第22回上海国際映画祭(SIFF) パノラマ部門
映画『五億円のじんせい』舞台挨拶
望月歩、人生初の海外体験
「五億円手に入ったら家を買います!」
GYAOとアミューズがオーディションによりオリジナル映画を作るプロジェクト「NEW CINEMA PROJECT」にて約400本の中から見事グランプリを受賞した脚本の蛭田直美と文晟豪監督のコンビによる『五億円のじんせい』が7月20日(土)より公開される。
日本での公開に先駆け、6月15日(土)より開催中の第22回上海国際映画祭パノラマ部門にて、6月16日(日)15時45分〜(日本時間同日16時45分〜)に公式上映が行われ、インターナショナルプレミアとなった上映後の舞台挨拶に、主演の望月歩と遠藤日登思プロデューサーが出席。260席の会場が満席、登壇した2人は観客とのQ&Aを行った。
本編上映後、温かな拍手に包まれながら登壇した望月歩と遠藤日登思プロデューサー。260席の会場に入れない観客も出るほど大盛況となり、多くの観客から大きな拍手を浴びた。
望月は「観客席からみなさんと一緒に観ていたので、そんな一緒に 観ていたみなさんの前に急に出てお話しするのがとても恥ずかしい」と顔を赤らめると、一緒に観ていたことを知った観客席から大きな歓声を沸いた。遠藤Pは「まだ日本でも劇場公開をしていない作品。どんな反応があるのかとても緊張しています」とコメントし、観客に「面白かったですか?」と問いかけると温かい拍手に包まれた。また、今回が初の海外映画祭参加であると共に、初の海外体験でもある望月は「『五億円のじんせい』に関わることで今が一番緊張している」とコメントし、会場の笑いを誘った。
五億円の募金で救われたために良い子でいなくて䛿ならず、五億円という借金を返してから死ななければならないというユニークな設定と、なんでも真に受ける“良い子”である主人公に絶賛の感想が多くの観客から寄せられた。そんな五億円で救われた少年・高月望来を演じた望月歩。観客から、実際に五億円が手に入ったら何をしたいか聞かれた望月は「まず家を買います!」と即答。続けて、「今回の上海が初めての海外体験で素敵な街だなと思った。望来が旅をしたように世界中を旅をしてみたい」と語った。
また、今作が映画初主演となった望月歩。初めての主演について感想を聞かれ「主演というの䛿全部を料理する立場だと考えていましたが、その感覚が初めてで、自分がやっている!という感覚が楽しかった!」と嬉しそうに語った。
そして、質疑応答で䛿こんなに似合った主演䛿他にいないので䛿という絶賛の声と共に、どうして望月が主演に選䜀れたのかという質問が飛んだ。遠藤Pは「良い子でいようとする生きにくい少年が主人公。“ぱっと見で良い子”と思えるかが重要だった。オーディションの部屋に望月君が入ってきたとき、『あ、みらいくん、いた!』と思った」と、望月との出会いを語り、観客席からは納得の拍手が沸いた。逆にどうして選ばれたのか聞かれた望月は少し首をかしげながら、「台本を読んだとき、やりたい!楽しそう!とすごく思えた。必死に頑張ろうと思ってオーディションに臨んだ結果だと思っております」と遠藤Pの顔を伺いながら答える姿に観客席から笑いが起こった。
ドラマ「3年A組-今から皆さん䛿、人質です-」で望月を知っていたファンが多く駆け付け、若い女性が目立った客席。望月目当ての観客は愛くるしい望来のキャラクターに終始笑いが起こると共に、一つ一つの展開に驚きの声が上がる上映となった。「この先どうなるんだろう」という展開が気になる物語に原作なしのオリジナルの強みを感じるとともに、インターナショナルプレミア上映らしい初めてのリアクションが多く寄せられた上映となった。
イベント情報
第22回上海国際映画祭(SIFF) パノラマ部門
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映画『五億円のじんせい』予告篇
映画作品情報
《ストーリー》五億円稼いで、ボクは死ぬ かつて五億円の募金で命を救われた少年。 幼少期、善意の募金五億円により難病から命を救われた少年。 健康に成長し高校生になった彼は、五億円にふさわしい人生を送るべく、周囲からの期待や、マスコミに晒される窮屈な青春を送っていた。 ある日、とある出来事をきっかけに彼は生きる意味を見失い、SNSで自殺を宣言。そこに、見知らぬ誰かからメッセージが届く。 「死ぬなら、五億円返してから死ね」 家を飛び出し、お金と人生に向き合う旅には思わぬ出会いが待っていた。 |
第1回愛媛国際映画祭コンペティション部門 出品作品
脚本: 蛭田直美
主題歌:「みらい」ZAO
製作: 畠中達郎、田中祐介
編集: 脇本一美
制作プロダクション: オフィス・シロウズ
2019年 / 日本 / 112分 / カラー / シネスコ / 5.1ch デジタル