映画『大名倒産』ESSEonline 特別試写会
厚切りジェイソン&赤ペン瀧川が小四郎たちに“WHY”連発⁉
“マネーのプロ”としてお金が貯まる方法を伝授!
数々のヒット作を⽣み出しているベストセラー作家・浅⽥次郎のノンストップ時代⼩説を映画化した『⼤名倒産』6月23日(金)より全国公開される。
6月4日(日)、生活情報誌「ESSE」が運営するニュースサイト「ESSEonline」が主催する特別試写会がアキバシアターで開催され、作品のポイントである“お金”にかけ、“マネーのプロ” 厚切りジェイソンと俳優・映画プレゼンターの赤ペン瀧川が登壇した。
会場は本編上映後の熱気が冷めやらぬ中、集まった観客の前に厚切りジェイソンが登場!MCに赤ペン瀧川を迎え、ESSEonline 特別試写会がスタートした。
時代劇は時代背景が理解しづらく苦手意識があるため、普段はあまり観ないという厚切りジェイソンは、「(本作は)笑えるとこが多く、非常に観やすかった」と率直な感想を述べた。さらに一番共感する登場人物として、髙田延彦演じる“小池越中守”を挙げた。 娘のお初と“うつけ者”・新次郎との結婚を認めない頑固な父という役どころだが、娘を苦労させたくないという父・越中守の想いが自身も3人の娘を持つ父としての親心と重なるものがあったと語った。
本作の印象的な点として“借金”や、“大企業や政府との癒着”、“ストレスフルな中間管理職”など現代の社会問題を江戸時代に置き換えつつ、ポップなコメディ調で描いているところを挙げ、「政治家の方たちも観てくれればいいのになと思いながら観ていました。このタイミングで上映するべき作品だと思った」(赤ペン瀧川)、「こういった現代にも通じる社会問題をコメディで幅広い人たちに分かりやすく伝えるのは非常に効果的」(厚切りジェイソン)と見どころを語った。
お気に入りのシーンとして厚切りジェイソンは、「(貸金業である)天元屋のタツがやっていることは“究極の資本主義”だなと感じた」とプロならではの目線で分析、さらに赤ペン瀧川は「町人たちではなく大名やその家臣など、偉い人たちが借金を自分たちの問題としてとらえて、自ら節約に乗り出すのがいいなと思った」と感想を述べた。
本作の節約術に対しては「まず節約する前になぜ借金の原因を突き止めない?」と鋭い”WHY?”ツッコミを入れつつ、「借金が多くあっても資産とのバランスが取れていれば大丈夫な時もあるので、現実では借金と同時に資産状況も把握することが大事」と“マネーのプロ“としてのアドバイスを披露。加えてもっと節約できそうなポイントについて問われると、「シェアハウスは良い方法だけど、例えばもうちょっと小さい家に引っ越したりすることもできるんじゃないか」と究極的な節約術をアドバイスした。
おすすめのお金が貯まる方法としては「今の状況と今の状況の原因を知ること=お金の流れが見える化が一番大事」とし、さらにお金に関する契約周りなどは隅々まで詳細を確認してから契約することが大事だと、自身のエピソードと共に力説した。
最後に、本作の“WHY?”ポイントを聞かれると、小四郎の教育係で生真面目が故にすぐ切腹しようとする”切腹バカ“、磯貝平八郎に対して「なぜすぐ切腹しようとする?切腹してしまったら(小四郎を)守ってくれる人がいなくなるじゃないか、WHY JAPANESE PEOPLE!?」と待望のネタを披露し、最後まで映画をしっかりとPR。盛大な拍手に包まれる中、イベントは幕を閉じた。
イベント情報
映画『大名倒産』ESSEonline 特別試写会
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映画『大名倒産』予告篇🎞
映画作品情報
《ストーリー》越後・丹生山藩の鮭役人の子、間垣小四郎(神木隆之介)は、お人よし過ぎて商売上手とは言えないが、皆に愛され平和に暮らしていた。そんなある日、大勢の役人たちが家にやってくる。驚く小四郎に父・作兵衛(小日向文世)が衝撃の事実を告げる。なんと彼は、<松平>小四郎――徳川家康の血を引く、丹生山藩主の跡継ぎだったのだ! さらに、実の父・一狐斎(佐藤浩市)は小四郎に国を任せ、さっさと隠居。庶民から殿様へと突然、幸運を手にしたかのように見えた…のもつかの間、実は丹生山藩は25万両(およそ100億円)もの借金を抱えるワケあり藩!困り果てる小四郎に、一狐斎は「大名倒産」を命じる。返済日に藩の倒産を宣言し、借金を踏み倒せば皆助かるというのだ。 しかし・・・実は一狐斎は、息子に全ての責任を押し付け、切腹させるつもりだった! 小四郎に残された道は、100億返済か切腹のみ!人生最大のトラブルに巻き込まれた若きプリンス、一体どうする――!? |
原作: 浅田次郎「大名倒産」(文春文庫刊)
髙田延彦、藤間爽子、カトウシンスケ、秋谷郁甫、ヒコロヒー
脚本: 丑尾健太郎、稲葉一広
音楽: 大友良英
主題歌: GReeeeN「WONDERFUL」(ユニバーサル ミュージック)
プロデューサー: 石塚慶生、西麻美
製作 :『大名倒産』製作委員会
配給: 松竹