映画『キャッツ』チャリティー試写会
天皇・皇后両陛下、愛子内親王殿下がご臨席
トム・フーパー監督&主演フランチェスカ・ヘイワード、日本語吹替え声優を務めた葵わかなと共に映画をご鑑賞🎞
全世界累計観客動員数8100万人、日本公演通算1万回を記録し、1981年のロンドン初演以来、今なお世界中で愛され続けるミュージカルの金字塔「キャッツ」。イギリスを代表する詩人T・S・エリオットの詩集を元に、「オペラ座の怪人」「レ・ミゼラブル」等の大ヒットミュージカルを手がけた制作陣の奇跡の作品が、遂に実写映画化!この冬、最大の注目作『キャッツ』が1月24日(金)より遂に日本公開となる。
映画『レ・ミゼラブル』(2012年)、『リリーのすべて』(2016年)のトム・フーパー監督をはじめ、ミュージカル界の巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーら、世界最高峰の制作陣が集結。主人公ヴィクトリア役には、英国ロイヤル・バレエ団でプリンシパルを務め、本作が映画初出演にして初主演となるフランチェスカ・ヘイワード。映画『ドリームガールズ』(2006年)でアカデミー賞助演女優賞を受賞し、圧巻のパフォーマンスで称賛を浴びたジェニファー・ハドソンがグリザベラ役を担当し、ヴィクトリアが出会う個性豊かな猫たちを映画、音楽、ダンスなど、多彩なジャンル珠玉のキャスト陣による極上のエンターテイメントが誕生!吹替え版制作が許可されたのは日本含め世界でわずか2カ国のみ!
日本語吹替え版の主人公ヴィクトリア役の座を射止めたのは、NHK連続テレビ小説「わろてんか」のヒロインを務め、映画・ドラマ・ミュージカルなど活躍の場を広げる女優の葵わかな。さらに、俳優の山崎育三郎、歌手の高橋あず美、お笑い芸人の秋山竜次(ロバート)、ハリウッド映画にも出演し歌手としても活躍する森崎ウィン、ダンサーの大貫勇輔、そして、日本を代表する女優の大竹しのぶら、豪華キャストが『キャッツ』の世界に華を添える。日本語吹替え版の音楽プロデュースには蔦谷好位置が参加している。
葵わかな、愛子様と猫の話題で盛り上がる!
トム・フーパー監督、フランチェスカ・ヘイワード、葵わかなが明かすチャリティ試写会の感想
1月20日(月)、東京・有楽町朝日ホールにて、映画『キャッツ』(原題:Cats)のチャリティ試写会が行われ、天皇陛下、皇后陛下、愛子内親王殿下がご臨席。来日中のトム・フーパー監督、主人公ヴィクトリア役のフランチェスカ・ヘイワード、そして日本語吹替版でヴィクトリア役の声優を務める葵わかなとともに映画を鑑賞。上映終了後にトム・フーパー監督、フランチェスカ・ヘイワード、葵わかなの3名が囲み取材に応じ、チャリティ試写会の感想を語った。
三者それぞれの作品に対する意気込みは
まず、試写会の感想を聞かれた監督は、「日本で上映ができてとてもわくわくしていますし、また日本に戻って来れて嬉しいです。天皇陛下が皇太子だった頃ですが、最後に来日をした『レ・ミゼラブル』(2012年)のときにも、映画をご覧いただいていました。また一緒に映画を観ることができて大変光栄です」と笑顔で答えた。そしてヘイワードも「こうして、完成した映画を披露することができて嬉しいです。この作品で、今までの人生で初めての経験たくさんしました。そして今日も、こうして素晴らしい経験ができて感動しています」と語り、日本語吹き替え版で主人公の声優を担当した葵も、「この作品は、ダンスや歌のスキルが必要なので、自分自身だけでは参加できていたかわからない部分もありました。なので今回、声で参加できて、初めて両陛下や内親王殿下とも映画を観ることができて光栄でした」と、本作へ参加できたことへの喜びを笑顔で語った。
猫談義に、オックスフォード大学留学時代の思い出話
天皇、皇后両陛下、愛子内親王殿下とそれぞれが交わした言葉とは
さらに、天皇、皇后両陛下と愛子さまと交わした言葉について聞かれた葵は、「今日観た字幕版に私は登場しないので、監督とフランチェスカさんに映画の感想を伝えていました」と謙遜しつつ、「ただ、今ご家族で猫を飼わられているとおっしゃっていました。来日キャストも私も、みんな猫が好きなだったので、猫の話で盛り上がりました」と、猫の話題で盛り上がったことを明かした。
天皇、皇后両陛下と愛子さまの感想について、監督は「上映が終わり、隣で映画を観ていた天皇陛下がこちらを向いて、『素晴らしかった、本当に楽しんだ』とおっしゃってくださり、とても謙虚な気持ちになりました。そして、同じく楽しんだという感想を、皇后陛下と愛子さまにもいただきました。上映後の懇談中に、愛子さまには、飼っている猫の写真を見せてくださりました。また天皇陛下は、1985年のオックスフォード大学留学中に、ニューロンドンシアターで「キャッツ」をご覧になっていたというお話をしてくださいました。そして、この作品を観て、その当時の記憶が蘇ったとおっしゃてくださいました。皇后陛下からは、まだビオラを弾いてらっしゃるとお聞きしたので、この作品の名曲である「メモリー」を是非演奏して欲しいとお伝えしました(笑)。そして、私自身もお二人が留学されていたオックスフォード大学の出身でしたので、大学時代の思い出話もさせていただきました」と語った。
ヘイワードは、「今回、女優として初めて歌を歌った私自身の経験を聞いていただきました。バレエダンサーとしてのキャリアを保ちつつ、どう演技との両立していったのかを、お話させていただきました。また猫好きとして、猫の話でも盛り上がりました」と述べた。
今だからこそ映像化できる作品です!
葵わかなが太鼓判!
最後に、監督が「小さい頃に自分も家族と観た作品に携われて、また皇室のファミリーと一緒に観れて嬉しいです。日本で良いスタートが切れました」と、ヘイワードが「バレエダンサーとして日本公演に来るたびに温かく迎えられてきましたが、今回は映画を携えて来日ができて、格別な思いがあります」と話すと、最後に葵が「この『キャッツ』は、日本でもすごく人気があって、記録を何回も塗り変えるように公演されているミュージカルだと思います。なので、この映画版も、日本人の心にもきっと残る、今だからこそ映像化できる作品だと思います!」と自信を持って締めくくった。
映画『キャッツ』は、1月24日(金)より全国ロードショー。
チャリティー上映会で集まった寄付金は「あけの星会」を通じて、社会福祉活動に使われる。
[スチール撮影: Cinema Art Online UK / 記者: 蒼山 隆之]
イベント情報
映画『キャッツ』チャリティー試写会■開催日: 2020年1月20日(月) |
映画『キャッツ』予告篇
映画作品情報
《ストーリー》扉の向こうには、なにが待っているの——? 満月が輝く夜。 若く臆病な白猫ヴィクトリアが迷い込んだのはロンドンの片隅のゴミ捨て場。 そこで出会ったのは個性豊かな“ジェクリルキャッツ”たち。 ぐうたらな猫、ワイルドな猫、お金持ちでグルメな猫、勇敢な兄貴肌の猫、不思議な力を持つ長老猫・・・ 様々な出会いの中でヴィクトリアも自分らしい生き方を見つけていく。 そして今宵は新しい人生を生きることを許される、たった一匹の猫が選ばれる特別な夜。 一生に一度、一夜だけの特別な舞踏会の幕が開く——。 |
ベスト・オリジナル・ソング賞(映画部門)ノミネート
原作・原案: T・S・エリオット / アンドリュー・ロイド=ウェバー
製作: デブラ・ヘイワード / ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー / トム・フーパー
製作総指揮: アンドリュー・ロイド=ウェバー、アンジェラ・モリソン、ライザ・チェイジン / ジョー・バーン
振付師: アンディ・ブランケンビューラー