映画『ダウト~嘘つきオトコは誰?~』
主演・堀田茜 × 稲葉友 インタビュー
堀田茜、悪いオトコを成敗していく世直し役に快感!!
稲葉友、日本人男性を凝縮した登場人物も必見!
映画『ダウト~嘘つきオトコは誰?~』が10月4日(金)に全国公開された。
原作は株式会社ボルテージが提供し、累計400万ダウンロードを突破した新感覚の“謎解き×恋愛ストーリー”が楽しめるゲームアプリ。婚活パーティーに参加した25歳のヒロイン香菜が、ハイスペックイケメン10人からアプローチされるが、実はその内9人が嘘をついていると知る。証拠を集めながら嘘を見抜いて真実の愛を見つけていく。
“嘘つきオトコ” を暴く、新感覚 “恋愛ミステリー” 。主人公・桜井香菜(さくらい かな)を演じるのは、本作が映画初主演となる堀田茜。
商社勤務のエリートで25歳の爽やか好青年、唯川至(ゆいかわ いたる)役を稲葉友が務める。
お二人に映画の見どころや撮影の裏話などお話を伺った。
ーー ゲームが原作の作品ですが、はじめの印象はいかがでしたか?
堀田: 元々現場で流行っていて、ヘアメイクさんとかスタッフの方がプレイしていたのでゲームの存在を知っていました。私も勧められてプレイしたんですけど、それがまず映画化することが驚きでした。どうやって映画になるんだろうなって言うのはありました。
脚本を読んだ時にアプリの中のストーリーにすごく忠実でもありながら映画のオリジナリティもあったりして、原作ファンにも納得してもらえるような展開で映画に落とし込まれてるなって思いました。ですから、原作ファンもプレイしていない人もテンポがいいので楽しく観れる作品なんじゃないかなって思います。
稲葉: アプリの映画化というのは僕自身初めての企画だったので、面白そうだなって思ったのがはじめの印象です。
本を読んでクセがすごい強い登場人物たちではありつつも、描かなきゃいけない人間が多いということと、男の人誰もが持っている要素をちょっとずつ吸い出して、それをめちゃめちゃ膨らませて10分割すると意外とこうなるんじゃないかな。みんなをぎゅっとしたら平均的な日本人男性みたいな(笑)。そこで真ん中に立つのが堀田さんだと聞いていたので、堀田さんが大変だな、コイツら相手にしなきゃいけないんだからと思いました。ちゃんとみんなで協力して作品作れると、どんどん面白くなっていくのかなという印象でした。
ーー お二人はアプリゲームは実際によくされますか?
堀田: ハマるとすごいハマるので、世間で流行っているやつを面白いって聞いてやるくらいですかね。やっては消してやっては消してっていう感じです。
稲葉: ちょこちょこ落として。やっては、時間取られると思って消しての繰り返しって感じです。
ーー それぞれ役柄については、どのようにキャラクターを消化していきましたか?
堀田: 元々原作の基本的なキャラクター設定というのはあるんですけど、プレイする人が自分の名前を登録したりして、自分が入り込んでやっていくゲームなので、「素の堀田さんの感じでいいよ」と、監督に話をして頂きました。
キャラクターとしては、そもそも10人の男性に言い寄られるという設定がある時点で、そこでの説得力がなきゃいけないプレッシャーもありました。
女優だけではなくモデルもやっているので、そういうところで活かせたらいいなとも思いましたし、あとはとにかく曲がったことが嫌いで、恋愛に猪突猛進な姿勢が出せればいいなと思ってやりました。
稲葉: 比較的ピュアな人だと思ったので、どれだけそこを突き詰められるかというか…色んなことやりたくなる本なんですけど、そこでブレずにどれだけ自分の大きい目的を達成するために、ピュアな気持ちを持ち続けれるかが勝負でした。
やることシンプルだからこそ現場にいてこういう事できるなと思っちゃうけど、そっちに振ったときのリスクのほうがデカかったりとか、その後がブレちゃうなとかなんか色々もどかしくなりながらもグッと堪えたりとか、逆に飛び込めるところ飛び込むとかを監督とも相談しながらいかにして唯川くんになるかというところを演じました。
ーー 役柄とご自身がリンクする部分はありましたか?
堀田: 私は結構ありました。脚本を読んでマネージャーさんが「これは茜に近い部分があるよ」って言っていましたが、年齢も近いというのもあって、確かに似ている部分はあるなって。嘘はつきたくないしつかれたくないなと思っているので嘘が嫌いというのはあります。そういう真っ直ぐさは近いと思いました。ストーリー自体がリアルじゃない部分もあるので、そのまま演じるというのは難しかったりしたんですけど、割と素でいけましたね。
稲葉: 僕は割と似ていないですね。唯川くん、結構異常ですし(笑)。
信念とか言い方は色々あるんですけど、幼少期からあることをキッカケにとても強い思いを持って、それを20半ばまでしっかり持ち続けることは、僕にはできないと思ったし、少なくともできなかった。その純真さとか、それ以外の人生ってどう生きてきたんだろうってちょっと怖いんで、付け足したくなる角は付けず。こんな一途な男はなかなかいないですよ。
ーー 役柄を演じる上で1番面白かったことは?
堀田: “ダウトポーズ”ですね。リアルでもしないことなので、悪いオトコを成敗していく世直し的な役に快感でした(笑)。
稲葉: 結構好きなんですよ、キメ台詞のダウトシーン。
僕は、原作の中で首に手を置く唯川くんがすごく興味深かったです。日常の中でこのポーズって困っているのかなって。意識がどこにあってこうなっているんだろう?って、このポーズに関してすごく考えました。
ーー 初共演のお二人ですが、共演前後でお互いに印象の変化はありましたか?
堀田: 元々共通の女の子の知り合いが1人いて、愉快な方と聞いていましたが、実際にお会いすると愉快な面もありつつ紳士な面もお持ちで…(照笑)。
稲葉: 恥ずかしいですね(笑)。女の子の知り合いなんですけど、その方はサッパリしていて性格がすっごい気持ち良い人なんですよ。めちゃめちゃ仲良いって聞いていたんで絶対そっちなんだろうなって思いました。元々こうだろうなって思っていた印象が確信に変わったという感じですね。
ーー 堀田さん演じる主人公の香菜は結婚相手に求める第一条件が嘘をつかない人ですが、お二人の結婚相手に求める第一条件は何ですか?
堀田: 笑いのツボが合って、くだらないことでケラケラ笑える人がいいですね。
稲葉: 会った瞬間にこの人だったら紹介できるなって人。僕自身が親戚付き合いがちゃんとあるんですよ。めちゃめちゃいるので本気で集まるとすごい人数になるんです。まあ、みんな大丈夫だと思うんですけど、そこが大丈夫な人で、紹介したいなって思える人ですね。
ーー 堀田さんは本作が初主演映画になりますが、お二人は今後どのような役に挑戦してみたいですか?
堀田: 今後はいろんなことをやりたいですけど、すごいコメディとかすごくシリアスな役とか極端なものをやりたいですね。あと、売れない漫才師の役とかそういうのをやりたいです(笑)。
稲葉: 僕は学校の先生がいいですね。そういう年になってきたのかなっていうのと、両親が学校の先生なんですよ。なので、子どもの頃から大人になったら学校の先生になると思っていた節がありました。トゲトゲしている生徒たちがいっぱいいる中学校の先生が特に良いですね。
ーー 最後に映画『ダウト ~嘘つきオトコは誰?~』をこれからご覧になる皆様にメッセージをお願い致します。
堀田: 恋愛要素はもちろんですが、その中でサスペンス、犯人探しなど原作をご存知の方も色んな角度から楽しめる映画になっています。
稲葉: 恋愛要素とサスペンス要素が同等の強さで走り続けるってあまりないと思いますので、その点も注目しつつ是非ご覧ください。
[インタビュー: フジモト マリ / スチール撮影: 坂本 貴光]
プロフィール
堀田 茜 (Akane Hotta)1992年10月26日生まれ。 2009年、第12回全日本国民的美少女コンテストの本選出場し、2012年より本格的に芸能活動をスタート。2013年「ZIP!」(日本テレビ)にレギュラー出演。翌2014年には「CanCam」専属モデルに。 その後はモデル活動と同時にドラマ「ノンママ白書」(2016年/東海テレビ・フジテレビ)、「重要参考人探偵」(2017年/テレビ朝日)、「トドメの接吻」(2018年/日本テレビ)、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(2019年/日本テレビ)、映画『不能犯』(2018年)など女優として数々のドラマ、映画の話題作に出演。 さらに「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ)など人気バラエティ番組にも出演し、幅広い層から人気を獲得。本作が初の映画主演作品となる。 [スタイリスト: 野村 昌司 / ヘアメイク: 神戸 春美]
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稲葉 友 (Yu Inaba)1993年1月12日生まれ。神奈川県出身。 テレビドラマ「クローン ベイビー」(2010年/TBS)で俳優デビュー。2014年には「仮面ライダードライブ」で詩島剛/仮面ライダーマッハ役でレギュラー出演。2016年にはBSスカパー!ドラマ「ひぐらしのなく頃に」で連続ドラマ初主演、 2018年には『N.Y.マックスマン』で映画初主演を果たす。 その後もドラマ、 映画、 舞台と幅広く活動。 近年の主な出演作として、 ドラマ「平成ばしる」(2018年/テレビ朝日)、『御曹司ボーイズ』(2019年/AbemaTV)、 映画『私の人生なのに』『春待つ僕ら』(2018年)、 『この道』(2019年)、主演舞台『エダニク』(2019年)などがある。 2020年1月10日公開の映画『シライサン』に出演している。 [スタイリスト: 荒木 大輔 / ヘアメイク: 速水 昭仁]
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映画『ダウト~嘘つきオトコは誰?~』予告篇
映画作品情報
《ストーリー》都内でブライダルプランナーとして働く25歳の桜井香菜(堀田 茜)は、結婚を考えていた恋人に裏切られて突然シングルになってしまう。田舎の母親から見合い話を持ち出され、咄嗟に「結婚しようと思ってる人がいる」と嘘をついてしまう香菜。 ある日、占いの看板を見つけて立ち寄った香菜は占い師から「婚活パーティーに参加すれば運命の出会いがある」と言われ、イベントに参加することに。会場に行ってみるとクリエイターやデザイナー、サッカー選手、医者など高収入のハイスペックイケメンたちが次々と香菜に声をかけてくるが、何故か会場にいた占い師から「男性の参加条件は年収一千万以上。その代わり、他の条件は一切ないから嘘つきも紛れ込んでいる。あなたに言いよってきた10人のオトコの中で本当のことを言ってるのはたった一人。その一人が運命のオトコ」と告げられてしまう。更に「いまあんたが気になってるオトコは“ダウト”よ」という占い師の言葉の真相を確かめるためにオトコが待つホテルの部屋に向かうが…。 果たして香菜は嘘つきオトコを見抜き、 運命の相手を見つけることが出来るのか…? |