チーム“まほろば”サンクスデーイベント
吉永小百合、松坂桃李、広瀬すず、西田敏行 チーム“まほろば”最後の集結!
西田が映画応援歌をサプライズ披露🎤
「在宅医療」に携わる医師、患者、その家族を通して、“いのち”に正面から向き合い、生きる力を照らし出す、心を揺さぶる感動作『いのちの停車場』が5月21日(金)より一部地域を除き公開。東京都、大阪府での映画館の休業がある中、公開初週末の新作映画興行収入・観客動員数で堂々の初登場1位を獲得し、6月1日(火)からは47都道府県すべての地域で公開となり、大ヒット上映中。
6月30日(水)、映画を応援し、観ていただいた全てのみなさまに感謝を伝える<チーム“まほろば”サンクスデーイベント>を新宿バルト9で開催!上映後の舞台に主演の吉永小百合、松坂桃李、広瀬すず、西田敏行、原作者の南杏子、そしてメガホンを取った成島出監督が登壇した。
イベントの冒頭、観客へのサプライズとして西田敏行が映画応援歌「いのちの停車場」を独唱!その朗々と力強い歌声で会場を魅了した。
会場に割れんばかりの拍手が響く中、吉永はじめキャスト、スタッフが登場。西田は歌唱の感想を聞かれると「今日人前で歌うのが初めてで、実はレコーディング以来なんです。とても緊張して、呼吸困難になりかけました(笑)。皆さんのマスク越しに、目が輝いていてとても嬉しく思いました。みなさまいのち輝かせて、本日ご来場いただきありがとうございました」とコメント。
吉永は「どうしても皆さんの前で歌っていただきたくて、本日の会を開催していただいたんです。ありがとうございます!録音は聞かせていただいていたのですが、生で聞くことができてよかったです」と大絶賛し、イベントがスタートした。
最初の挨拶で、吉永は「緊急事態宣言で、映画館が閉ざされてしまって、一体いつみなさまに観ていただけるかと不安な日々を過ごしました。6月1日からは東京でも観ていただくことできました。皆さんも映画館に行くのがちょっと不安だなと思っていた方もいたはず。そんな中、先日私と同世代の方からお手紙をいただきました。ワクチンを2回接種して、2週間置いたら、すぐに映画館に駆けつけました。と。本当に嬉しかったです。もしかしたら本日初めてご覧になる方もいらっしゃると思いますが、ゆっくりと映画を楽しんでください」と改めて本作をお客様にお届けできたことへの感謝の気持ちを伝えた。
松坂からは「今までは、マスコミの方のみや1席空け、人数制限をしてのイベントでした。緊急事態宣言が空け、今日は満席の状態で皆さんにお会いできることを本当に嬉しく思います。何よりこの作品をたくさんの方に観ていただけている方こそ、こうして皆さんにお会いできています。本当に嬉しい限りです」と感動を伝えた。
広瀬も「このぎゅうぎゅうな客席を見るのが久しぶりです。とても幸せな景色ですね。今まで観ていただいたみなさまにも感謝しております。宣言が開けて、さらに多くの人に届いて行って欲しいです」と思いを伝えた。
西田「東京はまた感染者も増えていっていて、先が見えない状態ではあります。けどめげずに一人一人がワクチン接種していただいたり、感染予防をしたりして皆さん前向きに1歩ずつ前に進んでいっているこの時期に『いのちの停車場』を公開すること意味を感じています。そして主演の吉永小百合さんが映画文化にかける情熱、映画俳優としての矜持を持って堂々と皆さんの前で公開できることの喜びを改めて感じます。日本映画を支えている吉永さんに敬意と感謝を申し上げます」と今まで本作と走り続けた吉永へ感謝の気持ちを伝えた。
本日は、事前にSNSで募集していたお客様からの質問に答えるコーナーも。「撮影で印象に残っていること」を聞かれると、西田からは「まほろばに初めて吉永さんが尋ねてきたときのすずちゃんの堂々としたお芝居が素晴らしかった。僕が昔、吉永さんのスクリーンを観て感じた感動をすずちゃんから感じました。あ!この子、吉永小百合を食いにかかってるな!(笑)。すごい女優だなと感じました」と大絶賛。吉永からも「堂々として、シャキッとしていて本当に素敵でした」と名優二人から絶賛された。
2つ目の質問は「悩みながらも未来に向かってすすんでいくまほろばチームに励まされました。皆さんは悩んだときのどうやって乗り越えますか?」という質問に、松坂は「悩みに悩んで、壁を見て悩んで、また落ち込んで。地に着くまで一度落ち込んじゃうんです。そんな中で、ちょっとした開き直りをすると、自分の中で見えてくるものがあって。壁を乗り越えたり、壁をぐるっと回ってみたりします」と意外な乗り越え方を披露した。
そんな松坂とは真逆で、広瀬は「一旦寝ます(笑)。考えてみたり努力はするけど、実際にやってみてわかることもあるし、きっと時間が解決してくれることも笑。なので一旦寝ます」ととても前向きな回答をし、まるで映画の中で悩んでもがいて進んでいく松坂演じる野呂と明るく振る舞いながらも現実に向き合っていく麻世を感じさせる回答が飛び出した。
最後の質問は、医療関係の仕事につこうと思っている学生からの質問で、「医療従事者にとって大切なこと」を聞かれると、吉永は「在宅医をこの映画で演じさせてもらって、患者さんに心を寄り添わせることの大切さを学びました。こちらの目を見て話せくださる先生とお話しするとこちらも嬉しいですよね。そんな先生が素敵ですし、なりたいなと思って演じました」と自身の体験、そして本作を通じて感じたことを回答。
現在も医療に関わる原作者の南は「患者への尊敬の気持ちが一番大事だと思います。いろんな人生を生きた方の最後をお支えする。少しでも心地いいように尊厳を持った姿で、生き切っていただくために支える気持ちだと思います」と自身が医療、そして患者の命を通して感じたことを伝えた。
さらに、駆けつけてくれたお客様全員への感謝をこめ、プレゼント抽選会を実施。なんと全員へ、映画グッズが当たる豪華な抽選会に会場も盛り上がった。
イベントの最後には、吉永から「チームまほろばで会うのは今日が多分最後で、ちょっとセンチメンタルです。本当に楽しかったです。映画はこれからも上映すると偉い方が言ってました(笑)。皆さん、ワクチンを接種していただき、まだまだたくさんの方に観ていただきたいです」と冗談を交えながらも作品をアピールをした。
成島監督からは「満席の劇場を見て、改めて映画が戻ってきたと感無量です。コロナ禍でハンデを負った中での制作、そして公開。まだまだ生き延びていきたいです。ぜひ皆さんにさらに広めて欲しいです。映画館も元に戻ってきて、これでようやくスタートに立てました。皆さんの応援がこれからも必要です。最後までよろしくお願いいたします」と作品に込めた熱い思いを伝えられた。
[スチール撮影&取材: Cinema Art Online UK]
フォトギャラリー📸
イベント情報
映画『いのちの停車場』チーム“まほろば”サンクスデーイベント
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映画『いのちの停車場』予告篇🎞
映画作品情報
《ストーリー》東京の救命救急センターで働いていた、医師・白石咲和子(吉永小百合)は、ある事件の責任をとって退職し、実家の金沢に帰郷する。 これまでひたむきに仕事に取り組んできた咲和子にとっては人生の分岐点。久々に再会した父(田中泯)と暮らし、触れあいながら「まほろば診療所」で在宅医として再出発をする。 「まほろば」で出会った院長の仙川徹(西田敏行)はいつも陽気な人柄で患者たちから慕われており、訪問看護師の星野麻世(広瀬すず)は、亡くなった姉の子を育てながら、自分を救ってくれた仙川の元下で働いている。 ふたりは、近隣に住むたった5名の患者を中心に、患者の生き方を尊重する治療を行っており、これまで「命を救う」現場で戦ってきた咲和子は考え方の違いに困惑する。 そこへ東京から咲和子を追いかけてきた医大卒業生の野呂聖二(松坂桃李)も加わり「まほろば」のメンバーに。野呂は医師になるか悩んでおり、そして麻世もまた、あるトラウマに苦しんでいた。 様々な事情から在宅医療を選択し、治療が困難な患者たちと出会っていく中で、咲和子は「まほろば」の一員として、その人らしい生き方を、患者やその家族とともに考えるようになってゆく。 野呂や麻世も「まほろば」を通じて自分の夢や希望を見つけ、歩みはじめた。生きる力を照らし出す「まほろば」で自分の居場所を見つけた咲和子。その時、父が病に倒れ・・・。父はどうすることもできない痛みに苦しみ、あることを咲和子に頼もうとしていた—。 |