公開記念トリビアトーク付き試写会開催!
スター・トレック・ファンが六本木に集結!
そしてスタトレを愛してやまない自閉症の少女の物語に感涙!
9月7日(金)よりダコタ・ファニング主演最新作『500ページの夢の束』(原題:PLEASE STAND BY)が、新宿ピカデリー他全国ロードショーされる。
ダコタ・ファニング演じる主人公のウェンディは、コンテストに応募するための500ページにおよぶ『スター・トレック』のオリジナル脚本と<ある願い>を抱え、ハリウッドへと向かう。ストーリーを語る上で『スター・トレック』は欠かせない存在である。
ファン必見のトリビアポイントがいたるところに散りばめられているのがこの作品のもう一つの魅力!そんなトリビアを一つ残らず語りつくす、SFシリーズ『スター・トレック』ファン限定の試写会が8月25日(土)に開催された。
《イベントレポート》
立て続けの台風が置き去ったのは、身も悶えるような残暑だった―― そう思えるような8月最後の週末。東京・六本木にあるキノフィルムズの試写室で、映画『500ページの夢の束』の公開を記念してトークイベント付き試写会が行われた。
熱壁を感じるような暑さにもかかわらず、会場前から熱心な参加者が列をつくる。実はこのイベントの参加者にはある共通項があった。それはスター・トレックの大ファンだということ。映画本作がスター・トレックのエッセンスがふんだんに散りばめられたハート・ウォーミング・ドラマであることにちなみ、スタトレ・フリークを厳選して招待し行われた特別な試写会だ。
この一風変わったイベントのゲストMCをつとめたのは声優の沢海(そうみ) 陽子さん。「新スタートレック」でナターシャ・ヤーとセラを、ドラマシリーズ「スタートレック:ヴォイジャー」ではセブン・オブ・ナインの声の吹替えを務めた方で、主催者の徹底ぶりがスゴい。開口一番「MCはあまり慣れていないので、皆様の助けを借りて盛り上げていきたい!」と宣言したが、会場全体は文字通り和気あいあいとした雰囲気に包まれて幕は明けた。
トークゲストとして登場したのは、ライター、エディターとして活躍される岸川 靖(おさむ)氏。『スター・トレック』をはじめ、SF映画の著書を多数執筆し、1998年には「スター・トレック オフィシャルガイド」「スター・トレック ビギンズ」を出版、小説版「スタートレック ヴォイジャー」「スタートレック ディープ・スペース・ナイン」シリーズの翻訳も手掛けてきたスタトレ・フリークの頂点に立つ人と言っても過言ではない。「(暑いのにジャケットを着ているが)スター・トレックのイベントの際は必ずキッチリとした恰好で来るのですよ」と冗談交じりに語っていたが、スタトレへの揺るぎないリスペクトがトリビアトークの随所に感じられる。「ホー」だとか「ヘー」だとかと感心と感嘆の音色が所かまわずに鳴り響いていた。
イベントの目玉は全員参加のスター・トレック・クイズ。○×形式の二択による10連問題形式で、全問正解した全員で映画本編の関連グッズを山分けする―という大盤振る舞いの企画だ。だが、トリビアトークの会らしく、ファンであってもなかなか全問正解は難しく(というより、ほとんど回答不能の難問もあったり…苦笑)、何と全問正解者はゼロ(!)
結局、ジャンケン大会で決着をつけることになったが、勝ち抜いた人は羨望の眼差しを集めながらレア景品をゲットしていた。
そしてイベントのクライマックスは会場全メンバーによる記念撮影。スター・トレックにちなんで皆でバルカン・サイン(※スター・トレックで登場するバルカン人のハンド・サイン)を高々と掲げて映画のヒットを祈念し、盛況のうちに会は幕を閉じた。バルカン・サインの意味は「長寿と繁栄を」。きっと映画『500ページの夢の束』も皆の思いが通じて、ロングラン・ヒットとなるに違いない。
[記者: 藤田 哲朗 / スチール撮影: 蒼山 隆之]
イベント情報
映画『500ページの夢の束』トリビアトーク付き試写会■開催日: 2018年8月25日(土) |
映画『500ページの夢の束』予告篇
映画作品情報
《ストーリー》『スター・トレック』が大好きで、その知識では誰にも負けないウェンディの趣味は、自分なりの『スター・トレック』の脚本 を 書くこと。自閉症を抱える彼女は、ワケあって唯一の肉親である姉と離れて暮らしている。ある日、『スター・トレック』脚本コン テストが開催されることを知った彼女は、渾身の作を書き上げるが、もう郵送では締切に間に合わないと気付き、愛犬ピートと一緒にハリウッドまで 数百キロの旅に出ることを決意する。500ページの脚本と、胸に秘めた“ある願い”を携えて── |
製作: ダニエル・ダビッキ、ララ・アラメディン
新宿ピカデリーほか全国ロードショー!