完成披露試写会 舞台挨拶
オールスターキャスト集結!
佐藤健が土屋太鳳にサプライズプレゼント!!
青いバラとダイヤモンドリリーの花冠の花言葉は「忍耐」
結婚式の直前に病に倒れ意識不明となった花嫁を、8年間待ち続けた新郎―。「YouTube」に投稿された動画をきっかけに、「奇跡の結婚式」「号泣する実話」として一気に話題が広がった、一組のカップルに起きた奇跡の実話を映画化。佐藤健、土屋太鳳の豪華W主演に加え、『64-ロクヨン- 前編/後編』(2016年)の瀬々敬久監督がメガホンをとり、信じる力と深い愛に満ち溢れた感動のドラマを紡ぐ。
公開に先駆け11月16日(木)に東京・丸の内ピカデリー1にて完成披露試写会が実施され、豪華キャストが撮影以来の再集結!撮影現場でのマル秘エピソードや「8年越し」にちなんで登壇者の8年前ついてのトークを披露した。さらには佐藤健から土屋太鳳へ、サプライズプレゼントも…!
《イベントレポート》
満席で既に熱気を帯びた会場に、佐藤健、土屋太鳳らキャストが登場すると声援があちらこちらから飛び交った。青と白のハートの紙吹雪が舞い散る中、客席に青いバラを渡しながら壇上に向かうキャスト達は、次々と上がるハイタッチの手に応じ、壇上に並んだ。
映画に関する質問【佐藤健、土屋太鳳】
―― 実話の動画を観て、原作を読まれ、尚志(ひさし)さん、麻衣さん、ご本人とも直接お話をされたということですが、どのような思いで本作に取り組まれましたか?
佐藤健: ご本人の尚志さんは、ものすごく魅力的な方で特に笑顔が素敵でした。僕は笑う芝居に苦手意識があったので、ハードルが高かったです。
佐藤健の応えを受けて、映画『るろうに剣心』の共演から“健先輩”と呼んでいるという土屋太鳳が「健先輩は、よく笑われる方なので尚志さんの笑顔と、健先輩の笑顔が合わさると最高です」とコメントし、佐藤健が照れ笑いを浮かべるシーンも見られた。
土屋太鳳: 尚志さんと麻衣さんの2歳になる息子さんともお会いし、奇跡の向こうにこの時間あるのだな。このご家族のために全力を尽くそうと思ってクランクインし、その思いを持ったままクランクアップしました。
映画に関する質問【薬師丸ひろ子】
―― 土屋さん演じる麻衣の母親役として、時に厳しいことも言わなければいけない役でしたが演じる上で悩まれたことはありましたか?
薬師丸ひろ子: 母としては麻衣が目覚めた時に、尚志さんにそばにいて欲しいという思いがとても強かったが、人としては尚志さんを巻きこんではいけないとさんざん悩み、葛藤しましたね。
映画に関する質問【杉本哲太】
―― 薬師丸さんとのご夫婦役でしたが、撮影現場はいかがでしたか?
杉本哲太: 薬師丸さんと太鳳ちゃんが話している様子を見て、もう既に家族ができてるな、俺は後ろからそっと入っていけばOKだなと感じました。
映画に関する質問【北村一輝】
―― 尚志のことを温かく見守っていて「こんな上司がいたらいいな!」と思う役でしたが、今回の役はいかがでしたか?
北村一輝: 周りの人間は、傍にいて見守ることしかできないけれど素敵な役でした。
映画に関する質問【浜野謙太】
―― 明るくお調子者だけれど情に熱い役でしたが、瀬々監督から演技について何か指示はありましたか?
浜野謙太: 監督からは原作ではコンパ王の役だからと言われたので、コンパ王についてこんなに考えることはないというくらい、深く掘り下げました。
映画に関する質問【中村ゆり】
―― 物語のキーとなる役を演じられましたが、皆さんとは別々のシーンが多かったようですね。出来上がった作品をご覧になってどう感じられましたか?
中村ゆり: 太鳳ちゃんが体重を変化させるなど、大変な役を演じられているのを健くんが傍でアドバイスをして支えている姿を現場でも見ていたので、やはり2人の関係性は成立しているなと感じました。
映画に関する質問【瀬々敬久監督】
―― 実話を元に映画化ということで、演出される上で特に気を付けていらしたポイントはありますか?
瀬々敬久監督: 普通の人に訪れた試練がテーマなので、なるべく初めてのように演じて欲しかった。練習を重ねて演じることに慣れてしまうのではなく、理由を言わずに撮りなおしをしました。
登壇者の“8年前”に関するトーク
尚志さんが麻衣さんを待ち続けた8年という長い月日を体感しようと、登壇者の8年前を振り返った。佐藤健と土屋太凰の8年前の写真がスクリーンに映し出されると客席から「かわいいー!」と声が上がった。
佐藤健: 20歳の写真。この頃は演技の技術はなく、気合で乗り切っていました!
土屋太鳳: 14歳の写真。ちょうど『竜馬伝』で健先輩と共演させていただき、そこから8年越しで妻役を演じさせていただくことになりました!
佐藤健から土屋太鳳にサプライズプレゼント!!
客席に配った青いバラと、ダイヤモンドリリーを使った花冠を佐藤健が土屋太凰にプレゼントするというサプライズもあった。
ダイヤモンドリリーの花言葉は「幸せな思い出」「忍耐」「箱入り娘」で、まさに土屋太凰のイメージそのものだ。
花冠をもらった土屋太凰は自身を“幸せ者”だと表現し「瀬々組の方々、お1人、お1人がいらっしゃったからこそやってこられたと思います。忍耐・気合だけは負けないように、これからも人生生きていきます!」と語った。
佐藤健も土屋太凰と共演したことについて「麻衣さんを演じる役は土屋さんしか思い浮かばなかったです。土屋さんのサポートについて考えることが、僕の役作りの全てだったので、土屋さんに感謝を伝えたいです」と語り、主演2人が信頼し合っている様子が伺えた。
土屋太鳳: この映画はタイトルそのものです。言葉にならない全ての思いを全身全霊、愛を込めて演じました。どうか受け取ってください!
佐藤健: この映画の主役は、岡山に住む尚志さんと麻衣さんです。こんな人生が、奇跡が本当にあるんだという気持ちで、観て下さると幸いです。
締めくくりの挨拶の後、名残惜しそうに客席の方が手を振るなど大盛況の内に、完成披露試写会の舞台挨拶は終了した。
[スチール撮影: 平本 直人 / 記者: 大石 百合奈]
イベント情報
映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』
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映画作品情報
YouTubeの動画をきっかけに、
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脚本: 岡田惠和
音楽: 村松崇継
主題歌: back number「瞬き」(ユニバーサル シグマ)
原作: 中原尚志・麻衣「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」(主婦の友社刊)
制作プロダクション: 松竹撮影所 東京スタジオ
配給: 松竹
公式Twitter: @8nengoshi