
第78回カンヌ国際映画祭 ラ・シネフ部門
映画『ジンジャー・ボーイ』がTroisième Prixに入賞!
田中未来監督「観た人が人との関わりを見つめ直すような映画を作り続けていきたい」
開催中の第78回カンヌ国際映画祭のラ・シネフフ(La Cinef)部門で、正式出品された田中未来監督(ENBUゼミナール)の映画『ジンジャー・ボーイ』(英題:Ginger Boy)がTroisième Prix(第3位)に入賞を果たした。
ラ・シネフフ(La Cinef)は、カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクションで、世界中の映画学校の学生たちが制作した短編および中編のフィクション、アニメーション、ドキュメンタリー作品を対象としたコンペティション部門。今年は、世界中の646校の映画学校から2679本のエントリーがあり、選出された16本のノミネート作品が公式上映された。
Premier Prix(第1位)には韓国(韓国映画アカデミー/KAFA)のホ・ガヨン監督による『First Summer』、Deuxième Prix(第2位)には中国(北京電影学院)のク・ジジョン監督による『12 Moments Before The Flag-Raising Ceremony』、『ジンジャー・ボーイ』と同じくTroisième Prix(第3位)にエストニア(エストニア芸術アカデミー/EKA)のナタリア・ミルゾヤン監督による『Winter In March』が入賞している。
田中未来監督 コメントこの度、ラ・シネフで3位を受賞させていただき、夢のように感じます。 世界中から素晴らしい作品が集まりっている中で、自分の作品がこのような評価をいただいたことを光栄に思います。この作品に出演していただいた俳優部、技術スタッフの皆さんが力を貸してくださった故の賞だと思っております。 人が誰しも感じたことのあるような普遍的なメッセージを脚本に込め、観た人が人との関わりを見つめ直すような映画を作り続けていきたいです。 |
『ジンジャー・ボーイ』は、ENBUゼミナールの卒業制作として制作され、第25回TAMA NEW WAVE、MOOSIC LAB 2025などでセレクト上映されて注目された。
国内では、MOOSIC LAB 2025 地方上映のラインナップの1本として5月31日(土)、6月2日(月)、6月5日(木)に大阪シアターセブン、6月1日(日)、6月9日(月)に名古屋シネマスコーレ、6月28日(土)に松本CINEMAセレクトで上映される。また、来春には東京都内の劇場で田中未来監督の特集上映も予定されている。
映画『ジンジャー・ボーイ』予告篇🎞
映画作品情報
《ストーリー》地方銀行の営業マンとして働く岸田。東京の本社で欠員が出たため、急遽東京への異動が決まる。 急な話だったため、東京でフリーターをしている高校時代からの友人、倉のもとに一時的に世話になることに。一人でいることが好きな岸田は、次第に倉との忙しない共同生活に疲弊していく…。 |