の原作小説第1巻発売以来高い人気を誇り、2022年現在、全世界での累計発行部数は3,000万部を突破。TVアニメは2012年に第1期が放送、現在まで続く4シリーズ(全97話)に加えて、劇場版が2本公開されている。
アニメ放送開始から10年、さらに作品内のゲーム《ソードアート・オンライン》正式サービス開始は、2022年。アニメ『SAO』にとって、もっとも重要な1年が始まる。
2022年11月6日――この日は世界初となったVRMMORPG「ソードアート・オンライン(SAO)」がサービスを正式に開始したとされる、記念すべき日。そんな一生に一度のハレの日に合わせて、TVアニメ10周年を祝したメモリアルイベント『ソードアート・オンライン -フルダイブ-』が、東京ガーデンシアターで開催された。
会場には6,000人以上の観客が足を運び、全国127の劇場にてライブビューイング、さらに配信プラットフォームを通して国内外のファンが見守る中、《SAO》に携わる豪華キャストとアーティスト陣が大集結!
川原礫書き下ろしの10個の朗読パートでは、アスナの誕生日に悩むキリトも!?
原作者・川原礫の新作書き下ろしエピソードが織り成す10個の朗読パートと、《SAO》シリーズを彩る劇伴メドレー&12曲のシリーズ主題歌によって構成された『ソードアート・オンライン -フルダイブ-』。まず映し出されたのは、《SAO》を生んだ茅場晶彦(演:山寺宏一)の《アインクラッド》にまつわる語りにのせて描かれた新規アニメーション映像。キリトたちがナーヴギアをセットすると、出演キャストが声を揃えて「リンク・スタート」を合唱。《SAO》の世界へのダイブが始まった。
《SAO》シリーズのさまざまな時間軸が切り取られた、今回の朗読パート。最初に紡がれたのは、2024年9月30日のキリト(演:松岡禎丞)とアスナ(演:戸松 遥)の一日。この日はアスナの誕生日。どんな誕生日プレゼントを贈ればよいか悩むキリトに、アスナはある行きつけの店を提案する。
続く朗読パートの舞台は、そこから約1年半前となる2023年4月4日。第25層のボス討伐から間もないこの日、第一線から退いて仕立て屋の道を目指すミト(演:水瀬いのり)の元を、どこか落ち込んだ様子のアスナが訪ねてくる。
2つの朗読パートが終わると、《SAO》シリーズを代表するアーティストのひとり、藍井エイルがステージに。公開中の最新作『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』主題歌「心臓」を熱く歌い上げる。さらにTVアニメ第1期《フェアリィ・ダンス》編OPテーマ「INNOCENCE」、第2期《ファントム・バレット》編のOPテーマ「IGNITE」を立て続けに披露し、会場のボルテージを一気に上げた。
梶浦由記らが紡ぐ《SAO》の名曲たち。ユナもライブ参戦!!
朗読パートでは、登場人物たちの誕生日にまつわるエピソードも多く見られました。シリカ(演:日高里菜)は14歳の誕生日である2024年10月4日に、リズベット(演:高垣彩陽)の店を訪れ、ふたりの出会いの物語が描かれる。さらにクライン(演:平田広明)は自身の誕生日間近である2025年11月24日、現実世界でエギル(演:安元洋貴)に対して、またリーファ(演:竹達彩奈)も2026年4月19日の誕生日当日、シノン(演:沢城みゆき)に対して、各々の相談事を持ちかける。告知されていなかったリズベットとリーファの登場に、喜んだファンの方は多いはず。
3つの朗読パートが終わると、《フェアリィ・ダンス》編EDテーマ「Overfly」、そして《ファントム・バレット》編EDテーマ「Startear」を、春奈るなが歌唱。凛とした歌声で会場を魅了した。
次の朗読パートで語られたのは、ユウキ(演:悠木碧)の独白。亡き姉への手紙として、アスナたちとの京都旅行から帰った翌日2026年3月11日、彼女の胸の内が明かされる。
続いてステージ中央に設置されたグランドピアノと共に、本作の音楽には欠かせない梶浦由記が登場。名シーンのダイジェスト映像をバックに、バンド編成で披露した「swordland」をはじめとする6曲の劇伴メドレーを奏で、会場を盛り上げた。
いくつかのサプライズが仕掛けられていた今回のイベント。その1つが、ユナによるライブパート。『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』挿入歌「longing」が、ユナの歌声に載せ、拡張ARを用いた演出と共に披露され、胸を強く揺さぶられた。
次の朗読パートで描かれたのは、上級修剣士寮に入寮したキリトとユージオ(演:島﨑信長)の一日。ユージオの誕生日である人界暦380年4月10日のふたりの様子が垣間見られる。続いて2026年10月2日、ラース六本木支部にて、現実世界で人間の肉体を持たない者同士であるアリスとユイが、言葉を交わした。
ここからは主題歌4曲が続く。第3期《アリシゼーション》編第2クールOPテーマ「RESISTER」をASCAがパワフルに歌い上げたのち、ReoNaが心に寄り添う歌声で同EDテーマ「forget-me-not」、そして後半に第2クールOPテーマ「ANIMA」を紡ぎ、藍井エイルによる同EDテーマ「I will…」と、歌のバトンが渡されていった。
LiSAがサプライズ登場!!
完全新作オリジナル劇場版も発表に!
イベントもいよいよ終盤。朗読パートではキリト18歳の誕生日である2026年10月7日に、現実世界で集まってお祝いをする一同の姿が。さらにその夜、キリトとアスナは《アインソフィア》で、ユージオとユウキに対面。再会を固く約束した。
感動的なエピソードの後、ステージ上にはこの日音楽でイベントを盛り上げたアーティスト陣が再集結。作品10周年記念テーマソング「蒼穹のファンファーレ」を全員で披露するという豪華なパフォーマンスで、会場を沸かせた。
10個目となる最後の朗読パートを飾ったのは、茅場晶彦のモノローグ。会場へ語りかける言葉から、今後の《SAO》の展開にますます期待が高まった。
ここでイベントは終了かと思いきや、なんとLiSAがサプライズ出演。アニメシリーズ始まりの1曲である、第1期OPテーマ「crossing field」を熱唱!拡張ARで激闘するキリト&アスナも加わったステージを前に、会場はこの日一番の熱気に包まれていった。
最後にスクリーンに映し出されたのは、「特報」の文字。客席には大きなどよめきが走り、完全新作オリジナル劇場版の制作始動が告知されると、鳴り止まない拍手が響き渡った。
圧倒的な没入感で魅せた体験型イベント『ソードアート・オンライン -フルダイブ-』。《SAO》の記念すべき日に相応しいイベントは、ファンと制作陣が抱く《SAO》への熱や深い想いを改めて感じさせるものとなった。
Stagecrowd、Straming+での配信チケット販売は11月13日(日)21:00まで、アーカイブ視聴は11月13日(日)23:59まで。《SAO》の世界へダイブできるメモリアルイベントを、ぜひこの機会に体感してほしい。
イベント情報
アニメ「ソードアート・オンライン」10th Anniversary Project
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アニメ「ソードアート・オンライン」 10th Anniversary Project PV
映画作品情報
《ストーリー》《これは、ゲームであっても遊びではない。》 世界初のVRMMORPG《ソードアート・オンライン》がデスゲームと化し、1万人のユーザーがゲームの世界に閉じ込められてから、既にひと月以上が過ぎていた。 鋼鉄の浮遊城《アインクラッド》第一層を攻略したアスナは、キリトとコンビを組んだまま、最上階を目指し旅を続けていた。 女情報屋アルゴの協力も加わり、攻略は順調に進んでいるかのように見えたが…… 攻略を先導するトッププレイヤー集団、《ALS》(アインクラッド解放隊)と《DKB》(ドラゴンナイツブリゲード)。 本来は共闘すべき2大ギルドの対立が勃発する。 その陰には、暗躍する謎の人物の姿が――。 死と隣合わせの危険な戦いのなか、《攻略》とはまた異なる《脅威》が、アスナとキリトを巻き込んでいく――! |
STAFF
原作イラスト・キャラクターデザイン原案: abec
キャラクターデザイン・総作画監督: 戸谷賢都
アクションディレクター・モンスターデザイン: 甲斐泰之
CAST
アスナ: 戸松 遥
アルゴ: 井澤詩織
© 2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project
10周年特設サイト: https://sao10th.net/
公式Twitter: @sao_anime
AnimeJapan 2022 「ソードアート・オンライン 10th Anniversary Project -The Beginning-」レポート