
映画『ネムルバカ』完成披露上映会 舞台挨拶
W主演の久保史緒里と平祐奈らキャスト・監督が登壇!
平祐奈がこれから鑑賞する観客に向けて「ネムルなバカ!」
2008年に全1巻で発売された人気漫画家石黒正数による傑作青春漫画を実写化した映画『ネムルバカ』が3月20日(木・祝)に新宿ピカデリー他にて全国公開される。
監督を務めるのは、映画『ベイビーわるきゅーれ』シリーズの阪元裕吾。大学の女子寮の同じ部屋に住む二人の主人公、後輩・入巣柚実役を久保史緒里(乃木坂46)、先輩・鯨井ルカ役を平祐奈が演じる。
3月4日(火)、初お披露目となる完成披露上映会が新宿ピカデリーで開催され、上映前の舞台挨拶にW主演の久保史緒里(乃木坂46)と平祐奈、共演の綱啓永、樋口幸平、そして阪元裕吾監督が登壇した。
久保史緒里「先輩がそこにいた」
平祐奈「自然とルカと入巣になっていた」
雨から雪に変わり冷え込む中、多くの観客が駆けつけ満席御礼となった会場。登壇者が一言ずつ挨拶すると、上映前の舞台挨拶ということもありネタバレに配慮しながら進行していった。
それぞれの役柄について聞かれると、後輩・入巣柚実を演じた久保は「入巣は、自分が何者か、何がしたいのか分からなくて、自分もそういう時期があったので、そこを思い起こしながら演じました」と回答。原作を読んですごく好きになったという久保は自身が演じることに不安もあったことを明かし、「現場に入って平さんに会ったら、もう先輩がそこに居たので私も入巣になれました」と先輩役の平に感謝の気持ちを伝えた。
一方、先輩・鯨井ルカを演じた平は「今回初挑戦のものがすごく多かったです。まずは初めて金髪にして、歌とギターにチャレンジして、撮影前からギター練習とかレコーディングなんてしちゃったりして。ルカとして生きるその時間があったからこそ、クランクインして入巣(久保)と共にいると、自然とルカと入巣になっていった感じがありました」と回顧。
撮影現場では「しーちゃん」「たいちゃん」と呼び合う仲であったこと明かした。
綱啓永と樋口幸平のキャスティングは運命!?
二人で創り上げた田口と伊藤は“スパイス”
続いて、入巣の大学の同級生でルカに思いを寄せる田口を演じた綱は「優柔不断な男で、へなちょこ具合だったり、ヘタレ感というのは意識してたんですけども、原作読んだ時に、ウザイとは思わなくて、かわいいなって思ったんです。だからウザイとかじゃなくて可愛らしいなって思ってもらえるように演じました」と回答。
また「主人公の2人が軸で進んでいくストーリーなんですけど、そこに僕と幸平の田口と伊藤がスパイスみたいになれればいいなと思いながらやってました」と話すと、樋口が「さっき取材で俺が“スパイス”って言ってたんですよ!」とすかさずツッコミを入れていた。
10代のころから親しいという田口と樋口が親友役でキャスティングされたのは偶然だという。田口の大学の友人・伊藤を演じた樋口は「今回初共演で、すごいエモい気持ちになりました」と心境を語り、綱も「めちゃくちゃ嬉しかったですよ!待ってました!って。それも親友役だったので、運命なのかなと思いました」と、まさかの初共演に2人とも驚いたそうだ。
演じた伊藤について樋口は「伊藤はミステリアスというか、ちょっと変わってるなっていうイメージを付け足したかったので、ちょっと変な動きをしてみたり、空気が読めない行動をとってみみました。田口役の綱くんと2人で作ったところもちゃんと出してるし、それこそ良い“スパイス”になったんじゃないかなと思っています」と語り、本家ならではの“スパイス”も披露した。
ルカの演奏シーンと4人の関係に注目!!
実写映画化について意識したことを聞かれた阪元監督は、「これまでオリジナル作品ばかりやってきましたが、原作ファンもいらっしゃいますし、とにかく空気感を映像に落とし込めるように意識しました」と回答。バンド練習にも毎回立ち会っていたという阪元監督は「ルカのパフォーマンスが大変だったね」と平をねぎらい、「演奏シーンも見どころの1つなので、是非楽しんでいただきたいです」とアピールした。
また、4人ついては「本当に仲がよかったです。でも劇中はそんな感じではなく、なんとも言えない4人なんで、そのギャップがたぶん面白いと思います」と語り、見どころを加えた。
劇中で感情や思いを叫ぶシーンに因んで登壇者たちが叫ぶ🎤
『ネムルバカ』の劇中での叫ぶシーンに因んで登壇者たちがそれぞれ叫びたいことを叫ぶという企画へ。叫ぶ順番はじゃんけんで決定した。
1番目の綱は「幸平、一緒に出来てよかったよ。絶対、もう1回やって売れようなー!」と樋口への熱い想いをシャウト。男の友情を見せつけた。
2番目の久保は「サウナ、最高ー!」と叫び、本作で共演した平に誘われてサウナデビューしたことを明かした。
3番目の樋口は「本当にありがとう!」と作品に対する強い気持ちを一言で表明。作品とみんなに出会えたことへの心からの感謝を伝えた。
4番目の阪元監督は「みんな幸せになってくれ~」と完成した作品を観て思ったことを優しく叫び、「いろんなキャラ、いろんな生き方の人が出てくるので、その人たちをなるべく肯定したいっていう思いがあるので」と語った。
そして、トリを務める5番目の平は「ネムルなバカ!」と、この作品を観る際の注意事項を渾身のシャウトで披露した。
平は「劇場あるあるでよく眠くなっちゃうと思うんですけども、日常映画ですので、どこも見逃さないで観てもらえたら良いなと思いました。でも全然寝てもらっても良いんですよ。寝てくれたらその時はもう1回劇場に来ていただけたら(笑)」と解説した。
最後に、W主演の二人からメッセージ
平は「皆さんがどういうふうに受け取ってくださるかが楽しみです。それぞれの答えを見つけて帰っていただけたら嬉しいです。私たちの、がむしゃらに戦った日々を楽しんでいってください」、久保は「この作品は、いろんな考え方だったり、言葉にすることが難しい気持ちを肯定してくれる作品になっていると思います。劇場で観ていただくことにすごく意味のある作品で、会話であったり音楽であったり、いろんな要素が詰まった作品ですので、皆さんにどんどん広げていってもらえたら嬉しいです」と締めくくった。
フォトギャラリー📸
イベント情報
映画『ネムルバカ』完成披露上映会 舞台挨拶■開催日: 2025年3月4日(火) |
映画『ネムルバカ』予告篇🎞
映画作品情報
《ストーリー》大学の女子寮で同じ部屋に住む後輩・入巣柚実(久保史緒里)と先輩・鯨井ルカ(平祐奈)。 入巣はこれといって打ち込むものがなく、何となく古本屋でバイトする日々を送っている。 一方ルカはいつも金欠状態だがインディーズバンド「ピートモス」のギター・ヴォーカルとして、自らの夢を追いかけている。 2人は安い居酒屋でダラダラ飲んだり、暇つぶしに古い海外ドラマを観たり…緩くもどこか心地よい日々を過ごしていた。 そんなある時、ルカは大手音楽レコード会社から連絡を受け、2人の日常に大きな変化が訪れる…。 |