マイナビ TGC 2022 A/W 映画『HiGH&LOW THE WORST X』STAGE 塩野瑛久 インタビュー
【写真】マイナビ TGC 2022 A/W 映画『HiGH&LOW THE WORST X』STAGE 塩野瑛久 インタビュー

マイナビ TGC 2022 A/W 
映画『HiGH&LOW THE WORST X』STAGE
塩野瑛久 インタビュー 

裏側でふくらませた「ストーリー」が、役の魅力を生み出す
塩野瑛久が語る“ハイロー”と鳳仙学園への愛 

9月3日(土)、さいたまスーパーアリーナにて開催された「第35回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2022 AUTUMN/WINTER」(マイナビ TGC 2022 A/W)に、映画、ドラマ、舞台と幅広く俳優として活躍する塩野瑛久がゲスト出演!“殺し屋軍団”鳳仙学園の四天王のひとり小田島役で出演する映画『HiGH&LOW THE WORST X』の、迫力ある世界観を再現したスペシャルステージに川村壱⾺、吉野北人らと登場した。

TGCのランウェイを歩いた感想、そして9月9日(金)に公開された映画『HiGH&LOW THE WORST X』での自身の役所やファッション、作品にかける熱い想いを聞いた。

【写真】マイナビ TGC 2022 A/W 映画『HiGH&LOW THE WORST X』スペシャルステージ (川村壱⾺、吉野北⼈、三⼭凌輝、塩野瑛久、⿓、鈴⽊昂秀、藤原樹、⻑⾕川慎、陣、堀夏喜、⽊村慧⼈)

ハイローの世界観で歩いたランウェイに歓喜!!
夢は「スキンヘッド軍団を引き連れて登場」 

―― 『HiGH&LOW THE WORST X』の一員としてTGCに出演したご感想をお聞かせください

一度“ハイロー”の世界観でランウェイを歩いてみたかったので、とてもうれしかったです。ハイローのイベントでは、作品や出演アーティストを応援してくださる方の前に出たことがありますが、そうではなく、「TGC」を楽しみにしているお客さんの前を歩くのは初めてだったので、新鮮でした。
ただ、かなえたい夢がもう一つあって、僕は映画の中で鳳仙学園という、後ろにスキンヘッドの軍団を連れた学校の一員なので、一度でいいからスキンヘッド軍団を引き連れてランウェイを歩きたいなと思っています。

【写真】マイナビ TGC 2022 A/W 映画『HiGH&LOW THE WORST X』STAGE 塩野瑛久 インタビュー

映画『HiGH&LOW THE WORST X』では自身の役をさらに深堀り!
軸となったのは、変わらぬ“鳳仙学園愛”と仲間への想い 

―― 前作は敵役として、今作ではまた違った立場でのご出演となりましたが、続編出演に向けてはどのような想いがありましたか?

まず鳳仙学園の制服に再び袖を通せたことがとても嬉しかったです。同時に、『HiGH&LOW THE WORST』に関わったメンバーと再会できる楽しみもありました。僕が演じた小田島は、前作ではそれほど出番が多いわけではありませんでした。その小田島に対して、続編ではさらに深堀りできるところが役者として非常に楽しみだったところです。

【画像】映画『HiGH&LOW THE WORST X (クロス)』小田島 (塩野瑛久)

―― おっしゃるように、今作で小田島は、前作からより掘り下げられたキャラクター性が見える内容でした。新たな一面も含めて再び演じるにあたり、どのようにアプローチされたのでしょうか?

感覚としては、前作よりも若干肩の力を抜いて演じられました。前作では本当に出演シーンが限られていたため、その中で彼の人物像をいかに見せられるかを考えて、すべてのシーンに全力投球しなくてはならなかったんです。今回はよりキャラクター性が見える場面もあったので、人間らしさのようなところを見せつつ、変わらず鳳仙学園に対する愛情や、仲間に対する想いを大事にしたいと考えて演じていましたね。

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個性的な“小田島スタイル”には
自身のこだわりと好みも反映

―― TGCということで、役柄のファッションについての質問です。前作で個性的なファッションも話題に上がった小田島を演じるにあたり、ご自身がこだわったポイントはありましたか?

小田島は少しゆるっとした服装が基本ですが、そもそもそれは前作で制服の上着をフィッティングした時に、「少しゆるめの着こなしにするとキャラクターのらしさが出るのでは」と提案したところから作り上げられました。ピシッと着るだけだとつまらないなと思って。また、僕はアニメが好きなのですが、キャラクターとして好みのバランスやビジュアルが自分の中で結構確立しているので、そうした嗜好を反映させたところがあります。

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―― 今回も斬新なアクションシーンが数多くありました。小田島のアクションも増えているようでしたが、実際にトライしていかがでしたか?

アクションシーンは好きなので、楽しかったですし、場面が増えてたくさんの見せ方ができると、やりがいもありました。今回、僕が演じた特殊なアクションがあって、その場面を撮影した時は「手首」がだいぶ痛くなりました(笑)。小田島の喧嘩は、「目には目を」のスタイル。だから、今その場にある環境や、そこにある物を利用しながら戦います。個人的にはその戦い方が結構好きでしたね。

【画像】映画『HiGH&LOW THE WORST X (クロス)』小田島 (塩野瑛久)

登場場面は少なくても大切にした、シダケンとの関係性

―― 今作では、メンバーそれぞれの“バディ”感がより強く感じられる内容になっていました。演じられた小田島は同じ鳳仙学園のシダケン(荒井敦史)はもちろん、鬼邪高のメンバー轟(前田公輝)との意外なバディも見られました。他のメンバーとのバディ感についてはどう考えて演じられていましたか?

僕の中では、やはりシダケンとの関係性への想い入れが強いですね。作品の中で特別フィーチャーされているわけではありませんが、鳳仙学園の仲間意識もありますし、「WORST」原作の髙橋ヒロシ先生が、公式に小田島とシダケンは幼なじみという設定をつけてくださり、僕の中でずっと大事にしています。

轟に対しては、小田島が何かフィーリングを感じて近づいていったのかな。そこから轟もただチャラチャラふわふわしただけの奴じゃないってことを見抜いて、懐に入れてくれたのかな…と、そんなストーリーを自分なりに考えながら演じていました。

【画像】映画『HiGH&LOW THE WORST X (クロス)』轟 ()

―― お話を伺っているとご自身の中に役柄に対する軸がきちんと定まっているように感じられます。それは、今作の撮影に入ってすぐに戻ってきたような感じでしょうか?

台本を読んで、そこに描かれた少ない情報を自分の中で広げていくような形で作り上げました。この状況だったら小田島はどう考えるだろう。過去にこういうことがあったから、こういう行動をするのではないか…というような感じです。また、鳳仙チームのメンバーのほとんどが共演したことある人たちばかりだったので、チームワーク力が非常に出せていました。その助けもあって、少ないシーンの中でも鳳仙の中の関係性や仲間感を見せることができたと思います。

【画像】映画『HiGH&LOW THE WORST X (クロス)』鳳仙学園 ()

息抜きでもいいから、気軽な気持ちで観に来てほしい

―― ご自身が思う今作の見どころについてお聞かせください。

ずっと言い続けているのですが、「HiGH&LOW」を初めて観る方々には、気軽な気持ちで観ていただきたいと思っています。頭を使って観ないといけない作品や、難しく考える必要のある作品ばかりではきっと疲れてしまうと思うんです。そういう作品の息抜きとしてでも良いので、フラッと観に来てもらえたら、思わぬところに発見があるのではないでしょうか。

そこから興味を持ってもらえたことで、各キャラクターが何を想っているのか、どういう理由で喧嘩をして何を大切にしているのかや、今作のテーマでもある“本当の意味で強いのは誰か”というようなことを考えるきっかけになったらいいですね。そんなふうに、現代だからこそできる不良ものの面白みを見つけてもらえたらうれしいです。

【画像】映画『HiGH&LOW THE WORST X (クロス)』 ()

―― 最後に、シネマアートオンラインの読者の皆さんにメッセージをお願いします!

[インタビュー: 深海 ワタル / 取材協力: 野口 雅]
[スチール撮影・ムービー収録: Cinema Art Online UK]
[ステージスチール写真: 鷲見 心花 / © マイナビ TGC 2022 A/W]

プロフィール

塩野 瑛久 (Akihisa Shiono)

1995年1月3日生まれ。東京都出身。2011年に開催された第24回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストに応募し審査員特別賞、およびAOKI賞を受賞。2012年3月に芸能界デビュー。2013年連続ドラマ「獣電戦隊キョウリュウジャー」に立風館ソウジキョウリュウグリーン役でレギュラー出演を務める。その後、舞台「里見八犬伝」(2019年)、映画「HiGH&LOW THE WORST」(2019年)などに出演、ドラマ「Re:フォロワー」(2019年)では主演を務めるなど、端正な顔立ちとミステリアスな空気感を放つ個性的俳優として様々な役に挑戦し活躍の幅を広げている。近年の主な出演作にドラマ「探偵が早すぎる~春のトリック返し祭り~」(2022年)、「警視庁強行犯係 樋口顕 Season2」(2022年)、舞台「VAMP SHOW ヴァンプショウ」など。

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映画『HiGH&LOW THE WORST X』予告篇🎞

映画作品情報

【画像】映画『HiGH&LOW THE WORST X (クロス)』ポスタービジュアル

《ストーリー》

SWORDの「O」鬼邪おや高校。定時と全日に分かれるSWORD地区最凶の不良高校である。その全日制で頭を張る花岡楓士雄(川村壱馬)は、数々の伝説を持つ最強の男・ラオウをたずねて、戸亜留市とあるしにある鈴蘭すずらん男子高校を訪れていた。

その頃、鬼邪高の首を狙うSWORD内の不良達は、虎視眈々とその機会を伺っていた…。

中でも、エンジ色の学ラン、通称“血の門”と呼ばれる瀬ノ門せのもん工業高校の頭・天下井公平(三山凌輝)は、須嵜亮(中本悠太)という最強の男の力を手に入れ、さらには、同じく鬼邪高の首を狙う鎌坂かまさか高校と江罵羅えばら商業高校を傘下に加え、「三校連合」を築き、その勢力を拡大していく。

鬼邪高の高城司(吉野北人)と轟洋介(前田公輝)は、そんな三校連合の怪しい動きをいち早く察知するも…その時は突然、訪れる。遂に、三校連合による鬼邪高狩りが始まったのだ。不意をつかれ、急襲されてしまう形となった鬼邪高の男達。圧倒的不利な状況下で、これまで己の拳一つで答えを導いて来た楓士雄は、次々に潰されていく仲間達を守り抜く事は出来るのか!?そして、三校連合最強の刺客、須嵜との頂上決戦に挑む楓士雄!楓士雄の拳はいったい何を語るのか?本物のテッペンを決める戦いが今、始まる。

 
タイトル:『HiGH&LOW THE WORST X (クロス)』
 
企画プロデュース: EXILE HIRO
総監督: 二宮”NINO”大輔
監督: 平沼紀久
アクション監督: 鈴村正樹
原案・キャラクター設定: 髙橋ヒロシ
脚本: 増本庄一郎、渡辺啓、平沼紀久
音楽: 中野雄太
 
出演: 
【鬼邪高校】川村壱馬、吉野北人、佐藤流司、神尾楓珠、福山康平、龍、鈴木昂秀、うえきやサトシ、中島健/森崎ウィン/前田公輝
【瀬ノ門工業高校】中本悠太(NCT)、三山凌輝(RYOKI)、永沼伊久也、比嘉涼樹
【鎌坂高校】藤原樹、岡宏明
【江罵羅商業高校】長谷川慎、陣、今村謙斗
【鳳仙学園】志尊淳(特別出演)、塩野瑛久、葵揚、小柳心、荒井敦史、堀夏喜、坂口涼太郎
【鈴蘭男子高校】三上ヘンリー大智、板垣瑞生、時任勇気、八木勇征、木村慧人、高橋祐理
 
企画制作: HI-AX 
製作著作: 『HiGH&LOW』製作委員会
配給: 松竹
 
©2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会  ©髙橋ヒロシ(秋田書店)HI-AX
 
2022年9月9日(金) 全国ロードショー!
 
映画公式サイト
 
公式Twitter: @HiGH_LOW_PR
公式Facebook: @official.highlow
公式Instagram: @high_low_official
公式LINE: @high_low
 

第35回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2022 AUTUMN/WINTER イベントレポート

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この記事の著者

深海 ワタルエディター/ライター

ビジネスメディア、情報誌、ITメディア他幅広い媒体で執筆・編集を担当するも、得意分野は一貫して「人」。単独・対談・鼎談含め数多くのインタビュー記事を手掛ける。
エンタメジャンルのインタビュー実績は堤真一、永瀬正敏、大森南朋、北村一輝、斎藤工、菅田将暉、山田涼介、中川大志、柴咲コウ、北川景子、吉田羊、中谷美紀、行定勲監督、大森立嗣監督、藤井道人監督ほか60人超。作品に内包されたテーマに切り込み、その捉え方・アプローチ等を通してインタビュイーの信念や感性、人柄を深堀りしていく記事で評価を得る。

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