映画『サムライマラソン』
完成披露イベント&レッドカーペット
佐藤健、小松菜奈、森山未來ら豪華キャストが一挙集結!
それぞれが経験した撮影エピソードを披露!
日本史上初めてのマラソン大会といわれる「安政遠足(あんせいとおあし)」を舞台にした土橋章宏の小説「幕末まらそん侍」(ハルキ文庫)をベースに描いた幕末エンタテインメント映画『サムライマラソン』が、2月22日(金)より全国公開される。
佐藤健、小松菜奈、森山未來、染谷将太、青木崇高、竹中直人、豊川悦司、長谷川博己といった日本を代表する超豪華キャストと、アカデミー賞受賞歴を持つ世界的スタッフが集結!勝てばどんな望みも叶えられるという夢のような大会のはずが、いつのまにか江戸幕府の陰謀によって藩の存亡をかけた戦いへと変貌していく。
人気キャストはもちろん、侍×マラソンという今までにない物語への注目度も高く、すでに多くのファンの期待を集めている映画『サムライマラソン』が1月21日(月)に完成披露を迎え、観客へのお披露目に先立って、六本木ヒルズアリーナの特設ステージに豪華キャスト・監督が一堂に集結!完成披露イベントが開催された。
《イベントレポート》
MCの荘口彰久による『サムライマラソン』の作品紹介でイベントが始まると、会場のスクリーンに予告編映像が映し出された。予告編が終わると同時にステージ両サイドで和太鼓の演奏が始まり、ステージ上に佐藤健、小松菜奈、森山未來、染谷将太、青木崇高、竹中直人、小関裕太、木幡竜ら豪華キャスト陣、そしてバーナード・ローズ監督が登壇!会場からは大きな歓声が上がった。
キャスト陣、それぞれの撮影秘話を明かす
森山未來、一人トライアスロン状態だった?!
主人公の唐沢甚内を演じた佐藤はオファーを受けた時の気持ちを聞かれると「海外の人と仕事をしたいという気持ちはずっとあったので、このチャンスを逃したくないと思い現場に飛び込みました」とオファーに対する喜びを明かしていた。
雪姫を演じながらも男装をし、男性キャストに混じりながら全力で走り、アクションにも挑戦した小松は自身の役について「変わった役で、乗馬や殺陣をやったりと挑戦することが多かったです」と話し、「役に対して考えることがたくさんあり、姫と男装をした時の差をつけようと考えながら毎日葛藤していました」と撮影を振り返った。
森山は動きが多い辻村平九郎を演じ、撮影での様子について「走りもしたし、馬に乗ったり、水の中で泳いだりと、一人トライアスロン状態でした」とコメントし会場を笑いに包んだ。森山は乗馬の経験がないのにも関わらず、劇中で両手離しながら馬に乗っているシーンがあると話し、それを聞いた青木は「それができるのが森山であります」とつっこまれていた。
藩一の俊足を誇る足軽、上杉広之進を演じた染谷はオファーを受けた時の心境について、「藩一番の俊足が自分というのは個人的には以外でした」と言い、「他のキャストを聞いたときに、何で俺が俊足?と驚きました」と胸のうちを明かした。
腰痛持ちで、運動が苦手な植木義邦を演じた青木に役作りについて「腰をハンマーで砕くことからはじめました」と冗談交じりに話し会場の笑いを起こした。
木幡と小関は共演シーンが多かったと話し、現場での様子を聞かれると木幡は「バーナードは事前に役のことについて話し合ったりすることが嫌と言っていたので話さなかったんですけど、頻繁に飲みに行っていました」と明かした。
小関は印象に残っていることがあると言い、「監督、助監督、(木幡)竜さんと僕の4人でテーブルに座っていた時に『“もし、この出会いの前の日に会っていたら”というテーマで今、演じてみてくれないか』と打ち合わせの時に言われて、実際にアドリブで演じてみて役を探っていくのがすごく印象的でした」と撮影現場でのエピソードについて明かした。
栗田又衛門を演じた竹中は劇中でナンバ走りを披露し、「久しぶりだからできるかな」と話しながらも独特のナンバ走りを実演していた。竹中のナンバ走りを見たほかのキャストからは微妙に違うと指摘を受けていたが、竹中の実演に会場からは笑いが起こった。
監督は日本を代表するキャストとのコラボレーションについて「こんなに素敵なキャストに恵まれたことはありません」と言い、「本当に皆さんの演技に感服しました」と謝意を示していた。
バーナード監督、「ファーストテイクは一度しか撮れない」
独特な撮影をするバーナード監督の現場に関し、佐藤は「台本を見るな、台本を気にするなと言われました」と驚きの手法を明かした。アドリブをあまり入れなかった佐藤に対し、森山はたくさんアドリブを入れ喋っていたと話し、「脚本家は森山未來という感じがしました」と撮影を振り返った。
青木は森山に撮影中にいきなり蹴飛ばされたと話すも、森山は「そんなことありました?」と忘れた様子。そんな森山に対し青木は「蹴ったほうは覚えていなくても、蹴られたほうは覚えているよ!」と返答し笑いが起こった。
小松はショックだったことがあると言い「現場に入る一ヶ月前殺陣のシーン準備していたんですけど、シンプルにそのシーンを切られました」と悲しげに明かしていた。
小松に続き染谷は、「初日にスタンバイをしていたら君のシーンは撮り終わったと言われてびっくりしました」と披露し、会場の笑いを誘った。
青木は茂みに入るシーンの撮影について「(ファーストテイクで)茂みの奥を誰もチェックしていない状態だったので、茂の中に段差があってバキバキバキと茂みの中に落ちました」と大変だった撮影エピソードを明かした。それに対し監督は「テイクは重ねられても、ファーストテイクは一度しかとれないのでそこから撮影するようにしています」と撮影手法を強調した。
最後に、佐藤健からメッセージ
最後に佐藤は「今の話でわかるように、一切の常識が通用しない、何もかもが初めての挑戦の環境でそれぞれがいつも以上に役と向き合いながら、映画を完成させました。新時代における時代劇の形を提案できるのではないかと思っております。興味がある方は、劇場に足を運んでくれたら嬉しいです」と挨拶し、舞台挨拶を締めくくった。
キャスト・監督は、ステージを降壇し、約700名が待つレッドカーペットを歩き、サインや写真撮影などファンサービスに応じた。
[スチール撮影: Cinema Art Online UK / 記者: 井上 綾乃]
[レッドカーペットスチール写真: オフィシャル提供]
イベント情報
映画『サムライマラソン』完成披露イベント&レッドカーペット■開催日: 2019年1月21日(月) |
映画『サムライマラソン』予告篇
映画作品情報
《ストーリー》懸けろ、運命を。駆けろ、時代を。 |
監督: バーナード・ローズ
原作: 土橋章宏「幕末まらそん侍」(ハルキ文庫)
脚本: 斉藤ひろし、バーナード・ローズ、山岸きくみ
企画・プロデュース: ジェレミー・トーマス、中沢敏明
衣装デザイン: ワダエミ
配給: ギャガ
「サムライマラソン」は東京2020参画プログラムです。東京2020参画プログラムとは、様々な組織団体がオリンピック・パラリンピックとつながりをもちながら2020年の大会に向けた参画・機運醸成・レガシー創出のアクションを実施するプログラムです。日本マラソンの発祥といわれる史実「安政遠足」と東京2020大会との親和性や2020年以降のレガシー創出につながるプロジェクトとして「サムライマラソン」は、東京2020公認プログラムに認証をされました。 |
2019年2月22日(金)
TOHOシネマズ 日比谷 他 全国ロードショー!