ジャパンプレミア開催!レッドカーペット&舞台挨拶
巨匠チェン・カイコー監督の集大成・日本初公開!
空海と白楽天の唐朝廷を揺るがす謎解きに誰もが魅了!
2月24日(土)に全国公開となる日中共同製作ビッグプロジェクト『空海-KU-KAI-美しき王妃の謎』ジャパンプレミアが1月15日(月)が東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催された。
本作は「陰陽師」シリーズなど多くの著作が映像化されているベストセラー作家・夢枕獏の最高傑作といわれる「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」(角川文庫)をカンヌ国際映画祭・パルムドールをはじめ数々の映画賞の受賞経験のある世界的巨匠・チェン・カイコー監督が見事な映像美で綴った。かつてない規模で再現された唐の都・長安の街の巨大セットで、約5ヶ月間にわたりオール中国ロケで撮影されている。日中映画製作史上、史上最大級のスケールで共同製作が行われた。
舞台は8世紀の中国唐の時代、日本から遣唐使として中国へ渡った若き僧侶・空海が中国が生んだきだいの詩人・白楽天ともに、唐の都を揺るがす巨大な謎に迫る極上のエンターテイメント超大作。チェン・カイコー監督の最新作として、本作は世界中から高い注目を浴びている。2017年12月22日(金)より「妖猫傳」というタイトルにて、日本より先に中国で公開されており、その公開スクリーン数は約5万スクリーン。日本の大作スクリーン数が約300スクリーンに比べて膨大な規模である。公開からすでに約90億円という興行成績を記録更新中である。
本作は、中国では中国語で行われており、日本では、白楽天役の吹き替えを高橋一生、楊貴妃役を吉田洋など超豪華なメンバーによる日本語版吹き替え版での公開が決まっている。本作の主題歌は、RADWIMPSが本作のために書き下ろした。1月9日(火)に完成したばかりの日本語版の初お披露目となった。
レッドカーペットイベント
ジャパンプレミアの前には、レッドカーペットイベントが実施された。チェン監督や染谷たちは劇場前の階段に敷かれたレッドカーペットの上を歩き、挨拶を行なった。
染谷: 今晩は、今日は本当にありがとうございます。やっと日本のお客さまに、この映画『空海-KU-KAI-』をお届けすることが出来まして本当に心からうれしく思います。今ここを歩いてきた人たちとご一緒して、みなさまにこうして届けることが出来て心からうれしく思います。頑張ります。
チェン監督: 本当にうれしく思います。この映画は、本日が日本でのプレミアム公開となっておりまして、2月24日(土)に全国で公開することになっております。中国では、すでに公開されていますけれども、日本での公開もたいへん期待をしておりまして、日本の観客のみなさんがこの映画を観てどんな風に感じられるでしょうか。ぜひ映画館にて映画をご覧ください。本当にどうもありがとうございます。
ジャパンプレミア舞台挨拶
会場をTOHOシネマズ六本木ヒルズのスクリーン7に移し、ジャパンプレミア上映前に舞台挨拶が開催され、主人公・空海役の染谷将太、物語の鍵を握る阿倍仲麻呂役の阿部寛、美しき楊貴妃役のチャン・ロンロン、仲麻呂を慕う白玲役の松坂慶子、空海の師匠役の火野正平、本作の生みの親で原作者の夢枕獏氏、本作の監督のチェン・カイコー監督、監督の奥さまでもあるチェン・ホンプロデューサー、高秀蘭プロデューサーといった豪華なメンバーが上映前に登壇した。
―― みなさまにご挨拶をお願いします。
染谷: 今晩は、空海役を演じさせていただいた染谷将太です。やっと日本のお客さまにこの映画を届けることができて本当にうれしく思います。企画自体は、もう10年以上前から動いていて、6年前から東京ドーム8個分の広大なセットが作られて、やっと年月を重ねて今日に至ります。みなさん、その場に立ちあってくださってありがとうございます。
阿部: みなさま、本当に今日はありがとうございます。阿倍仲麻呂をやらせていただきました阿部寛です。チェン・カイコー監督のもと、ものすごく緊張感のある撮影を我われはやってきました。染谷くんもさっきおっしゃっていましたけれども、本当にすごいセットのスケールの中でやらせていただき感謝しています。今日はそれをぜひみなさんに観ていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
松坂: 今日はみなさま、本当にありがとうございます。思い返しますと、私は1978年にはじめて日中友好映画祭で中国の北京にうかがいました。それから月日が流れて、こうして長年尊敬しているチェン・カイコー監督の作品『空海-KU-KAI-』に白玲の役で出させていただいたことに本当に感激しています。チェン・カイコー監督マジックなのではないかと思うのですけれども。きっと、この映画の愛と美に酔わせてくれることだと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
火野: 今晩は。俺は、空海に中国へ渡ってくれと言う役なのですが、日本で撮ると思っていたのに中国へ行きました。上海の天候が悪かったり、飛行機が来なかったりで、3泊4日で行ってきて、撮影は1時間ちょっとでした(笑)。みんなに俺が言いたいのは、「見逃さないでね!」。以上です。
チャン: 「みなさん、今晩は、チャン・ロンロンです(日本語で)」。みなさん、この映画を気に入っていただけたら幸いです。「映画を楽しんでください」
高プロデューサー: 20年前に日中合作映画の『始皇帝暗殺』(1998年)を作りました。この映画には9年間かかりましたが、今度は20年後に『空海-KU-KAI-』という映画が10年かかりました。ぜひ監督の力とこの映画の素晴らしさを観てほしいということです。多分、この映画をもう一回作るのは難しいと思うので、ぜひお願いします。ありがとうございました。
チェンプロデューサー: みなさん、今晩は。今日、わざわざ観にきてくださいまして本当にありがとうございます。うれしく思います。実は、この映画は、我われは6年間かけて製作・撮影に臨みました。中国で公開されてすでに25日間経ちまして、大変な好評を得ております。この映画は間もなく日本でも公開することになりますので、日本でも同じように好評を得るようにみなさんぜひ応援してください。よろしくお願いいたします。
夢枕: 夢枕獏です。私がこの原作の取材のために中国へ行ったのは、もう35年前なんですが、そのときはまさかこういうことになるとは全然思っておりませんで、何度かこれまで試写を観てきたのですけれども。2〜3回、その度に泣いています。素晴らしい映画になっていますので、みなさんどうぞご覧になっていただきたいと思います。どうもありがとうございます。
チェン監督: みなさん、今晩は。まずこの場をお借りしまして、角川歴彦会長、テイ・エイカ大使、ソウさんを歓迎いたします。そして、みなさま、ご来場くださいまして、誠にありがとうございます。10年前に私ははじめて夢枕獏先生の著書「沙門空海唐の国にて宴す」を読みました。実は、そこからスタートして10年かけて色々な準備に取り組んでいました。なんと6年間をかけて唐の都の街や宮殿を再現しまして、そこでは、2万本の木も植えました。こういった木は、今はもう成長をしていまして、やっとこの映画が完成することができました。実際にこの映画には、5ヶ月の撮影期間をついやしており、またさらに1年間をかけて編集を行なって、ようやく今日、はじめて日本でみなさまとお会いすることになります。まず、この場をお借りしまして、この映画に参加してくださいました俳優のみなさん、そして、スタッフのみなさんにも、御礼を申し上げたいと思います。
私は、映画制作にあたっては、非常につたない方法を取り入れておりまして、本当にまわりのスタッフのみなさまにも感謝したいと思います。なぜかと言いますと、このような古いやり方をずっと続けさせてくださったみなさんのおかげだと思っております。よく友人に「監督にとって映画とはなんですか?」訊かれます。私はいつも「素晴らしい映画は満開の花のようなものです」と答えています。風は、この満開の花の花粉を空中にとばしまして、この花粉がいずれ種となって撒かれまして、心のある人のところに必ずやっていくと思います。そこで、さらにお花が満開となることでしょう。今夜、この映画は、風となり種となり、最後にみなさんの心に届くように期待をしております。本当にありがとうございました。
―― 東京ドーム8個分の広大なセットで長安の街が美しく物語を綴られています。この巨大セットについて印象に残っていること、このセットだからこそ成し得た美しさや映画の成功的なことなどを教えてください。
チェン監督: このセットは、デザインをするのに2年かかりました。実際に施工をするには4年間かかりました。合わせて6年になります。今、隣におります私の妻のチェンプロデューサーは、なんと北京からこのセットが建設されたシャンヤンという街まで、この6年間の間に50回以上も行き来していました。もちろん、工事の監督だけではなくて、色々なことにも取り組んでいました。実際にこの映画には、私の若い美術監督がいまして、セットが作られる前はまだ独身でしたけれども、映画が完成した今では、彼も結婚をしてお父さんにもなっています。この都の街や宮殿がなければ、このような映画を完成させることは出来なかったでしょう。このセットや映画を通して、我われははじめて唐の時代がどういう時代だったのか、文明とは何か、開かれた世の中とは何か、またはじめてこの映画の世界を理解することが出来るでしょう。6年間かけて、ようやくこの姿はこの映画の中でみなさんの前に現れることになります。この都の建設は、従来の工法に従って建設されています。この映画のセットの中で、阿部寛さんは馬に乗って街を駆け抜けることも出来ましたし、染谷将太さんは白楽天役のホアン・シュアンさんとともにこの都の中を漫遊することも出来ました。植えた木も今や大木になっているのです。
―― 中国語で演じられて大変なことなどなかったでしょうか。
染谷: 全てが大変でした。今までに触れたことのない言語でしたし、母国語でもないので、感情をどう乗せて良いのか、身体と気持ちがリンクしないというか、なかなか普通にしゃべっていても、自分が今しゃべっているスピードが中国人の方が聴いて早いのか遅いのかさえも分からなくて。本当に日々確認をしました。本当にありがたいと思ったのですが、ホアン・シュアンさんがすごくサポートしてくださいまして、毎日自分の部屋まで来て台詞を教えてくれたりとかして助かりました。
―― 玄宗皇帝につかえる身でありながらも皇帝が溺愛する楊貴妃に恋心を抱く阿倍仲麻呂を演じる上でのご苦労などはありましたでしょうか。
阿部: 本当に玄宗皇帝につかえる身でありながら、そのお妃である楊貴妃に自分の想いを伝えようという役柄は非常に難しかったです。それで、チェン・カイコー監督と早くに1時間どういう風な形でやるのかというチャンスを設けていただいたのですが、そのときに、そこの部分を質問して良いものかとすごく思いましたけれども、結局緊張して聞けなかったのです。ですけれども、それがちょうど、阿倍仲麻呂が玄宗皇帝に対してへの気持ちとリンクしていて。緊張感をしっかりと持って、次の日からやっていけたので、それがかえってすごく良かったと思います。
―― チェン・カイコー監督の作品に参加されてどんな印象を持たれたのか教えてください。
松坂: 私は、阿部さんと同じように役についてのお話を話し合う時間を作ってくださったり、セットとは思えない唐の時代に私は住んでいるんだという風にしか思えないようなセットだったので、白玲の役を生きるという状態にして、本当に一番良い状態でカメラの前に立たせていただけたことを感謝しております。(現場の雰囲気は)もちろん、みんな緊張感を持ってやっているのですけれども、やっぱり監督が一番良い状態でカメラの前に立てるような思いやりを持ってみなさんに話しかけてくださったり、あたたかい現場でした。
火野: 飛行機が来なかったり、上海で降りるはずが降りないで武漢へ行っちゃったりで、ヘトヘトになって武漢から車で5時間位。朝に迎えに来てもらって現場に入って、メイクの前に立たされて。俺は日本でもメイクなんてしたことがないから、「それはしない」って言って、衣装を着て現場で座っていたら、監督から向こうから来て俺の顔を見て、握手して「あなたがメイクをしないと言った理由が分かりました」って。俺、よっぽどヘトヘトやったんや(笑)。そんな感じです。柔らかい監督だと思いました。(染谷との共演については)クリクリ坊主で可愛かったのに、こんなになっちゃったんだなと、染谷くんじゃないような気がして(笑)。
染谷: 本当に素敵なお師匠さまでした。
―― 楊貴妃の誕生日を祝う圧巻の宴のシーンでの撮影の思い出を教えてください。
チャン: 極楽の宴のところはですね、全ての準備が出来てから、私がそこに入っていくのですけれども。たくさんの人たちが私のことを見守っているわけです。そこで、ものすごく緊張をしました。本当に恥ずかしくて、どうやって演じたら良いのか困ったのですけれども。やっぱりここは私は本当に楊貴妃になりきらないといけないと思いまして、本当に大胆に勇気を奮って高雅な楊貴妃を演じるように、そこに堂々と入って行きました。極楽の宴のところはですね、本当に無礼講で、男女の区別も身分の上下もなく、自由に開放的にみんなが本当に楽しく明るく宴を楽しんでいるという雰囲気なわけです。ですから、監督がこのようなシーンをこのように撮ってくださったこと、盛大なる宴会を催してくださった。本当に人間は平等だということを監督はみなさんにこの映画のシーンで伝えたかったのではないかと思います。素晴らしいシーンだと思っています。
―― 原作を映画化する上でのご苦労を教えてください。
チェン監督: 夢枕獏先生の原作は、非常に長い小説で確か17年間にかけて完成された小説だと聴いております。夢枕先生から聴いた話では、人生においてはずっと二つのことしかやっていないと。一つは小説を書くこと、もう一つは魚釣りだと。私は、「この二つのことは非常に禅の精神に満ちているのではないでしょうか」と夢枕先生に言いました。我われ、映画製作もそうなのですけれども、映画を製作するにあたっては、色々な要素や素材を集めて吸収しなければならないのです。そこで、夢枕先生ともお話をしたのですけれども、空海が唐の長安にやってくる設定を変えることは当然出来ませんが、パートナーにつきましては設定を変えまして、当時たいへん有名な白楽天という人物を登場させまして、この二人が時間をかけて、生命をかけて楊貴妃の不思議な死についての謎を究明しようという展開になっていくわけなのですね。最終的にみなさまも映画をご覧になっていただくと分かると思うのですけれども、この二人は最終的には自分たちの答えにたどり着くことが出来たと思います。そして、非常に生命に対する答えを見つけることが出来たと思います。これは、ある意味では、仏教においての神霊でございます。ここで夢枕獏先生にあらためて感謝申し上げます。ありがとうございました。
―― 自分の作品が映画になってどんな感想をお持ちですか。
夢枕: ネタバラシになるので言えないのですけれども。僕にとっては、すごく響く白楽天の言葉があるのですね。それは、ぜひみなさんにも聴いてほしいし、監督とこの10年位中国で会って旅をした思い出なんですが、すごい財産になって残っているのですよ。そのときに一度言われたのが「いいか漠、お前の読者が何人いるか知らないけれども、この作品を1,000回読んだのは俺だけなんだよ。お前のことを世界で一番分かっているのは俺だぞ」と言われたときがあって、もうどうにでもしてくださいっていう感じ(泣)で、全て監督にお任せするということでやってきました。たいへんなお付き合いで僕の方こそ感謝しています。
―― 代表して染谷将太さんから、みなさんにご挨拶をお願いします。
染谷: 本日は本当にありがとうございました。本当に壮大な映画だというのは当たり前なのですが、この映画の中で起きている人々の感情や愛であったり、悲しみであったり、壮大な感情が広がっています。この世界観の中だけで成立する豪華絢爛な感情がうごめいています。この美しい感情に浸って、夢のような映画の中でみなさんも冒険をして帰ってください。どうもありがとうございました。
約10年という歳月をかけて、劇中の空海と白楽天のように友情を温めながら日本と中国で同じ目的に向かって合同製作された映画『空海 ―KU-KAI― 美しき王妃の謎』の日本語版が日本で初上映された。壮大なスケールと華麗な美ともに主人公たちがたどり着く愛と悲しみの物語に心が釘づけになることだろう。
《イベント情報》<映画『空海 ―KU-KAI― 美しき王妃の謎』ジャパンプレミア>
■開催日: 2018年1月15日(月)
■会場: TOHOシネマズ六本木ヒルズ
■登壇者: 染谷将太、チャン・ロンロン、火野正平、松坂慶子、阿部寛/チェン・カイコ―監督、夢枕獏(原作者)、チェン・ホン(中国側プロデューサー)、高秀蘭(日本側プロデューサー) |
映画『空海 ―KU-KAI― 美しき王妃の謎』予告篇
映画作品情報
超天才が挑む、史上空前の冒険絵巻―東宝×KADOKAWA初の共同配給作品にして、日中共同製作映画として史上最大の本格ビックプロジェクト『空海 ―KU-KAI― 美しき王妃の謎』。 監督は、カンヌ国際映画祭パルム・ドールやゴールデングローブ賞など多数の受賞歴を誇る、世界的巨匠チェン・カイコー。原作は、「陰陽師」シリーズ、「神々の山嶺」などのベストセラー作家・夢枕獏。主人公の若き天才僧侶・空海を演じるのは、本作が海外作品初主演となる染谷将太。空海の相棒となる稀代の詩人・白楽天(のちの白居易)には、日本でも話題となった中国ドラマ『ミーユエ 王朝を照らす月』での好演が記憶に新しい、実力派人気俳優ホアン・シュアン。そして、本作の最重要人物、傾国の美女とも呼ばれた中国唐代の皇妃・楊貴妃には、類まれなる美貌と実力を持ち合わせた女優チャン・ロンロン。さらに、空海と白楽天が追う怪事件のカギを握る人物・阿倍仲麻呂には阿部寛。その他、松坂慶子や火野正平など、若手からベテランまで、日中オールスター俳優がチェン・カイコー監督の下に集結した。 さらに、本作の日本語吹替えキャストにも、超豪華俳優陣が顔を揃えた。空海の相棒・白楽天に高橋一生、楊貴妃に吉田羊、さらには東出昌大、イッセー尾形、寛一郎、六角精児など、日本映画界を代表するバラエティに富んだ実力派俳優が参加する。 日本の原作、中国のスタッフ、そして日中を代表する豪華実力派俳優の競演。唐の首都・長安の街を、かつてない規模で再現した美しく雄大なセットを舞台に、史上空前のスケールで描かれる、東洋の「ダ・ヴィンチ・コード」とも言うべき極上のエンターテインメント大作が誕生する。 《ストーリー》1200年以上前、日本から遣唐使として中国・唐に渡った若き天才僧侶・空海。あるきっかけで知り合った白楽天という詩人(のちの白居易)との交流を深めていく中、世界最大の都・長安の街は、権力者が次々と奇妙な死を遂げるという、王朝を震撼させる怪事件に見舞われる。空海は、白楽天とともに一連の事件を探るのだが、約50年前に同じく唐に渡った、鍵を握るもう一人の日本人・阿倍仲麻呂の存在を知る。仲麻呂が仕えた玄宗皇帝の時代、そこには国中を狂わせた絶世の美女、楊貴妃がいた。 極楽の宴、妖猫の呪い、楊貴妃の真実、歴史を揺るがす巨大な「謎」――。 |
第30回 東京国際映画祭(TIFF) オープニングスペシャル
原題/英題: 妖猫传 / Legend of the Demon Cat
監督: チェン・カイコー
原作: 夢枕獏
脚本: ワン・フイリン
音楽: ミーシャ・シーガル
配給: 東宝、KADOKAWA
2017年 / 中国・日本合作
© 2017 New Classics Media,Kadokawa Corporation,Emperor Motion Pictures,Shengkai Film