映画『パンとバスと2度目のハツコイ』完成披露舞台挨拶
深川麻衣&山下健二郎それぞれが初恋の思い出を語ったホワイトプレミア!
第30回東京国際映画祭(TIFF)にも特別招待作品として出品され、国内外から注目を浴びた話題作『パンとバスと2度目のハツコイ』の完成披露舞台挨拶が1月22日(月)にイオンシネマ シアタス調布で開催された。
舞台挨拶には、映画初出演にして初主演を務めた深川麻衣、相手役を務めた三代目J SOUL BROTHERSパフォーマーにして俳優・ラジオパーソナリティなどマルチな活動をしている山下健二郎、監督を務めた今泉力哉、そしてサプライズゲストとして、本作の主題歌を手がけたシンガーソングライターのLeolaが登壇し、新年初の大雪模様となった東京調布での一大イベントとなった。
《イベントレポート》
深川麻衣: 市井ふみ役を演じさせていただきました深川麻衣です。今日はすごい雪が降ってしまって、ホワイト上映会になったんですけど(笑)。今日来れなかった方もいらっしゃると思うんですけど、皆さんが無事会場にたどり着いてくださって安心しました!本日はどうぞよろしくお願いいたします!
山下健二郎: たもつ役をやらせていただきました。三代目J SOUL BROTHERSの山下です。今日は足元の悪い中お越しいただき嬉しく思います!短い時間だとは思いますが楽しんでいってくださいよろしくおねがいします!
今泉力哉監督: 監督しました今泉です。すごい天気が雪になってしまって、地方の方とか来れなかった方もいると思うんですけど、楽しんでほしいなと思います。短い時間ですけどお付き合いください。ありがとうございます。
MC: ありがとうございます!本日はホワイトプレミアイベントとなってしまいました。外はすごい雪で、調布は30cmも積もるそうです。その中でお越しくださった皆様がこんなにいらっしゃいます。
深川: 公開まで一ヶ月切ったので、沢山の方々に届いてほしいなという気持ちと、皆さんの感想を早く聞きたいですね。
MC: 深川さんと山下さんは今回初共演で、現場で初めて対面したということですが、お互い初めの印象はいかがでしたか?
深川: 山下さんはグループでキレキレのダンスを踊られていて、最初はあんまり喋らない、少し強い方なのかなと思ったんですが、現場ではとっても雰囲気を明るくしてくださる方でした!すごくムードメーカーとして、助けていただいた部分が多かったです。
山下: 僕はすごいしゃべりますし人見知りも一切しないのでね、そのイメージはもう変えていただけたらなと(笑)。僕は逆にもうそのままの、深川さんは全然イメージ通りと言いますか、役にもすごく合っていたので、撮影ない時も常に役柄と一緒だなと感じていました。
今泉監督: お芝居しているところも観たこともあったけど、普段のそれぞれのパフォーマンスなども見ていました。一緒にやるときにカッコつける人とか、可愛くやる人とかいますけど、彼らはすごく自然体で、とてもこちらに委ねてくれたし、やっぱり音楽をやっているということでね、リズム感じゃないですけどそういうものがあるので、プラスになっていることが沢山ありました。何の大変さもなくて、楽しくやれました。
MC: 監督は数々の作品でいろんな映画祭に出品されていますが、恋愛映画の旗手と呼ばれているわけですが、今回はどういったテーマで作られましたか?
今泉監督: 今まで結婚について描いたことはあんまりなかったんですけど、結婚をするしないで迷ったりとか、なにか決断するとか、もう一方で初恋とか、同じ人を好きでいることについて、疑ったり信じたりする人たちを描きたかったですね。
MC: 今回、初恋がテーマの一つとなっている作品なわけですが、深川さんと山下さんそれぞれの初恋の思い出を聞かせてください。
深川: 私の初恋は小学校一年生の時なんですけど、同じ男の子を小学校六年生の時まで好きだったんです!卒業の時にその男の子からうさぎの消しゴムが3つ入ったものをもらいまして、それがすごく嬉しかったのを憶えています。何も考えずにくれたと思うんですけど(笑)。その後は特に告白もせずに終わりました。
山下: 僕も思い返すと小学生の時だなあとは思っています。実家が京都なんですけど、親の転勤とかで奈良に行ったりもしたんですね。小学校二年生の時に奈良に行った時に初恋しましたね。その子とは一緒に四つ葉のクローバーを探しに行きましたね。いい思い出でしょう?(笑) 四つ葉のクローバーは無事見つかりました!実家にまだあるのかなあ。きっとあってもシワシワになってるでしょうね(笑)。
MC: 深川さんがパン屋、山下さんがバスの運転手という役どころだったわけですが、それぞれ演じられてみていかがでしたか?
深川: 店長さんに、パンに卵を塗る仕事の手本とかを教わりました。あとは学生時代にレジ打ちの仕事を沢山したので、それが活かされたように思います。やっぱりパンを作ったりとか、卵を塗る際の手際の良さとかは教えていただかないとわからない速さやコツというものがありましたので、それが難しかったですね。
山下: 僕はバスのあのドアの開け閉めで、「プシュ!プシュー!」って音が出るのを子供の頃からずっとやりたかったので、今回やっと願いが叶いました(笑)。無駄に開け閉めしてましたね。本編で1シーンぐらい使われていたかな?(笑)
ここで、劇中で深川と山下が一緒にクマのパン作りをするシーンにちなんで、巨大なクマのパンに最後の仕上げとしてチョコペンでデコレーションを完成させるという大ヒット祈願イベントが。パン作りを担当した深川によりクマの顔を描く最後のデコレーションが行われ、山下、今泉監督そして会場全体で見守りつつ、無事に可愛らしいクマのパンが完成した。
MC: 実は調布駅の構内にあるパン屋さんにて2月10日からクマさんパンが発売されます!皆様ぜひチェックしてみてください。皆様ありがとうございました!そして今回なんとサプライズゲストの方にお越しいただいております!
というMCの呼び込みで、今作にて主題歌を手がけたLeolaが大歓声の中サプライズゲストとして登場。今作の脚本を読み込み、深川演じる市井ふみの心情を汲んで書き上げたという楽曲であり今作の主題歌「Puzzle」を熱唱し、会場全体を感激と感動で包み込んだ。
そしてフォトセッションの後、深川、山下より締めくくりの挨拶があった。
山下: 今日は雪の中来ていただき本当にありがとうございます!この作品は僕にとってもすごく違う一面を見せれる作品になったので、役者としてもすごく勉強させていただきました。恋愛映画なんですけど、皆さん観終わった後に色々な意見があると思うんですけれど、皆さんが思ったのがきっと答えだと思うので色々想像しながら観ていただきたいなと思っています。本日はありがとうございました!
深川: 自分にとってもとても大切な作品なので、ぜひ沢山の方に映画館で観ていただきたいのと、何よりもやっぱり観る人の価値観によって大きく、二人はこの後どうなっていくんだろうとか、観る人によって変わってくる映画だと思っていますので、ぜひ自由に皆さんに想像していただいて楽しんでいただけたらなと思っています。帰りも沢山雪が降っていると思うので気をつけて帰ってください。本日は皆さんありがとうございました!
登壇者それぞれへの大歓声に包まれながらイベントは大盛況のうちに終了した。
[スチール撮影: Cinema Art Online UK / 記者: 蒼山 隆之]
イベント情報
映画『パンとバスと2度目のハツコイ』完成披露舞台挨拶■開催日: 2018年1月22日(月) |
映画『パンとバスと2度目のハツコイ』予告篇
映画作品情報
《ストーリー》にこやさとみなどふみを取り巻くキャラクターたちは、二人の恋にどう絡んでくるのか? たもつの「どうやったら、本当に好きな気持ちって伝わるんだろうな」といった言葉や、ふみの「お願いだから、好きにならないで」といった言葉の先に待ち受ける二人の恋は果たしてどうなる? |