映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶レポート
【写真】映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶 (福原遥、佐藤大樹、鈴木仁、井桁弘恵、大谷健太郎監督)

映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶

福原遥×井桁弘恵、佐藤大樹×鈴木仁、話題の“つまクル”を実演披露!

小学館「Sho-Comi」にて連載され、累計発行部数120万部を突破した天文部を舞台に巻き起こる甘く切ない関係を描いた天体観測ロマンチック恋愛映画『4月の君、スピカ。』が4月5日(金)いよいよ公開初日を迎えた。

【画像】映画『4月の君、スピカ。』場面カット

新宿ピカデリーでの初回上映後、初日舞台挨拶が行われ、主演の福原遥、佐藤大樹に加え、鈴木仁、井桁弘恵、大谷健太郎監督が登壇。舞台挨拶では、「公開初日を迎えた気持ち」、「もしも恋と友情で揺れ動く状況にあったら?」、“星”にかけて「今一番叶えたい願い」についてそれぞれが語り、さらには“君スピ”の原作がきっかけで話題となった“つまクル”も実演披露された。

イベントレポート

平日の午前中にかかわらず、観客が会場を埋め尽くした。FANTASTICS from EXILE TRIBEが歌う映画『4月の君、スピカ。』の主題歌「Believe in Love」が会場に流れると、福原遥、佐藤大樹、鈴木仁、井桁弘恵、大谷健太郎監督が登場!映画を観終わったばかりの観客から大きな歓声と拍手が起こった。

【写真】映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶 (福原遥、佐藤大樹、鈴木仁、井桁弘恵、大谷健太郎監督)

公開初日を迎え、笑顔で登壇した5人

初日第1回目の上映を観終えた観客に向けて、福原は「皆さんおはようございます。今日こうして、無事皆さんに観ていただける日が来て、嬉しく思います。楽しい時間を過ごしていってください。よろしくお願いします」と挨拶。

【写真】映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶 (福原遥)

佐藤は「今日は、本当に待ちに待った初日ということで僕らもすごく楽しみにしていました。最後までよろしくお願いします」

【写真】映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶 (佐藤大樹)

鈴木は、「こんな時間から、こんなたくさんの方。ありがとうございます!短い時間ですが、よろしくお願いします」

【写真】映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶 (鈴木仁)

そして、井桁は「本日はお越しいただき、本当にありがとうございます。短い時間ですが、ぜひ楽しい時間を過ごせたらなと思います。よろしくお願いします」

【写真】映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶 (井桁弘恵)

大谷監督は「初日真っ先に駆けつけてくださった皆さん、本当にありがとうございます。いかがでしたでしょうか。とにかく4人の芝居を本当に皆さんに観ていただきたくて、頑張ってつくった。5年ぶりに監督する作品であり、4人の映画に対する意気込みが本当にすごく、1本の映画を作るということをすごく大切にして演じてくれた。今日は面白い話ができて、この作品が好きになってもらって、もう1回観てみようかなという気持ちになってもらえたらなと思います。よろしくお願いします」と挨拶した。

【写真】映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶 (大谷健太郎監督)

公開初日を迎えたそれぞれの気持ち

福原は、「ずっとこの日を楽しみに待っていたので、こんなにたくさんの方が観てくださって、来てくださって、本当に幸せな気持ちでいっぱい。『スピカ』の良さを沢山色々な方に伝えていただきたいなと思います」と話した。

【写真】映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶 (福原遥)

佐藤は「やっとという感じですね。ちょうど半年前に千曲市で3週間くらい、合宿みたいな感じで全員で泊り込んで、キャストも同世代で、ものすごく仲良くなれた。さっきもやっとだねという話をしていた。今日、皆さんに観ていただけて本当に嬉しい」と笑顔で話した。

【写真】映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶 (佐藤大樹)

鈴木は「10月に撮影して、やっとこの日を迎えられたなって感じ。こうやって皆さんに届けられ、そしてさまざまな形で受け取ってもらえて、またさらにたくさんの方に広めていただければな、という気持ちでいっぱいですね」と話した。

【写真】映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶 (鈴木仁)

井桁は「正直まだ実感が湧いていない。みなさんに観ていただいてるこの状況がまだ夢のような気持ち。本当に撮影自体も楽しかったですし、今日までもワクワクした気持ちだったんですけど、今日からが本当にこの作品のスタートだなと今ここに立って感じたので、ますますこの『4月の君、スピカ。』という作品が、広まっていけたらいいなと強く感じました」と話した。

【写真】映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶 (井桁弘恵)

大谷監督は、「ストーリーは決して複雑な話ではないんですけども、高校生の三角関係という、友情か恋愛かで揺れ動く、本当に微妙で繊細で複雑な気持ちというのをこの4人の若い役者さんたちが、体当たりでやってくれたというのがありまして。本当に微妙な間だったりとか、芝居の掛け合いだったりとか、自分の役だけでなく、相手の芝居のセリフも覚えるくらいの気でやってほしいと話したら、大樹くんと仁くんは現場でセリフを入れ替えて遊んでいるということをやっていて、’やるな’と思ったりして。人のセリフも頭に入っている勢いで、お互いの芝居をやり合いながらやっていたというところもあって、みんなで一緒になって作りましたね」と話した。

【写真】映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶 (福原遥、佐藤大樹、鈴木仁、井桁弘恵、大谷健太郎監督)

恋と友情はどちらを優先するのか…?

MCが「登場人物と同じように、みなさんが親友と同じ人を好きになってしまったら、どう対応しますか?」と問いかけると、真っ先に佐藤は「僕は譲りますね。僕は友情を大切にしたいタイプ。別に好感度上げるとかではなくて(笑)」と回答。

【写真】映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶 (福原遥、佐藤大樹、鈴木仁)

鈴木が、「もし相手も大樹くんのことが好きだったらどうしますか?」と聞くと、「それでも譲るな。やっぱ、LDHは男の絆を大事にするので」と答え、会場からは驚きの声と落胆の声が多く上がった。

【写真】映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶 (福原遥、佐藤大樹、鈴木仁)

福原は、「私だったら、ちゃんとその親友とお話ししますね。私も好きなんだっていう思いを伝えて、お互い正々堂々とじゃないですか」と答えると、会場では賛成派の方が多かった。

【写真】映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶 (福原遥)

井桁は「好きになった方の意思を尊重しますかね。その人の結果的な気持ち次第じゃないですか。それが親友のほうだったらしょうがないですし、気持ちの問題だからそっちを大事にしちゃうかなって思います」と話した。

【写真】映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶 (井桁弘恵)

鈴木は「ライバルいたとしても関係ない。恋愛は個人間の問題だと思っているので、あんまり友達がその子のことを好きだと言っても自分は言わないですし。他の男性がいてもそっちはそっち、こっちはこっちでやって。それで関係が崩れたとしたら、そのくらいの仲だったんだなって」と話し、会場からはたくさんの拍手が起こった。

【写真】映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶 (鈴木仁)

大谷監督は「高校は振られたことがなくて、今回の映画でも高校生が振られるのが楽しかった。振られるシーンにすごく神経注いで演出したんですよ。恋愛映画って結ばれるシーンなんですけど、実は振られるシーンが面白くって。ただ、女の人は魅力的な人はいっぱいいて、振られたら次の人ってなるけど、男の友達は少なくて、友達って大事だなって。親友って呼べる人は一生に何人かだけど、好きになる女の子は別に10人くらいいたって」と話した。

キャスト4人が話題の“つまクル”を実演!より魅力的なのは?!

原作3巻の表紙がきっかけで話題となった“つまクル”を福原と井桁、佐藤と鈴木のペアで実演披露!2組の“つまクル”を大谷監督が見て「より魅力的な“つまクル”ペア」を発表!

【写真】映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶 ()

「2019年流行語大賞、最有力候補と言わている、つまクルですよね?」と真剣な眼差しでMCに問いかけた佐藤。「つまクル」とは『4月の君、スピカ。』の原作漫画の3巻で表紙で、泰陽が星の髪を持ち、匂いをかいでいるような仕草だったが、やっている内に「髪をつまんで、クル。つまクルだね!」という会話から、2014年に流行った壁ドンのようなワードが欲しいとなり、つまクルが誕生したと明かした。「つまクル」をより広めるために、キャストによる実践講座が行われた。

福原&井桁ペアは、泰陽役を福原、星役を井桁が演じた。福原は「弘恵ちゃん、好きだよ!」と微笑みながら告白をし、「つまクル」を披露した。会場からは「可愛い」との声が上がったが、福原は「すごい罰ゲームみたいな」とこぼした。

【写真】映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶 (福原遥&井桁弘恵「つまクル」)

佐藤&鈴木ペアは、泰陽役を佐藤、星役を鈴木が演じた。佐藤は「1つだけ聞いていい?鈴木仁が、初めて好きになったのって俺だよね?良かった。僕は、鈴木仁の一番星になれたから。つまクル」と告白、“つまクル”を披露した。

【写真】映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶 (佐藤大樹&鈴木仁「つまクル」)

大谷監督は2組の“つまクル”を見て、「すごく面白かった。ちょっと辛口になるけど、好きだよって言っているのが本心ではないな。好きだよと言われるより、焼肉おごってとか言ったほうが実効性がある感じがする。撮影中にも佐藤と鈴木は、セリフを入れ替えて遊んでいましたが、久しぶりに見ていいなと思った。続編は、多分2人が結ばれてしまうのではないかな」とコメントをすると、佐藤は「『8月の僕、アークトゥルス。』だな、これは」とすかさずツッコミを入れた。

【写真】映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶 (福原遥、佐藤大樹、鈴木仁、井桁弘恵、大谷健太郎監督)

最終的な勝敗は、男子チームとなった。佐藤は「当たり前の結果です。仁とやると聞いた時からずっと考えていた」と話した。一方、鈴木は「何もしてないですよね。大丈夫ですか?俺が勝ったというか、大樹くんが勝ったという感じですよね」と不完全燃焼のようであった。

また、4月1日のエープリルフールに「つまクルグッズをプレゼントしよう」と公式Twitterにてツイートしたところ大好評だったため、つまクルが自主練習できるオリジナルグッズが開発された。キャストもこの場で初めて見て、「衝撃的。中国人のエクステのよう。不気味」と口を揃えてコメントした。このグッズさえあれば、どこでもつまクル練習ができるが、佐藤は「電車乗って1人でこれつまんでたら。ヤバイやつですよ」とコメントした。

【写真】映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶 (福原遥&佐藤大樹)

また、“つまクル”の自主練習ができるオリジナルグッズを公式Twitterをフォロー&リツイートした方の中から抽選で5名にプレゼントされる。

主演・福原遥&佐藤大樹からメッセージ

舞台挨拶の最後に主演の2人から観客へメッセージが贈られた。

佐藤は「僕らは本当にこの日を待ちに待っていましたし、今しか撮れないリアルな青春ムービーができたと思います。観終わった後に、大切な人を思ったり、恋をしたくなる素敵な映画だと思います。自分たちは大谷健太郎マジックによって芝居の良い部分を引き出してもらったので、間とか目の表情とか、一度ではわからないことがたくさんあるので、二度三度そして大切な人と観ていただけたらな嬉しいなと思います」とコメント。

【写真】映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶 (佐藤大樹)

福原は、「無事こうして初日を迎えられて本当に嬉しいです。この作品は、女子高生ならではの心の揺れだったり、繊細な思いを本当に細かく移しだしている作品だなと思うので、みなさんもぜひこれを観て、大切な人にちゃんと思いを伝えなきゃと思ったり、恋がしたいと思っていただけるような作品になればなと思います。そして、1回ではなくたくさん観ていただきたいので、お友達だったり、家族だったり色々な人に教えてみてください。今日は本当にありがとうございました」と締めくくった。

【写真】映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶 (福原遥)

[スチール撮影: Cinema Art Online UK / 記者: 石井 紗良]

 

イベント情報

<映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶>

■開催日: 2019年4月5日(金)
■会場: 新宿ピカデリー スクリーン1
■登壇者: 福原遥(早乙女星役)、佐藤大樹(宇田川泰陽役)、鈴木仁(大高深月役)、井桁弘恵(天川咲役)、大谷健太郎監督
■MC: 伊藤さとり

【写真】映画『4月の君、スピカ。』公開初日舞台挨拶 (福原遥、佐藤大樹、鈴木仁、井桁弘恵、大谷健太郎監督)

映画『4月の君、スピカ。』予告篇

映画作品情報

【画像】映画『4月の君、スピカ。』ポスタービジュアル

《ストーリー》

地味で暗いと言われ続けて17年。東京から長野の高校へ、リセットするはずの転校初日、うっかり空気読めない発言で失敗デビューをしてしまった運の悪い早乙女星さおとめせい。クラスメートにいじられ、勉強もついていけず、明るいはずの新生活がすっかりお先真っ暗と落ち込んでいた矢先、ちょっぴり意地悪で強引な学年トップの秀才・宇田川泰陽うだがわたいようと、天文好きで無口な好青年・大高深月おおたかみづきに出会う。「早乙女星…乙女座の星・スピカと同じ名前だ」と、深月の静かに熱く語る姿に、星は初めての恋に落ちる。そんな気持ちになど全く気づかない深月は、星を泰陽と部員二人の天文部に誘う。どうせ不純な動機の入部だと反対していた泰陽だが、ケンカしながらも何かと目が離せない星への恋を自覚していく。

【画像】映画『4月の君、スピカ。』メインカット

そして2人の様子を深月はそっと見つめる。お互いの気持ちが見え隠れしながらも楽しい3人の部活生活がずっと続くと思っていた、そんな時、泰陽の元カノ・天川咲あまかわさきが転校してくる。突然星への想いにブレーキをかける泰陽。それには、深月も関わるとある過去の出来事が関わっていた…。

春の夜空に輝く大三角形のように想い合う引力で身動きが取れない、もどかしくて切ない天体観測ロマンチック・ラブストーリー。

<スタッフ>

原作: 杉山美和子(小学館「Sho-Comi」連載)
監督: 大谷健太郎
脚本: 池田奈津子
音楽: 吉俣 良
企画・プロデュース: 高石明彦
製作: 「4月の君、スピカ」製作委員会 
配給: イオンエンターテイメント
配給協力: プレシディオ
宣伝: 凸版印刷

<キャスト>

福原 遥
佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS from EXILE TRIBE)
鈴木 仁
井桁弘恵
夏目かな
南山あずさ
大原優乃
大谷亮平(友情出演)
酒井美紀(友情出演)
 
© 2019杉山美和子・小学館/「4月の君、スピカ」製作委員会
 
2019年4月5日(金)
新宿ピカデリー、イオンシネマ他 全国劇場公開!
 
映画公式サイト
 
公式Twitter: @kimispi_movie
公式Instagram: @kimispi_movie

この記事の著者

さらライター/レポーター

シネマティーンズオンライン所属の現役高校生。
小さいころから映画が好きで、いつか自分が映画の良さを発信していきたいと思い、ライターとしての活動を開始。邦画を中心に注目しています。
特に好きな映画ジャンルはドラマや青春映画。

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