映画『北極百貨店のコンシェルジュさん』完成披露試写会
初主演の川井田夏海、初めての舞台挨拶に感無量!!
「私自身も秋乃と一緒に成長しました」
小学館「ビッグコミック増刊号」で2017年から連載を開始し、「第25回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 優秀賞」を受賞した、鬼才・西村ツチカによる同名漫画を原作とした映画『北極百貨店のコンシェルジュさん』が10月20日(金)より劇場公開される。
9月30日(土)、品川インターシティホールで完成披露試写会が開催され、上映後の舞台挨拶に主人公・秋乃役の川井田夏海をはじめ、大塚剛央、飛田展男、潘めぐみ、七海ひろき、花乃まりあ、津田健次郎ら声優陣、板津匡覧監督、主題歌アーティストのMyuk、アンバサダーのLiLiCoが登壇した。
満席御礼のジャパンプレミア
豪華キャスト陣と監督の登場に観客から盛大な拍手👏
アヌシー国際アニメーション映画祭2023、第27回ファンタジア国際映画祭での上映を経て、ついに日本初お披露目となった完成披露試写会には早い時間帯から大勢の観客が。上映を観終えたばかりの満席の会場に声優キャスト陣と板津監督が登場すると、観客からは大きな拍手が沸き起こった。
川井田、大塚、飛田、潘、七海、花乃、津田ら声優陣、そして板津監督からそれぞれ一言ずつ挨拶。板津監督は「小さな会議室で始まった企画が、こんな華やかな方々と、大勢のお客さんに観ていただけて感無量です」と胸のうちを明かした。
アンバサダーのLiLiCoが登場!
「天才かよ!」と板津監督を大絶賛!!
さらに、アンバサダーを務めるLiLiCoも駆けつけ、「皆さんこんばんは、アンバサダーを務めさせていただきますLiLiCoです。映画は楽しんでいただけましたか?人は皆、自分の人生や他人のための“コンシェルジュ”だと思っています。自分の人生や周りの人の人生を最高なものにするためには、どんな職業においても、お家にいても、家族のために“最高のコンシェルジュ”にならないといけないですよね」と挨拶すると、「監督は長編アニメーションの初監督ということで、天才かよ!!」と板津監督を絶賛し、会場からは大きな拍手が湧き上がった。
続けてLiLiCoは、板津監督に「なぜこの作品を作ろうと思ったのですか?」と問いかけると、板津監督は「元々西村さんの作品が好きで、ちょうど『北極百貨店のコンシェルジュさん』の連載が開始された時に、Production I.Gの方と『次何か作りましょう!』という話をしていたので、単行本を渡したことがきっかけです」とコメント。LiLiCoは「絵のタッチもすごく綺麗で繊細で、色合いも本当に素敵でした!」と映画の感想を伝えた。
声優陣がオーディションやアフレコ時のエピソードを披露!!
続いて、オーディションで役が決まったという川井田と大塚に、役が決まった時のエピソードを聞かれると、大塚は「僕は最初トキワ役を受けに行ったら、『君はエルルで来てください』と言われたので、その後エルルのオーディションを受けて役が決まったんです」とオーディション時のエピソードを披露。
反対に川井田は「私は秋乃一本でした。オーディションでは、1回テストをやって少しディレクション頂いたらすぐ本番で終わりだったので、あまり手応えはなく、合格いただいて本当に夢のようです!」と嬉しそうにコメントした。
さらに、オファーを受けた時の気持ちを聞かれた津田は「原作を読ませていただいて、めちゃくちゃ良い本で、とても素敵なキャラクターを演じられるということで、収録が楽しみでした」と原作やウーリーの役に惚れ込んだと語った。
続いて七海は「私も最初違う役をオーディションでいただいていたのですが、原作を読んでどうしてもクジャク役をやってみたいと思い、『よかったらこちらも聞いていただけないでしょうか!』とお願いをして、クジャク役に決まりました。誰がみても穏やかな気持ちになれるところや、老若男女問わず楽しめる、こんな素敵な作品に出たいという思いを込めました」と熱く語ると、板津監督は「実は七海さんと花乃さんが出ていただけると聞いて、絵にキラキラを増量したんです!」と貴重な制作秘話を披露し、会場を沸かせた。
次に話題は、アフレコ収録時のエピソードについて。川井田は「前日の夜、どんなに練習しても自分の思う秋乃にならなくて、不安の中初日を迎えたのですが、現場で他の方のお芝居を聞くとだんだん自分が秋乃になっていく感じがして、秋乃と一緒に私自身も成長したなと思いました」と告白した。
これに対し津田も「本当に秋乃そのもので、最初はスタジオの端の方に新人オーラ全開に座っていて(笑)」と川井田の様子を振り返った。
さらに津田は「現場はすごく和やかで、シーンによっては緊張感がある部分もありましたが、本当に芝居をしていて凄く楽しかったです。ウーリーは身体が大きいので、僕たちとは生きるリズムが違うと思い、そこは意識しました」と役作りについても語った。
続けて川井田の先輩コンシェルジュ・森を演じた潘は「アフレコが始まる時に監督から、『コンシェルジュはお客さまの求めるその先にあるものを見極めて提供する、そんなお仕事であることを描きたい』とお話しいただきました。今回新人の時にお世話になった音響の菊田さんとまたご一緒できて嬉しかったですし、昔は新人だったけど、今回は後輩を指導する先輩コンシェルジュの役として、川井田さん演じる秋乃に寄り添って、見せられるものを与える、そんな役割をいただいたんだなと思いました」と先輩声優らしい心温まるエピソードを披露した。
さらに、七海演じるクジャクの彼女役を演じた花乃は「七海さんが、『アドリブで愛の囁きを長く欲しい!』とオーダーされた時があったのですが、愛の言葉が出るわ出るわで(笑)。私も宝塚時代に、男役さんから愛の言葉を沢山囁かれていた経験があり慣れていたので、その感覚が懐かしくて嬉しくて、収録当日は興奮の方が多かったです!」と笑顔で答ると、クジャクのファンだというLiLiCoが「ジェラシーですね!!」と悔しさを見せ、会場は笑いに包まれた。
シンガーソングライターMyukが登場!
主題歌「Gift」を生歌披露♬
ここで、MCの呼びかけに合わせて主題歌アーティストのMyuk(ミューク)も登場。登場したMyukは「主題歌を担当させていただきましたMyukといいます。こんな素敵な場に登壇させて頂いて、大変光栄に思います。本日はよろしくお願いいたします」と挨拶。主題歌「Gift」に込めた想いを「原作をじっくり読ませて頂いて、本当にこの作品が大好きになりました。秋乃さんやコンシェルジュさん、そして動物のお客さんが、一生懸命大切な人に、自分の強い気持ちや『ありがとう』を伝えようとしている姿や表情に触れて、『ありがとう』という気持ち自体が贈り物だと思い、そんな気持ちを曲に込められたらいいなと思って作詞をしていきました」とコメントした。
そして会場のスクリーンに映された映画本編のスペシャル映像に合わせて主題歌「Gift」を生披露!Myukの美しい歌声とメロディに会場の雰囲気は包まれた。
特製の『北極百貨店』氷像が登場!
川井田夏海から観客に向けてメッセージ
イベントの最後には北極百貨店の氷像が登場し、登壇者全員でフォトセッション。登壇者を代表して主演の川井田が観客に向けてメッセージを送り、イベントは幕を閉じた。
「本日はお越しいただき本当にありがとうございます。今キャストの方や、監督、Myukさんのお声を聞いて、『もう一回観たい!』と思いましたよね。私自身もそう思ったので、10月20日に公開されましたら、ぜひお友達や大切な方、お一人でも、劇場に観に来て欲しいです。この作品がより多くの方の心に届くことを願っております。本日はありがとうございました」
フォトギャラリー📸
イベント情報
映画『北極百貨店のコンシェルジュさん』完成披露試写会 舞台挨拶■開催日: 2023年9月30日(土) |
映画『北極百貨店のコンシェルジュさん』予告篇🎞
映画作品情報
《ストーリー》新人コンシェルジュとして秋乃が働き始めた「北極百貨店」は、来店されるお客様が全て動物という不思議な百貨店。 一人前のコンシェルジュとなるべく、フロアマネージャーや先輩コンシェルジュに見守られながら日々奮闘する秋乃の前には、あらゆるお悩みを抱えたお客様が現れます。 中でも<絶滅種>である“V.I.A”(ベリー・インポータント・アニマル)のお客様は一癖も二癖もある個性派ぞろい。 長年連れ添う妻を喜ばせたいワライフクロウ父親に贈るプレゼントを探すウミベミンク 恋人へのプロポーズに思い悩むニホンオオカミ・・・ 自分のため、誰かのため、様々な理由で「北極百貨店」を訪れるお客様の想いに寄り添うために、秋乃は今日も元気に店内を駆け回ります。 |