前篇公開初日舞台挨拶
映画界を担う若手実力派俳優陣が集結!“誰にも言ってない自分の特殊能力”を語る!?
累計50万部を超える「階段島」シリーズの『いなくなれ、群青』で第8回大学読書人大賞を受賞した人気作家の河野裕の原点であり、2009年の発表を機にカルト的な人気を誇る「サクラダリセット」がついに実写映画化!3月25日(土)に前篇の公開初日を迎えた。
TOHOシネマズ新宿にて舞台挨拶が開催され、主演の野村周平をはじめ、黒島結菜、平 祐奈、健太郎、玉城ティナ、恒松祐里、深川栄洋監督が登壇した。
《イベントレポート》
頭の回転が早く知識を巡らすことに長けている「記憶保持」の能力を持つ浅井ケイを演じた野村周平は、「お客様に感想とか聞きたいことがたくさんあるのですが、それはおいおいTwitterとかで募集してます。本日は公開おめでとうございます」と公開を待ち望んでいたスタッフに対しての気遣いもみせた。
浅井ケイに絶対的な信頼を寄せ、「リセット」の能力を持つ春埼美空を演じた黒島結菜は、「やっと公開することができてとてもうれしいです」と笑顔で挨拶。続いて、リセットによって二年前に姿を消した相麻菫を演じた平祐奈は、「朝なので朝の挨拶いきたいと思います。おはようございます!大丈夫ですか?元気ですか?私は見ての通り元気ですけどね」と会場の誰よりも元気な挨拶をした。
その後、浅井ケイの友達で声を届ける能力を持つ中野智樹を演じた健太郎、ケイの後輩で「記憶を操作する」能力を持つ岡絵里を演じた恒松裕里、「モノを消す」能力を持つ村瀬陽香を演じた玉城ティナの挨拶が続いた。また、本作でメガホンを取った深川監督は「ここに来られなかったスタッフやキャストを代表しまして、御礼申し上げます。映画終わってかなり突き放されたような気持ちになったと思いますが、このメンバー見てちょっとは違う気持ちになって帰ってほしいです。また、お友達やご家族に宣伝していただけたら幸いです」と作品に関わった方全員の想いを届けるかの様な挨拶をした。
公開初日を迎えた気持ちについて野村周平は、「1か月ずっと宣伝してたので、やっと公開かという気持ちとまだ公開してなかったのかという気持ちです。今日が初日ということで実感が湧きません。だって、最近毎日バラエティー出てません?ずっと出てるんですよ。でも、それ見て見に行こうと思ってくださった方もいると思うので宣伝は大切だなと思いました。この後は僕たち手から離れていくだけでもう編集もできないので、お客様の口コミとつぶやきが大事です。是非とも皆さんでサクラダリセットを盛り上げていきましょう」とプロモーション活動についても語った。
評判について深川監督は「サクラダリセットという題名からか試写会に若い方が恋愛物語を期待して来る方が多かったのですが、ものすごく頭を使うやものすごく集中して観たなどと
言われましたね」と語ると共にマネージャーの息子さんからの感想について話した際の監督が深きょんというあだ名で呼ばれていることについてざわめきが起こった。
今だから言えるエピソードについて「浅井ケイの血が飛び散るシーンがあるのですが、平さん以外はみんな撮影初日でした。だから、今日これかと思いました」と健太郎がキャスト陣が思わず共感する思いを語った。平祐奈は、「完成してから見ておもったのですが、「能力をコピーする」能力を持つ岩井拳士郎演じる坂上央介さんが何度も出てきます。ただ、リセットで何度も日にちが戻るので毎回会いたかった相麻さんというので、かわいそうだなと思ってました」と会場を笑わせた。「笑い方が変な笑い方の女の子で、台本にも全然面白くもないのに奇妙に笑うと書いてあって大変でした。小さい「つ」をつけてっいけけけと笑って逆から読んだらケイになるようにしてました。だから、逆再生したらけけけいって聞こえるかもしれないです」と浅井ケイの名前にかけた面白い工夫で会場を驚かした。
浅井ケイの「記憶保持」能力にかけて忘れられない撮影中のエピソードについて恒松は、「金髪恒松だったのが忘れられないですね。学校にも金髪に制服で登校したのですが、下校中におじいさんにピカチュウだと言われました」と初めて金髪にした感想と珍しい体験を語った。健太郎は、「試写会などのイベントで、いい意味悪い意味でも野村君からのいじりというかいじめが忘れられないです。基本ちょっと辛いですよね。今日も登壇前に取り返しのつかないことやれよと言われて(笑)」と野村周平との仲の良さがうかがえた。平祐奈は、「相麻菫は泣くシーンが多かったのですが、泣くシーンが得意じゃないのでどーしようというのがありました。その時、深川監督が本番が始まったらすべてあなたのものだからと言ってくださったのが忘れられないですね」
自分の持っている特殊能力についての質問に対し、恒松裕里は「猫に好かれる能力」。玉城ティナは「着替えるのが早い能力」。健太郎は「どこでも寝られる能力」と言った。また、平祐奈は初対面の人でも土足で心に踏み込むことから「右手心の壁」と玉城演じる村瀬のセリフにかけた表現をした。黒島結菜は出発の五分前に起きて準備ができることから「起きて家出るまでの時間の能力」野村周平はこの人と仲良くなれるやこの人には近づいてはいけないという人がわかることから「いざこざに巻き込まれない運がいい能力」と語った。
「これからこの映画が日本中回っていくのですが、僕たちだけでできないことがあるので皆さんのつぶやきが大事です。映画の興行収入は初週が大事なので、今日から一週間なるべく映画館に足を運んでください」と野村周平らしい自由な挨拶で締めくくるられた本イベントはキャスト全員の仲の良さが伺えるイベントとなった。
[スチール撮影: Cinema Art Online UK / 記者: 杉田 優菜]
イベント情報<映画『サクラダリセット 前篇』公開初日舞台挨拶>■開催日: 2017年3月25(土) |
映画作品情報
監督/脚本: 深川栄洋
原作: 河野 裕「サクラダリセット」シリーズ(角川文庫/角川スニーカー文庫)
主題歌: flumpool「ラストコール」(A-Sketch)
後篇エンディングテーマ: flumpool「ナミダリセット」(A-Sketch)
音楽: 河野 伸
製作:「サクラダリセット」製作委員会
配給: ショウゲート
映画『サクラダリセット』
【前篇】3月25日(土)【後篇】5月13日(土) 二部作連続公開!
公式Instagram: @sagradamovie