- 2018-10-25
- イベントレポート, レッドカーペット, 日本映画, 第31回 東京国際映画祭, 舞台挨拶
第31回東京国際映画祭(TIFF) 舞台挨拶&レッドカーペット
福士蒼汰、広瀬アリス、三木康一郎監督、
そしてナナがTIFFのレッドカーペットに登場!
有川浩の”一生に一本しか書けない物語”待望の映画化!5年間幸せに暮らしていた悟と猫・ナナだったが、とある事情でナナの新しい飼い主を探す旅に出ることに。悟と猫・ナナの旅の行方は—。
心優しい青年、昔から猫が大好きな悟を演じるのはは話題作への出演が途切れることのない福士蒼汰。5年間幸せに暮らしてきてかつて誇り高き野良猫だったもう一人の主人公・ナナの心の声は、高畑充希。のびやかでまさに猫のようにクルクル表情を変える唯一無二の声を感情豊かなナナに息を吹き込んだ。また、竹内結子、広瀬アリス、大野拓朗、山本涼介ら豪華な面々が脇を固めている。
監督は、映画『覆面系ノイズ』(2017年)、『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(2016年)など数々の作品のメガホンを取った三木康一郎監督が務めた。
10月25日(木)、第31回東京国際映画祭(TIFF)が開幕し、特別招待作品として『旅猫リポート』が公式上映された。
上映後の舞台挨拶には主演の福士蒼汰、ナナ、三木康一郎監督が登壇。さらに広瀬アリスが合流し、第31回東京国際映画祭のオープニングを飾るレッドカーペットイベントに登場した。
舞台挨拶レポート
TOHOシネマズ 六本木ヒルズのスクリーン2の客席は満席。『旅猫リポート』を観終わったばかりの感極まった観客の前に主演の福士蒼汰と三木康一郎監督が登場した。
第31回東京国際映画祭の特別招待作品として上映された感想を聞かれた福士は「非常に嬉しいしとても光栄だなと思います。この映画をたくさんの方に観てもらえる機会があるのもすごく嬉しく思っています」と感謝の情を示した。監督は「撮影してた時は必死だったので、こうなるなんて思ってもなく、東京国際映画祭で上映してくださるということでスタッフも含めてとても感激しています」と福士に続け謝意を表した。
福士蒼汰が悟を演じる時に心がけたこととは?
心優しい猫好きの青年・悟を演じる時に心がけたところを聞かれた福士は、「悟は優しい青年で、誰に対しても朗らかでやわらかい印象を与える青年なんですが演じる際に考えて、ただ優しいだけじゃないんだなと思い脚本を読み進めて、悟が持っているネガティブな心というものがポジティブに変わっているんだなと思い演じていました」と撮影を振り返った。
それに対し三木監督は「そんなちゃんと考えていたんですね」と笑いを誘ったが、福士に最初会った時に「そのままでいいよ」と伝えていたことを福士が肝に置きながら演じていたことが分かり、福士に感謝していた。
福士蒼汰、ナナと最近仲良くなれた気がする
舞台挨拶の中盤、プロモーション期間を含めナナと仲良くなれましたか?と聞かれると「最近仲良くなったんじゃないかなと思います。猫ちゃんがどう思ってるかどういう表情するかってわからないので。でも最近プロモーションをやっていて、顔をずっと見てくれたりとか、抱っこしても落ち着いてくれたりとかそういうのを見るとと仲良くなれた気がします」とナナとの仲についても話した。
これから歩くレッドカーペットについて、福士は「なかなかない光栄なことです。2回目の映画祭で特別なことだと感じているので、貴重な時間を感じながら一歩一歩、1秒1秒を大切に歩きたいです」と意気込みを語った。三木監督は「ロボット歩きにならないように歩きたい(笑)」と話し会場を笑いに包んだ。
最後に主演の福士から観客へ向けて一言。「明日(10月26日)から公開で沢山の方に観ていただきたいですし、本当に今日という日は素晴らしい日だと思っているので、レッドカーペットを歩いて今日という日を大切に、そして大事に過ごしていきたいと思います」と締めくくった。
[記者: 井上 綾乃 / スチール写真: © 2018 TIFF]
レッドカーペットレポート
大勢の観客やマスコミ関係者が待つ六本木ヒルズアリーナに敷かれたレッドカーペットに、映画祭に出品・招待された作品のキャス ト・スタッフらゲストが続々と登場。ほどなくして、けやき坂通りに停められた車より、悟を演じた福士蒼汰、杉千佳子を演じた広瀬アリス、 そして三木康一郎監督が登場すると、場内は歓声に包まれた。
ステージまで上がり、フォトセッションブース等を通った後に、『旅猫リポート』の主演猫のナナもサウンドバイツエリアから参加!福士に抱きかかえられたり、お利口に座って待つ姿に、観客のみならず、マスコミからも 「かわいい…!」の声があがった。
東京国際映画祭の公式インタビューでは、福士は自身が演じた悟という役柄に対して「悟はとてもやさしい人物で、自分自身も猫 が大好きなので、猫に対してや動物に対する接し方は、自分自身を反映させた部分が多いです」と語り、悟を演じるにあたって重要視したところについては「彼のネガティヴなところで、彼の生きてきた過去の境遇だとかを意識して演じていた」と撮影を振り返った。犬派か猫派か聞かれると、福士は犬を飼っていたので強いて言うなら犬派と答えるも、撮影を通しナナ派になったとコメントした。
男気のある杉千佳子役 を演じた広瀬は「福士さんと大野拓朗さんと3人のシーンが多かったのですが、千佳子が2人を引っ張っていた部分が多かったです。自分 自身も男っぽい部分があるので、自分と似てるなと思いながら演じていました」と話し、作品については人と動物、人同士の繋がりを深く考えさせられたと述べ、広瀬自身家で犬と猫を飼っているそうで「早く家に帰って抱きしめたくなりました」と答えた。
レッドカーペットのサウンドバイツではシネマアートオンラインのインタビューにも応じて頂き、広瀬から「この作品を観ると動物と人間の繋がりだったり、人と人との繋がりだったり、全てのことに対して暖かくなれる作品なので是非大切な人と観てください」と『旅猫リポート』をこれからご覧になる皆様に向けてメッセージを頂いた。
レッドカーペットを歩き終えた福士は、ナナについて「大勢の人がいたので、緊張している素振りもあったが元気でした」と話した。また、 初めての東京国際映画祭のレッドカーペットについても「(レッドカーペットでのインタビューやスチール撮影が)意外と長くてびっくりしました が、初めての東京国際映画祭のレッドカーペットはとても楽しめました!」と愉しそうに語り、レッドカーペットを後にした。
映画『旅猫リポート』は、10月26日(金)に全国で公開初日を迎える。
[スチール写真: 平本 直人(レッドカーペット) / © 2018 TIFF(舞台挨拶)]
イベント情報
第31回 東京国際映画祭(TIFF) 特別招待作品
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第31回東京国際映画祭(TIFF) 特別招待作品
映画『旅猫リポート』舞台挨拶
第31回東京国際映画祭(TIFF) 特別招待作品
映画『旅猫リポート』レッドカーペット公式インタビュー
映画『旅猫リポート』予告篇
映画作品情報
《ストーリー》ナナは人間との馴れ合いを嫌う誇り高き元野良猫。5年前、交通事故にあったところを心優しき猫好きの青年・悟に助けられ、それ以来、悟の猫として幸せにくらしてきた。しかし、ある事情でナナを手放さなければならなくなった悟は、新しい飼い主を探すため、ナナと一緒に旅に出る。1人と1匹の旅の行方は……。 |
音楽:コトリンゴ
企画・配給:松竹
© 2018「旅猫リポート」製作委員会 ©有川浩/講談社