映画『みんな好いとうと♪』
新木さくら × 坂井朝香 × 大庭彩歌
映画初出演 LinQメンバー 独占インタビュー!
「ただ走るのにも感情が伝わる走り方があると知りました♪」
「アイドルに興味のない人にも観てもらいたい映画です!」
九州発アイドルグループ・LinQの初主演映画『みんな好いとうと♪』が3月19日(土)より九州9館で先行公開、4月16日(土)よりシネマート新宿ほか全国順次公開される。
本作で映画初出演を果たしたLinQのメンバーから、主要な役を演じた新木さくら、坂井朝香、大庭彩歌の3人にインタビュー!映画初出演に関してや撮影秘話など話を聞いた。
―― 皆さんに映画の出演の話が来たときはいかがでしたか?どんなことを思いましたか?
大庭彩歌: ホントにびっくりして、最初は嬉しいっていうより凄いことが始まるんだな、という気持ちと覚悟が大きかったです。
新木さくら: 私が主演と知って、もの凄く不安な気持ちになりました。
どうしよう、演技もしたことなかったので大丈夫なのかなって。
「やったーっ!」と一旦なったけど、その後凄い不安になりました。
坂井朝香: 映画の話はうすうす、風の噂で聞いていましたが、「ホントにするんかな?」と半信半疑でした。いざ本当にやることを知り、まさか、そこに自分が選ばれるとは思わなかったです。演技と関わることってないと思っていたので、本当にびっくりしました。
―― 自分が自分を演じるということに関してはどう思いましたか?
大庭彩歌: 台本を読んでいて、自分が言う台詞に自分の感情が書いてあったんです。どうして監督は私の気持ちが分かるんだろう?と思う台詞がいっぱいありました。だから役には入りやすかったです。
新木さくら: 映画の中での私の役柄は、皆に自分の意見を言ったり、皆を引っ張ったりする役でした。だから、この映画を観てくれる人に「ちゃんと新木さくらはこの人は皆をリードしてるな」と思われるような役柄を演じたいと思いました。劇中のさくらのような自分になりたいって思いました。
坂井朝香: 実際に監督さんが、LinQのライブを観に来てくれて、その中でMCで話した言葉が台詞に入ってたんです。だから共感する部分がすごくあって、気持ちを乗せて台詞にすることができました。
―― 自分が置かれている環境と映画を照らし合わせてみて、どこか似てるなと思ったところはどこですか?
新木さくら: ライブ会場で集客はどうする?という話も実際あるし、みんなで悩んだりするところも同じだなあと思いました。
大庭彩歌: 福岡マリンメッセを目指してるというのは全く一緒です。そのために走ってるというストーリーも実際のLinQと同じです。“5周年目にマリンメッセに立つ”という目標は決めていたので、その部分のストーリーは、まったく同じなんです。
―― 映画に出る前にメンバーで話し合いとかありましたか?
大庭彩歌: 監督さんと一緒に何回も演技の練習をしました。普段はそういうことはしないそうなんですが、私たちが映画は初めてということもあって、昼11時から夜までみっちり練習しました。スタジオで台詞を合わせたり、椅子を並べたりしてお店のセッティングもして演技の練習をしました。
―― 一番苦労した点はどんな点ですか?
新木さくら: クランクインして1日目にして走るシーンだったんですけど、福岡のいろいろなところをたくさん走りました。2~3週間かけて映画を作ったんですけど、1日目のクランクインからクランクアップまでずっと足が痛かったです。1日中走ってて、しかもこの靴で走ったんですよ、このヒールで!
―― どうしてそんなに走ることになったのですか?
新木さくら: ただ走るだけじゃなくて、感情を入れて走るように、観て伝わる走り方をして下さいって指示されたんです。
大庭彩歌: 私たちも階段を下りるシーンがあったんですけど、映像で観るとすごい遅く見えるんですよ。どうやったら、走ってる感とか急いでる感みたいな躍動感が伝わるのかなって思いました。だからさくらの一人のシーンは本当に大変だったんだなってわかりましたね。
新木さくら: 何回も走っていて「もうわからん」ってなるくらい、何回も階段を下りました。あんまり走りすぎるとスカートがバーッと乱れちゃうから、それもなっちゃいけんけど、「勢いを見せないけん」ってなって、もう難しい!
―― 住宅街でさくらさんが朝香さんに怒鳴るシーンありましたよね。静かな宅街でどうやって撮影したのですか?
新木さくら: あれは公園で近所の人が普通に遊んでいて、近所の家も気にせずに叫んでました。実際に家の中に朝香さんがいたし、その家に向かって叫びました。
坂井朝香: 映画の中には映ってないんですけど、実際に窓のところに居て、さくらに叫ばれて声をかけられた時に本当に涙が出てきて、カメラが回ってないのに実は泣いていたっていう裏話があります。
―― ラーメン屋(大庭軒)のシーンが多く出てましたが、実際には良く食べるんですか?
坂井朝香: 大庭軒は実は“ふくちゃんラーメン”なんです。あたしがLinQのメンバーの中でふくちゃんラーメンに一番多く通ってる常連客です(笑)。平日なのにお昼は大行列ができる、というほどの人気店で、博多に行ったらぜひ行ってほしいラーメン屋です。
―― 撮影中、ラーメンは実際どのくらい食べましたか?
大庭彩歌: まずお昼ごはんで皆で1杯ずつ食べて、みんなのシーンで1杯食べて、その後TKOの木下さんとのシーンで1杯食べたんで、お昼から1日で3杯食べて、もう苦しかったです。でもおいしかったので3杯サラッと入っちゃいました。
新木さくら: 食べすぎると台詞が言えないから食べ過ぎてもダメだし、何回も撮り直す中、2杯食べさせていただきました。すごく美味しかったです。
大庭彩歌: 餃子のシーンもありましたけど、とてもおいしくて、そのシーンが終わっても皆で食べ続けました。それほどおいしかったです。
―― 大庭さんが突然髪型を変えて、ツインテールでラーメンを運んでくるシーンがあります。
大庭彩歌: 私自身は普段から、結構ライブでツインテールやってるんですけど、映画の中の彩歌という役柄的に言うと、あそこは特別なシーンですね。
坂井朝香: 私達からしたら、普段の大庭ちゃんを良く知ってるから「あっ大庭ちゃんらしくなった」と思うんですけど(笑)。
大庭彩歌: でも、ツインテールはするけど、あんなにスローでリボン付けて、ぶりっ子な表情はあまりしないんで。あの表情は普段の私とは、かけ離れてますね。恥ずかしかったです(笑)
―― 坂井朝香さんは、何か役作りをしましたか?
坂井朝香: 特にしてないです。私は自分でも思うんですけど、髪型によっては幼くなったり、すごく大人っぽくなったりするんです。映画の中では優等生キャラなんで、髪型は前髪を下げただけの感じで行ってみました。
―― ファンの人たちにどんなところを観てもらいたいと思って作りましたか?
大庭彩歌: 私たちはライブでファンの方に接することが多いんですけど、映画はその裏のLinQというか、葛藤してるところとか、練習してる風景が出てるので、ドキュメンタリーではないんですけど、そこは結構リアルに演じています。そこはファンの人でも普段観られないところかなと思います。
―― 映画の中では博多弁が良く使われてました。
大庭彩歌: ありがとうございます。「そうっちゃんねー」は、「そうだからねー」ですね。例えば「悩んでるんだね」は「悩んどっちゃんねー」です。
―― 映画タイトルの「好いとうと」も博多弁ですか?
新木さくら: 「好きだよ」っていう意味ですが、おばあちゃん世代が使いますね。あたしたちは「好きちゃん」「好きやけん」とか言います。
大庭彩歌: おばあちゃんは「好いとうと」って結構使います。
―― 映画をどんな方に観てもらいたいですか?
新木さくら: やっぱりファンの人にも観てもらいたいんですけど、LinQのことを全然知らない人にも絶対観てもらいたいです! アイドルとか興味ない方にも観てもらいたい。そこから知ってもらって”アイドルもいいかも”って思ってもらいたいです。観てもらうまでのきっかけが難しいだけで、観たら好きになってもらえると思うし、ライブとかに行ってみたいって思ってもらえると嬉しいです。
全員: これからもファンの方や、日本の皆さんを元気にするために、頑張ります!
[編集: Cinema Art Online UK]
プロフィール
新木 さくら (Sakura Araki)LinQ(Qtyメンバー)、1996年生まれ、福岡県出身 大庭 彩歌 (Ayaka Ooba)LinQ(Ladyメンバー)、1990年生まれ、福岡県出身 坂井 朝香 (Asaka Sakai)LinQ(Qtyメンバー)、1996年生まれ、福岡県出身 左から 大庭彩歌、新木さくら、坂井朝香
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映画作品情報
「LinQは解散します!」福岡を拠点として活動する「LinQ」のさくら(新木さくら)たちは、ある日の公演後、運営スタッフの鈴木(津田寛治)に突然LinQの解散を告げられる。何とか解散を間逃れたいさくらはリーダーのなつ(天野なつ)に詰め寄るが、“自分で何とかしようとしないの”とセンターの高木悠未(高木悠未)に詰め寄られる。どうしたら良いのか判らず悩むさくら。「LinQを続けていきたい、解散を阻止したい」という気持ちで運営の鈴木に直談判に向かう。そこには同じくして、なつ、悠未をはじめ、他のメンバーの姿も。鈴木はメンバーをグループに分け、思いもよらぬミッションを下す!さくら達はミッションはクリアし、解散を間逃れることができるのか!夢を追いかける女の子たちの日常・悩み・想いがたくさん詰まったオール福岡ロケの青春エンターテイメント! |
出演: いとう まい子、高橋 かおり、吉満 寛人、渡邉 剣、蛍 雪次郎、木下 隆行、津田 寛治
LinQからの出演: 新木 さくら(主演)、坂井 朝香、大庭 彩歌、高木 悠未、天野 なつ、深瀬 智聖、伊藤 麻希、原 直子
監督・脚本: 宝来 忠昭
音楽: 浅田 秀之
主題歌: LinQ「Supreme」(LinQ Records)
製作: 株式会社パイプライン、株式会社ジョブ・ネット、株式会社TBSサービス、株式会社イワタダイナース、TCエンタテインメント株式会社、株式会社アミュージックパーティー
製作・宣伝: 株式会社パイプライン
配給: 株式会社クロックワークス
協力: 福岡県福岡市
2016年 / 日本 / 日本語 / カラー / ビスタ / 5.1ch サラウンド / 96分
© 2016 「みんな好いとうと♪」 製作委員会
ユナイテッド・シネマキャナルシティ13ほか九州先行ロードショー!
シネマート新宿ほか全国順次ロードショー!