映画『翔んで埼玉』ジャパンプレミア in TOKYO レポート
【写真】映画『翔んで埼玉』ジャパンプレミア in TOKYO (“埼玉ポーズ”フォトセッション)

映画『翔んで埼玉』ジャパンプレミア in TOKYO

二階堂ふみ、GACKTら豪華キャスト集結!
観客を巻き込み全員で“埼玉ポーズ”!!

魔夜峰央原作の「このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉」(宝島社)が実写映画化!

埼玉県人への徹底的なディスりが強烈なインパクトを放つ本作は、東京都知事の息子であり、東京屈指の名門校の生徒会長である壇ノ浦百 美(二階堂ふみ)と、アメリカ帰りの帰国子女、麻実麗(GACKT)。見るからに東京都民の麗は、実は通行手形の撤廃を求める埼玉解放戦線のメンバーだった。埼玉県人の自由と誇りを手にするため、関東一帯を巻き込んだ戦いには埼玉に対立する千葉解放戦線リーダー・阿久 津翔(伊勢谷友介)や、伝説の埼玉県人・埼玉デューク(京本政樹)も登場。邦画史上最大の茶番劇が2月22日(金)に全国公開される。

【写真】映画『翔んで埼玉』ジャパンプレミア in TOKYO

映画公開に先立ち、1月28日(月)に映画『翔んで埼玉』ジャパンプレミア in TOKYOが東京ドームシティホールで行われた。

会場には、SSS(埼玉・スーパー・シート)と呼ばれる、足元に茣蓙(ござ)と藁が敷かれたパイプ椅子の特別席、劇中に登場する「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ」というセリフになぞらえたグリーンカーペットが設けられ、イベント開始前から場内には劇中で埼玉県人を取り締まるSAT(サイタマ・アタック・チーム)の衣装を着たガードマンが巡回。作品の世界観が再現された。

【写真】映画『翔んで埼玉』ジャパンプレミア in TOKYO (埼玉スーパーシート)

オープニング映像が流れると、スモークの中から壇上にキャストが登場!

【写真】映画『翔んで埼玉』ジャパンプレミア in TOKYO (伊勢谷友介、ブラザートム、島崎遥香、加藤諒、益若つばさ、中尾彬、京本政樹、 武内英樹監督 登場!)

W主演の二階堂ふみとGACKTは、アリーナ席後方からグリーンカーペットを通って「彩の国さいたま」をイメージしたカラーボール<彩玉>を客席に投げ入れながら壇上へ向かった。

【写真】映画『翔んで埼玉』ジャパンプレミア in TOKYO (GACKT&二階堂ふみ 登場!)

登壇者は二階堂ふみ、GACKT、伊勢谷友介、ブラザートム、島崎遥香、加藤諒、益若つばさ、中尾彬、京本政樹、 武内英樹監督。客席の熱い声援を浴び、各キャストが挨拶や撮影エピソードを語った。

【写真】映画『翔んで埼玉』ジャパンプレミア in TOKYO (二階堂ふみ、GACKT、伊勢谷友介、ブラザートム、島崎遥香、加藤諒、益若つばさ、中尾彬、京本政樹、 武内英樹監督)

今回少年役を演じた二階堂は、少年をイメージしたグレーのパンツスーツ姿で登場。GACKTは最初“高校生”役ということでオファーを受け、速攻で断ったというが、“特殊な高校生”ということでオファーを受けたという。

 

千葉出身の伊勢谷は続編に「泳いで千葉」の構想を披露。“伝説の埼玉県民・埼玉デューク”を演じた京本は、原作には名前しか出てこないキャラクターで役作りに苦労したが、その姿を見た原作者の魔夜先生にお墨付きをもらったと喜びを打ち明けた。

 

東京都知事役の中尾は、最初は埼玉をこんなに罵っていいものかと思ったが、演じるうちだんだん埼玉が憎くなってきたという。

【写真】映画『翔んで埼玉』ジャパンプレミア in TOKYO (中尾彬)

埼玉県人であるZ組下川役の加藤は、顔に土を塗った“Z組”メイクで登場。魔夜先生原作の『パタリロ!』で国王役をやっていた時は埼玉県民を虐げるセリフもあったというが、今回は罵られる側を演じることになり、戸惑ったという。

【写真】映画『翔んで埼玉』ジャパンプレミア in TOKYO (加藤諒)

現代パートで親子役を演じるブラザートムと島崎は、実際も埼玉県民。ブラザートムは完成した作品を観て、“今年の映画の中でQUEENに勝つのはこの作品しかない!”と自信をのぞかせた。
島崎は“今までスーパーアリーナしか誇れるところがなかった埼玉に誇れるものができた”と自虐を交えて話した。

 

麗のお手伝いさん役の益若も、埼玉出身。映画が決まる前から“埼玉をディスっている漫画がある”と聞いて読んでいたという。「埼玉県は何も1位を取れないのに貧乳No1とか、いじられ慣れているので、今回の映画も誰も怒らないと思います」と埼玉県人としてフォローを入れた。

【写真】映画『翔んで埼玉』ジャパンプレミア in TOKYO (益若つばさ)

イベントの最後には、埼玉県の県鳥“シラコバト”の羽と埼玉の“玉”を両手で表した“埼玉ポーズ”で客席をバックにしたフォトセッションが行われた。二階堂とGACKTの「アイラブ!」の呼びかけに客席が「埼玉!」と呼応すると、キャノン砲で黄色と緑の“そのへんの草”色のカラーテープが客席に向かって発射され会場のボルテージはMAXに!歓声鳴りやまぬまま、中央のグリーンカーペットから監督、キャストが退場し、イベントは終了した。

【写真】映画『翔んで埼玉』ジャパンプレミア in TOKYO (“埼玉ポーズ”フォトセッション)

 
[スチール撮影: Cinema Art Online UK / 記者: 金尾 真里]

イベント情報

映画『翔んで埼玉』ジャパンプレミア in TOKYO

■開催日: 2019年1月28日(月)
■会場:
 東京ドームシティホール
■登壇者:
 二階堂ふみ、GACKT、伊勢谷友介、ブラザートム、島崎遥香、加藤諒、益若つばさ、中尾彬、京本政樹、 武内英樹監督
■MC:
佐野瑞樹(フジテレビアナウンサー)

【写真】映画『翔んで埼玉』ジャパンプレミア in TOKYO (“埼玉ポーズ”フォトセッション)

映画『翔んで埼玉』予告篇

映画作品情報

【画像】映画『翔んで埼玉』ポスタービジュアル

《イントロダクション&ストーリー》

『テルマエ・ロマエ』シリーズの監督が贈る、<壮大な茶番劇>。

その昔、埼玉県人は東京都民から、それはそれはひどい迫害を受けており、通行手形がないと東京に出入りすらできず強制送還されてしまうのだった――。

埼玉への徹底的なディスりが強烈なインパクトを放つ、衝撃的コミック「翔んで埼玉」(未完)がスクリーンで完・全・再・現!!「テルマエ・ロマエ」シリーズや「のだめカンタービレ」シリーズで知られる<笑いと感動の名手・武内英樹監督>によって、原作の「埼玉が東京に虐げられる」ストーリーに“埼玉の対抗組織・千葉”や“高みの見物・神奈川”、“秘境・群馬”ほか茨城、栃木など関東圏一帯を巻き込んだ大スペクタクルが加えられ、必要以上にスケールアップした【愛と革命の物語】が誕生!

埼玉ディスと聞いてイロモノ映画と思うなかれ。その実態は、壮大かつ大真面目に郷土愛へ向き合う、エンターテインメント超大作なのだ!

 
出演: 二階堂ふみ、GACKT、伊勢谷友介、ブラザートム、麻生久美子、島崎遥香、成田凌(友情出演)/中尾彬/間宮祥太朗、加藤諒、益若つばさ、武田久美子、麿赤兒、竹中直人、京本政樹
 
監督: 武内英樹
原作: 魔夜峰央「このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉」(宝島社)
脚本: 徳永友一
音楽: Face 2 fAKE
主題歌: はなわ「埼玉県のうた」(ビクターエンタテインメント)
配給: 東映
© 2019 映画「翔んで埼玉」製作委員会
 

2019年2月22日(金) 全国ロードショー

映画公式サイト
 
公式Twitter: @m_tondesaitama
公式ハッシュタグ: #翔んで埼玉
 

映画『翔んで埼玉』公開初日舞台挨拶レポート

この記事の著者

金尾 真里ライター

神奈川県横浜市生まれ。
「うつし世はゆめ、夜の夢こそまこと」(江戸川乱歩)を座右の銘とし、エンタテインメント全般を愛好。作品の規模、ジャンル問わず、自分が「面白い」と感じる映画の紹介をしたいと映画ライターの活動を行う。キャスティングと物語が好きな映画は『ベニスに死す』、好きな映画音楽は『ロシュフォールの恋人たち』、総合して一番好きな映画は『GSワンダーランド』

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