㊗公開記念トークショー
髙嶋政宏×ヴィヴィアン佐藤が降臨!
インモラルな扉が今、全開に︕コロナ禍の閉塞感を吹き⾶ばす!!
研ぎ澄まされた映像で、⽣と死の狭間で⽣きる2⼈の極限の愛を描き出し、第72回カンヌ国際映画祭の監督週間で上映され注⽬を浴びると、世界各国の映画祭での受賞、製作国フィンランドのアカデミー賞にあたるユッシ賞での主演男優賞他6部⾨受賞など高い評価を受けたフィンランド映画『ブレスレス』(原題:DOGS DONʼT WEAR PANTS)が日本に上陸!12月11日(金)に公開された。
公開を記念したトークショーが12⽉12⽇(土)にヒューマントラストシネマ渋⾕で⾏われ、“変態紳⼠”こと俳優の髙嶋政宏とドラァグクイーンのヴィヴィアン佐藤が登壇!インモラルトークが展開された。
妻を不慮の事故で失い、死んだように毎⽇を送っている外科医のユハ。救いを求めたのは、ふと迷い込んだSMクラブだった。そこでユハは若きSMの⼥王モナとの窒息プレイで、亡き妻と再会する…。
著書「変態紳⼠」(文友舎)でSMへの深い造詣を披露し、現在緊縛初級コースを受講中という髙嶋は「これぞフェティッシュ映画︕演出と芝居が実に緻密。SMルームでいきなりプレイが始まるけれど、それがリアルで⾃然」と⼤絶賛で「出演者でもないのにこうやってトークイベントをさせていただけるのは光栄です」と喜⾊満⾯。新型コロナウイルスは変態界にも打撃を与えているようで「⾃由にSMプレイができない中で、僕はこの映画に救われた。すぐに歌舞伎町の仲間に観るように連絡する︕」と応援団を買って出ていた。
粘液好きという髙嶋⾃⾝は、新宿歌舞伎町にあるSMバーでマミープレイにハマっているという。「業務⽤のサランラップで⼝が開けない状態で顔をグルグル巻きにしてもらって舐め上げてもらうのがいい。その店にはマイ・サランラップがキープしてあります。コロナになる前だったら⼊店10分でグルグル巻きでした」と具体的な内容を嬉々として解説。
コロナ禍で⽇常⽣活でもマスクを着⽤する⽇々が続くが「マスクをしながら緊縛されている⼥性の喘ぎ声がくぐもって聞こえたとき、マスクっていいなぁと思った」とマスクの新たな可能性を発⾒。好きな緊縛の話題になると「椅⼦に座っている⽬線の⾼さで⼥性を胸縛りしてブラブラさせるのが好き」と明かした。
髙嶋⽈くフェチズムとは「この映画と⼀緒です。気に⼊るか気に⼊らないか。興奮するか興奮しないか。フェチとはそういうもの」と凛々しく断⾔していた。
本作での好きなシーンについては「冒頭のユハの奥さんが⽔死するシーンが好き。⽔の映像も綺麗だし、冷たいトーンもいい感じ」とヴィヴィアン。
⼀⽅の髙嶋は「モナがユハの⻭を抜くところが好き。抜いている場⾯での⾜だけが震えるリアルな感じもいい。その後にユハを⾒下すかのようなモナの顔…あのような顔は歌舞伎町でもよく⾒ます。侮蔑と興奮の⼊り混じる顔」と経験者ならではの視点で評論。そんなSMの⼥王モナを演じたクリスタ・コソネンについては「この役柄に難⾊を⽰していたとは思えないくらい最⾼」と賛辞を送り「僕は抜⻭されるのは嫌だけれど、あんなことをされている姿には興奮する」と最後まで⾃らの欲望に正直だった。
イベント情報
映画『ブレスレス』公開記念トークショー■開催日: 2020年12月12日(土) |
映画『ブレスレス』予告篇
映画作品情報
《ストーリー》不慮の事故により突然妻を失った外科医のユハ。彼は、妻を救えなかったという⾃責の念から、毎⽇を無気⼒で死んだように過ごして |
2020年ユッシ賞 主演男優賞他6部⾨受賞
邦題: ブレスレス