映画『咲-Saki-』
加治木ゆみ役の岡本夏美さんにインタビュー!
岡本夏美が演じるクールでかっこいい加治木
モモとの関係にも注目!!
麻雀というゲームを少女たちの青春ドラマにはめ込んだ世界観が読者を熱狂させ、ベストセラーを記録。TVドラマを経ての劇場版も全国で絶賛されている映画『咲-Saki-』で主人公 宮永咲が所属する清澄高校のライバル校として県大会に出場する鶴賀学園麻雀部で大将を務める加治木ゆみ役を演じた「セブンティーン」専属モデルの岡本夏美さんにCinema ArtOnlineのティーンズ記者がインタビュー! 『咲-Saki-』出演にまつわるエピソードや撮影秘話、さらには今どきの10代についても語っていただきました。
―― 映画『咲-Saki-』への出演の依頼が来たとき、出演が決まったときに率直にどんなことを思いましたか?
そうですね、、、、。漫画原作ということで、その役になりきって演じさせていただくプレッシャーを感じました。でも、同世代の子がたくさんでている作品なので、女子高生らしさが溢れる、青春な作品になったらいいなというのをすごく思いました。
―― 原作は元々知っていましたか?
いえ、私は聞いたことはあったんですけど、読んだりすることはあまりなくて、、、、、。漫画とかに疎いので、どんなものなんだろうと思いました。でも、作品が決まる前に原作を読ませて頂いて、男の子向けの漫画だけど、本当に爽やかな部分もあって、これが映画になるというワクワク感がありました。
―― 高校生で麻雀やるってなかなか聞いたことないですよね!
ねー!!!そーなんですよ!麻雀やってる子って聞かないじゃないですか?!そこがすごい面白いなって思ったところで、高校生が大人の遊びってイメージが強い麻雀に対してすごく熱くなって、その中で高校生のメンバー同士が一致団結して、じゃ全国行こうみたいな部活動らしさっていうのもすごい新しいなって思いました。
撮影とかでも麻雀をやらしてもらうので、撮影の合間もみんなで麻雀ゲームとかで遊んだりとかしてたんですけど、すごい面白いんですよ!大人の匂いがするようなイメージもありましたけど、こんなに楽しいんだなって思いました。
―― 岡本さん自身は、今回の作品に入る前に麻雀はやったことはありましたか?
やったことなかったです。牌もさわったことなかったですし、決まってからみんなで練習したんですよ。麻雀の練習したりとか、触り方とか、取り方とかそういうの練習してたら、みんなどんどんはまりましたね。撮影の合間にはみんなでやったり、アプリをインストールして通信対戦したりとか、結構面白かったですね。
―― 苦労したことや難しかったこととかありますか?
すごい強いチームなので、持ち方は慣れてないといけないので、そこはみんな苦労してましたし、役によって持ち方が違ったりとか、そういう個性があるんですよ。私もみんなとは違う薬指を使って、配を持ったりする役だったので、そういう手の流しみたいなのは結構難しかったですね。
―― 役の中で制服を着ていたと思いますが、初めて見たときの印象はどうでしたか?
制服も髪型もそうなんですけど、原作に忠実にするためにもうほんとに自分の体にフィットするように特注で作ってもらったものだったので、細かくサイズを計って丈とかも調節して、より役に近づくようにっていうのはみんなやっていましたね。そこはすごくみんなでこの役を作っていくんだっていうところは良かったなって思います。
―― 撮影現場の雰囲気はどうでしたか?
同世代の近い女の子たちが多かったので、女子高みたいな感じで、みんな集まるとすごい賑やかでしたね。
―― 同じ鶴賀学園麻雀部のモモを演じたあのさんがあまり積極的ではない性格だったので、モモが岡本さん演じる加治木が大好きな役で、どうしようってなった時に岡本さんが話しかけてくれて、心から好きになったって言っていました。
嬉しいですね。
―― どのように仲良くなりましたか?
私が演じた加治木っていう役とあのちゃんが演じたモモちゃんって役は、原作の中でも本当にコンビとして人気もありますし、そこのコンビネーションっていうのは、すごく強かったので、この映画でもそこは大切にしたいなって思って。だから、二人の関係性っていうのはすごく意識していて、カメラが回っていないところでも二人でいる時間を多くしたりとか、二人で話すことを多くしたりとか、そういうのは多かったですね。
―― あのさんも普段から、加治木とモモみたいな関係性でいることができたと言っていました。
本当ですか!すごいあのちゃんは役にぴったりだったから本当に心から可愛いなって思いましたし、先輩としての母性本能じゃないけど、先輩心みたいなのをくすぐるお芝居をされてましたし、普段からそういうタイプの子なので、そこは純粋に可愛くて、いい関係になれたかなって思います。
―― 加治木の役柄はクールでボーイッシュな感じでしたね。
そーですね。クールでかっこいい役で、男の子っぽい口調でした。
―― 普段の岡本さんとは大分違う印象の役に観えましたが、自分自身と似ていると感じたところはありましたか?
私が演じた加治木は、後輩に慕われる役だったんですけど。そういう先輩ぽいとかお姉ちゃんぽいっていうところは昔から結構言われてましたね。どっちかというとすごい年上気質なんですよ。私も弟がいるので、下を引っ張っていこうみたいな気持ちはあって、そのへんはすごくリンクしてるなっていうのもありましたね。男っぽいサバサバした部分も似てるなって思いました。
男の子口調とか声のトーンも低くしたりとかはお芝居していましたね。やったことなかったので、すごく面白かったです!
―― 続いて10代についてお話を伺いたいのですが、今の10代にどんなイメージをお持ちですか?
やっぱり10代って大人には叶わないキラキラさとかもう自分で意識してないところで出るオーラとかって本当にすさまじいパワーを持ってるとおもうんですよ。それって本当に10代の時やティーンの時しか味わえないし、高校っていうのもすごく肩書きとして特別なものだと思うんですね。
高校を卒業するとどんな風になるんだろうって思いませんか?そういうワクワク度もあるし、すごい特別なものだったんだなっていうのはより感じますね。イベントとかしててもやっぱりティーンの子の応援とか声援とか歓声とかって本当にキュって心を捕まれるというかすごいパワーを感じるし、パワーを頂くので、負けじと送ってますね。
―― 高校にはお仕事で忙しくって行けないことも多かったんじゃないですか?
でも、高校に行ってる時は普通の高校生として遊んでいるので、友達とかと裏原とか古着屋さんとかいったりするのもすごい楽しかったですね。お仕事の現場ではわからないことが学校に行くとトレンドだったり、そういうものも吸収できたりしてたので、特別な場所だったなっていうのは思います。
―― セブンティーンの専属モデルの古畑星夏さんも一緒に『咲-Saki-』に出演していましたが、撮影現場では一緒になりましか?
なりました!ちょこちょこ一緒になっていろんな話しをしました。セブンティーンのこともそうですけど、この役のことも話したり、逆にセブンティーンの現場で、一緒になったりとかもあったので、明日だねとか明日会うねとかそういうのもすごく新鮮でしたね。
―― 今頑張りたいことはありますか?
10代と20代だと頑張れることとか違うと思うんですよ。だから、私は高校卒業したあとの19歳ってすごい特別だなって思っていて、高校生でもない。でもまだ二十歳超えてないから大人でもないっていう間。大人と子供の狭間っていうのは、どういう捉え方をするのかなっていうのは思っていて、今まで感じてたこととか違う大人の考え方をすると思うし、逆に大人は感じないことをまだ感じる時期でもあるからすごくそういうことは敏感になっていきたいなと思いますね。そういう時に美術館に行ったりとか本読んだり、映画観たりとか感じていくことをすごく大切にしていきたいなって思ったので、美術館めぐりはしたいですね。わりと好きなんですよ。
―― 最後に今の10代へメッセージをお願いします!
女子高生で何かに向かってがんばるってすごい素敵なことなんだなっていうのをこの作品をやって改めて思って、勝ち負けとかもそうですし、そこに向かってがむしゃらになれるってすごい素敵だなとも思いました。今、学生の子はそういうことがあるんだったらすごくそれを大切にして欲しいし、大人になるまでにそういうことを見つけるって大切だなって思ったので、私と一緒に10代をキラキラにできたらなっていうのは思います。
[インタビュー: 瑞慶山 日向 & 杉田 優菜 / スチール撮影: 平本 直人]
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プロフィール
岡本 夏美 (Natsumi Okamoto)1998年7月1日生まれ。神奈川県出身。 主な出演作品に映画『ハローグッバイ』(2016年)、『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』(2016年)、テレビ「ワイドナショー」(フジテレビ)などがある。モデル業だけではなく、映画や舞台など幅広く活躍している。 |
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映画『咲-Saki-』作品情報
《作品概要》2006年から現在までヤングガンガンにて連載中の「咲-Saki-」は、麻雀競技人口が1億人を超え、日本でも大規模な大会が開催されている世界を舞台に、女子高生たちが全国大会を目指し麻雀に打ち込むという全く新しい青春麻雀作品として男女問わず多大な支持を受けています。今回その実写版として、昨年12月4日よりMBS・TBSのドラマイズム枠にて全4話と1月放送の特別編を合わせた計5話のTVドラマシリーズの放送が終了し、話題となっております。2月3日(金)からは、映画版の公開も控えております。監督は、学生時代に監督した映画「チャンス・コール」が今村昌平賞を受賞。『童貞放浪記』(2009年)で注目され『結び目』『nude』(2010年)などの作品でメガホンをとっている小沼雄一。脚本は、『ゴッドタン キス我慢選手権THE MOVIE2サイキック・ラブ』(2014年)、『神様はバリにいる』(2015年)など、多数の映画やドラマの脚本を手がけてきた森ハヤシが担当します。 |
加村真美 樋口柚子 星名美津紀 吉﨑 綾 武田玲奈 ・ 岡本夏美 あの 大西亜玖璃 長澤茉里奈 山地まり
永尾まりや 柴田杏花 小篠恵奈 金子理江 菊地麻衣 / 玉城裕規 長谷川朝晴 佐野ひなこ / 夏菜
原作: 小林 立(掲載「ヤングガンガン」スクウエア・エニックス刊)
脚本: 森ハヤシ 音楽:T$UYO$HI(The BONEZ)
エンディングテーマ:「NO MORE CRY」清澄高校麻雀部(Astro Voice)
チーフプロデューサー: 岡本東郎、茶ノ前香、原田知明、丸山博雄、中川 岳、宇田川寧、阿部隆二
プロデューサー: 行実 良 竹内崇剛 深迫康之 山田香菜子 柴原祐一 木村康貴
撮影: 長野泰隆 照明: 児玉 淳 美術: 山下修侍 録音: 小林武史 装飾: 山本 裕 編集: 川村紫織 VFXスーパーバイザー: 宗片純二 衣裳: 加藤みゆき 衣裳制作: 加藤紀子 ヘアメイク:内城千栄子 音響効果: 渋谷圭介 闘牌指導: ケネス徳田 黒木真生 馬場裕一 キャスティング:あんだ敬一 助監督: 石川浩之 制作担当: 今井尚道 ラインプロデューサー: 本島章雄
製作: VAP AMUSE MBS A-Sketch DUB SQUARE ENIX
監督: 小沼雄一
映画公開日: 2017年2月3日
公式Twitter: @saki_project