映画『ザ・ファブル』完成披露試写会舞台挨拶レポート
【写真】映画『ザ・ファブル』完成披露試写会舞台挨拶 (岡田准一)

映画『ザ・ファブル』

完成披露試写会舞台挨拶

岡田准一との憧れのバトルシーン、
「ついに夢が叶った」と、福士蒼汰が見せる歓喜の表情。

週刊ヤングマガジン連載中で、単行本累計部数400万部突破、2017年度講談社漫画賞<一般部門>を受賞し、今、一番面白い作品と呼び声が高い南勝久原作のコミック「ザ・ファブル」が実写映画化!6月21日(金)に全国公開となる。

5月13日(月)、新宿ピカデリーにて完成披露試写会が行われ、新宿モア4番街でのレッドカーペットイベントに引き続き、主演の岡田准一、共演の木村文乃、山本美月、福士蒼汰、柳楽優弥、向井理、安田顕、佐藤浩市、木村了ら豪華キャスト陣、そして江口カン監督が上映前舞台挨拶に登場した。

【写真】映画『ザ・ファブル』完成披露試写会舞台挨拶 (岡田准一、木村文乃、山本美月、福士蒼汰、柳楽優弥、向井理、安田顕、佐藤浩市、木村了、江口カン監督)

観客のハートを射抜いた!?福士蒼汰の「バーン!」

伝説の殺し屋・ファブルこと佐藤アキラ役を演じた岡田は、これから映画を観る観客へ「原作も読ませていただいてすごく好きな作品だったので、アキラ役をやらせていただけることがすごくチャレンジでしたし、大きく考えていました。とてもエンターテインメントに仕上がっていると思います。誰もがスカッとできて楽しく観られる映画です」と作品への熱い思いをコメントした。

ファブルの相棒にして、豪快でお酒が大好きなヨウコを演じた木村文乃は、「お酒が強いイメージを持たれていなかったので、現場でも積極的にお酒の話をするようにしていました」と独自な役作りについて言及。打ち上げの景品もテキーラを差し入れる徹底ぶりだったという。

【写真】映画『ザ・ファブル』完成披露試写会舞台挨拶 (木村文乃)

伝説とまで言われたファブルに憧れ執拗にファブルを狙うフードを演じた福士は、「コミカルでポップなエンタメ作品ができました」と映画についてコメントした後、会場のフードを被った観客に向けて「バーン!」と銃で撃つ真似をし、会場の観客を大いに沸かせた。

【写真】映画『ザ・ファブル』完成披露試写会舞台挨拶 (木村文乃、福士蒼汰、木村了)

ファブルのアルバイト先の同僚にして、どこか幸の薄い苦労人のミサキを演じた山本は、本作で慣れない関西弁に苦労したと語った 。ヨウコ役の木村に顔を弄られて変顔をさせられるシーンについては、「中々の痛みでした(笑)」と冗談交じりに話し、それに対して江口監督は「面白すぎてカットをかけるのが勿体なかったです」と撮影中の楽しい思い出を語った。

【写真】映画『ザ・ファブル』完成披露試写会舞台挨拶 (山本美月)

キャスト陣も自信満々!!
世界基準のアクションに惹き込まれること間違いなし!

現代もののアクション作品への出演を熱望していたという岡田だけに、本作にかける熱意も相当なものだったという。福士蒼汰演じるフードと共に行動をするコードを演じた木村了は、「僕と福士くん2人は壮絶なアクションの訓練をしたんですが、僕に至っては全く生かされなかったです」と話し、木村の演じた”渋谷系大学生のノリを持った殺し屋”という独特な役柄を、自分の中で野獣感が強い役だと語った。

【写真】映画『ザ・ファブル』完成披露試写会舞台挨拶 (木村了)

ファブルと対立する裏社会のメンバーにしてインテリの砂川を演じた向井も、「完成版を見た時、岡田くんのアクションが速すぎて見えないシーンも多かった。ここまでCGに頼らず生身の人間で演じられるのは、世界でも類がないぐらいのクオリティだと思う」と岡田のアクションを大絶賛した。優しい役柄の印象が強い向井だが、今回江口監督に「とにかく1番嫌われて欲しい。と言われたので監督を見て参考にしていました」と冗談交じりに話した。

裏社会のメンバーながら敵対する小島を演じた柳楽と向井は、殺し屋同士の玄人アクションとはひと味違った泥臭いアクションにこだわったという。ファブルの育ての親であるボス役を演じた佐藤は「共演者の方のように動けないので、岡田くんとのアクションシーンがなくてよかった」とアクションのハードさを笑いを交えてコメントした。

【写真】映画『ザ・ファブル』完成披露試写会舞台挨拶 (佐藤浩市)

劇中でインパクトのある表情を見せた柳楽は、江口監督から「悪役としてファブルたちに負けないようなインパクトを組み立てていきたい」と言われたことを挙げながら、「できたと思います!」と手ごたえをアピールした。

【写真】映画『ザ・ファブル』完成披露試写会舞台挨拶 (柳楽優弥)

向井は、アクション監督をまじえて柳楽と 3人で話し合いをしながら準備を進めていたことを明かし、「岡田くんのアクションとは違うことをやろう。と話していた。コミカルにも見えるアクションになったと思う」と自信をのぞかせた。

【写真】映画『ザ・ファブル』完成披露試写会舞台挨拶 (向井理)

佐藤も、「今と昔のアクションの撮り方や見せ方は違う。例えば、昔のアクションは、主役の周りが多く動いていたが、今は真ん中の主役が大きく動くアクションなんだと、とにかく岡田はすごいと思った」と岡田の功績を褒め讃えた。対する岡田は、佐藤の「准一、この現場は大変だな。頑張れよ」と言い放って帰っていく様子が印象的だったと明かし、別の作品で父親役をやってもらった事もあり、「浩一さんにボスを演じてもらって嬉しかった」と照れくさそうにコメントした。

【写真】映画『ザ・ファブル』完成披露試写会舞台挨拶 (佐藤浩市)

「バスローブ入りが多かった」と振り返る岡田准一のセクシーシーン!?

役柄上、映画の中で度々裸姿を見せた岡田准一は「え、セクシーだったかなぁ?」と不思議そうな表情を見せながらも、「原作に描かれているので作品の為にやると決めたからにはやりきった」と思い切った演技への思いを語った。数々の映画やドラマに出演する岡田でも、“バスローブ入り”の多い撮影は珍しい経験だったという。

【写真】映画『ザ・ファブル』完成披露試写会舞台挨拶 (岡田准一、木村文乃、山本美月)

「ついに俺の夢が叶ったぞ!」と喜びの表情を見せる福士蒼汰

殺し屋同士の対決シーンで華麗なアクションシーンを披露している岡田と福士だが、福士は岡田との再共演と対決シーンを熱望していたという。本作でファブルを壮絶バトルを繰り広げるフード役に決まった時、「ついに俺の夢がかなったぞ!」と出演を即決したという。福士とこアクションシーンのフリを考えたという岡田は「フリに愛情を込めた」や、「福士をもっと立てなければ!と思った」など、アクションシーンへのこだわりの強さを見せた。それに対して福士は「岡田さんの愛をめちゃくちゃ感じました」と大感激をした。加えてMCに岡田の良さを尋ねられると、「全部可愛い….あ、間違えた。かっこいい!全てかっこいいです。言動一つ一つも、人間としてもとても素晴らしいです」と照れながらも岡田への尊敬の気持ちを大いに語った。

【写真】映画『ザ・ファブル』完成披露試写会舞台挨拶 (福士蒼汰)

小島、砂川を束ねる裏社会の会社社長・海老原役を演じた安田は、岡田に対して超絶アクションだけでなく、「座長は愛されざるを得ないし、周りを愛さざるを得ない、そうしないと出来ないもの」と、主演としての懐の大きさを絶賛した。

【写真】映画『ザ・ファブル』完成披露試写会舞台挨拶 (安田顕)

『ザ・ファブル』は、女性が観ても楽しめるオシャレな作品

キャスト陣の熱い思いが詰まった本作でメガホンを取った江口監督は、「キャストの皆さんに助けていただきながら作った作品。あらためてよくみたらそうそうたる顔ぶれで、逆に今緊張感が出てきました」と、豪華出演陣の奇跡の共演を喜んだ。

【写真】映画『ザ・ファブル』完成披露試写会舞台挨拶 (江口カン監督)

山本は「実際に映画を観ると、青みがかったクールな印象を受けるオシャレな映画だなと思う」と女性でも楽しめる映画の爽やかさを語った。

最後には岡田から、映画の公開を待ち望むファンに「ぜひ僕たちが頑張って作った、映画版『ファブル』を楽しんでください!」と力強いコメントが寄せられ、大盛況のうちに舞台挨拶は幕を閉じた。

[スチール撮影: Cinema Art Online UK / 記者: 清水 彩帆]

イベント情報

映画『ザ・ファブル』完成披露試写会舞台挨拶

■開催日: 2019年5月13日(月)
■会場:
新宿ピカデリー スクリーン1
■登壇者:
 岡田准一、木村文乃、山本美月、福士蒼汰、柳楽優弥、向井理、安田顕、佐藤浩市、木村了、江口カン監督
■MC:
 青木源太(日本テレビアナウンサー)

映画『ザ・ファブル』予告篇🎞

映画『ザ・ファブル』特別映像🎞

https://youtu.be/ilymmtP6RVo

映画作品情報

【画像】映画『ザ・ファブル』ポスタービジュアル

《ストーリー》

どんな相手も6秒以内に殺す――。

“ファブル(寓話)”と呼ばれる謎の殺し屋(岡田准一)は、裏社会で誰もが「伝説」と恐れる存在だった。しかし、ちょっと仕事をし過ぎた彼に、ボス(佐藤浩市)はある指令を与える。

「一年間、一般人として普通に暮らせ。休業中に誰かを殺したら、俺がお前を殺す」

ファブルは、佐藤アキラという偽名を使い、相棒のヨウコ(木村文乃)と共に生まれて初めて一般人として街に溶け込む生活を始める。インコを飼ったり、バイトしたり…。殺しを封じ、《普通》を満喫し始めた矢先、ファブルの命を狙う裏社会の組織や、ファブルに助けを求める者たちが次々に現れ、事態は思わぬ方向へ急発進する!【絶対に殺してはいけない】指令のもと、絶体絶命のピンチを切り抜け平和に暮らせるのか―?!

 
出演: 岡田准一、木村文乃、山本美月、福士蒼汰、柳楽優弥、向井理、木村了、井之脇海、藤森慎吾(オリエンタルラジオ)、宮川大輔、佐藤二朗、光石研/安田顕/佐藤浩市
 
原作: 南勝久「ザ・ファブル」(講談社「ヤングマガジン」連載)
 
監督: 江口カン
脚本: 渡辺雄介
配給: 松竹
© 2019「ザ・ファブル」製作委員会
 

2019年6月21日(金)全国公開!

映画公式サイト

公式Twitter:@the_fable_movie
公式Instagram:@fable_movie
公式ハッシュタグ:#ザ・ファブル
 

映画『ザ・ファブル』レッドカーペットイベント レポート

この記事の著者

さほシネマレポーター/ライター

シネマティーンズオンラインでインタビュアやライターとして活動している現役高校生です。
趣味は映画鑑賞や好きなアーティストのライブに行くことです☺
お気に入りの映画は山戸結希監督の『溺れるナイフ』(2016年)です。

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