映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』公開記念舞台挨拶 レポート
【写真】映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』公開記念舞台挨拶 (花江夏樹、梶裕貴、村瀬歩、花澤香菜、いしづかあつこ監督、[Alexandros])

映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』

㊗公開記念舞台挨拶 

[Alexandros] 川上洋平が🏆カワカミー賞2021を独自に厳選!?
花江夏樹が映画好きな川上との交流を明かす!!

TVアニメ「宇宙そらよりも遠い場所」(2018年)のいしづかあつこ監督×MADHOUSEが贈る完全オリジナル劇場アニメーション『グッバイ、ドン・グリーズ!』がついに2月18日(金)に全国公開された。

【画像】映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』メインカット

その翌日の2月19日(土)、TOHOシネマズ 日比谷で行われた公開記念舞台挨拶に、ロウマ役の花江夏樹、トト役の梶裕貴、ドロップ役の村瀬歩、チボリ役の花澤香菜ら声優陣、そしていしづかあつこ監督が登壇。さらには主題歌を担当した[Alexandros]川上洋平(Vo/Gt)、磯部寛之(Ba/Cho)、白井眞輝(Gt)、リアド偉武(Dr)が急遽サプライズで駆けつけトークセッションに参加した。

主題歌「Rock The World」に込められた意味とは?
“物事は捉え方一つでなんとでもなる”

[Alexandros]とキャスト陣で交流があるのか聞かれると、花江が「洋平さんと映画の公開前に親睦を深める目的でご飯を食べました。(花澤香菜の夫である小野賢章と)3人で行って、映画の話をしましたね」と映画好きだというヴォーカルの川上との交流を明かした。すると川上も「僕のおすすめの映画を送ったら、全部ハマってるみたいです」と嬉しそうに報告。花江は「この間、急に“カワカミー賞2021”というものをLINEで送ってきてくれました」と語り、花江と川上の仲の良さが伺えた。

【写真】映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』公開記念舞台挨拶 (花江夏樹、村瀬歩、いしづかあつこ監督、[Alexandros])

主題歌「Rock The World」に込めたメッセージについて川上は「“物事は捉え方一つでなんとでもなる”という思いを歌の中に散りばめています。監督と初めて話したときに、キーワードとして“世界を見下ろす”ことを教えてもらったんです。実際に、僕たちも初めて大きなステージでパフォーマンスをする時に、いつもは客席側から見ていたから遠いと思っていたけれど、いざステージに立つと意外とそうでもないということがあるんですよね。夢も意外と掴めるなと思うこともあって。それを歌詞に散りばめています」と説明した。

【写真】映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』公開記念舞台挨拶 ([Alexandros] 川上洋平)

LIFE生き方”を変える出会いは?
「花江夏樹は梶裕貴じゃない」!?

映画の一つのキャッチコピーである「“LIFE”=生き方を変える」にちなみ、登壇者それぞれの“人生を変えてくれた出会い”について聞いた。

まず、いしづか監督は、母親が余命宣告を受けたことを挙げて「その時に母親がとにかく私に何かを残そうとしたんですね。兄もいるのに、実家から1番遠く離れている私に全部を残そうとしてくれていることを感じた時に、自分のアイデンティティがものすごく変わりました。‘“人にとっての宝物である”ということを実感したからこそ、この作品がここまで形になったのかなと。ちなみに母親は元気です」と『グッバイ、ドン・グリーズ!』の制作秘話を語った。

【写真】映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』公開記念舞台挨拶 (いしづかあつこ監督)

続いて川上は「恥ずかしいですが、メンバーですかね。このメンバーに出会ったおかげで僕の人生は楽しくて刺激的なものになりました」とメンバー愛あふれるコメント。

【写真】映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』公開記念舞台挨拶 ([Alexandros] 【写真】映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』公開記念舞台挨拶 ([Alexandros] 川上洋平)

花澤は「(いしづか監督が手掛けた)『宇宙よりも遠い場所』という作品です」と回答。そして「この作品を観たことあるという方はいますか?」と観客に語りかけると、多くの人が手を挙げ、さらには川上も『宇宙よりも遠い場所』を観たことがあると明かした。このことに「やったね!」と歓喜した花澤は、なぜこの作品を選んだのかについて「キャラクター(小淵沢報瀬こぶちざわしらせ)と同じ時間を刻んでいるという実感がとてもありました」と説明し、いしづか監督作品への思いを語った。

【写真】映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』公開記念舞台挨拶 (花澤香菜)

さらに村瀬は「芝居を始めたことで、視野が広がって社会性を得ることができた気がしています。芝居を始めてから歳を取ることができるようになった感じがするので、今はだいたい13歳くらいですね」と実年齢は33歳にも関わらず語り、会場を笑わせた。

【写真】映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』公開記念舞台挨拶 (村瀬歩)

梶も同じく芝居についてコメントし「中学生の時に声優を目指し始め、高校で演劇部に入ったことで同じ夢を志す仲間ができて。その仲間が教えてくれたオーディションがきっかけでこの世界に入りました。その仲間がいなかったら今ここにいられなかったと思うと、とても大きい出会いだと感じます」と思いを語った。

【写真】映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』公開記念舞台挨拶 (梶裕貴)

最後に花江は「梶さんですね」と即答し、「僕がまだ事務所に入ったばかりの時に、“お前は梶裕貴になれ、全部梶さんの真似をしろ”ってマネージャーから言われていたんですよ。でも反骨精神から“ふざけんじゃねえぞ”と思っていたのですが、数年後に僕がモブとして梶さんと共演するようになると、“僕と梶さんは違うんだ”という自分と“梶さんから少しでも吸収してやろう”という自分が葛藤していた時期がありました」と過去の葛藤を明かし、今の心境については「梶さんの良さは自分には出せないので、“花江夏樹は梶裕貴ではない”という結論になりました」とまとめた。

【写真】映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』公開記念舞台挨拶 (花江夏樹)

花江のコメントに梶は嬉しさをにじませてコメントし、最後には「これからもよろしくな!」と花江に語りかけた。

【写真】映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』公開記念舞台挨拶 (梶裕貴、花江夏樹)

登壇者を代表して花江からメッセージ

最後に登壇者を代表して、花江から観客に向けてメッセージが送られた。

【写真】映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』公開記念舞台挨拶 (花江夏樹)

花江は「観る方によって色んな感じ方ができる作品ですし、一つ一つのシーンやセリフに背中を押してもらえて、未来が明るくなる作品でもあります。皆さんにとってこの作品が宝物になれば嬉しいなと思います。何度でも楽しんでください」とまとめ、舞台挨拶は幕を閉じた。

[スチール撮影:Cinema Art Online UK / 記者: 來住 果林]

フォトギャラリー📸

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イベント情報

映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』
公開前プレミア上映会 舞台挨拶

■開催日: 2022年2月19日(土)
会場: TOHOシネマズ 日比谷 スクリーン5
■登壇者: 花江夏樹、梶裕貴、村瀬歩、花澤香菜、いしづかあつこ監督、[Alexandros](川上洋平、磯部寛之、白井眞輝、リアド偉武)
■MC: 相内優香(テレビ東京アナウンサー)

【写真】映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』公開記念舞台挨拶 (花江夏樹、梶裕貴、村瀬歩、花澤香菜、いしづかあつこ監督、[Alexandros])

映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』予告篇🎞

映画作品情報

【画像】映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』ポスタービジュアル

《ストーリー》

東京から少し離れた田舎町に暮らす少年・ロウマ。周囲と上手く馴染むことができないロウマは、同じように浮いた存在であったトトと二人だけのチーム“ドン・グリーズ”を結成する。その関係はトトが東京の高校に進学して、離れ離れになっても変わらないはずだった。

「ねえ、世界を見下ろしてみたいと思わない?」

高校1年生の夏休み。それは新たに“ドン・グリーズ”に加わったドロップの何気ない一言から始まった。ドロップの言葉にのせられた結果、山火事の犯人に仕立て上げられてしまったロウマたちは、無実の証拠を求めて、空の彼方へと消えていったドローンを探しに行く羽目に。ひと夏の小さな冒険は、やがて少年たちの“LIFE生き方”を一変させる大冒険へと発展していく。

 
第34回 東京国際映画祭(TIFF) ジャパニーズ・アニメーション部門 出品作品

キャスト

ロウマ(鴨川朗真): 花江夏樹
トト(御手洗北斗): 梶 裕貴
ドロップ(佐久間雫): 村瀬 歩
チボリ(浦安千穂里): 花澤香菜
ロウマの父(鴨川太朗): 田村 淳(ロンドンブーツ1号2号)
ロウマの母(鴨川真子): 指原莉乃 

スタッフ

監督・脚本: いしづかあつこ
 
キャラクターデザイン: 吉松孝博
美術監督: 岡本綾乃
美術ボード制作協力: 山根左帆
美術設定: 綱頭瑛子、平澤晃弘
色彩設計: 大野春恵
撮影監督: 川下裕樹
3D監督: 廣住茂徳、今垣佳奈
編集: 木村佳史子
 
音楽: 藤澤慶昌
音楽監督: 明田川 仁
音響効果: 上野 励
 
アニメーション制作: MADHOUSE
 
主題歌: [Alexandros]「Rock The World」
 
配給: KADOKAWA
製作: グッバイ、ドン・グリーズ!製作委員会
 
© Goodbye, DonGlees Partners
 
2022年2月18日(金) 全国ロードショー!
大ヒット上映中!

 
映画公式サイト
 
公式Twitter: @gb_donglees
 

映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』公開前プレミア上映会 舞台挨拶 レポート

第34回 東京国際映画祭(TIFF) 映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』舞台挨拶 レポート

この記事の著者

來住 果林ライター/レポーター

2002年生まれ、シネマティーンズ所属。
好きな映画のジャンルは、ヒューマンドラマ、ラブロマンス、コメディ、アニメなど。
特に、幼い頃に鑑賞した『魔法にかけられて』(2007年)、『パコと魔法の絵本』(2008年)は今でも思い出深い作品。
コアなファンが求めている情報をお届けすることをモットーに活動にしている。

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