映画『純平、考え直せ』完成披露上映会舞台挨拶
野村周平、サングラスでの登場に歓喜する観客!
野村が語る噛めば噛むほど美味しくなる作品とは!?
直木賞作家・奥田英朗による人気小説を実写映画化した『純平、考え直せ』の完成披露上映会が8月28日(火)にユナイテッドシネマ・アクアシティお台場で開催され、“男” 純平を演じた主演・野村周平をはじめ、ヒロイン・柳ゆり菜、佐野岳、佐藤祐基、藤原季節ら豪華キャスト陣、更にメガホンをとった森岡利行監督が登壇した。
《イベントレポート》
「純平〜!!!!」という観客の掛け声で、野村周平、柳ゆり菜、佐野岳、佐藤佑基、藤原季節、森岡利行監督が満席の客席後方より登場!キャストの登場に大喜びの観客達とハイタッチをしながら客席通路を歩き、映画のロケ地となった新宿歌舞伎町が投影されたスクリーン直下の舞台に登壇した。主演の野村は黒いサングラスをかけたまま舞台へ上がった。
会場の観客に向けたMCからの「会えて嬉しいですかー!?」という問いかけには皆が笑顔で「嬉しいー!」と大きな声で返した。
主演の野村は挨拶を求められると、「昨日は雷が酷かったですね。浸水した所もあったようで。今日もそんな日になるかもしれないので気をつけて帰ってください」と観客の心配をした後、これから作品を観るという観客に向けて「ネタバレがないようにしますが、もしネタバレしてしまった際は暖かく見守ってください。もうそろそろサングラスは外すのでもう少し待ってください」と笑いを誘った。
MCが観客に対して「今日の野村さんの姿はいかがですか?」と問うと「カッコイイ!」という声が会場に響いたが、野村は「さっきからSPだとか色々言われてるんですけどこの人達なんか凄い失礼ですよね。そういうところどう思う?」と柳に投げかけた。
柳は「でもさっきまで半ズボンで、流石にそれは無いねって話して長ズボンを履かせました(笑)」と舞台挨拶前の野村の様子を明かし、それに対して謝る野村と仲の良さそうな様子を見せた。
撮影から2年経っている!?
柳が「この作品の撮影から2年経っているんです」と明かすと会場からは驚きの声が多く上がった。
「やっと皆さんに観てもらえると思うと少し感動しています。この作品に出会えて本当に私は幸せで感謝の気持ちでいっぱいです」と語った。
佐野は「言いたいことはいっぱいあるんですけど、上映前という事なので本編観たら面白くなる様なことを話していけたらなと思います」と挨拶した。
野村が映画について「これだけ男臭い役をやったのは初めてでしたね。撮影から2年経っているので本当に公開されるのかなと思っていました。撮影は2週間くらいでちゃちゃっと撮りました」と語ると、周りの登壇者から「言い方が悪い」とツッコミを入れられた。
お互いの印象について
柳は野村の印象について「いやもう、めちゃくちゃですよね(笑)。でも、純平に通じる魅力が沢山詰まった方だと思います。芯が通っててしっかり自分のスタイルを持ってる所は魅力的だなと思います」と語った。野村は柳に対して「覚悟が凄いというか、芯を1本通して女優業をやられてる方だと思いました」と話した。
佐野は自分の役柄を「ゲイのような男の子のような役です。作品の中の妖精さんなんじゃないかと思いました」と不思議な言い方で紹介した。
佐藤は「そのまんま先輩を演じました。凄く良い環境だったし、楽しかったです」と話し、藤原は野村のことを「炎上がここまで似合う俳優はいない」と冗談交じりに語った。
森岡監督は「リアルに若い人達の生活が見られて楽しかった。僕はローマの休日という映画が好きなんですが、僕なりのローマの休日になったのではないかと思います。観たら全然違うかもしれないですが(笑)。髪の毛も切るし、バイクにも乗るし、青春ならではの壁ドンや床ドンもあるのでぜひ楽しんでください」とコメントした。
思い出のシーンは?
MCが野村に「柳との撮影で覚えてることはありますか?」と問いかけると、「バイクに乗るシーンが楽しかったです。楽しかったよね?」と柳に繋ぐと、柳は「楽しかった。運転がお上手なので安心して乗れました」と言い、会場から拍手が起こった。そして、2人だけでバイクに乗ってる時に一般の方から見られて心配されたエピソードも明かした。この話に対して野村は「顔に傷つけた男が女を連れ去っていて、それが野村周平だったら事件ですよね!?」と興奮ぎみに語った。
舞台挨拶の最後に登壇者を代表して、主演の野村から「ふざけた舞台挨拶になってしまいましたが、作っている作品は本当に良い作品です。『純平、考え直せ』じゃないですけど、みなさんも考え直させられる作品になっています。1度じゃなくて、2回、3回というように、うーん、噛めば噛むほど美味しくなるやつあるじゃないですか?イカみたいな。まあ、何回でも観てくださいということです。(純平は)あまり現代にはいない男だと思うので、そうゆう所を観て感心して頂けたらなと思います。ありがとうございました」と挨拶があった。
監督の森岡が「主演の2人が本当に体を張って魂を込めて演じています。がむしゃらな姿が美しくてカッコイイ映画になっています。今まで何本か映画をとっていますが、これが一番ヒットすると思います。みなさん応援よろしくお願いします」と自慢げに語り、イベントは終了した。
[スチール撮影: Cinema Art Online UK / 記者: 清水 彩帆]
イベント情報<映画『純平、考え直せ』東京完成披露上映会舞台挨拶> ■開催日: 2018年8月28日(火) |
映画『純平、考え直せ』予告篇
https://youtu.be/6VHjqE8qubw
映画作品情報
《ストーリー》新宿・歌舞伎町のチンピラ、坂本純平(野村周平)21歳。いつか〝一人前の男〟になることを夢見ながら、組の雑用に追われる日々だ。そんな純平、ある日、対立する組の幹部の命を獲ってこいと命じられる。「これで一人前の男になれる」と気負い立つ純平は、偶然出会ったOLの加奈(柳ゆり菜)と一夜を共にし、つい〝鉄砲玉〟になることを洩らしてしまう。手元には拳銃一丁と数十万円の支度金。退屈を持て余していた加奈は、時代錯誤な純平の情熱に呆れながらも不思議な胸の高鳴りを覚え、決行までの三日間、純平と行動を共にすることに。新宿を見降ろすホテルに泊まり、大好物の焼肉をたらふく食べ、思い切り笑い、そして孤独と不安を慰め合ううちに、ふたりは惹かれ合っていく…。「鉄砲玉なんかやめて、一緒に逃げようか」と言う加奈に、「男が一度決めたことだから」と純平は聞く耳を持たない。そこで加奈はSNSに相談。すると、忠告や冷やかし、無責任な声援がネット上に飛び交い出した! 加奈の想いと、ネット住人たちとの交流が、純平の決意を揺るがし始めるが、決行の日は迫り――さぁ、どうする、純平! |
主題歌: the pillows「眩しい闇のメロディー」(DELICIOUS LABEL)
監督: 森岡利行
脚本: 角田ルミ、木村暉、吉川菜美
プロデューサー: 梅川治男
製作: キングレコード、アークエンタテインメント
製作プロダクション: ステューディオスリー
配給: アークエンタテインメント
新宿シネマカリテ、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開!