映画『咲-Saki-』
片岡優希役 私立恵比寿中学の廣田あいかさんにインタビュー!
『咲-Saki-』ハマっちゃいました!(笑)
優希ちゃんは私にとって憧れの存在です!!
「咲-Saki-」は美少女キャラクターが沢山出てくる大人気麻雀青春マンガ。実写化プロジェクトとして2016年12月からテレビドラマシリーズも放送され、続編となる劇場版が2月3日(金)に全国公開された。
映画『咲-Saki-』の公開直前、主人公の宮永咲が入部する清澄高校麻雀部の部員でタコス大好きな少女・片岡優希役を演じたエビ中の廣田あいかさんにインタビュー!自身も大ファンになってしまった「咲-Saki-」の魅力について熱く語っていただきました!!
―― 『咲-Saki-』の出演が決まって率直に思ったことを教えてください。
(出演の話が来て)まだ役が決まるか分からない段階で面接というか、監督やスタッフさんにお会いする機会がありまして、「咲-Saki-」の内容を知らなかったので、その前にすっごい調べたんですよ。そしたらまだ確定していないなのファンになり過ぎちゃって、このキャラクターについてもすごい調べたし、アニメとかマンガとかで見てたからもう自分の中で片岡優希が出来上がっちゃってて、ここで違う役になっちゃったらヤダなってすごく思っていました。
監督さんやスタッフさんもみんな素敵な方々ばかりでまた会いたいって気持ちがすごく強かったので、決定の連絡を貰えてすごく安心しました!!
―― ご自身も『咲-Saki-』のファンになったとのことですが、どんなところに惹かれたのですか?
元々カワイイ子のマンガとかすごく好きで、アニメとかもカワイイ子が出ていたらチェックしたりとかって言うのがあったんですけど、「咲-Saki-」は私がアニメやマンガっていうコンテンツを見始めるより前の作品だったんですよ。でも、私の好きな要素がすごくいっぱい詰まっていたので“ガッツリ”ハマっちゃいました!(笑)
―― 「好きな要素」とは、具体的にどんなところですか?
まず登場人物がみんなカワイイのと、あと、みんなでまとまってがんばるみたいな姿がキレイなところです。その世界(二次元の世界)は特にキレイなので、やっぱり純粋に応援できるという部分がいいですね。
―― 共演の浅川梨奈さんや岡本夏美さんにも聞きましたが、一般に高校生ってなかなか麻雀との関わりがないと思いますが??
そうなんですよ!しかも、女の子で麻雀っていうのはすごく不思議な組み合わせだし、麻雀って大人っぽいイメージがあるから踏み入れていいのかわからない世界って感じだけど、「咲-Saki-」ではそれをキレイに部活の一種として爽やかに描かれているのでそこも素敵だなって思いました。
―― 青春な感じで見やすいですよね!
そうなんです。しかも読んでいくとルールとかも分かっていくので、麻雀が初めての人にもピッタリだと思います!
―― 麻雀のルールは覚えられたのですか?
麻雀は全然やったことはなかったんです。でもみんなで撮影始まる前に1ヶ月練習期間があって所作(手の動き)がメインだったんですけど、その時にやり始めて、あと原作を読んだり、ネットの麻雀ゲームをしたりして覚えました。
―― 実際にやってみて麻雀に対してはどんなイメージを持ちましたか?
難しいことは難しいんですけど覚えたらすごく面白いと思います。最近簡単なゲームが増えてるじゃないですか、ただ叩くだけとか、書くだけとか。でもそうじゃなくて考えなきゃ出来ないし時間をかけないと出来ないゲームだからこそ勝った時にすごく楽しいし、最近は簡易的なゲームが多くてちょっとした合間にできるというのも魅力的だなって思いますが、麻雀はその真逆なのでさらに勝った時の嬉しさとかが大きいからもっと流行ったらいいのになって思います!
麻雀をしていることについても偏見を持たれず、女の子でも言いやすくトランプと同じように普通の趣味として理解されるジャンルになったらいいなと思います。
―― 今回、廣田さんが演じた片岡優希の声がアニメで声優をつとめた釘宮理恵さんの声に「凄い似てる!もう完コピだ!」ってネット上で騒がれていて、寄せてるのか寄せてないのか話題になっていたのですが実際寄せたんですか?
そこの部分で反響いただけて私自身もすごく嬉しかったんですけど、今回の実写版の『咲-Saki-』は原作コミックを元にしていて、とにかく原作を忠実に再現してやらせていただだくというのがあって、みんなで原作漫画を参考にしていこうっていうのが第一にありました。
でもすごく個性的な語尾だし、アニメを見て原作コミックを好きになってくださった方もいっぱいいるっていうのも聞いていたので、やっぱり両方チェックしなきゃだなっていうのはすごくあって、私は原作コミックもアニメも両方見させていただきました。そしたらすごくハマッちゃって、今回の映画は長野県予選での様子を中心に描いているのですけど、直接関係ない「阿知賀編」と「全国編」までも見てしまいました。しかも何回も繰り返しで(笑)。
監督には原作漫画を見ればいいよと言われていて、現場ではみんなコミックを持ち歩いて確認していたのですが、でも片岡優希ちゃんのファンの方は両方チェックしている方が多いだろうなと思って、釘宮さんはどんな感じで語尾を言うんだろう、どういうふうに命を入れんたんだろうって率直に思って気になっていました。
実際にアニメを観させていただいたら、イントネーションがすごく個性的だったんですよ!私が言うイントネーションと違って優希ちゃんなりのイントネーションみたいなのを言葉ごとに付けられていたのでそこは守りたい!っていうのが自分の中で何ヶ所かありました。なので、そこを気づいてくれたファンの方が結構いらしゃったのはみなさん流石だなって思いました。
私は優希ちゃんになるからって細かい所をチェックしていたのにファンの方々は全然お見通しだったので凄いなって思いました(笑)。そんなに愛されているキャラクターの子だったのでアニメも観ておいてよかったです。
―― 寄せるところは寄せるけど…って感じだったんですね!
100%寄せちゃうと三次元じゃなくなっちゃうので…(笑)。元々監督は語尾も原作通りにするのかそれとも他のみんなと同じ語尾にするのかですごく悩んでいて、どこまで優希ちゃんが馴染めるのかというのをスタッフさんたちがみんなですごく会議していました。しかも、一番心配されていたキャラクターでファンの方にも心配されていたのでドキドキでした(笑)。
―― 優希ちゃんを演じる上でこだわった点などありましたか?
こだわりかは分からないですが、優希ちゃんという目指す存在がいたっていうのがすごく大きくて、そこに近づければいいっていうのが嬉しくてすごく調べてとことん突き詰めました。
優希ちゃん自体がノリとか元気に生きてる子だったから、そのときのニュアンスとかアドリブとか本当にもう何してもいいよって言われていたので、自由に楽しんでやらせて頂きました。
ちょっと失敗したかなと思って、その後“あちゃっ”ってなってもそれもOKみたいな感じで、すごくのびのびやらせてもらえたので楽しかったです!
―― 難しかったことはありましたか?
最初は演じるのがすごく難しいかなって思ったんですが、ある時に自分と優希ちゃんを演じることが一緒になっちゃって、ずっと演じていたら自然と役に寄ってっちゃってたのかなって思います!しかも、アニメとか漫画をすごく見ていたので余計に…。撮影期間中は自分の性格も多少優希ちゃんに寄ってっちゃっていたと思います。今もポジションっていうか、寄っちゃう感じがあるくらいです(笑)。本当に楽しんでやらせて頂きました!
―― 廣田さんにとって優希ちゃんはどんな存在ですか?
優希ちゃんは,私にとって目標というか憧れの存在です。こんなに自由に生きてる人いないっていうくらいで。例えば、独特の語尾でどこまで通すかとか、現実では難しいじゃないですか、でもその部分も含めて周りに愛されていて、自分のキャラクターで生きているところがすごく素敵だなって思います。現実はそんなふうに生きれる世界ではないので、それが二次元の「咲-Saki-」の世界の良さでもありますね。
自分自身をどこまでも貫いていて、みんなといる時はすごく元気で騒いでいるのに、一人で戦いに行く時や周りに誰もいない時はかっこいい一面もあって、みんなに見られていない時は意外とクールというかすごく強い思いを持っている子なんだなっていうのが伝わってきて、みんなのために元気に振舞っていてみんなの和を大事にしているのかなって感じました。すごく素敵で優しい子だなって思いました。
―― 廣田さんも優希ちゃんと同じ10代ですが、今の自分にどんな印象をお持ちですか?
私すごく、ちっちゃい時の気持ちを大人になっても忘れたくないっていうのが自分の中であって、でも変わらなきゃいけないんじゃないかって思う時期だなと思うんですけど、どんな人に聞いても今は色々悩んだりしたりしても後になってキラキラしたものに観えてくるものじゃないかなって言われて、自分で限界を決めないでいたいなとは思ってます。
―― 最後にこれから映画『咲-Saki-』をご覧になる皆さんにメッセージをお願いします。
かわいい女の子たちが麻雀という女子高生とはなかなか新鮮な組み合わせですが、みんなで青春を感じたり、友情を感じたりできるすごく爽やかでかわいらしい、そして熱い作品ですので、ぜひ皆さん劇場に足を運んで頂けたらいいなと思います。
[インタビュー: 瑞慶山 日向 / スチール撮影: 平本 直人]
プロフィール
廣田 あいか (Aika Hirota)
|
映画『咲-Saki-』公開記念 CAO読者限定プレゼント
廣田あいか直筆サイン入りチェキを2名様限定でプレゼント!!
(詳しくは下記へアクセス)
映画『咲-Saki-』作品情報
《作品概要》2006年から現在までヤングガンガンにて連載中の「咲-Saki-」は、麻雀競技人口が1億人を超え、日本でも大規模な大会が開催されている世界を舞台に、女子高生たちが全国大会を目指し麻雀に打ち込むという全く新しい青春麻雀作品として男女問わず多大な支持を受けている。 今回その実写版として、2016年12月4日よりMBS・TBSのドラマイズム枠にて全4話と1月放送の特別編を合わせた計5話のTVドラマシリーズの放送が終了し、話題となっております。2月3日(金)からは、映画版の公開も控えている。 監督は、学生時代に監督した映画『チャンス・コール』(1995年)が今村昌平賞を受賞。『童貞放浪記』(2009年)で注目され、『結び目』『nude』(2010年)などの作品でメガホンをとっている小沼雄一。脚本は、『ゴッドタン キス我慢選手権THE MOVIE2サイキック・ラブ』(2014年)、『神様はバリにいる』(2015年)など、多数の映画やドラマの脚本を手がけてきた森ハヤシが担当。 |
加村真美 樋口柚子 星名美津紀 吉﨑 綾 武田玲奈 ・ 岡本夏美 あの 大西亜玖璃 長澤茉里奈 山地まり
永尾まりや 柴田杏花 小篠恵奈 金子理江 菊地麻衣 / 玉城裕規 長谷川朝晴 佐野ひなこ / 夏菜
原作: 小林 立 (掲載「ヤングガンガン」スクウエア・エニックス刊)
脚本: 森ハヤシ 音楽:T$UYO$HI (The BONEZ)
エンディングテーマ:「NO MORE CRY」清澄高校麻雀部(Astro Voice)
チーフプロデューサー: 岡本東郎、茶ノ前香、原田知明、丸山博雄、中川 岳、宇田川寧、阿部隆二
プロデューサー: 行実 良 竹内崇剛 深迫康之 山田香菜子 柴原祐一 木村康貴 撮影:長野泰隆
制作プロダクション: ダブ 宣伝: MUSA
監督: 小沼雄一
© 小林 立/SQUARE ENIX・「咲」プロジェクト
映画公開日: 2017年2月3日
公式Twitter: @saki_project