映画『グッバイ・クルエル・ワールド』㊗公開記念舞台挨拶
西島秀俊、奥野瑛太に感謝!「本当に奥野さんに引っ張ってもらった」
主演・西島秀俊、共演に斎藤工、宮沢氷魚、玉城ティナ、宮川大輔、大森南朋、三浦友和などの豪華俳優陣が集結!大森立嗣監督の最新作となる映画『グッバイ・クルエル・ワールド』が9月9日(金)に全国公開された。
9月10日(土)、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで公開記念舞台挨拶が行われ、主演の西島秀俊、共演の三浦友和、大森南朋、宮沢氷魚、玉城ティナ、宮川大輔、奥野瑛太らキャスト陣、そして大森立嗣監督が登壇した。
西島、奥野を絶賛!「僕が求めていた俳優像」
奥野が「西島さんは僕が何をやっても懐深く受け止めてくれるので、楽しくやらせていただきました」と話すと、西島も奥野は現場にいる間、ずっと役に入り込んでいる役者だったと明かし、「僕が求めていた俳優像ってこうだったよなと改めて思わせていただいて。実際の演技も本当にすばらしくて。2人のシーンで僕のいいところがあったとしたら、それは本当に奥野さんに引っ張ってもらったものだと感じています」と奥野を絶賛した。
西島は「ニュートラルな俳優さんの代表選手」
西島は三浦のアドリブに驚き本気で逃げたと明かすと、三浦は西島について「ニュートラルな俳優さんの代表選手ですね。それでいて突然トップギアになったり、バックに入ったり。でも、現場に行ってこんなに落ちつく俳優さんはいないんですよ。緊張のあまりついトゲトゲしてしまうということがあるんですけど、西島さんにはそういうことがまったくない。それは信じられないことですよ」と大絶賛。西島も「一緒にやっていて楽しかったです。やりながら腑に落ちていく感じでした」とお互いの印象について語った。
玉城、大森のダンスに「ちょっとかわいいってなっちゃいました」
大森、宮沢、玉城の3人が踊るシーンについて玉城は「そのシーンが確かクランクアップだったので、ワーワー楽しく踊って帰ろうと思っていました。だから今までの(お話の)つながりとかは関係なく、そのシーンのきらめきみたいなものが出せたらと思っていました」と振り返り、大森のダンスについては「踊り方が……(笑)。ちょっとかわいいってなっちゃいました」と話す。
大森は「特に打ち合わせはせず、監督に『踊れ』と言われました。まあ、身内なもんですから」と言うと、それを聞いた大森監督は「そんないい加減ではないです!脚本に『40代男のダサい踊り』って1行書いてあったんだよね。あれ僕じゃなくて(脚本の)高田くんが書いているので、それを見て意図を汲んだんだよね」と補足し、台本通りだったことを明かした。
宮沢は一番いい「フォー!」が出たと自信
そんな2人のダンスを見ていた宮沢。「僕も後にダンスに加わるんですけど、監督が『フォー!』の言い方にこだわりがあるようで、何回も撮りました。いろんなパターンをやった中で一番いい『フォー!』が出ているので注目していただければ」と見どころをアピールした。
宮川は、斎藤工演じる萩原が「本当に怖かったです」
武藤役の宮川は、斎藤工演じる萩原について「萩原にお金を投げつけられるんですが、それを拾うことで武藤らしさが出てくるというか。初めはもうちょっと対等でいきたかった部分もありますけど、物を放られるとものすごく怖くなるんですね。喫茶店に行くシーンでは、いきなり週刊誌が飛んで来て!本当に怖かったです。だからリアルな反応でしたね」と振り返った。
大森監督、本作はシンプルに「楽しんでほしいな」
最後に大森監督は「僕としては、この映画はシンプルに俳優さんたちの演技と、銃撃戦と爆発、音楽なども含めて楽しんでほしいなという気持ちと、そしてこれから2週間後くらいにじんわりとくるような映画になるんじゃないかと思いますので、引き続き応援お願いします」。
西島は「この映画は監督のおっしゃる通り、あまり考えずにフラストレーションがたまってる毎日を映画館に足を運んでいただいてスカッとしていただきたい。そんな映画なので、ぜひ日頃の鬱憤を劇場で晴らしていただいたらと思います」と挨拶し、舞台挨拶は終了した。
フォトギャラリー📸
イベント情報
映画『グッバイ・クルエル・ワールド』公開記念舞台挨拶
|
映画『グッバイ・クルエル・ワールド』予告篇🎞
映画作品情報
《ストーリー》夜の街へとすべり出す、水色のフォード・サンダーバード。カーステレオから流れてくるファンクナンバーをBGMに交わされるのは、物騒な会話。 年齢もファッションもバラバラ、互いに素性も知らない5人組が向かうのは、寂れたラブホテル。片手にピストル、頭に目出し帽、ハートにバイオレンスで、ヤクザ組織の資金洗浄現場を“たたく”のだ。仕事は大成功。5人は1億近い大金を手に、それぞれの人生へと帰っていく。 ——はずだった。ヤクザは現役の刑事を裏金で雇い、強盗組織を“溶かす”ために本気の捜査を開始する。さらに、騙されて分け前をもらえなかった合同組織の一人が命を売ってでも一発逆転に賭けると決意し、ラブホテルの従業員を巻き込んで立ち上がる。 ヤクザ、警察、強盗組織、何も知らない家族、金のニオイに群がるクセ者たち--正義と悪の境界線は極彩色に塗りつぶされていく。 |