公開初日舞台挨拶
佐藤健が土屋太鳳にサプライズで感謝の手紙を朗読!
特製クリスマスケーキでファーストバイトも披露!!
結婚式の直前に病に倒れ意識不明となった花嫁を、8年間待ち続けた新郎―。「YouTube」に投稿された動画をきっかけに、「奇跡の結婚式」「号泣する実話」として一気に話題が広がった、一組のカップルに起きた奇跡の実話を映画化。佐藤健、土屋太鳳の豪華W主演に加え、『64-ロクヨン- 前編/後編』(2016年)の瀬々敬久監督がメガホンをとり、信じる力と深い愛に満ち溢れた感動のドラマを紡ぐ。
ついに公開初日を迎えた12月16日(土)、東京・丸の内ピカデリー1にて初日舞台挨拶が実施され、豪華キャスト、そして監督が再集結!クリスマス直前ということもあり、キャスト陣それぞれがクリスマスをモチーフとした衣装で登場した。そして、キャスト陣それぞれがとっておきのクリスマスデートプランを披露し合い、特製クリスマスケーキを前に土屋太鳳から佐藤健へスプーンにたっぷりケーキを乗せてのファーストバイト、さらに最後は佐藤健から土屋太鳳へ、サプライズの手紙が読み上げられ会場は感動の渦に包まれる舞台挨拶となった。
《舞台挨拶レポート》
公開初日を迎え、待望の作品上映後の感動に包まれた会場に、佐藤健、土屋太鳳ら主要キャスト陣と瀬々敬久監督が大歓声の中、笑顔で登場。舞台中央に並び、観客の方々に手を振って応えた。
会場は上映直後ということもあり、本作のストーリーが醸し出す温かい愛情で包まれた雰囲気となっていた。主演の佐藤、土屋からの挨拶を皮切りに、各登壇者が順々に挨拶した。
佐藤健: 佐藤健です。ありがとうございます!無事今日という日を迎えられたことを本当に嬉しく思います。皆さんの支えがあったからです。本当に感謝しております。ちょうど1年前ですね。1月、2月と、撮影しているというよりも、なんだろう、、岡山人として岡山で生活しているという感覚がありました。瀬々監督のもと、尚志さんという人の人生を生きさせてもらっているという意識で演じさせていただきました。最高に幸せな時間でした。もうこの作品は皆さんのものです。この映画を愛してもらえたらなと思います。どうぞよろしくおねがいいたします。
土屋太鳳: ありがとうございます!中原麻衣さんの大切な8年間を演じさせていただきました土屋太鳳です。ちょうど去年の今頃ですね。台本を瀬々監督と、健先輩が台本を基に何度も話し合っていて、麻衣さん、尚志さんのご両親ともお会いしながら瀬々組や、地元の方々に本当に愛情を注いでいただいて、いま日本中で今日からこの作品が封切られているのだと思うと本当に胸がいっぱいです。今日はこの喜びを皆さんとかみしめていけたらなと思います。本日はよろしくお願いします!
薬師丸ひろ子 : 皆さんこんにちは。今日は初日にお迎えいただきまして、ありがとうございます。今も二人からお話があったように今年一月ですね。岡山で、私にとってもひさしぶりに長期のロケで、本当に岡山に暮らしてきて、岡山の空気を存分に吸って、この家族の空気を感じ取りながら演じられるようにしていただきました。岡山の町の皆様いろんな方の協力をいただいてこの作品完成いたしました。今日は感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
杉本哲太: 父親役のこうじさんの役を演じさせていただきました。岡山の病院での撮影が主に多かったのですが、待機場所をお借りして、そこで一人ぽつんと待ち時間を過ごしていたんですけれども、昼食をいただきまして、ぱくぱく食べていたんですけれども、職員の方々が休憩に入ってきまして、じろっと睨まれたんでなんでだろうと思っていたんですけれども、そこは飲食禁止だったという(笑)。すみませんでした! 初日を迎えまして、今日は娘を嫁に送り出すような気持ちです。どうぞよろしくお願いします。
浜野謙太: 尚志さんの先輩、室田役を演じました浜野謙太です。壮絶な愛の実話の実写化ということで。健くんが2ヶ月間ずっと岡山に引きこもっていたりとか、太鳳ちゃんからも並々ならぬ気合いを感じまして、二人の気合がものすごく画に出ている。ストーリーに感動ですけれども、僕は二人の気合いに圧倒されました。監督の並々ならぬ画力にも気合いを感じております。僕はチャラい先輩役だったので、岡山でナンパして居酒屋で呑んでいたぐらいのものなのですが(笑)。この凄まじい作品が皆様に可愛がってもらえることを願って、どうぞよろしくお願いいたします。
中村ゆり: 皆様今日はどうもありがとうございます。女優としてもなのですけれども一人の大人として、やっぱり色んな人の人生や、社会において、痛みをもっと知っていかなきゃいけないなあと日々思っているのですけれども、今作は実話ということで、自分にとって大きなものを、人生であったり人間というものを教えてくれる、とても美しい作品に参加できたことを嬉しく思っています。本当にたくさんの方に見ていただきたいので皆様、ご協力よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
観客席から「監督!!」と声援が飛ぶ。
瀬々監督: すごい!男子からの声援が(笑)。ありがとうございます。そうですね、実話を基にしておりまして、300万人に1人という、とても珍しい確率の病気に突然侵されると。そういう人生の試練というものは誰にでも訪れるものだと思います。そういう意味で、本人たちの頑張りはもちろんなのですけれども、周りの人たちの支援や愛というものがあったからこそ頑張れた二人の映画だと思っています。二度、三度観れる映画になっていると思っていますので、また観ていただき、広めていっていただければと思います。ぜひこの映画を応援してください。今日はどうもありがとうございます。
―― あと一週間とちょっとでクリスマスがやってきます。大切な人と一緒に見て欲しい、クリスマスにもぴったりなこの作品です。理想のクリスマスデートを皆様より伺っていけたらと思います。どのデートプランが一番魅力的だったかを監督に決めていただきます。
土屋太鳳: 私はクリスマスのイルミネーションがとてもとてもとても大好きで、なので尚志さんとか麻衣さんみたいに家でやりたいなと。室内をイルミネーションでもりもりにして、手作りのケーキなどを添えて手作り感をもたらせたらなと思います。二人だともったいないのでホームパーティーにして、みんなでわいわいやりたいです。
佐藤健: それだとデートじゃないんじゃない?(笑)
土屋太鳳: あ、そうか!(笑)
薬師丸ひろ子: 私は何年も前から、クリスマスは地味に家庭のご飯を食べて、クリスマスとは無縁に過ごしてきたのですが、強いて言えば10日ぐらい前倒しで超人気のクリスマスケーキを食べたり。皆さんには言えないぐらい、何時間も並ぶほどの超人気のクリスマスケーキなんです。そんなプランはいかがでしょう?
杉本哲太: 僕の場合の理想というか願望なんですけれども、二十歳の娘が最近冷たいので、家で、家族で、娘と一緒に過ごしたいです(笑)。
浜野謙太: むかし家でですね、お母さんから「本当のクリスマスを教えてあげる」と言われまして、おごそかな雰囲気の中でラム肉のステーキを食べたんですけれども、子供心ながらにとってもまずいステーキで、クリスマスというのは耐え忍ぶものなのかなと(笑)。
中村ゆり: 私は昔からクリスマスのようなこういうイベントが苦手で(汗)、日常の延長戦で良いですね。めんどくさいと思っちゃいまして。
佐藤健: 設定から入りますね。まず、二人はまだそんなに深い中じゃないんですね。ロックフェラーセンターの映像を見て、いつか一緒に行けたらいいねと。彼女は仕事かなんかで、離れ離れになってしまうんですね。で、たまたまNYに仕事で行っていた年があって、せっかくだしロックフェラーセンター行ってみようかなということで男がロックフェラーに行ったら、そこに彼女がいるんです。どうですか皆さん?
観客: (笑)
瀬々監督: 一番ロマンチックなのは佐藤くんのプランですが、僕個人としては浜野くんのがいいですね(笑)。
本作に関する出演者達と監督のトークの後、舞台中央には「8年越しの花嫁」特製の美しい”8段”のクリスマスケーキが登場!お客さん達やキャスト陣に見守られながら、花嫁役の土屋から花婿役の佐藤へのファーストバイトが行われ、会場内は大きな歓声と拍手に包まれた。
登壇者全員が笑顔を見せたフォトセッションの後、主演の二人よりメッセージが。
土屋太鳳: こちらの作品が皆様の心を温めますように。本日は皆様ありがとうございました。
佐藤健: とっても、とっても一生懸命やってくれて、感謝の気持ちを込めて手紙を書かせてもらいました。すみませんちょっとお付き合いください。
佐藤健から土屋太鳳への感謝の手紙(全文)太鳳へ。 当時土屋太鳳で検索してみたりすると、直筆アンケートにびっしりと書かれた文章の長さや、何時間かけて書いたのだろうと思うようなブログの長さなどに衝撃を受けたり、当時単館系の映画によくあなたは出演していたのですが、その作品たちをかたっぱしから観ていく中で、その時ビビッと感じた思いは確信に変わっていきました。そんなあなたと、四年越しですか、夫婦役としてこんなにも素敵な作品で、ともに人生を歩めたこと、心から嬉しく思っています。 しかし、一つだけ心残りがあります。それは主に宣伝の時のことなのですが、君はことあるごとにずっと、「背中を追いかけてきた」、「本当に尊敬している方だ」、「健先輩には本当に感謝している」など何度も言ってくれましたが、そのたびにどうしてもリアクションが取れずごめんなさい。 もちろん嬉しいのですが、なんといいますか、本当に感謝したいのは僕の方なんです。君が僕にそう言ってくれるのは今に始まったことじゃなくて、出会ってから今まで、もちろん今回の撮影中も何度も、「健先輩は本当にすごいです」、「健先輩は唯一無二の役者さんです」とかなんとかと言ってくれて、でも本当は全然そんなことなくて、むしろ君がそんなことを言ってくれた数だけ、僕は強くなれました。土屋さんがそんなことを言ってくれる自分に、自信を持てました。尊敬し続けられる自分でいられるように自分を奮い立たせることもできました。 僕に向けてくれるエネルギーが僕のガソリンであり、もはや役作りの全てでした。あなたはこうも言ってくれました。「健先輩の尚志さん素敵です」もし、健先輩の尚志さんが素敵だったのだとしたら、それは麻衣が太鳳だったから、麻衣さんが太鳳だったから、僕は尚志として、麻衣へのこの思いは本物なのだと自信を持てました。本物の気持ちを胸に、あとは立っていただけです。麻衣へのその思いを持ってさえいれば、あとはそのまま立っていさえすれば、それは真実なんだと、間違いはないと本気で思っていました。何も怖いものはありませんでした。こんな僕に全力でぶつかってきてくれて、こんな僕を信じてくれてありがとう。 だから、僕にかけてくれた言葉の分だけ、自分を褒めてあげてください。本当に難しい役だったと思います。心から、お疲れ様。 「命というものに本当の意味で向き合うことのできる唯一無二の女優さん」 この作品を終えた今、僕が君に抱く印象です。 共に生きたあの時間、その記録、この作品、『8年越しの花嫁』僕の宝物です。たくさんの方に愛していただくことを願って。 2017年12月16日 佐藤 健
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佐藤が手紙を読み上げ、土屋は感動した様子で感謝の言葉を述べ、公開初日舞台挨拶は大盛り上がりの中、幕を下ろした。
イベント情報
映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』公開初日舞台挨拶■開催日: 2017年12月16日(土) |
映画作品情報
YouTubeの動画をきっかけに、
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脚本: 岡田惠和
音楽: 村松崇継
主題歌: back number「瞬き」(ユニバーサル シグマ)
原作: 中原尚志・麻衣「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」(主婦の友社刊)
制作プロダクション: 松竹撮影所 東京スタジオ
配給: 松竹
© 2017映画「8年越しの花嫁」製作委員会
公式Twitter: @8nengoshi